牧野さんの箱根、山中湖方面探鳥旅行での写真です。横浜も当地本牧辺りではまず見られない鳥、ゴジュウガラ、この鳥を見るにはやはり山梨、長野となります。変わったとまり方をする鳥で頭を下にして木の幹にとまり上下に動き、木の幹を生涯の生活場所として暮らす、いろんな意味で考えさせられる鳥で御座います。鳥によっては大風、台風に乗り未知の国へ飛んでくる(日本へも何十年ぶりに姿を現す鳥もたまに居ます)、鳥の世界も奥が深いと思わせられるゴジュウガラです。鳴き声色々ですが地鳴きはトゥイットゥイッ、チョッチョッとかツィーツルルなどでサエズリは高く鋭くフィフィフィ他、見つけ方木の幹を上下に走り回る、幹の裏側に隠れることもあり、慌てずに待ちましょう。これからの時期シジュウガラやコゲラと昆群になる場合もありその鳥達を見つけたら混じっていないか見る要ありです。貴方が最近見つけた鳥をコメント欄に投稿していただけることを歓迎いたします、如何でしょうか。
今朝はセグロセキレイを御紹介致します、牧野さんが箱根、山中湖方面で撮影されてきた写真の内でございます。セグロセキレイとハクセキレイの見分けは少しばかり面倒なんですが慣れればほとんど瞬時に判断はつきます、それを確かめるためにセグロ、ハクの鳴き声を聞きます、ハクセキレイは澄んだ声、セグロセキレイは濁った声、これで99パーセント、お試しいただければ。主に居る場所セグロは川が好き大石がゴロゴロしているような所、ハクは以外や以外乾燥している所が好き、でも川べりにも姿を現しますが。いずれも個体差がかなりあり一概に云えませんがセグロは首の周り全部が黒色、ハクは途切れています。鳴き声はチッチッチッ、飛び方は典型的な波状形、たえず尾を上下にゆするように動かしています。いまの時期セグロはツガイで行動していますがハクも♂♀一緒にいます(一部図鑑でハクは非繁殖期単独でいるとありますが実例として二羽でいます)。ハクは大勢で、セグロはせいぜい10数羽くらいで居ます(集団形態)探して見て御確認はいかがでしょうか。
今の時期にしては寒すぎたり、こらからの二三日ぐずずいたりとどうも落ち着きません、これも台風23.24号の影響かも?しかしすぐ晩秋の陽気になりましょう、そこでちょっとした小高い丘、山へ、鳥の鳴き声で探す!!よろしゅう御座いますか、私の独善的申し上げ方で云いますれば、鳴き声で気がつくなんて探鳥の半分もあるか?でございます。そこで近くから遠くまで見渡して探す、例えばホオジロ(簡単ではありませんが見つけられます)あまり葉のない梢のテッペンをず~っと眼に入る限り見回す、居た!!になります。注、鳥達は比較的視力がいいのですが望遠鏡的に見えるようなんです、その点人間は踵をかえせば360度見える。探してみましょう、鳥より早く気がつく、確り見ることが可能といえます。写真は箱根、山中湖方面で牧野さん。ホオジロ小鳥たちの違いを覚える、学ぶのに好材料の鳥です。鳴き声チチッ、チチチッこれから浮かれ歌を歌う時期になります、(本当は目的がありその為)御健闘を
モズ、ようやく縄張り争いも決着がつきだしたようで梢のテッペンに留まる姿を見るようになりました、しかしモズ特有のキチキチキチ、ギィーギィー〔枝に留まって鳴くとき)飛びながらギョンギョンギョン、キチキチの声はここ本牧ではまだ聞かれませんがもうすぐで御座いましょう。モズのハヤニエは有名で全てが餌の採れないときの為ばかりでもないようです。モズは体の割りに足が弱く餌の生体を食いちぎれないからとも云われています(或いは餌が大きい硬いから)そんなわけで諸説あるようです。横浜では普通のモズしか観察されませんが、以前戸隠し(長野県)でアカモズをみたことがありました。稀に見るモズを含めますとモズ、アカモズ、オオモズ、チゴモズ、オオカラモズ等がいますがそれぞれ個体の色に違いがあり判別は難しくないようです。写真は箱根、山中湖方面で牧野さん撮影。ところで本牧で未だアオジの声、姿を見ません。聞きません、また昨年の二の舞?一羽も来ませんでした、今年こそ見たい、聞きたいもので御座いますが!!
