静かに鳥たちの生活を見る

鳥たちは私たちの姿だけが警戒対象ではなく足音、ざわめきも一番の逃げ出す対象です、立ち止り静かに見る

センダイムシクイ

2008-09-30 | 鳥、 蝶 
秋の長雨とは云えよく降り続く雨でございます、秋雨の降る量は梅雨のそれよりも多いとか、早くカラッとなって欲しいものです(昨日の記事で台風15号を14号と間違えて、忍び寄る老いを感じつつお詫び申し上げます)さて昨日のメボソムシクイから今日はセンダイムシクイ、夏鳥として渡来主に低山帯の落葉広葉樹林に住み枝先で焼酎一杯グイー、これは聞なし、実際はチヨチヨチヨ、ピー、県内では街中を除いて観察できる!とされていますが葉の茂みに隠れてサエズル事が多く姿を見るのは稀、体半分が見え、また3分の一が見えて全部見えたみたいに感じちゃう鳥、ただチヨチヨチヨを聞いてセンダイだなんて納得そんな鳥で御座いますが如何でしょうか。チヨチヨチヨ、だけでピーを鳴かないときもあり少しだけ耳をお澄ませてください。写真はベテランさんが写したものでございます。

メボソムシクイ

2008-09-29 | 鳥、 蝶 
涼しいを通り越して薄ら寒い今日この頃、いずれまた過しよい陽気になりますでしょうか。大型の台風14号は太平洋沿岸を北上ここ横浜にも来るのでしょうか?日々の気候に敏感になりすぎ、そんな毎日で御座います。さて今日はメボソムシクイ(あるベテランさんの写真でございます)従来ヒタキ科とまとめられていましたが今はウグイス類に分類されてスズメ目ヒタキ科ウグイス亜科。夏鳥として亜高山帯の針葉樹林に渡来、秋渡りの季節街の公園などにも姿を見せる。9/14の二俣川大池公園でかなりの大木の梢で他の種と昆群にムシクイが交ざっているのを目ざとい人が見つけましたが、ムシクイ類はメボソ、イイジマ、センダイ、等など居まして姿で種の判別は難しく確実な見分け方は鳴き声、この種は「銭取り、銭取り」ジュリジュリジュリ、こんな手が手っ取り早いと云われております。野山でハチクマを探すもよし、街中の公園で僅かの体約13センチ、素早い動きの本種を見つけるのも楽しい、いかがでしょうか。

コガモ

2008-09-27 | 鳥、 蝶 
コガモ。めっきり涼しく、いきなり秋と思っていいのでしょうか?又残暑がなんて心配めいたことを思うのも今年の暑さのトラウマ?しかしながらお彼岸が終わればこの涼しさも当たり前、さぁウオッチングの本番見られる鳥は端から見て行きましょう、手近なところでコガモ、北半球北部で繁殖(日本では本州の山地、北海道は少数が繁殖)日本へは越冬するために渡来、神奈川県下では最も多いカモ類で池、河川、遊水地、貯水池、などに居ます。この種(他を含めて)つがい関係は一年毎その11月~1月頃さまざまな求愛行動(デスプレイ)が見られます、♂達は♀を囲みピリッ、ピリッと聞こえる声で鳴きます♀はグエッーグェッグエッ、しかしまぁ飛んで、食べて、寝て、デスプレイだけなんてと思わせる鳥なんて思わせます。♂の体模様は中々でご覧になっては如何でしょうか。大きさ♂41センチ♀34センチ位、昼間でも行動は活発、人家の庭の池にも来るのは珍しくないカモで御座います。

オオヒシクイ

2008-09-26 | 鳥、 蝶 
今朝はオオヒシクイ、渡来して来る場所は局地的、神奈川県下は姿を見かけないとされていますが相模線沿線では居る?そう云われています。その局地とは湖沼、池、水田などですが主に千島列島経由で北海道東部に渡来徐々に越冬地へ南下、かなり珍しい部類と言えるようで御座います。鳴き声しわがれた声でグワワ、ガァァ、非常に警戒心が強く人間たちが近ずくことが出来ない場所が彼らの安息地(警戒心が強いのは瞬間に飛び立つなど迅速な行動が取れないからとも言われています)。日本には2亜種が渡来からだの大きいほうがオオヒシクイ、小ぶりがヒシクイですが日本に来る種の80%はオオヒシクイ。体全体が暗褐色で顔はより暗く、嘴は黒く、先端が黄色、遠目でも識別は難しくありません。この鳥達の話を聞いたり、姿を見たりしますと秋の後ろにしかえる冬に身構えだす自分に気がつきます。
写真 山柿舎 福井さん。秋は短くすぐ冬の便りとなりますがバードウオッチングはこれからが本番、野に山に鳥の姿を探しにいらっしゃいませんか。

