それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

教えるのではなく、考えてもらうことが大事

2011-09-04 12:13:21 | 日記
彼女にピアノを教えている。

その実力は5歳児くらいである。

なにせ一度も弾いたことのないものだから仕方ない。

しかし彼女の演奏や練習を聴くのはすごく好きだ。

彼女が何を考え、直面した困難にどう立ち向かうのか観察するのがとても面白いからだ。

僕は知っている。どうすれば彼女の問題点を克服できるのか。

楽器というものには、効率的な練習方法がある。

でも僕は何も言わない。

おそらくほとんどのものがそうだろう。何事も人から聞くより、自分で発見した方が学習効果が高い。

教える人は発見のヒントと、正しい方向に進んだ時のOKサインを出す以外、実際、出来ることは少ない。

大事なことは問題点を本人に知ってもらうこと。そして、考えるきっかけを作ること。

問題点に気付かせることが本当に大事なのであり難しい。

たいてい問題があることが分かっていても、どこに問題点があるのか分からないから。

同じような教訓を最近、ふたつの事例で発見。

ひとつはラジオで聴いた「脚本のお医者さん」の話。

もうひとつは僕のイギリスの指導教官からのメール。

人間は永遠に生徒なのだろうなあ。

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