さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

Exodus 33:16

2019-01-27 05:47:23 | Sunday 聖書
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“For how then will it be known

that Your people and I have found grace in Your sight,

except You go with us?

So we shall be separate, Your people and I,

from all the people who are upon the face of the earth.”

(Exodus 33:16, NKJV)



 どの情報を信頼するか、で、生き死にが、決まることがある。

 誰を信頼するか、が死活問題となる。

 人と人の間でさえそうであるならば、

「その神様が本物かどうか」は尚更だろう。



*********




 その昔、繁栄していたエジプトで、イスラエル人は、奴隷となり虐げられ、

終日(ひもすがら)労働に明け暮れていた。

イスラエル人の嘆きを聞き入れた神は、その先祖たちとの約束を果たすべく、

預言者モーセを通じて、数々の奇跡を行い、

ついに、イスラエル人たちはエジプトを脱出する(Exodus)。

       *********



 イスラエル人たちは、見た。

 ナイル川が血のように紅く染まったことを。

 紅海が、自分たちの左右に分かれ、自分たちがその中を歩いて渡ったことを。



       *********



 だが、ほんの少し、主(神)がモーセと山の上で話している間に、

「神様が欲しい。神様を作ってくれ」

と、イスラエル人たちは、金で子牛(偶像)を作り、お祭り騒ぎをしてしまった。



 これこそ、恩を仇で返す、とでも言うべきか。




 荒野(さばく)の旅路で、不平不満の多いイスラエル人に優しく忍耐してくださっていた神様も、

 とうとうお怒りになった。

 助け出したイスラエル人を一度滅ぼしてしまおう、とさえ考えた。


       *********



 とはいえ、モーセが懇願するので、思い直したものの、

「もうお前たちと一緒にはいられん!

 こんなことが続き罪を犯すなら、私はお前たちを怒って滅ぼしてしまう!!

と、おっしゃった。(神様でさえ、堪忍袋の緒が切れそうになった。)


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 そのとき、再度、モーセが、こう嘆願した。

「もし、あなたご自身がいっしょにおいでにならないなら、

 私たちをここから上らせないでください。」


「私とあなたの民とが、あなたのお心にかなっていることは、

 いったい何によって知られるのでしょう。

 それは、あなたが私たちといっしょにおいでになって、

 私とあなたの民が、地上のすべての民と区別されることに

 よるのではないでしょうか。」


(旧約聖書・出エジプト記 33章15~16節)



       *********



 神様が一緒にいなくて、せいせいする?

 いやいや、「神様がともにいてくださる」ということはありがたいことだ。

 

 もし、「神がともにいてくださらなければ」、

「神様が恵んでくださらなかったら」、

このイスラエル人たちは生き延びられなかっただろう。

 モーセは、「神様がともにいてくださる」ことの大きさを知っていた。


       *********


 当時のイスラエル人たちと同様、

 私(たち)もまた、間違いを犯しやすく、失敗もする。

 教会の中には、神が「戸の外に立ってたたく」(黙示録3:20)ことも起きる。



 だが、しかし。


「それが真実、凡てを統べる神ならば、

必死に祝福を乞うたり、ともにいてくださるよう嘆願する」

ことは、決して無意味にはならない。


その昔、イスラエル(ヤコブ)がしたように。

モーセが行ったように。



いや、それができるのは、彼がまた、私たちを愛してくださっているからだ。


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