ハチクマ

2008-09-25 | 鳥、 蝶 
さぁ涼しくなってきました、ハイキングなどご計画の方もいらっしゃるかと思います、低い山から歩きだそうか?そうお考えの方へ、今頃蜂の動きが活発なのを見かけます、アシナガ、キイロスズメバチ等など種類が多く山道を歩くのも注意が必要でして地中にいるクロスズメバチにも要注意、連中黒色に異常な敵意をむき出しにして来ます黒い髪の毛、黒い服は絶対用心、一匹がまとわりついてきたら、手で払うのはやめて背を低くして逃げるのが一番、払いのけられた蜂は巣へ帰り仲間を呼んでくる、これ常識なんです、お気を付けて!!その蜂類を大好物にしている鳥、写真のハチクマ、他の餌も食べますが時期により蜂が主食みたい、ヒナには蜂をせっせと与えます。大きさ♂約57センチ、♀約60.5センチ、鳴き声ピィヨー(トビに似ています)ヒナの巣立ちは9月中ごろ、丁度蜂が大家族となる頃今頃で御座います。これからがハチクマたちの渡りの時期深山の鳥ではありませんので市街地の上空を飛ぶときもありカラスが妙に空高く騒いでいたらみあげて見てくださいませんか。もちろんハイキングのときの方が見られる機会は多いと思います。ハチが巣へ帰り仲間に餌のあったところ、トラブルのあった所を知らせるのに8の字飛行が知られています仲間の前で8の字に飛ぶ(この飛行で知らせることが出来るようなんです)たかが一匹、侮ってはいけませんです。ご用心を。写真山柿舎 福井さん

イソシギ

2008-09-24 | 鳥、 蝶 
9/21大磯、照ヶ崎海岸で、イソシギ。この種県内で繁殖する数少ないシギの一種海岸、河川、湖沼、河口、水田、干潟、等などがこの鳥達の棲む環境ですがとくに相模川、酒匂川流域での繁殖例が多く上流でもよく見かけます。大きさ約20cm、足は黄緑色、飛翔時翼の表面に目立つ白帯が出ますのですぐ分ります。(ほとんど姿形で分るほうが早いでしょう)。神奈川県下にはほとんどの所で姿を見ますが一部だけ居ないところもあります。打ち寄せる波、寄せては返す波、それと遊ぶように波を追いかけたり、波から逃げたり私達から見ますと遊んでいるようにみえますが本人?達は餌を探すのに夢中のようであります。一年中居る鳥でございます、海岸の砂浜などを歩く機会がありましたら探してみたは如何でしょうか。注、一見居ないと思われましたら岩陰など少し暗い場所に眼をこらして見てください、いるはずで御座います。写真節子さん。

アオバト

2008-09-22 | 鳥、 蝶 
昨日、大磯照ヶ崎海岸へ群れをなして海水を飲みに来る「アオバト」を観察に行きました節子さんが写してきた写真でございます。ハト目ハト科の種は小石を飲み込む(消化をよくする為と云われています)、或いはこの種のように塩水を飲む等私達から見て変わった習性があり、塩分補給にしては、そこまでするのか?そして注目されている存在の鳥なんです。繁殖は丹沢山地でと思われていますが実態は分っていないようで御座います。繁殖期以外は例えば二俣川大池公園、稀では御座いますが本牧山公園などに姿を現すことがあります。海岸から遠く離れた山地などでは塩分を含んだ温泉水、醤油や味噌の工場などの塩分を含んだ排水を飲むのが知られています。まして驚きなのは命がけで飲む、照ヶ崎海岸などでは打ち寄せる波にさらわれて絶命の事例もあり、波などに警戒心が無い、死ぬ、生きるに用心が無い、或いは必死でも飲まなければならないのか?その由は不明でございます。大きさ約33cm、体の色緑黄色、♂は羽の色がブドウ色、鳴き声ポーア アオーア、オポアオー尺八の音のような鳴き方、広葉樹林で繁殖しているようですが林の中で姿を見ることは困難、巣の発見例は少ないとされています。