友人の女性、(小学4年生、日本野鳥の会)からメールが来ました。彼女は今夏厚木市にある野生動物保護センターでポランティアをしたそうです、怪我や巣からはぐれた雛などを保護する仕事の大変さを十分経験したとありました。保護センターに持ち込まれる鳥達、巣からはぐれた雛も親鳥が何とか巣に連れ戻すのが普通なんですが馴れない人はビックリ保護センターにとなることが多いようです車に轢かれる、犬、ネコ、に襲われると考えられる場合を除いて暫くはそのままがいいようで御座いますが難しい問題です。彼女に保護されたスズメの雛は順調に回復野性に帰したそうです。いったん人に餌をもらう癖がついた鳥は野生を取り戻すのは非常に困難、佐渡のトキの例でもお分かりいただけるかと思いますが、お考えいただければと思います。
朝はめっきり寒くなり、北国では早々と遭難騒ぎ、いきなり冬の真っ只中になっちゃったみたい、低い山でも入るときは用心してください、一様に気をつけていたのだがとおっしゃいますが?私的には用心すなわち逃げ帰ることと定義しております、気がついたときはにっちもさっちもいかない(常におき得る例です)、そのために仲間や自分を犠牲には出来ません、ベテランすなわちその時以前のみを肝に銘じていますがいまはただ御冥福をお祈りする気持ちでいます。さて牧野さんの舞岡便りのうち、久しぶりのカワセミで御座います、嘴の先から尾の先までの長さは約17cm、嘴の長さだけを計った記録を知りませんがかなり長いです、種属はブッポウソウ目カワセミ科。水面上1.2メートルを飛びながら偵察、池、川のふちにある杭などの上に留まり水中へドボンではなくシャ!!っと飛び込み即空中に戻り(留まっていた枝に戻るのが多い)くわえた小魚をくわえたまま枝に打ち付けてその魚を頭が先に口中へはいるようにくわえ直して飲み込む、これが普通の餌採りのシーンです。お腹にたまった小骨はあとでまとめて吐き出します。見つけ方は池、川のふちに立つ杭、ある大石などの上をゆっくり見てください、居ます。写真はカワセミが飛び立つ瞬間です。
シジュウガラに似ている声、ん?シジュウガラか、それにしてはテンポがゆっくりそしてすぐニーニーニ~と甘い声が混ざる!!ヤマガラですシジュウガラより気持ちだけ小ぶり(約14センチ)この鳥が好む場所は常緑広葉樹林、かっては神社仏閣の森、平地にも普通に居ましたが雑木林の減少と共に著しく数が減りいたく心配されていましたが近頃どうやら回復の兆し、昔!!(昔といえないくらいちょっと前)夜店で〔オミクジ引き〕〔つるべ上げ〕などの芸当を見せてくれ、楽しませてくれたヤマガラ、数が回復に向かう今大事にしたい鳥でございます、(個人が飼うことは厳禁)ましてや捕まえるのは法に触れますので御注意を(網を持っているだけで人間が捕まります)。居るところ近所では氷取沢あたりニーニーニーがたより、一定の場所から移動はしないとされています、まだ畑もありここが横浜?如何でしょうか。写真牧野さん
今日はコガラの2、平地の散在する林で越冬する連中についてで御座います。ほとんど小群で冬を過しています(稀に一羽だけでも居ます)木から木へ移るんですが特徴があります、それは幹近く、横枝でも幹近くの行動が多く枝先へはいきません、その点ヒガラなどとの違い、見つける目安になります(ヒガラは細い枝先へも平気で留まり行動します)。山で貯食しても平地へ出てきちゃった連中は冬の間の餌探しは重要なこと、やはり他種と同じような日常を送っているようです、いつもの時間【大体】群れで餌を採れるところを回ります、何時頃来ると覚えていれば見つけるのは難しくはありません、こんな例はオナガ、カワラヒワ、等などいますので一緒にお探しになっては如何でしょうか。産卵期5~7月、卵数5~9個、抱卵日数12~13日、巣立ちまで14~15日。ハシブトガラ等近似種もいますが北海道が主な生息地で横浜では見られないでしょう。写真牧野さん
