映画「恋するニュースの作り方」(原題はモーニング・グローリー)の中で、ハリソン・フォードが登場します。
彼が演じるのは、過去に華々しい経歴を持つキャスター、マイク・ポメロイ。
しかしマイクは、傲岸不遜な態度を改めず、受諾した朝の番組「デイ・ブレイク」の制作陣において、浮足立ってしまいます。
彼も様々な葛藤を抱えることが明らかになるのですが、人間はどうしても
過去自分が成し遂げたこと
自分の仕事に誇りを持つこと
から逸脱できないものなのでしょう。
ロナウドがサウジアラビア
ジョゼ・モウリーニョがトルコ
アンドレス・イニエスタがUAE
というように、名手たちが本場欧州を離れ、サッカー人気は絶大であるし、報酬もけた違いだが力量はどうか、という異国に移籍すること。
これは僕らが思う以上に、彼らの心理的負担が非常に大きい気がします。
NBAの選手たちも一時期、中国やトルコに移籍する話が多かったのですが、やはり英語が通じないこともそうですが
バスケットボールのふるさとアメリカ
その母国でプレイてきていない現実
は相当のストレスといえた様子です。
ですから柔軟に対応できる姿勢はすごいと思う半面、むしろ苦戦する方が当然ともいえるのではないでしょうか。