machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

耐震偽装

2006-01-23 | Weblog
検査の書類がとりあえず終わって一安心。

私がこのブログで1月13日に書いた下條議員の生コンクリートの件、民主党のブログで「お詫びして訂正します」と書かれてました。
政治家って知らないことでも、自信満々に話して、人を説得してしまうのだから、すごい。自分に弱みがあっても平気な顔で相手の弱点を攻撃して勝ってしまう。

私達のような凡人は、勝ち組になろうなぞと考えずに正直に、まじめに、前向きに生きてゆくのが良いんじゃないだろうか。目先の勝ち負けばかりに囚われていると、若いときの理想を忘れ、いつの間にか卑しい人格に成り下がっていることに気づく時が来るだろう。

ヒューザーの小嶋なんて、若いときは理想に燃えた評判の立派な青年実業家だったそうじゃないか。成り上がって行くうちに自分を見失ったんだろう。

それにしても、証人喚問の日を阪神大震災の日にしたり、凶悪事件の判決や、ホリエモンの会社の捜査をぶっつけて、世間の目から目立たなくさせようとした奴は誰なんだ。








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検査が近い

2006-01-21 | Weblog
検査が近い。
現場監督はこれが一番プレッシャー。
書類はいつも期限ぎりぎり、
小学校のとき、夏休みの宿題を8月31日に姉に手伝ってもらって出したが、今だ性格は変わらない。

今回は新潟は大雪で工事が遅れている現場が多いので、目立たないかな。
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ODAが内閣主導に

2006-01-17 | Weblog
日本は一兆円近い膨大な税金を、毎年海外援助に使っている。
すばらしいことだと思う。

しかし、その使い道には各方面から批判がある。特に中国に対するもので、援助をしても自国民に知らせない。日本の方針に賛同しない、むしろ反対する。など日本国民の税金を使っていながら日本の国益にならなかった。

このことを改善しなければならないが、動きの鈍い官僚を頼っていたのでは、生き馬の目を抜く国際政治を切り抜けて行くことはできない。軍事力を行使することが出来ないわが国は、政府開発援助(ODA)が戦略的に重要な力となる。
これが、内閣によって柔軟に敏捷に活用できれば軍隊を行使することに同等な働きをすることが出来る。

ただし、日本のODAに問題がないわけではない。
予算の割に担当者が少ないのだ。
アフリカにODAプロジェクトで設計事務所の立場で行っていたとき、アメリカのボランティアの人に聞いた話だが、ユニセフのプロジェクトは日本のプロジェクトに比べて金額あたりの人員数が50倍位いるとのことでした。
欧米人で援助にかかわる人は日本人に比べて圧倒的に多いのです。一番の理由はもちろん言葉の問題です。

日本では技術の高い人が飽和状態です。高い技術を持った人や高い教育を受けた人が、力を発揮しないまま埋もれています。こういう人たちが発展途上国に行ったらどれ程、役に立つかわかりません。
団塊の世代が大量に退職する時代です。その人々がつちかった技術を持って、日本の資金とともに世界に出たら、世界の貧困やさまざまな不幸を克服させてあげられます。

そのためのハードルが言葉の問題です。英語をもう一度習いましょう。スペイン語もやってみましょう。人生もう一花咲かせましょう。
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免許更新

2006-01-15 | Weblog
今日の新聞で建築士も免許の更新制にしようと載っていた。
耐震偽装がきっかけだが、それはそれで良いでしょう。
でも、国がやるのだから公平性をもって、国民の不満がないようにしてもらわないといけないね。

たとえば運転免許、先週5年目の更新をしてきた。
23年前あるビルの裏口でライトバンのハッチを開けっ放しで荷物を運んで、そのままして次の荷物を取りに降りたらレッカー車で引っ張られた後だった。
それ以来無事故無違反ゴールド免許。でも、なんで運転免許に更新なんて必要なの、イギリスやフランスでは一生更新がないそうじゃないですか。

