オペラといえば、イタリア語。
ドイツ語でオペラをするのが難しいと昔言われたらしいが、日本語でオペラをするほうが、よっぽど難しい気がする。英語の歌詞を日本語に翻訳して、メロディーに合うようにするのだって、難しいのに(英語などだったら、1つの音で1単語だけど、日本語だと、そういうわけにはいかないからなぁ・・・)。
そんなわけで、その昔(多分小学生の頃)、日本語のオペラを聴いて「なんじゃらほい」と感じたキャベツ。
久々に、オペラというものを聴いてきた。
東京オペラシティ コンサートホール開館10周年記念
オペラシティ・ガラ
【出演】
岩村力(Cond)、幸田浩子(Sop)→○、林美智子(Mez)☆、宮本益光(Bar)◇、池辺晋一郎(ナビゲーター)、東京フィルハーモニー交響楽団
【曲目】
モーツァルト:《皇帝ティートの慈悲》より セストのアリア「私は行くが、君は平和に」 ○
モーツァルト:コンサート・アリア《神よ、あなたにお伝えできれば!》K.418 ☆
ドリーブ(加藤昌則編曲):カディスの娘たち ○
デラックァ:ヴィラネル ☆
R.シュトラウス:《ばらの騎士》より ゾフィーとオクタヴィアンの二重唱(第2~3幕) ○☆
「光栄にも この私が大役を仰せつかり」~「君だけを感じている」
加藤昌則:刻(とき)の里標石(マイルストーン) ◇ (2006)
1.プレリュード ←新古今和歌集
2.歓(よろこ)びの児(こ) ←英語(ちょ~~っとだけ古い英語?)
3.恋する彼女(ひと)は・・・ ←多分、イタリア語
4.うたつてゐてあげよう ←(立原道造の詩から)
5.満たされた秋 ←今度は、ドイツ語
6.じゃあね ←最後は、谷川俊太郎
・・・休憩時間…ホールを出たすぐ横の軽食の案内に、こう書かれてあった。
「アイスクリーム」¥500。
何の気はなしに見ていたら、ハーゲンダッツのミニカップがお皿に乗っかっていた・・・
レハール:《メリー・ウィドウ》より
導入曲
ダニロ登場の歌「おお祖国よ」 ◇
ハンナとダニロの二重唱「ときめく心に唇は黙し」 ☆◇
ロッシーニ:《セビーリャの理髪師》より
ロジーナのアリア「ほんの少し前、ひとつの声が」(今の歌声は) ○
ロジーナとフィガロの二重唱「じゃあ、それは私?」 ○◇
J.シュトラウスⅡ:《こうもり》より
アデーレのアリア「公爵様、あなたのようなお方は」 ☆
シャンパンの歌 ○☆◇
~アンコール~
武満徹(加藤昌則 編曲):小さな空
ガラは、お祭りとか祝祭という意味。
ナビの池辺さんが「『ガラ』が一つでよかった」と親父ギャクを言っていたが、実際のところ、席は埋め尽くされていた。安めのチケットなのに、東京フィルの演奏を、そして、「バラの騎士」や「セビーリャの理髪師」を聴けるとあって、聴きたがっていた私の分も含めて、友人がチケット購入したときには、空席が少なかったらしい(ありがとさん)。
「刻の里標石」、(約5ヶ国語状態で)よく間違えないよなァ・・・と、トイレに並んでいたときにうしろで話していた方々に同意(ダレがこんな大変そうなのを・・と思ったら、あ、バリトンの同級生の方だったんですね)。
出演者が皆、「B→C(ビー トゥー シー:バッハからコンテンポラリーへ)」という、オペラシティで行われている演奏会に出ていた方々ということもお名前も初めて知ったが、とにかく、表現が豊か!!