牧野さんの箱根、山中湖紀行の内コガラです。今冬の天候は荒れ気味いきなりモサッと大雪が降り山、山に近い所の方々はさぞやビックリ、又山の小鳥達も驚いているそう思います、大半の鳥達は暖地へ移動していきますが山に残る種もいます、このコガラも一部が都会?に出てきますがあとはお山の番人?として残っています、何故残れるのかそれは食料の貯えがあるからなんです(ある調査によりますと10月中に採った餌のうち約9割は貯えにまわしたとあります)貯えた餌を食べながら春を待ついや~立派な鳥とも思えますが如何でしょうか。さて都会に出てきたコガラは公園、などで見ることがあります、見つけ方はシジュウガラにそっくりだけど少し違う、首下の黒いネクタイがありません、ちょこっと黒いしるしだけです、シジュウガラの羽根は青みかかった色ですがコガラは薄いグレー、鳴き声地鳴きはツツジャージャー、さえずりホーヒホーヒとかヒーツヒーツ、高く澄んだ声、ぐぜりは複雑なわけ解からない声(ぐぜりー未完成の小声のさえずり)、明日に続きます
寒いけど良いお天気が続きます、昼間そうです10時頃御近所のちょっとした林、散在する木立などへお出かけになりませんか、樹木の上をではなく人の背くらいから上へ探していきます、居なかったら隣の木へ、このコゲラを見つけられるかもです。大きさはスズメ位約15センチ、鳴き声はギーギー、、とにかくこまめに動く鳥ですが一本の木を丹念に餌を探すキツツキ目キツツキ科のれっきとしたキツツキなんです、穴を掘るのはもっぱら枯れ木(生木には掘れません)ドラミング(穴を掘るときにでる音)はか細く、ほとんど聴取できませんが周りが静かで運がよろしければ聴けます、一番ハッキリする動作は嘴を、ハンマーを打ち下ろすように木に打ち付ける姿。この鳥のテンションが何かの理由で上がり頭の上のある赤い模様が見えたとき、ウオッチャーは観察できたと実感します、如何でしょうか。枯れ木だけではなく一部の枯れ枝にも突っつきます(餌の昆虫を探すため)。こんなキツツキも居るんだ!!受け合いで御座います。写真 牧野さん。
まだ見るのに間に合うと?思います、エゾビタキ、小さく(約15センチ)胸に縦班がある鳥です、林縁や樹木の散在する開けた場所が好きで梢の上の方にも留まります、鳴き声はほとんど聞けない鳥と御記憶ください。この鳥日本には棲息せず通過して行くだけ、生息地域は中国東北部、ウスリー、サハリン、千島、カムチャッカで繁殖旅鳥として日本を通過して行くのですが春秋のうちとくに秋が観察できる機会が多い鳥です。ヒタキ類は数多く判別に苦労しがちなんですがこのエゾビタキはあっさり分かります、静かで小さく可憐な渡り鳥エゾビタキを探してみては如何でしょうか。箱根山中湖シリーズの2 写真 牧野さん。
