それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

始まりの終わり

2012-07-18 22:56:47 | イギリス生活事件簿
旅行が終わって直後、というか今日、アレックスとバレンティーナがギリシャに旅立つ。

彼らが帰ってくる頃、僕はもうこのフラットにはいない。

このブログでバレのことをちょっと戯画化しすぎたと反省している。

今年のフラットメイト、特にバレとの交流は、僕を大きく変えた。

沢山人と話し、沢山笑い、遊びに行き、色々な人と出会い、遂にはイタリアにまで行った。

バレのおかげだ。

アレックスにも散々お世話になった。

色んな話をした。

初めてギリシャのことを考えるようになり、そして勉強した。

ふたりは初めて真剣に日本に、そして僕に興味を持ったフラットメイトだった。

ふたりの存在があったからこそ、楽しい3年目になり、そして僕が住んでいるこの街がふたつ目の故郷のようになった。



ふたりがお別れを言いにきた。

ちょっと早目の挨拶だ。

これでしばらく、下手をするともう当分、何年も会えないかもしれない。

旅行に行って毎日一緒にいたから、やっぱりバレは特別な友達になった。

ケンカもしたし、一緒に泳いだりもした。

アレックスも特別な存在だ。本当に良い男だった。



涙があふれて止まらくなった。

悲しくて悲しくて悲しくて、全然涙が止まらなくて、ふたりと何度も抱き合って、色々言葉をかけあって、それでようやく部屋に戻った。

部屋に戻ってからも、何度も涙が出てきてしまって、旅行の時の写真を選んでいるときだったから、余計に涙が出てきて、どうしようもなくなった。

本当に言いたいことはすぐには、そして面と向かっては言えないものだ。

僕はまだ何をどう言っていいのか分からない。

ふたりに会えて良かった。

本当に良かった。

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