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思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

魂のすごい力の引き出し方(KKロングセラーズ)より

2016-03-26 16:07:05 | Weblog
実は風邪にかかったばかりの人を霊視すると、必ずオーラのある箇所に、
風邪の邪気が特に濃くなっている風邪の邪気の株があるのです。
どろっとしたペースト状のものです。
そこから全身の経絡に沿って邪気は広がっているのです。
風邪の邪気の株がその人の背中のオーラにあるならば、
ごく最近真後ろに風邪ひきさんが立っていた状況があったはずで、
その人にくっつけられたのです。風邪を引いた日の状況を尋ねますと、
高い確率で、風邪の邪気の株がある側に鼻の出ている人が
立っていたことが確認できました。
これは私自身の経験ですが、風邪の邪気の株を誰かからベッタリと
自分のオーラにくっつけられてから、せいぜい
二時間以内であれば、何とかオーラ全体に邪気が広がる前に
自分の手から出す気功の光で浄化することが出来てひどい風邪に
発展しないように抑えることができました。
しかし、邪気をくっつけられているのを知らないまま何時間も過ぎてしまうと、
あれよあれよという間にパチパチする邪気が経絡を伝って全身のオーラに広がって、
深いところにまで入ってきて、どうやっても浄化できず風邪をひいてしまいました。

ベビーメタル次元上昇

2016-03-26 11:14:46 | Weblog
ベビーメタルは、地球の次元を上昇させるため、神々が降臨し、地上の人々と共に

音楽のライブによって、地球上のネガティブエネルギーをポジティブエネルギーに変化させる

壮大なプロジェクトである。

ポジティブエネルギーによって世界は一つに統合されていくのだ。




魂のすごい力の引き出し方(KKロングセラーズ)より

2016-03-25 14:47:56 | Weblog
先日私はレストランで食事をしようとしてお店に入り、カウンター席に座りました。
出された料理に半切りのすだちが添えられていたのを見て、皮ごと食べてみたら、
たちどころに衛気は濃くなりました。
そこへ都合よくとてもオーラが汚い女性が私の隣にお座りになりました。
私とオーラは完全に重なってます。
その方はビリビリしたいやな邪気を放っており、敏感な私は普段なら辛かったはずですが、
この時は大丈夫でした。
スダチの効果で瞬時に分厚くなった衛気が、女性の発散する強烈な何かと果敢に
戦っているのがよくわかりました。
10分ほど隣り合わせていた後、私はお店を出ましたが、
オーラに付いた邪気と私の衛気との格闘はその後15分間も続き、
今食事したばかりだというのに、体はパワーが枯渇したような疲れを感じました。

腸の善玉菌の 驚くべき役割

2016-03-24 15:28:38 | Weblog
腸の善玉菌の 驚くべき役割


これまでよく知られていなかった 腸内の細菌 の働きが
近年の研究でかなりの解明が進みました。

腸に住んでいる細菌は、
免疫の働きを助け、体のバランスを保つ重要な役目を担っているのです。

【腸の善玉菌のはたらき】
•消化・吸収を助ける
•IgA の産生を助ける
•病原菌を排除する
•有害物質を分解・排泄する
•ミネラルの吸収を助ける
•ビタミン・ホルモンをつくっている
•免疫の正常な判断を助ける
•Th1/Th2バランスを正常化する
•副腎皮質ホルモンの産生を助ける
•糖質の代謝を促進して、ホルモンバランスを改善する

これらはすべて、腸の善玉菌の働きです。

つまり、善玉菌は
アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、鼻炎などの8大原因すべてに関与し、改善を助けるのです。

善玉菌を増やすことなしに、アレルギー体質を改善することはできない
と言ってもいいのです。

そして、
肉・牛乳など消化に悪い動物性タンパクは
腸内で悪玉菌が毒をつくるもととなり、
その過程で、善玉菌が減り、悪玉菌優位の状態をつくってしまいます。

肉は食べてはいけないわけではありませんが
食事の中でバランスを取ることが必要です。
(牛乳は飲まないようにしましょう)

 




腸を良くして、アレルギーの体質改善!