いつも写真を提供してくださる牧野さんが先月箱根、山中湖方面へ取り追い紀行、写された写真を順次掲載、見ていただきます。写真の中の鳥を一種でも実物をご覧頂き鳥達のご理解を深めていただければと願っています。今朝はイカル、スズメ目アトリ科大きさ約23センチ(コイカルと云う種もいます)、大体見られる所平地から山地の林、これからの時期近くに林のある農耕地等など、鳴き声キョキョキョ人気の秘密は黒い頭巾、黄色い嘴、口笛風のサエズリ。特徴、本欄に掲載した鳥達のなかで一番の夫婦仲のよい鳥種と言える存在です。今頃から数羽から数十羽の群れで行動、空に小鳥の群れが見え出しましたらこの鳥の可能性ありです、高めのところから舞い降りてきます、(スズメの場合空高くへは飛び上がりません)初冬の林、農耕地を歩くのもいいもので御座います。ツグミも来ているはず、ジョウビタキは姿を現しましたバードウオッチングのシーズン元気に歩きましょう。
今日は「コサギ」です、体の大きさは昨日のダイサギよりかなり小さい(約61センチ)のでコサギと解かりますがもう少し見ますと一年中嘴が黒く、足指が黄色いのが特徴の内でして夏場は後頭部に二本の長い飾り羽(冠羽)があり、胸、肩羽、背面の羽毛が飾り羽、おしゃれなコサギです、今時分飾り羽が短くなりますが気にして見ていただければお分かりになります。産卵期は4~8月、卵数は3~5個、抱卵日数23日、巣立ちまで25~30日。この種は近年増える傾向にあります。水の中に立つコサギを見ましたら足に御注目を、片足を小刻みに震わせている姿です、そうしてどじょう、小魚などをおびき寄せてパクリ、動物は道具を使わない(道具を使うのは人間だけ)のだと教わってきた身としては本当に驚きで御座いました、なにしろ物を道具として使う動物たちは数え切れないほど居るのですから。鳴き声でダイ、チュウ、コ、の識別は出来ません、ほとんど同じですから、やはり見てが正確のようです。写真牧野さん。
当地の秋は深まりませんが「日のち」だけは確実に!!過ぎて、年の終わりに向かっています、気持ちだけは数多い鳥達に早く会いたい見たいの苛立ちを感じますが、しかしあんまり居ませんネ~、やはり地球の温暖化の影響でしょうか寒くならない、鳥達は月日では動きません肌で感じる陽気で行動、そこでまだまだ平然としているダイサギの姿を。まずコサギ、チュウサギ、ダイサギ、厳密に言いますとダイサギの前にチュウダイサギ(亜種)となります、しかし私達が見てハッキリ解かりますのはダイサギ、コサギ、ベテランでチュウサギくらいでしょうか、判別は主に嘴、足の色なんです、しかも色変わりがありとてもやってられません、まぁ大型の真っ白い羽根のサギを見ようで十分だと思いますが如何でしょうか。大きさは約90センチ、立ってる高さは約130センチ、近年コロニー近くの市街地化餌場の消滅等などありまた餌の魚類への農薬の影響を受けて個体数の減少著しく先行きが心配されています。観察できる場所は川です。写真は埼玉県三室で牧野さん。
イソシギ、河川、入り江、水田、等などで姿を見かけます、この種の鳥としては小さい方(約23センチ)でそれだけに可愛らしい水鳥で御座います日本では北海道、本州、九州で繁殖していますが北方ほど繁殖例が多く、冬季には暖地へ移動してきます、それだけ見やすい訳です。岸辺の草地で営巣、卵数は4個、抱卵日数は21~23日、孵化した雛は半日から2日くらいの間に巣を離れて親鳥と一緒に行動30日くらいで独立。親鳥は抱卵中外敵が巣に近ずくと擬傷をして外敵を巣から離れた場所までだまして誘導、だまされた外敵がわけわからなくなり、一件落着、なかなか知恵がある鳥です。ちょっとした川なら見つけられますが如何でしょうか写真は牧野さん、埼玉の三室にて。