http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2011/08/rel-annual2005-no.5.pdf
抜粋
神秘主義は究極的根底との一致を強調する一方根底と我々の間の距離
、
自己の有限性とそうした自己に基づいた自らの認識の空虚性を自覚する。
哲学においても知性は単にすべてを解明し尽くそうとするだけでない。
知性は自己を反省しつつ、普遍的な根源の認識を志向する只中で、
自己の有限性を認識し、新たに自己を問い直すこともあろう。
そうであるならば、神秘主義と哲学は、知性認識の質の転換が起こるところで
交差し得ることとなろう。
そこでは知性が自らの能力で既知のものから導出するという仕方で、
根源を自らの内に取り込もうとするのではなく、知性が受動に徹した時、
かえって根源が顕になり根源へと帰一する。
知性は自己の反省を通して自己を浸透させつつ根源へと向かっていくのである。
抜粋
神秘主義は究極的根底との一致を強調する一方根底と我々の間の距離
、
自己の有限性とそうした自己に基づいた自らの認識の空虚性を自覚する。
哲学においても知性は単にすべてを解明し尽くそうとするだけでない。
知性は自己を反省しつつ、普遍的な根源の認識を志向する只中で、
自己の有限性を認識し、新たに自己を問い直すこともあろう。
そうであるならば、神秘主義と哲学は、知性認識の質の転換が起こるところで
交差し得ることとなろう。
そこでは知性が自らの能力で既知のものから導出するという仕方で、
根源を自らの内に取り込もうとするのではなく、知性が受動に徹した時、
かえって根源が顕になり根源へと帰一する。
知性は自己の反省を通して自己を浸透させつつ根源へと向かっていくのである。
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