アレルギー体質は生まれつきなどではありません。

食事など、私たちの体に入ってくる者の影響でつくられる部分が
圧倒的に大きいのです。

まず、腸内環境を改善しましょう。

アレルギーの人は
・ IgA が少ない
・ Th2 にかたよっている
などの共通項が見られます。

これらは
腸が善玉菌優位になれば、改善が進みます。



★キャベツを食べましょう!
 ・・・キャベツのビタミンU が、胃腸を丈夫にして、消化力を高めます。

★オリゴ糖を取りましょう!
 ・・・ビフィズス菌の栄養素になり、善玉菌優位の腸をつくります。

★食物繊維の多い食材を食べましょう!
 ・・・腸を掃除し、便秘を解消して、善玉菌優位をつくります。
 

魂のすごい力の引き出し方(KKロングセラーズ)より

2016-03-24 15:21:38 | Weblog
アレルギーの人の衛気

花粉症、金属アレルギーなど様々なアレルギーの人を霊視すると、アレルギーの種類が何であっても、一様に衛気の内側のバリアー お腹あたり にまるで黒い穴が開いているように見える邪気があります。その大きさや形は様々です。

気質の性」と「本然の性」・・・「朱子学」の人間論

2016-03-24 13:15:18 | Weblog
http://ameblo.jp/tetrabiblos/entry-10906937509.html

「気質の性」と「本然の性」・・・「朱子学」の人間論



2011年05月29日(日)
テーマ:「占星術」の原理と限界について


本題に入るまでの前置きが長くなってしまいましたが

「朱子学の人間観」について書いていきましょう。




隋唐時代の道家(陰陽五行説)の考え方では




人間というのは、

陰陽五行の「気」の寄せ集め(集合体)に過ぎませんでした。




道家(老荘)の自然論では、

「気」以外の構成要素は何もありませんでした。




「気一元論」であって、人間も、動物も、自然物も、




全ての存在は「気」という微細なガス状の物質(粒子)が

一時的に凝固して「形態」をなしているだけのもので

死ねば、それらの「気」は雲散霧消して、「自然」に溶け込んでしまう




といったような世界観で考えられていました。




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<「理気二元論」と「性即理」の世界観>




こうした道家の世界観に対して、

程伊川や朱熹は明確なアンチテーゼを主張しました。




世界を形づくる「構成要素」は、「気」だけではないのだ。




「気」は言わば「形而下」の要素であって、

そうした「形而下」の要素(=質料)に対して




「秩序」「根拠」「動因」を与える

「形而上」の要素(=形相)が無ければならない。




それが「理」という

目には見えない、非物質的な「万物の形成根拠」なのだ




という「理」と「気」による「二元論」を唱えたわけです。




イメージとしては、変転してやまない「気」の運動というのは

茫漠とした無秩序なカオス(混沌)であり、輪郭の無いガス体のようなもので




そうした「形」(輪郭)の無いものに、

「形」を与える=「秩序」を与える働きが「理」の作用なのだ、と言うわけです。




あらゆる存在は、「理」と「気」が融合することによって

この世に「形」となって存在している、というふうに朱子学では考えます。




この視点は、西洋における

プラトン、アリストテレス、ストア哲学に近い考え方だと言えます。




西洋思想では、

形而下の物質である「気」を 「ヒュレー」(質料)と呼び

形而上の原理である「理」を 「ロゴス」とか「イデア」(形相)と呼びました。


この世にある「形ある全ての存在」には

それをあらしめる「存在の根拠」(=形相因)としての「理」が内在しています。


宇宙・世界を貫いている1つの「純粋な精神」=「理」があって

全てのものは、その同じ1つの「理」を各々の内に「分有」している。


あたかも、天上に1つの「満月」があったとして、

地上にある「棚田」の1つ1つの水面が、その同じ満月を映しているように


人間をはじめ、この世の全ての存在者には

宇宙理性、世界精神とでも呼ぶべき「一者」である「理」が内在している。


こうした考え方を、朱子学では「理一分殊」と言います。


そして、「理」が「気」と結合した後の

「事物の内部」における「理の働き」のことを「性」と言っています。


つまり、人間の「性」とは

個々人の「理」が、個人単位でどのように作用しているのか

といった状態(作用態)のことを意味しています。


「性」は現われ出た「作用態」(顕現態)であり、

「理」はそうした作用を発生させる「本体」に当たります。


人間各人の「性」のおおもとを遡っていけば

至高純粋の世界精神である唯一の「理」(ロゴス)に辿り着く


それを「性即理」、「性」は即ち「理」である、と言ったのです。


以上が、朱子学の「世界観」の基礎になっている

「理気二元論」、「理一分殊」、「性即理」といった考え方のあらましです。


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<「気質の性」と「本然の性」・・・「複性複初」の人間学>


「理一分殊」の考え方からすれば、


全ての人間は、同じ「世界精神」・「宇宙的ロゴス」を持っていて

みんなが同じような「純粋で至高の精神性」を示すはずですが


しかし、実際の人間はそうではありません。


人間各人には「気質や能力の違い」が存在しています。

善人もいれば、悪人もおり、賢人もあれば、愚者もいます。


肉体に由来する「煩悩」、道徳法則から逸脱した「私欲」に走って

いわば、そうした「肉の原理」に絡め取られています。


なぜ、唯一の「理」を等しく共有(分殊)しているにも関わらず

こうした個人差が生じてくるのでしょうか?



