アカゲラ特に目立ちます鳥で大きさは約24cm、(このほかにオオアカゲラ、コアカゲラと言われる種もいます)羽根の色が特異で言うなれば日本画的、赤、黒、白の三色です、気性は私的にはかなり荒っぽくバサバサバサッと飛んできて樹木にドサッと留まる感じそのほとんどが餌探しか見つけたとき、ドラミングは一秒間に18~22回位、この音で仲間達とコミニュケーション、ツガイ相手とも意思の疎通を図っていると言われています。縄張りは約200メートルくらいらしいのですが結構遠出もしてそんな個体がウオッチャーの眼に留まるようです。ドラミングに似た穴掘りも積極的に行いますそれは塒(ネグラ)巣のためなんですがその穴の数たるや5個も6個も堀り気に入った穴を使うようです。木の幹に穴が開いているのを見つけましたらその木の下をとくとご覧下さい、木の破片が落ちていましたら新しい穴夕方には帰ってくるかもで御座います。写真 牧野さん。横浜市内にも居ます、見られるのは只運だけやはり足しげく通うことにつきます。
最も見つけるのが困難な鳥!!そう言われている鳥です、深山幽谷の顔ぶれなんてぼやかれていますが鳴き声だけは聞くことがあります。丹沢は札掛けの民宿に泊まり夜のコーラスを聴こうとかなり入ったところでジュウイチ、ジュウイチの声、んジュウイチだ!!しかしながらほとんど真っ暗の林道で探せるはずはありません、二声、三声聞いたところで幕、でもです何か満足感は御座いました。日本に居る托卵鳥は四種、ホトトギス、ジュウイチ、ツツドリ、カッコウ(世界的には100種以上と云われています)この四種姿かたちがよく似ているんです、よほどなれた人でもない限り一目で種の判断はまず無理ですが「声」これほどハッキリ別なのも珍しい、そこで種と鳴き声を、ジュウイチ=ジュウイチとハッキリ鳴きジージジジッと鳴き叫んで終了、ツツドリ=筒を吹く様にポポポポに始まりポポ、ポポ、ポポ二声ずつのバス、カッコウ=これは皆様御存知、ホトトギス=特許許可局と云われますが、だからわかんなくなっちゃう(独断です)キョキョキョ!!この声で御座います。山でキャンプ・・夜中お耳を澄ませて、如何でしょうか。(写真は他所さんからお借りしました。)この他にトラツグミ、コノハズク色々聞こえてくるはずお楽しみに。
朝に限らず、ホーホケキョと聞こえてくる今日この頃で御座います。ウグイス達もどうやら縄張りが決まったようで朝聞こえてくるサエズリも同じ個体の声、いつまでたっても上手くならない、ホベチョの時もあるんだからもう・・なんて思いながら鳴いている側を歩いています。(縄張りはかなり広く♂はいくつもの巣を回っている?)そして今頃早い巣では卵の誕生を迎える時期!!ここで冒頭のホトトギスの出番、人里のど真ん中でも春先一度はホトトギスの声を聞きます、卵を産んだウグイスの巣を探している声、間違いありません、そしてウグイスがちょっと巣から離れた隙にホトトギスは自分の卵をその巣へポトリ、後は野となれ山となれ、二度と姿を現すことは御座いますまい。産み付けられているのに気がつかないウグイスは必死の雛育て、一日早く孵ったホトトギスの雛は眼も見えないのにウグイスの卵、雛を巣の外へ押し出して(それは死を意味します)自分だけ仮親ウグイスの運ぶ餌を独り占め・・明日はツツドリの写真をご覧いただきます。写真山柿舎 福井さん