運転免許の更新が必要なのは人命にかかわるから?
じゃ、なぜ医師免許に一生更新がないの?
他人の命にかかわる確率は、車の運転免許を持っている人が日本で7000万人、交通事故死が年間7000人。一年間で1万人に1人の運転者が事故死にかかわっている。医師の数は全国で26万人くらい。毎年医師の数以上の人間が死んでいく。屁理屈みたいだけど、医師こそ免許の更新や講習が必要だと思う。先進国では更新と講習がされているそうです。
医師免許の合格率は90%以上、外国と比べて異常に高い合格率。
おかしいんじゃないの?日本じゃ医師会が先代の武見って会長の時代から政治力があったからとか。日本は後進国(発展途上国)ってことかな。
運転免許みたいに、免停や反則金、反則点数、若葉マークや落ち葉マーク?をつけたらどうかな。落ち葉マークの医者って結構いるよね。

建築士には更新はないけど、建築施工管理士は5年で更新なんです。それで一日講習を受けるんだけど、その内容がひどいもので講師は地元の土建会社の役員などがやってるんですよ。高い金を払って一日拘束されるのだから、レベルの高い講習を受けたいとホント思いますね。ただの天下り組織の運営資金にしてもらいたくないね。

更新制度は良いけど、平等で、実効性のあるレベルの高いものにしてもらいたい。





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労働時間について

2006-01-13 | Weblog
会社で社長からの緊急の全社員の集合がかかった。おととい急に就業時間を季節によって変えると通知があった。だから、たぶん労働時間のことだろうと思って事前に調べてみた。そしたら今年の休日が基準に満たないことが分かった。

我が社は一年単位の変形労働時間制ってことで、
(365日/年)÷(7日/週)×(40時間/週)=2085.7時間/年
(2085.7時間/年)/(7.5時間/日)=278日/年
一年間に278日働く、休みは87日。

でも、我が社の今年の休みは85日だ。集会で社長にやんわり数字を示して言ったら、やっぱり怖い役所(労働なんとか)からクレームがついていたそうだ。それで社長は、仕事の効率化だとか言って時間を調整しようと小細工していたんだ。結局、時間は今までどおりで休みを増やすことになった。

一日の労働時間も実作業時間を労働時間と思ってたけど、手待時間、準備・整理時間、現場までの移動時間まで含まれるんだって。知らなかったよ。労働相談個人マニュアル

みんなにも教えてやろう。何かの機会にね。
何でもすぐ調べられるインターネットってすごいね。
この記事、あした削除かもよ。

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生コンクリート

2006-01-12 | Weblog
http://idpj.net/xoops/modules/weblog/index.php?user_id=0&cat_id=2
http://www.idpj.net/xoops/downloads/abnormal.pdf

「1月12日夕方、下条みつ衆院議員(国土交通委員会委員)が衆院議員会館内で記者会見し、木村建設が施行したマンションであるグランドステージ藤沢で使用された生コンクリートが不良なものであったことを示す証拠写真を提示した。」
 とあるが、証拠写真じゃないでしょ。
生コン会社の試験室の担当が撮った写真だし、こんな風に使われるとは思わず気楽に撮ったんでしょう。ちょっと柔らかいけど不正はないと思いますよ。

「議員は具体例として、品質表示が「36・18・20N」と黒板で示されていて、生コンを容器から出した際の広がりが36センチであることが要求されているにもかかわらず」
 というのも、「36・18・20N」は「強度・スランプ・粗骨材径、Nはセメントの種類」で「広がり36センチ」じゃないよ、強度だよ。
 でも36という大きな強度の生コンって使ったことね。最高で30くらいかな、普通は21くらい。単位はニュートン/m㎡。



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交差点手前加速禁止

2006-01-12 | Weblog
車で右折しようとするとき、対向車が加速したり、
合流しようとするとき、入れまいとして加速する車があるが
これは危険である。

こちらは、目測を誤って急停止、後ろから追突される危険がある。
対向車はいったん加速してからの減速だから停止までの時間と距離がかかる。

交差点手前や合流部手前では右折や合流の車の運転手の判断を誤らせないために加速禁止にしたらどうか。
法というよりマナーの問題だが、車社会がもっと成熟すればマナーとして定着するだろう。
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雪の日の駐車場