Alexandria 占星学院-syusigaku



それは、「理」が結合している

「気」に生まれもった「偏り」があるために


偏固してバランスを欠いた「気」に撹乱されてしまって

「純粋な理」の作用・発現が妨げられてしまうためである


と、朱子学では考えます。


実際の人間は

「純粋な精神的原理」である「理」を内在させておりながら


物質的要素である「気」によって阻害されてしまうために

「理」の本来的な働き、作用、発現が歪められ妨害されています。


この阻害され歪められた状態(=性)のことを「気質の性」と言います。


偏固した「気」によって、すっぽりと覆われてしまっているために

純粋な「理」はそのままでは、本来の働きが阻害されるのです。


「理」の本来的な働き・作用が発現した「理想的状態」を

朱子学では「本然の性」(=本来あるべき状態)と言います。


現実のありのままの人間の姿は

「偏固した気」によって「理の働き」が覆われ歪められているために


物質的な欲求、肉体に由来する

本能と情念、私欲の赴くままに

「肉の奴隷」となって生きています。


「気質の性」に従って生きているわけです。


譬えるならば、天空に綺麗な「満月」が出ていたとしても

それを覆い隠すような「雲」がたくさんあれば


雲によって隠されてしまって、雲のごく僅かな隙間から

月の一部が垣間見えるだけの状態になってしまいます。


美しい鏡があったとしても、その表面に塵芥がくっ付いて

鏡を曇らせてしまっていたならば、正常には映らなくなります。


人間における「理」と「気」の関係もまた

この「満月」と「雲」の関係と同じなのだ、と朱子学では考えます。



太陽や月の光は「蔽いの無い場所」に居れば、全部見ることができるが




「日除け」(遮蔽物)のある部屋に居れば、覆い塞がれ隔てられて、

「見える部分」と「見えない部分」が生じてくる。




各人の「気質」に「清濁通塞の違い」が生まれるのは、

そうした「気の昏濁」のせいである。




人間の場合は、気によって理が、部分的に覆い塞がれても

その状態を「矯正」して、再び通じさせる道理がありえるのだが




鳥や獣となると、理の大部分がすでに「気」によって拘束されていて

生まれつき覆われ隔てられる程度が酷いために、矯正のしようが無い。


(「朱子語類」巻四-11)


朱子学では、人間は生まれつき(稟受)による「気質の性」を克服して


「純粋精神」である「理」が

正常に作用する「本然の性」の状態へと復帰しなければならない、と考えます。


これを「復性」(=性に帰る)、「復初」(=原初に帰る)と言います。


そのための「修養」「矯正」の方法論として

朱子は「居敬」と「窮理」という2つの方法論を説きます。


「敬に居る」ための修養法、「理を窮める」という探求法によって

「気質の性」から「本然の性」へと立ち戻ることができる、と言うわけです。


この点において、

朱子の人間学は、典型的な「自力救済」の哲学と言えます。

理気説 とは

2016-03-24 12:08:55 | Weblog
りきせつ【理気説 Lǐ qì shuō】

理と気の関係をめぐる中国思想史上の学説。理は事物の法則性をあらわす概念として先秦時代から使われ,気も古代以来,事物を形づくりそれに生命を与えるガス状の物質と考えられ,中国人にはきわめてなじみ深いものであった。とくに道教や中国医学では,病は体内をめぐる気の不調によって生じるとされ,その気をコントロールすることで長命が得られるとした。しかし,気を自覚的にその哲学体系に組み込み,気の存在論を作りあげたのは北宋の張載(横渠(おうきよ))が最初であり,気に対して理を立て,理と気によって世界をとらえようとしたのも同時代の程頤(ていい)(伊川)にはじまる。






要約すれば、「理氣」とは、朱熹によって唱えられ、「理気説(理気二元論)」とは、「宇宙・万物は、理と気からなる。理は人・物の性(本性・本質)であり、気は物質・存在を意味し、この理と気が結びついて万物が存在する」という二元的存在論を意味します。