同じ人間の声なんだろうかと感じさせられるほどの声量と音域と表現力にも、同じ「ははは」だけでも素晴らしく変化に富んでいることも、歌わない間の表現(マイム?)も、東京フィルの演奏も、出演の仕方も。楽しませていただきました。素敵な時間をありがとう
そして、終わり際、友人はぽつりと言った。
「人のこえってすごいなァ」
本日のひとこと。
私は知った。人が生きている間に
喜び楽しむほか何も良いことがないことを。
また、人がみな、食べたり飲んだりし、すべての労苦の中にしあわせを見いだすこともまた
神の賜物(たまもの) 1)であることを。
私は知った。神のなさることは永遠に変わらないことを。
それに何かをつけ加えることも、それから何かを取り去ることもできない。
神がこのことをされたのだ。人は神を恐れなければならない。
今あることは、すでにあったこと。
これからあることも、すでにあったこと。
神は、すでに追い求められたことを
これからも捜(さが)し求められる。
(旧約聖書・伝道者の書3章12節-15節)
Thank you・・・
【注】
1)賜物:プレゼント。
ドイツ語でオペラをするのが難しいと昔言われたらしいが、日本語でオペラをするほうが、よっぽど難しい気がする。英語の歌詞を日本語に翻訳して、メロディーに合うようにするのだって、難しいのに(英語などだったら、1つの音で1単語だけど、日本語だと、そういうわけにはいかないからなぁ・・・)。
そんなわけで、その昔(多分小学生の頃)、日本語のオペラを聴いて「なんじゃらほい」と感じたキャベツ。
久々に、オペラというものを聴いてきた。
東京オペラシティ コンサートホール開館10周年記念
オペラシティ・ガラ
【出演】
岩村力(Cond)、幸田浩子(Sop)→○、林美智子(Mez)☆、宮本益光(Bar)◇、池辺晋一郎(ナビゲーター)、東京フィルハーモニー交響楽団
【曲目】
モーツァルト:《皇帝ティートの慈悲》より セストのアリア「私は行くが、君は平和に」 ○
モーツァルト:コンサート・アリア《神よ、あなたにお伝えできれば!》K.418 ☆
ドリーブ(加藤昌則編曲):カディスの娘たち ○
デラックァ:ヴィラネル ☆
R.シュトラウス:《ばらの騎士》より ゾフィーとオクタヴィアンの二重唱(第2~3幕) ○☆
「光栄にも この私が大役を仰せつかり」~「君だけを感じている」
加藤昌則:刻(とき)の里標石(マイルストーン) ◇ (2006)
1.プレリュード ←新古今和歌集
2.歓(よろこ)びの児(こ) ←英語(ちょ~~っとだけ古い英語?)
3.恋する彼女(ひと)は・・・ ←多分、イタリア語
4.うたつてゐてあげよう ←(立原道造の詩から)
5.満たされた秋 ←今度は、ドイツ語
6.じゃあね ←最後は、谷川俊太郎
・・・休憩時間…ホールを出たすぐ横の軽食の案内に、こう書かれてあった。
「アイスクリーム」¥500。
何の気はなしに見ていたら、ハーゲンダッツのミニカップがお皿に乗っかっていた・・・
レハール:《メリー・ウィドウ》より
導入曲
ダニロ登場の歌「おお祖国よ」 ◇
ハンナとダニロの二重唱「ときめく心に唇は黙し」 ☆◇
ロッシーニ:《セビーリャの理髪師》より
ロジーナのアリア「ほんの少し前、ひとつの声が」(今の歌声は) ○
ロジーナとフィガロの二重唱「じゃあ、それは私?」 ○◇
J.シュトラウスⅡ:《こうもり》より
アデーレのアリア「公爵様、あなたのようなお方は」 ☆
シャンパンの歌 ○☆◇
~アンコール~
武満徹(加藤昌則 編曲):小さな空
ガラは、お祭りとか祝祭という意味。
ナビの池辺さんが「『ガラ』が一つでよかった」と親父ギャクを言っていたが、実際のところ、席は埋め尽くされていた。安めのチケットなのに、東京フィルの演奏を、そして、「バラの騎士」や「セビーリャの理髪師」を聴けるとあって、聴きたがっていた私の分も含めて、友人がチケット購入したときには、空席が少なかったらしい(ありがとさん)。
「刻の里標石」、(約5ヶ国語状態で)よく間違えないよなァ・・・と、トイレに並んでいたときにうしろで話していた方々に同意(ダレがこんな大変そうなのを・・と思ったら、あ、バリトンの同級生の方だったんですね)。
出演者が皆、「B→C(ビー トゥー シー:バッハからコンテンポラリーへ)」という、オペラシティで行われている演奏会に出ていた方々ということもお名前も初めて知ったが、とにかく、表現が豊か!!
同じ人間の声なんだろうかと感じさせられるほどの声量と音域と表現力にも、同じ「ははは」だけでも素晴らしく変化に富んでいることも、歌わない間の表現(マイム?)も、東京フィルの演奏も、出演の仕方も。楽しませていただきました。素敵な時間をありがとう
そして、終わり際、友人はぽつりと言った。
「人のこえってすごいなァ」
本日のひとこと。
私は知った。人が生きている間に
喜び楽しむほか何も良いことがないことを。
また、人がみな、食べたり飲んだりし、すべての労苦の中にしあわせを見いだすこともまた
神の賜物(たまもの) 1)であることを。
私は知った。神のなさることは永遠に変わらないことを。
それに何かをつけ加えることも、それから何かを取り去ることもできない。
神がこのことをされたのだ。人は神を恐れなければならない。
今あることは、すでにあったこと。
これからあることも、すでにあったこと。
神は、すでに追い求められたことを
これからも捜(さが)し求められる。
(旧約聖書・伝道者の書3章12節-15節)
Thank you・・・
【注】
1)賜物:プレゼント。