2006-01-12 | Weblog
雪の日に郊外の大型店舗の駐車場で車のわだちを見るのが好きだ。
車線に規制されない、自由なタイヤの跡は、美しく滑らかな曲線を描いている。

もし、大きな駐車場のある店を持つようなことがあったら、開店当初は駐車場のラインを引かないで
自由に駐車させ、ドライバーの良識にまかせてみたい。
駐車の仕方が安定するようになったら、それを参考に休店日に一気にラインを引けばよい。
おそらく、車幅さえそろえてやれば使いやすい駐車場ができるのではないだろうか。

普通、駐車場は車一台に対して幅2.5m、長さ5m、通路は幅7m程度が標準だが、
幅は2.6mあると使いやすい。通路は狭いところが多いように思う。
頭から入って頭から出るようなのが一番楽で良い。
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都市計画 道路について

2006-01-10 | Weblog
 ボリビアのサンタクルスのロータリー式交差点について以前に書いたが、これは基本的に信号は必要ないし、車と車が直交することが無く、円と接線のように交差するので接触事故があっても大事には至らない。
 ナイジェリアのラゴスの街では、交差点のすべてがT字路だった。おそらく熱帯雨林をヨーロッパの都市計画の専門家が一から設計開発したのだろう。十字交差点がなく優先がはっきりしている。車が直交しないので大事故にならないし信号も必要なかった。
 動物の血管や、植物を見ても十字交差はしていない、三叉である。上り下りも分離されている。道路は頭脳のある人間が走るんだから上り下りがあっても大丈夫だけど、基本的に十字交差は不自然だ。

 住宅地は通り抜け出来る道路があってはいけない。子供が遊び育つのだから、川で稚魚が成育できる場所のような澱みのような場所でなければならないと思う。


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地震について

2006-01-10 | Weblog
 インターネットで調べてみたらhttp://wwwsoc.nii.ac.jp/ssj/ssjinfo/kyosin/kisokoza/kisokoza03.html
等いろいろあるが、最近では長周期地震という概念が出てきていることを知った。
 昔は地震の周期は0.3秒から1秒程度だから超高層の建物の固有周期は2秒から5秒だから安心だ。と言っていたけど、大地震や地形によっては長周期の地震波が発生して超高層建物も共振することがあると分かった。事実その事例もあったそうだ。
 マンションなど10階程度の鉄筋コンクリートの建物の固有周期は0.8秒前後だから、東京で言えば下町の地盤のゆるい地域の地震波の周期と一致するので、共振しやすい。建物は十分な強度を持っていなければならない。山の手の硬い地盤の周期は0.3秒程度なので共振しにくいといえる。
 木造建物は最近のパネル式で建物の固有周期が0.1秒とか。古い在来工法の建物では1秒近くのものもあり、神戸では多くの古い木造が倒壊した。
 中越地震では雪国独特な建て方として、一階を鉄筋コンクリートの車庫にしてその上に木造の二階建てを建てることが多い。これが今回の地震で意外な強さを見せた。普通の基礎は布基礎といって60cm位のコンクリートの壁の上に土台を乗せるが、地震の時、布基礎が個別に揺れて建物の揺れを大きくする。鉄筋コンクリートの丈夫な車庫の上に建てた場合はコンクリートの箱のような一体の頑丈な基礎の上に土台を緊結するため、建物自体の耐震強度がロスなく発揮されるのだろう。
 建物自体の耐震的バランスも大切だ。南や東は大きく開けたいだろうが、耐震壁がゼロではまずい。また二階の隅の柱は一階にも同じ位置に柱があった方が良い。壁の位置も上下通っていたほうが良いだろう。新聞の広告で大手住宅メーカーの間取りを見るとそこらが良く考えられていると思う。 
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建築現場