ゴールデンウイークの始まり、いえ私はゴールデンウイークなどは御座いませんがウイークの始まりのお方は羨ましい。しかしながら何処へ行きましてももの凄い混みよう、ここは一つ低い山などへは如何で御座いましょうか。低い山でもいきなり急登があるようなところではなくゆっくり坂道を登っていくような山が狙い目です、尾根下みたいなところで谷がかぶさるような林道、やたらに小さい橋が架かっている道、当然昼間でも薄暗い、橋の上から下までの距離がそんなにない所、せいぜい10数m.くらい、こんな橋に出会いましたら、静かに橋の隅から下を眺めてください、僅かに小さい物体が素早く動いている、この鳥ミソサザイの可能性大、かなりの保護色ですが眼が慣れればお分かりいただけるはず、日本一小さい?鳥(約11センチ)ですが鳴き声は体に似合わず大きな声(参考までにツルルルル・・・スピスピスピ・・チイチイピチュピチュよく響く声です)渓流の流れ音に負けない声で鳴くと云われています。産卵期5~8月、産卵数4~6個、抱卵日数14~15日、巣立ちまで16~17日。写真は 牧野さん
さあ!!サンコウチョウの出番がきたようで御座いますよう、(4月頃~10月半ば)今頃使わない言葉で御座いますがエキゾチックな色、やたらに長い尾その飛び方、一度は見てみたい鳥サンコウチョウ、嘴、眼の周りのリンクがコバルト色?早い話が薄い青色、肩から上が黒い羽根色お腹は白。県内では谷ぞいの暗い林等で繁殖なんですが人里近い杉の植林(とくに暗い所)で観察されることもあります。県下で未だ見られていない場所は僅か、ほとんどのところでみられていますが、やはりよく出るところは(鳥が姿を現しますと出たと呼びます)ほとんど決まっているようで御座います。鳴き声は三光鳥の名のごとくフッチーヒーチーホイホイホイ(月日星ホイホイ)産卵期は5~7月、卵数3~5個、抱卵日数12~14日、巣立ちまで8~12日くらい。ここで見つけるコツを、甘い声でギィギィ、聞こえましたらそのあたりに居る筈です。巣立ち後暫くは家族群で行動、この姿を見たい、ウオッチャーはいつもそう思っています。写真 牧野さん
今朝はキジバト(雉鳩)のツガイを見ました、この鳥私達人間の周り、街路樹、庭木、等などに粗末な巣を作り我が物顔で?暮らしていますが1960年代に山奥から都会に出てきました鳥で御座います。いきなり姿を見るようになった鳥は多う御座いますがその内では多少古いほうと言えるキジバトです。本当にお粗末な巣を作りますがそれでいてかなり神経質、作った巣を放棄また作る習性があります。いつもツガイで居まして仲の良いカップルに見えますが実は一回の繁殖毎に相手は替わると云われておりまして、より良い子孫を残す!!(物は云いようである!!)為、これは人間がそうだろうと決めたことでもありますが、発展途上の鳥と云えるようでございます。最近まで猛禽類の餌食になり数が著しく減少していると云はれていましたがどうやら数は回復の傾向があります。(一年で6回~8回も繁殖する例もあり)鳴き声はボーッボーッいい声とはとても云えませんが私たちの傍にいても邪魔を感じない鳥キジバトです、探してみては如何でしょうか。
近年市街地へ進出してきましたイソヒヨドリ(写真は♀)、本来は崖や岩場のある海岸で砂場に姿は現さないとされてきましたが現在海から20キロくらい内陸へ入った所でもこのイソヒヨドリを散見致します。海の熱帯海水魚たちも夏場東京湾内に現れ冬場生き残る個体が多く見られて(従来はほとんどが冬場死ぬとされていました)動物たちの世界も日々変化!!動物たちも自分たちの生きる世界を広げていると考えられる!!こう決めて一件落着なら簡単と言えますが、違う、地球の温暖化季節の天候の激しい変わりよう?(例えば夏場50年に一度の降り方の雨がチョイチョイある)こんな心配が杞憂であればとまた心配しています昨今でございます。なにはともあれまずこの鳥達を見つけて見ていただく如何でしょうか。写真のイソヒヨは横浜駅西口から歩いてすぐの運河にかかる橋の下に居ました。大きさ約23センチ(スズメ目ツグミ科)
