machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

地震について

2006-01-10 | Weblog
 インターネットで調べてみたらhttp://wwwsoc.nii.ac.jp/ssj/ssjinfo/kyosin/kisokoza/kisokoza03.html
等いろいろあるが、最近では長周期地震という概念が出てきていることを知った。
 昔は地震の周期は0.3秒から1秒程度だから超高層の建物の固有周期は2秒から5秒だから安心だ。と言っていたけど、大地震や地形によっては長周期の地震波が発生して超高層建物も共振することがあると分かった。事実その事例もあったそうだ。
 マンションなど10階程度の鉄筋コンクリートの建物の固有周期は0.8秒前後だから、東京で言えば下町の地盤のゆるい地域の地震波の周期と一致するので、共振しやすい。建物は十分な強度を持っていなければならない。山の手の硬い地盤の周期は0.3秒程度なので共振しにくいといえる。
 木造建物は最近のパネル式で建物の固有周期が0.1秒とか。古い在来工法の建物では1秒近くのものもあり、神戸では多くの古い木造が倒壊した。
 中越地震では雪国独特な建て方として、一階を鉄筋コンクリートの車庫にしてその上に木造の二階建てを建てることが多い。これが今回の地震で意外な強さを見せた。普通の基礎は布基礎といって60cm位のコンクリートの壁の上に土台を乗せるが、地震の時、布基礎が個別に揺れて建物の揺れを大きくする。鉄筋コンクリートの丈夫な車庫の上に建てた場合はコンクリートの箱のような一体の頑丈な基礎の上に土台を緊結するため、建物自体の耐震強度がロスなく発揮されるのだろう。
 建物自体の耐震的バランスも大切だ。南や東は大きく開けたいだろうが、耐震壁がゼロではまずい。また二階の隅の柱は一階にも同じ位置に柱があった方が良い。壁の位置も上下通っていたほうが良いだろう。新聞の広告で大手住宅メーカーの間取りを見るとそこらが良く考えられていると思う。 
コメント    この記事についてブログを書く
« 建築現場 | トップ | 都市計画 道路について »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事