ルリビタキ、幼鳥

2008-09-20 | 鳥、 蝶 
昨日と同じルリビタキですが幼鳥?の写真です。この種生まれて二年目の秋の換羽でもまだ青くならず、♂は♀と同じ羽色で過すと云われています。(疑い深い人は♀のふりををして♀に近ずこうとしているのではないか?)この種の繁殖期間は長く9月でも巣立ちのヒナを見るのはさほど珍しくないと云われていますが実際に写真ですが見るのは久しぶり、奥庭荘の庭でと云っても運がよかったなんて憎まれ口を云いましたが。写真 節子さん。この鳥の人気は高くオオルリ、コルリ、ルリビタキ、瑠璃三鳥と囃されますがこの種ルリビタキは警戒心が弱くて愛らしく他の種と違い側へ寄っても飛び立たず確り見られるのも人気の秘密かもで御座います。大きさはスズメ大、越冬期は横浜市内でも見る事があります、公園内の樹木に留まる小鳥をご覧になりましたらスズメと決め付けないでもう一度確認を。如何でしょうか

ルリビタキ

2008-09-19 | 鳥、 蝶 
富士山、奥庭でのルリビタキ。9月撮影(撮影者、節子さん)です。富士山奥庭とは約2200m.くらい登ったところで、大沢崩れに近い方でございます。かっていにしえ?の頃富士山への登山口があったところで、いまは朽ち果てた小屋のあとが残る何か寂しげな場所から下る一本道かなり下ったところで現在もみやげ物、食事、民宿を営む商家、奥庭荘、ほとんどの客はバードウオッチングが目的、青木が原樹海あたりから唯一と云っていいくらいの水場へ鳥達が朝、夕水を飲みに水浴びに来る所比較的簡単に鳥達を見ることが出来ます。御存知のように富士山の上の方には池、川はありません、降った雨などは全て地下へ入って地上には痕跡すらない場所鳥達は木のうろ等に溜まった水で生活する過酷な状況で鳥達は観察する私達が近くに居てもきれいな水の魅力に引かれて目の前に来てしまう特異なところで御座います。(一説にはあまり人間を見つけていないから、平気で側へ来る)写真はルリビタキ、林の中でヒッヒッ、グッグッと聞こえたらまずこのルリビタキ、ヒッヒッの前にガッガッと小さい声を聞き逃さない、見つけるコツでもあります。

奥庭荘で小鳥たち

2008-09-18 | 鳥、 蝶 
今月(9月)そうそう富士山麓にある奥庭へウオッチングに当欄には新顔の節子さんが行ってきました。写真の経験は深いとは云えない人ですが数枚の写真を写してきました。写真は「ウソ」♂成鳥と思われます、ほとんど間近での撮影ですので鳴き声は聞こえたか?シャッターに夢中でなにも聞こえなかったそうであります。神奈川県下では冬鳥とされて箱根、丹沢の山地の山頂から山麓で見られ三浦半島、鎌倉、高麓山などの丘陵地で観察されるといわれていますがここ横浜の三渓園でも冬場は来ています!!。それが高涼地とは云え富士山麓には9月でもいる、わずかな気温の違いにも鳥たちは敏感、今更ながら驚きました。いつもの鳥たちの姿が見えない、少ない、気温のせい?思いたくない現象ですが温暖化の信号でなければいいのですが。節子さんの写した写真があと三枚続きます。

閑散、探鳥会

2008-09-17 | 鳥、 蝶 
9/14鳥の少なかった探鳥会で御座いましたが朝から予感がしていたわけで、鳥以外何かが見られる!そんな期待を裏切らず写真の「冬虫夏草」生えていました、しかも何本もありました。話はオオソレですが本場中国産の本物(漢方薬になる物)ですと1KG、百万円?とか、しかし同じ冬虫夏草でもピンキリでございましてタンク培養物は只のキノコだそうで、二俣川公園内の冬虫夏草はキリの下か?どうも世俗にしたりきりの我が身の至らなさに自己嫌悪感も漂いました。今更では御座いますが本物の冬虫夏草は中年の健康維持、免疫力には最高だとか、子嚢菌類、のキノコの一群土中の昆虫類、クモ類に寄生した菌糸から地上に子実体を作る、それを煎じて人が呑む、二俣冬虫夏草は!それを実行する気にはなれませんでしたが、知る者には罪作り?ともいえなくも無いキノコ、暇なときの話題にはよかろうで御座いました。ボタンダケ目バッカク科。実際の(二俣川冬虫夏草)大きさは太さエンピツ位長さ4.5センチくらい。けっこう生えてました。ただし山、林、公園、自然の中でとってよいのは写真だけ、これは鉄則守りましょう。