お早う御座います。今日はほとんど何処にも居るハクセキレイ、図鑑などには海岸、川岸の下流域に棲息してと、ありますが街中の少し乾燥したところ(乾いた道路など)がお好みで「居ます」今頃はツガイでデートがてら餌探し、細かく見てみますといつも同じ個体が来ています。細長く約21センチ、空中へ飛び上がり飛びながらチュチュチュンチュチュン、これが鳴き声で御座います、飛び方は波状形上下に大きくヒヨドリの跳び方に似ています。♀の方が体の色が青っぽい個体が多く?一時は他のセキレイとの交雑種?かと色めきましたがどうも違うようで冬羽が替わっていない?いまだハッキリしていませんがたいしたことではなさそう、そんなところで御座います。繁殖期以外は一羽で居るとされていますがどうして冬中ツガイで行動、判らないことだらけ、どなたかの観察結果が待たれます。この種仲間は多くセグロセキレイ、キセキレイ、キマユ、タイワン、ホオジロ、シベリア、等など居ますが私たちの眼につく種はハク、セグロ、キ、それが一般的、お探しになりませんか。
ゴールデンウイーク、まだ半月もあるんですが今年は何処へなんてもうお考えに入っていらっしゃるお方も?でも高速のあの渋滞を思いますと二の足で御座います、もしよろしければ大きい川へ登るまでもない山などへ(ハイキングでございます)行かれることを御検討は如何で御座いましょうか。そこで今日は川、川原の芦の間にほとんど入りっぱなし出るときは遠くへ移動するときか危険が迫ったとき(とされていますが)どうして少しばかり待てば可愛い個体が出てきます、スズメより幾分小さめ(約12センチ)細くスマート、鳴き声は(今頃)ヒッヒッヒッ、切なく絶え入るように鳴き続ける鳥・・・こんな小鳥もこんなところに居る、お探しになりませんか。写真 山柿舎 福井さん。産卵期5~8月、卵数は4~6個、抱卵日数は14日くらい、巣立ちまでは13日位。
今日はニュウナイスズメ、家の周りで見るスズメとそっくりで御座いますがほんの少し違いがあります県下では小田原周辺に生息しています、何故小田原にだけなのか?判っていないようなんです、そして僅かな違いとは眼の下白いところに黒い点のような印が無い、これが最大の見た目の特徴。鳥を見て種を判断する練習には格好の鳥といえます。(国によって例えばヨーロッパではイエスズメが人家に営巣、スズメは林に住み、他の種は周辺の林に住む等の現象が知られています。)普通のスズメは♂♀同色その差は見た目ではわかりませんがニュウナイスズメは♂と♀でハッキリとした羽根色の違いがあり両方居た場合判断しやすくなります。野性味は強く巣の中へ枯れ草や枯葉などを敷きその上にヨモギなどの青葉を敷く(虫除けと思えます)習慣を持ち中々立派なもの、路上に下りることはまず無いと思われますが、お探しになる、スズメとの違いを実感なさる如何でしょうか。写真 牧野さん
