それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

ネットは雷に弱い

2011-07-19 14:02:39 | イギリス生活事件簿
つい最近、雷が落ちた。

それがずいぶん家の近くだった。

というか、たぶん庭に落ちた。

僕が料理をしていて、新しく来たジェームズがリビングのソファーで本を読んでいた時、

文字通り閃光が走り、爆発音が聞こえた。

光は線ではなく、丸に近くて、雷というかちょっとした爆発のような感じだった。

直後、インターネットが使えなくなった。

ルーターがうんともすんとも言わなくなってしまった。完全に沈黙するルーター。

もうボタンを押しても無駄だ。

ジェームズと話し合って、ネット会社に電話することにした。

予定では今朝ジェームズが電話しているはずなのだが、僕は寝ていて、彼はそのまま仕事に行ったので状況は分からない。

ネットが無い生活は研究にはちょうどいい。

やることがないから、結局研究するしかない。



それでも研究の休み時間に、ジャニン宛てに届いたH&Mの雑誌を読んで、コーヒーを飲みながら、かわいい服について考えるという女子的なことをやってみたのだが、これがかなり面白くて、ネットが無いのも悪くないなあと思っていた。

一番印象的だったのが、ジミー・ヘンドリクスのTシャツの上に、ちょっとはねた感じのパーカーを着て、きっちりアイラインを引いたメイクをしたモデルさんの写真。

めちゃくちゃかわいかった。だけど実際にそんな格好した奴がいたら、そんなやつはろくな奴じゃない!

かわいい格好だからといって、それを着る人の性格がかわいいとは限らない。

つまり僕がやっていたのは服と性格について、ただひたすら想像し続けるという遊び。

かなりやばいでしょうか?



そんな遊びをし終わって研究していると、ふとジェームズの言葉が頭に浮かんだ。

「これ、ヒューズが飛んだせいじゃない?」

彼が前の晩にそう言ったとき、「おう!きっとそうだ!」と僕も言ったのだが、ふたりともどうやって機械からヒューズを取り出せばいいのか分からず、結局、無理だという結論に達していた。

ここで解説しておくが、イギリスの家電はヒューズがコンセントの差し込みのところに入っている。

冒頭の写真を見てもらいたいのだが、3本の突起が生えているところのなかにはネジを外すとヒューズが入っており、取り出すことができるのだ。

これを知ったのは、以前草刈りをしていたときに、色々あってその草刈機を故障させたときにクリスが教えてくれたから(結局、その時の故障の原因は草刈機のヒューズではなく、家のブレーカーが落ちたことだったのだが)。

しかし、ヒューズが換えられなくても、ルーターのアダプタを交換できればいいではないか。

去年まで使っていた機械があるじゃないか!!

閃いて早速交換してみたところ、簡単に直った。やっぱり原因はアダプタのヒューズだったのだ。

ひとつ大人になりました(なってない)。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