日テレのイマイ記者

今は早朝、夢を見て起きてしまった。夢は私が家から出かけようとすると、小さな子供が泣いて引き止める。その子供は長兄の娘の二歳くらいの時の姿。眠れないのでパソコンに向かってる。

昨日のテレビで振り込め詐欺に電話を何度も何度も繰り返しかけて、実態を追求していく番組をやっていた。前にも一度見たことはあるが、電話を掛ける担当のイマイ記者の姿勢に感心させられる。

常に謙虚で、嘘をつかず、恐れず、本当のことを追求する姿勢。
柔道か何か武道を修めた人だろうか。

自分にはとても真似できない。相手を恐れたり遠慮したりして、相手と距離をとってしまう。イマイ記者は相手の懐に入り込んでゆく。

番組の最後の方でやくざ風の相手が乗り込んでくる。日テレの裏のコンビニまで来ている。イマイ記者は恐れず走って現場に行く、携帯で相手と話しながら。携帯では相手がまだ来ないのかと脅している。が現場には相手の姿は無い。来ていない。

智仁勇が儒教では人格の完成の姿という。真実を見抜く智恵とすべての人を自分のことのように愛する仁、そして正しいことすなわち義を行える勇が具わった人格。

義を見てせざるは勇なきなり 。
勇気がない。

サウナ

夕方、友人たちと健康ランドに行ってサウナや風呂に入ってきた。遅れて行ったので長い時間は入ってなかったが、入るときと出るときに体重を正確に測ったら３２０ｇ落ちてた。

熱いサウナに入って、ラゴスに単身赴任していた１５年前のことを思い出した。

行きつけのスポーツ施設のマッサージ室、付属の四畳半くらいのサウナに一人で入っていたとき、小柄でスタイル抜群の若い女性が素っ裸で海岸を歩くように入ってきた。彼女は黒檀かマホガニーの木彫りの彫刻のように美しく輝いていた。うつ伏せになった姿は野生の豹のように自然。ちらちら見ている自分のほうが恥ずかしい。

先に出て従業員に聞いたら、女性用のサウナは客が少なくて止めているとか言っていた。残念ながら私はかなりの近視。

バチカン

ローマ法王がイスラム原理主義の「聖戦」を批判したことが、イスラム圏の猛反発を受け火消しに躍起になっている。
米ソ冷戦のタガが外れて近年急速に宗教が国際問題の表面に現れ、注目されるようになってきた。
前法王ヨハネスパウロ２世のようなカリスマ性を持たない、現ローマ法王ベネディクト１６世ではイスラムから批判されるとオロオロしてしまう。

アメリカでは独身であるべきカトリックの聖職者の三分の一が結婚をして破門されているそうだ。そういう人たちの運動がミリンゴ大司教を先頭に始まっている。
法王も初代ペテロ（ピーター）は妻帯者、いままで３９人の妻帯者法王がいるそうだ。かつては独身である必要はなかった。

こういう問題にローマ法王はどういう答えを出すのだろうか。バチカンも揺れている。

オウム裁判

オウム真理教のサリン事件の重要人物二人が一審の地方裁判所で確定してしまった。これだけの大事件なのにどうして？　裁判への不信がいっそう深まる。

麻原の死刑が手続き上の問題から、上級裁判所の審理がされないまま確定した。
一方、実行犯で指名手配され逃走中に捕まった林郁夫は、検察が自首でないものを自首と判断し１３人も死刑判決が出ているのに実行犯であるにもかかわらず死刑にならず一審の地裁の無期懲役判決が確定して服役中。

裁判が恣意的になされる日本の司法の現実は先進国としてはお粗末過ぎる。
司法に携わるものに根本的教養が欠如しているのか。

心と体

独自の体操を思いついてから股関節の調子が良い。一朝一夕には無理だがもっと体を柔らかく強くしなければと思う。

やりたいことがあっても、体が痛くてついてこれなかったら実現しない。無理をしたら体が悲鳴を上げる。

健康な肉体に健康な精神が宿ると言われているが、本当は健康な肉体に健康な精神が宿っていれば良いのになあ！という理想を語ったのだそうだ。

正しい事を志向し、具体的に行動を起こす時、つまり良いことをしたときは、心が晴れ晴れする。

心が沈んでいるときは、部屋を出て海辺や川辺を散歩すればよい。

心が体を思いやれば健康になってゆく。
健康は幸福の第一歩。

21世紀の日本

この写真の本を買って読んでみた。
ソ連崩壊末期に、次の時代は宗教・民族が表面化する時代になると聞いていたが、そのように世界は動いている。日本は無宗教の国どういう立場に立つのか分からなかった。

文明の基礎には宗教がある。この本では著者は日本をひとつの文明と数えている。しかし日本には共通の宗教はない。
内村鑑三が、普通の日本人はキリスト教を持つ欧米人より道徳的であり宗教的であると言うようなことを彼の祖母を引用して書いている。日本人は宗教を信ずるどの国の民に劣らず宗教的なのだ。

