さすらうキャベツの見聞記

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詩編90篇(文語)

2014-07-04 04:53:38 | Sunday 聖書

主(しゅ)よ なんぢは往古(いにしへ)より

世々(よよ)われらの居所(すみか)にてましませり




山(やま)いまだ生(な)りいでず 

汝(なんぢ)いまだ地と世界とをつくりたまはざりしとき




なんぢ 人を塵(ちり)にかへらしめて宣(のたま)はく

人の子よ なんぢら帰れと



なんぢの目の前には千年(ちとせ)もすでにすぐる昨日のごとく

また夜間(よのま)のひとときにおなじ




なんぢ これらを大水(おほみづ)のごとく 流去(ながれさ)らしめたまふ

かれらは 一夜(ひとよ)の寝(ねむり)のごとく

朝(あした)には えいづる青草(あをくさ)のごとし




朝(あした)には えいでてさかえ 夕(ゆふべ)には かられて枯(か)るるなり




われらは なんぢの怒(いかり)によりて 消(き)えうせ

なんぢのいきどほりによりて 怖(お)ぢまどふ



汝(なんぢ) われらの不義(ふぎ)をみまへに置(お)き

われらの隠(かく)れたるつみを 聖顔(みかほ)のひかりのなかにおきたまへり



われらのもろもろの日は なんぢの怒(いかり)によりて 過去(すぎさ)り

われらがすべての年(とし)のつくるは一息(ひといき)のごとし



われらが年をふる日は七十歳(ななそぢ)にすぎず

あるいは壮(すこや)かにして八十歳(やそぢ)にいたらん

されどその誇(ほこ)るところはただ勤労(きんらう)とかなしみとのみ

その去(さ)りゆくこと速(すみや)かにして

われらもまた飛去(とびさ)れり




誰(たれ)か なんぢの怒(いかり)のちからを知らんや

たれか 汝(なんぢ)をおそるる畏(おそれ)にたくらべて 汝(なんぢ)のいきどほりをしらんや





願(ねが)はくは われらにおのが日(ひ)をかぞふることを をしへて

智慧(ちえ)のこころを得しめたまへ



(旧約聖書・詩編90篇1-12節,文語訳)

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