通称トンビと呼ばれていますが正式な種名はトビ、れっきとした猛禽類でございます、しかし私たちにはノンビ~リした鳥、ただ大きいだけ怖いのは見た目だけ、そんな風に思われて、実際その通り、飛び方も時折羽ばたいて努めて水平を保ちながら地上に何か餌は落ちていないか?彼らの飛行はこれにつきます。体の大きさは♂で58.5センチ位♀で68.5センチ彼らの食料はもっぱら屍肉、たまにはネズミ、ヘビ、カエル、等なども捕食。居る所三浦半島の漁港(もちろん山にも他にも)その数たるや半端じゃなく何十羽も固まるかのように、そして一日餌は落ちていないか、たまには餌探しに当地の上空にも遠征してきます。鳴き声ピーヒョロロロ、ピッツピッツと聞こえてきましたら空を見上げてみて下さい、ほとんどカラスに襲われているとき。産卵、2個の卵を2日置きに生みますが、これは本物の猛禽類と同じ初めの卵は育つ確率が高いのですが後から生まれた卵、雛は餓死珍しくないことで御座います。人間の動作を非常に細かく見ている鳥、こちら側もよく見てみようではありませんか。写真 山柿舎 福井さん
昨日はコルリ、本日はオオルリです、(オオルリはスズメ目ヒタキ科コルリはスズメ目ツグミ科)体はコルリよりひとかさ大きく(約16.5センチ)今頃から平地、山地の渓流、湖沼、沢、湿地等などで繁殖のために活動開始でございます。鳴き声はピーリーッポピーリポピーリジジーとかリリリィリィチリチリンなど何種類かの囀り方、その声は日本三大鳴鳥(コマドリ、ウグイス、オオルリ)と云われて久しいです、この種の特徴は♀も朗々と歌うこと!!♂を呼ぶために?全く違いまして巣に危険が迫った、そんな時に鳴き声を上げているのでございます。もしです貴方がこの鳥を見つけて立ち止まり鳥に近づいた時でしたらいち早くその場から離れていただきたいとお願いする次第でございます。離れて声を聞く鳥その声は他の鳥とのコーラスよりも独唱を聞きたい鳥オオルリで御座います。産卵期5~7月、卵数4~5個くらい。托卵鳥ジュウイチの被害?を受けやすい鳥です。撮影 牧野さん
ここ横浜では桜の花も散り葉桜に、過ぎたある日を思い出しますと桜も一瞬で御座いました。さて鳥達はこれから楽しく嬉しい時期に如何でしょうか。きょうはコルリ、濃いルリ色の背中、真っ白な喉元からお腹(ちょっと御記憶下されたく)その鳴き声は初夏のコーラスに欠かせない歌い手、正直この鳥に出会った日は一日ご機嫌嬉しい鳥で御座います。この鳥繁殖期に♀に見せる御自慢の場所は濃いルリ色ではなくて喉元の白!!、♀の前でするディスプレイ、Uの字型になって歩く姿から白が御自慢らしいと観察されています、南の国のゴクラクチョウは♀の前で踊ります振り付けはご自身、なんとコルリもそんな踊り風な動きをするんです一度見てみたいとお思いになりませんか。標高500~1000くらいによく鳴き声が聞こえると言われていますが、旭区の大池公園にも姿を見せることは珍しくありません、♀の姿が多いんですが♂も出てきます、運よく出会いたいもので御座います。大きさは14cm産卵期は5~7月、卵数普通3~5個。托卵鳥ジュウイチに卵を産みつけられてしまうんですが大池公園にジュウイチは来ませんので心配なし。写真は名手 牧野さん
前のキビタキ、今回のノビタキ僅かな違いは羽根の色模様、私たちはそう思いますが彼らにとっては重大な違い、羽根の色模様と鳴き声は仲間と他種との識別に絶対的なもの、そこで私たちも確り見て声を聞き正確に判断してあげるのが大事、いつもそう思いながらの探鳥会でございますがしかし、ついスズメ?簡単に決めてしまいがちもう一度よく見たら他の種であった、よくあることで御座います。これからの時期可愛い小鳥達が溢れるばかりに林の中を飛び回ります、見損なわないように気をつけて見よう、今日もそう考えています。ノビタキ、今月あたりから10月位まで、♂は繁殖期、草の先や棚の上に留まりチョビチョビチーピーチュピチーとかチチョーチイなんて鳴いています。産卵期は5月~7月、卵数5~7個くらい。春秋の渡りの時期水田や川原で普通に観察されています。如何でしょうか。写真は牧野さん御提供。