二俣川のカワセミ

2008-09-16 | 鳥、 蝶 
9/14 二俣川大池公園へ暫くぶりにウオッチングに行った来ました。近年に無く鳥達の姿は少なく寂しい半日で御座いましたが、相変わらず頑張っていたのがカワセミ、(又カワセミだけなんだ、なんて思いながら)大池の周りを見回しますとカルガモが数羽、そんな程度でしたが、そこでふと思ったのはカワセミの鮮やかさが薄れているように見えたことで御座います、よく池の周りを見渡しますと樹木の緑ですふだん何気なくあまり感じない樹木のみどりですが、多少モヤッテいるなかでこの緑は静かに周りの色具合いを支配するかのようになにか大きな力に似た何かを感じてしまいました。その中でカワセミだけがいつもと同じように頑張って、今後も続いて過していく、たった今カワセミの鮮やかさは薄れていても秋、周りの樹木の葉の色が変わる頃からカワセミの色は輝いてくる、やっぱり続けるのが大事なんだなんて思いました、しかし静かな探鳥会で御座いました。参加人員10名(男性7名女性3名)天候曇り。他にシルエットで4種の気配。

エゾビタキ

2008-09-13 | 鳥、 蝶 
エゾビタキ、春と秋、渡りの時期に見られる種なんですが秋の方が断然多く観察される鳥でございます、大きさはスズメ大その眼が本当に可愛らしく隠れフアンが多くそろそろ公園にも来る筈、待ち焦がれている(いささかオーバーですが)今日この頃。この鳥が帰る先は中国東北部、ウスりー、サハリン、千島、カムチャッカ、一生を渡りに明け暮れて、それもこの鳥の宿命なんで御座いましょう。この近所(横浜本牧)では地下鉄舞岡で下車公園に入り落葉広葉樹の明るい林、テッペンよりやや下くらいの枝でキョトンとしている姿を見ます、9月末から10月上旬にかけて街中の公園でも見ることがあります、相当数の数が日本へ来て帰るといわれています。今秋に見つけられては如何でしょうか。ヒタキ類特有のおっとりした仕草は記憶に残る鳥です。写真福井さん

ヒヨドリ

2008-09-12 | 鳥、 蝶 
今日は残暑厳しい日になりそうで御座いますが湿度が低めの予想、夏に痛めつけられた体には多少ともいいか?そんな思いで今日一日を乗り切ろう妙な心算で、鳥の事を考えております。あれだけ喧しく鳴いていたセミも朝聞こえるのはオーシィツクの声だけアブラゼミもミンミンゼミも朝のうちは静かになりました。今年は不思議にヒグラシが鳴きません、シーズ初めから鳴きだし一日の一番で鳴き夕方一番遅くまで、又シーズン最終まで私たちに感傷を誘うヒグラシの声、何処へ行っちゃった?そんなことを思いながらの朝のウオーキング、ヒヨドリはまだ帰ってこないのか、気にして周りを見回しますがここ本牧山には姿を現しません。山から人里に姿を見せるようになり春夏秋冬騒いでいたヒヨドリ、それが夏場は北海道あたりへ遠征(避暑のため?)涼しくなりますと帰ってくるパターンがどうも崩れだしているように思えとなりません、一日も早くヒヨドリのわめき声を聞き姿を見て安心を得たい。今朝はこんな事を考えました。探してみては如何でしょうか。

シジュウガラ

2008-09-11 | 鳥、 蝶 
めっきり涼しくなりました、(こんなご挨拶を言っちゃっていいのか?わかりませんが)。今朝いつものウオーキングでシジュウガラの鳴き声がスッキリ聞こえてきました、私の聞き耳がシジュウガラにだけそばだっているから?あるいはシジュウガラの鳴き方(声)が大きい声になりつつあるから?いずれにしましても秋はそこまで来た感じ、これからはシジュウガラ、ヒヨドリ、等々小鳥たちの声が私たちを楽しませてくれる日々が続きます。朝の散歩はいかがでございましょうか。やがて冬が来ますと彼は混郡となり長い厳しい冬を乗り切ろうとガンバリます、混群はカラ類のほかにエナガ、コゲラ、メジロなどが加わっていることも多く今からシジュウガラを見続けていますと冬混郡の種類別構成が見つけたやすくなるかと思います。シジュウガラの♂は黒いネクタイが太めで足あたりまで、♀はネクタイが細いので一見してわかります。シジュウガラは混郡の中でも低い所にいる率が多い、ご参考まで。写真は福井さん。