日本人は良くこなれた宗教性を身に着けているとも言える。
おそらく聖徳太子の時代から続く日本人の考え方が、日本文明と言えるものではないか。文明は政治形態がどのように変わっても、時代を超えてその底流に変わらずに流れるもの。文化は時代や世代や地域の共通認識のようなもの。

日本的考え方は、人の和を重んじ、自然環境と調和する。２１世紀以降の問題を解決する知恵を持つ世界の中でも貴重な文明である。

日本の周辺には強大な中華文明圏がある。その兵力は日本の２５倍である（著書より）。ロシアもアメリカも違う文明の中心国家。
日本は国土と国民と主権を守って、強く賢く永遠に存続しなければならない。
それだけの価値がある。

日本文明

今朝のテレビ番組で竹村健一がサミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」を引用し、世界には七つか八つの文明があり日本文明をそのひとつに数えていることを紹介した。日本は西欧文明に含まれるのでもなく、中華文明に含まれるのでもない。

日本には独自の文化はあることは分かるが、欧米の学者が文明と呼ぶほどに評価していることを過大評価のように思う。しかし、トインビーも日本をかなり評価していた。

東西冷戦が終わった頃、多くの人は民主主義による平和世界の実現がなされると思っていた。しかし、アメリカがイラクを侵略し民主主義を植えつけようとしても、イスラムの尊厳を無視しているから定着しない。
冷戦時代は思想の戦いだったが、今はより深く宗教の戦いになってきた。

日本人は無宗教の人が多いが、生活そのものが宗教的だと思う。もったいないと思う気持ち、有り難いと手を合わせ、さっぱりとした感覚を好み、虫の声に情緒を感じる。

地球の環境問題や資源問題は、昔からの日本人の考え方でやれば、簡単に解決できるはず。そう考えると日本の独特な文明はこれからの時代にとって失うことができない価値がある。

久しぶりの東京

国際協力機構（ＪＩＣＡ）の説明会が市ヶ谷の防衛庁の近くであったので行ってきた。具体的な成果はなかったが、概要はつかめた。

帰りに靖国神社が近いので寄ってみた。炎天下では蝉もミンミン鳴いて蒸し暑い日だったが、神社の脇の歩道は木陰が続いて涼しい。

神社は結構人出が多い、お賽銭を投げて二礼二拍一礼、ひっきりなしにお参りが続いている。最近は靖国神社が話題になっているせいか若い二人連れや外人もいる、年寄りは少ない。右翼の黒塗りの街宣車も昔よりはパワーダウンしているがスピーカー付けて走り回っている。

九段下のスターバックスで意地悪な注文取りとの心理戦を戦ってアイスコーヒーを確保し、ぶらぶらと東京駅まで歩いてみることにした。

九段会館、千代田区役所、お堀の向こうは北の丸公園。近代美術館でしばし涼んで、毎日新聞、丸紅本社、気象庁、消防本部、右手に大手門が美しい、噴水の綺麗な公園を左に曲がって、東京駅前は地下鉄工事、新丸ビルも工事中。

東京は外人が多い。美人は少ない。

９月６日

秋篠宮家に男子誕生、おめでとうございます。
皇位継承順位第三位。４１年ぶりの男子皇族。

しかし、皇太子家には皇族としてはうれしいが、
デリケートな喜びではある。

１月のブログで書いたが、１月１７日の阪神大震災１１周年の日、ホリエモン逮捕、宮崎判決があって、その日に耐震偽装のヒューザー小嶋社長の証人喚問を持ってきた。マスコミには相対的に小さく扱われた。

誰かが日程を操作しているんじゃないかと書いたが、インターネットによると今日姉歯の初公判が行われたそうだ。また合わせて来たか。慶事の中で見過ごすところだった。偶然かも知れないが、この耐震偽装事件も忘れてはならない。

母の誕生日

母は生きていれば今日で満８３歳。８３年前、関東大震災の大揺れで母の母がビックリして急に産気づき早産で生まれた。

母は気まぐれにあんこの入った大きな饅頭をたくさん蒸かしてくれた。家族や親戚や大工の弟子や近所の子供が家のまわりにいつもいた。何十年たっても近所の遊び仲間が母の作った饅頭はうまかったと言って懐かしんでくれる。

母は分け隔てのない人だった。

健康について

去年１２月にボリビアに行って、心が経験のないほど開放されて、体的には肩こりや首の後ろの固さが取れて吐き気のするような不快感がなくなった。

股関節の痛みも自分にひらめいたやり方でやって今のところ痛まない。既に有名なやり方かもしれないが、四つんばいになって股関節を回すやり方。
今は近年では一番体調が良い。

健康で長生きしたいと思う。子供は親がいないと寂しいものだ。子供のために長生きしたいと思う。