先日、とあるものに触れながら、思ったことは、
「八軒慎吾も、ソロモンも、実際に触れたからこそ、あんなことを言えるんだ」
ということだった。
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もし、慎吾が東大に入らなかったら・・・

(銀の匙3巻 P.52 主人公の兄・八軒慎吾。東大入学後1年でドロップアウトしフリーターへ。
今はロシア人美女と結婚して、1児の父)
こんなセリフは説得力がなかっただろう。
東大に入ったからこそ、「いや~、俺みたいのが入れるんだから、東大とかたいした事 無いッスよ。」と言えるのだ。
~もしそうでなかったら、イソップ童話にある「酸っぱいぶどう」のような、負け惜しみにしか聞こえなかっただろう…。~

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同じように、栄華を極めたソロモンだからこそ、
「なんと、すべてがむなしいことよ」(旧約聖書・伝道者の書2:11)
という言葉に重みがあり、
権力に名声、金と女などを得、人が望むあらゆることを味わい尽くしたソロモンだからこそ、
という言葉の響きが、ただ感傷的なアンニュイなものではないことをひしひしと感じる。
そして、そのソロモンは、こう言っている。

「八軒慎吾も、ソロモンも、実際に触れたからこそ、あんなことを言えるんだ」
ということだった。
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もし、慎吾が東大に入らなかったら・・・

(銀の匙3巻 P.52 主人公の兄・八軒慎吾。東大入学後1年でドロップアウトしフリーターへ。
今はロシア人美女と結婚して、1児の父)
こんなセリフは説得力がなかっただろう。
東大に入ったからこそ、「いや~、俺みたいのが入れるんだから、東大とかたいした事 無いッスよ。」と言えるのだ。
~もしそうでなかったら、イソップ童話にある「酸っぱいぶどう」のような、負け惜しみにしか聞こえなかっただろう…。~

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同じように、栄華を極めたソロモンだからこそ、
「なんと、すべてがむなしいことよ」(旧約聖書・伝道者の書2:11)
という言葉に重みがあり、
権力に名声、金と女などを得、人が望むあらゆることを味わい尽くしたソロモンだからこそ、
「空(くう)の空(くう)。すべては空(くう)。」(伝道者の書 1:2)
という言葉の響きが、ただ感傷的なアンニュイなものではないことをひしひしと感じる。
そして、そのソロモンは、こう言っている。

・・・今日、自分(ジブン)は、どうだろう。
ちなみに、第一義的には「20代程度まで」を指すのかもしれないが、
これからの人生の中で、常に、「今日」が一番若い日、でもある。・・・
ちなみに、第一義的には「20代程度まで」を指すのかもしれないが、
これからの人生の中で、常に、「今日」が一番若い日、でもある。・・・