2006-01-05 | Weblog
 ボリビアの話ばかりで申し訳ない。徐々に冷めてくるだろうから、ちょっと我慢ね。建築中の建物も少しあったので見学したり写真を撮ったりしてきた。向こうではヨーロッパもそうだが、まず柱のコンクリートを打ち(流すとは言わない)それから梁、それからスラブ(床)を打つ。梁が無い場合もある。
 壁はレンガを薄く中抜きしたようなブロック(浅草の雷おこしの半分くらいの強度)にモルタル(砂とセメントと水を練ったもの、砂利が入ればコンクリート)を塗ってお終い。
 柱の断面積は日本の半分以下、鉄筋も姉歯の設計の四分の一くらいしか入ってない。あまり大きな地震が来ないのだろうけど、来たらパタンと倒れてしまう。鉛筆を4本立てて下敷きをしいて、また鉛筆を立てて下敷きを乗せたような建物ばかりだ。

 私が鉄筋コンクリート造の構造計算をしたのは、1981年の建築基準法改正以前だ。当時は手計算。基準は水平地震力200ガルだったが公共の建物だったので300ガルで計算することにしていた。12cm厚程度のコンクリート壁は計算にいれなかったので大分余力はあったはず。帯筋、あばら筋(フープ、スタラップ)も現在と同じ基準で施工したから今でも大丈夫だと思う。
 中越地震の時は震源に近い長岡市の現場で検査書類を作っていたが、あのとき脱線した新幹線上で1500ガル、震度7の川口町で2500ガルだったそうだ。長岡市が震度5強だから100ガル位だろうか。それでもかなり強かった。現場事務所が5cmずれた。ちなみに、重力は980ガルね。
 1981年以降の耐震基準は、複雑になって、その後はコンピューターを使用するようになり、専門的になりすぎた。確認申請の検査をする側も分からない人がほとんどじゃないだろうか。私もこの頃から10年ほどこの業界を離れてたので分からなくなったが、検査ができないんじゃ基準を厳しくしても意味ないね。
 起こるべくして起こった事件って事か。姉歯事件は。
 
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ロサンゼルス空港

2006-01-02 | Weblog
 12月16日金曜日朝 ロサンゼルスからサンノゼまで短いフライト。写真は小さなジェット機EMBの細い翼、通路を挟んで左に1座席右に2座席、マイクロバスみたい。外は快晴。
 昨夜は十時過ぎにマイアミからロサンゼルス空港に着いた。そこからホテルに行く方法が分からない。親切なご婦人に電話してもらって、迎えのバスに乗る場所らしきところに連れて行ってもらって待った。彼女はそこからバスに乗って行ってしまった。10分後に来るはずの迎えが来ない。私は違うところで待っていた。
 自分で電話するにも小銭が無い。タクシーで行こうとしたら、タクシーの案内係がホテルのバスは無料だからバスで行けと言う。まあやってみるかと思って。1ドルをコインに替えてもらった。電話のかけ方も分からず25セント4枚失ってしまった。財布には10ドル以上の札しかない。夜中の空港、両替するようなところもコンビニも無い。うろうろしていたら乗る場所をある紳士が教えてくれた。赤いランプの表示のところだそうだが、紫やオレンジはあるが赤が無い。赤いランプだけ明かりが切れていた。
 台湾出身の女の子に携帯貸してくれと言ったら電話が通じないとか、公衆電話してる人に聞いても10ドルは両替できない。やっぱり海外で使える携帯借りてくれば良かった。
 浮浪者なのかここで夜を明かすのか黒人のおじさんが椅子に座っていた。両替してくれないかと言ったら50セントくれた。ホテルに電話をして迎えの車がまた来ることになった。彼にはどう礼をしようかと思った。10ドル渡しても良いが、それでは彼の一日分の食費にしかならない。私はお辞儀をして礼を言った。金を渡したら見下したことになる。人に感謝されるほうが彼にとって生きる力に希望に喜びになるだろうと思ったから。
 一時間以上、空港でうろうろして色々覚えた。大勢で行ったらこんなことはしていられない。一人旅はこれだからおもしろい。
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