mixiの足あと

来週からmixiの足あと機能が変わるらしい。今までは何時何分に誰が訪問したかわかっていたのが表示されなくなり、前週の来場者の一覧が表示されるだけになるらしい。つまり足あとのリアルタイム性が無くなるということで、「足あと」という表現もなくなるようだ。

これを聞いて、寂しさを覚えたのは小生だけだろうか？mixiはまさにソーシャルネットワーキングであり、ネットワーク＝つながりを通じてソーシャル≒仲間を感じることのできるシステムだと思う。そして、その仲間とのつながりの象徴がリアルタイムに表示される足あとだったのではないだろうか。日記を書いて、ボイスでつぶやいて、仲間がそれを見てくれている。そうリアルタイムで感じ取れるのが、他でもない足あとだったのではないだろうか。そして、例えコメントはなくとも、足あとをみて仲間を感じホッとしたりする。社会人になってから、リアルタイムで仲間を感じるのはmixiが主であり、特に仲間の足あとをみてホッとすることが多くなっていただけに、ショックはでかい。

週の頭に一週間分まとめて「先週の訪問者です」とリストを示されても、それは単なる過去の報告に過ぎず、無機質で、それほど嬉しくもないし、ホッとすることもない。mixiとはつながりを作るきっかけではなく、リアルタイムなつながりを維持・構築するためのものだと思う。そこからリアルタイムな仲間の痕跡である足あとを奪い去ってどうするのだろうか？mixiボイスもリアルタイムなものではある。しかし、そこにいるのは主張する者だけ。mixiにひっそりと存在している仲間たちは現れない。言葉はなくとも足あとをみて、仲間の存在を感じ、安心することは多いと思う。リアルタイムな足あとを残せないものだろうかと考えてしまった。

だが、時代とともにかわるニーズもある。来週からは「報告」をみて楽しむとしよう。