 そして、南宋の朱子が提唱した「理先気後」と明代中期には「理気相即」と変貌し、清の戴震に至って「気一元論」となり、それぞれの時代背景ごとに、思想として読み解かれた「理氣」のあり方は様相を変え、そして、それぞれの時代に反映され、それは風水も例外ではないということです。

 古代ギリシアの哲学者であるプラトン(紀元前427年 - 紀元前347年))の提唱した世界観であるイデア論は、個別の事物の背後には、その本質であるイデア (Idea) が実在すると主張する哲学でした。

 プラトンのイデア論は、「理」による朱子哲学と還元でき、そのイデアに対する「気」という物質や存在についても言及し、気一元論理に至っては、気の条理がイデアではなく形相とされるようになりました。

衛気虚(えききょ)

2016-03-21 23:17:54 | Weblog

●強力なバリアが必要
外的刺激(たとえばウイルス、細菌、花粉、チリ、有害化学物質、温度差、多湿、乾燥など)に影響されることなく、いつも体内を一定に保つことができれば体調を崩すことはありません。
これを「免疫力」と呼んだりしますが、免疫力のうち体表に近い部分で働いて、害になるものから身を守る高性能バリアのような機能を中医学では『衛気(えき)』といいます。

●汗をかきやすい人
バリアの弱さ「衛気虚(えききょ)」の指標の一つが汗をかきやすい体質です。
運動したわけでもないのに、手のひらや足裏、わきの下などが汗でジトッとする。これはバリア力が弱いために、体内に留めておくべきものが漏れ出ている状況で、漏電しているようなものなので疲れやすくなります。またこのような状況では外的刺激も侵入しやすくなります。

●「バリア強度」チェック
あなたのバリア強度をチェックしてみましょう。
以下のうち4つ以上当てはまる人は、バリアが弱っている「衛気虚」といってよいでしょう。

風邪をひきやすい
体表がざわざわしたり寒気がしたりして、風邪を引きそうになる
花粉症が現れる
風邪が治り難い
汗をかきやすい
年間を通じて厚着のほうだ
暑がりで寒がり
冷房に弱い
手足がすぐ冷える
疲れやすい
季節の変わり目が弱い
年中咳をしている
水っぽい鼻水がすぐ出る また鼻が詰まりやすい
痒い湿疹やじんましんが出やすい

●アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎の人は
血管運動性鼻炎とは具体的なアレルギー物質がないのに鼻炎症状が現れるものをいい、温度差などが引き金となる気候アレルギーとでもいうもの。自律神経の働きがどうこうといわれますが、健康な人よりも外的刺激に弱い状況であることに変わりはなく、やはり「衛気虚」と言えます。
いずれの鼻炎の人もふだんから体力を充電する生活養生を重ねてバリア力を強化しておくことが必要でしょう。

⇒アレルギー体質の養生法(あなたがふだん実行すると良いこと)

●バリア強度をアップする漢方
衛益顆粒(玉屏風散)、防已黄耆湯など生薬「黄耆(おうぎ)」を含む漢方薬を利用する場合が多い。
衛益顆粒(玉屏風散)は、玉のようにすばらしい屏風(びょうぶ)を体の周りに立ててくれるという意味の、まさにバリアを強化する処方。




「化学物質過敏症の症状」

•発汗異常、手足の冷えなどの自律神経系症状

•不眠、不安、うつ状態などの精神症状

•運動障害、知覚異常などの末梢神経系症状

•のどの痛み、乾きなどの気道系症状

•下痢、便秘、悪心などの消化器系症状

•結膜の刺激症状などの眼科系症状

•心悸亢進などの循環器系症状

•皮膚炎、喘息、自己免疫疾患などの免疫系症状


中医 学の免疫システム「衛気」

2016-03-18 16:37:55 | Weblog
中医 学の免疫システム「衛気」


包 海燕(ほう かいえん)先生

中医学では、ウイルスや細菌、花粉などの外敵から身を守り、侵入を防ぐ役割を果たすバリアを「衛気」と呼んでいます。現代人に増加している花粉症やアトピー、喘息などの症状改善も、外敵を寄せ付けない「衛気」を強化することがポイントです。



画像の説明

外敵から身を守るバリアパワー「衛気」

 もはや現代病ともいえるアトピーや花粉症、じんましん、喘息といったアレルギー疾患が急増していますが、中医学ではいずれの病気も根本原因は同じであると考えられています。中医学の考え方でとても重要なものに「異病同治」があります。これは現れる症状は違っていても、病気の原因が同じ場合は、同じ方法で治療するという考え方です。アレルギー疾患の根本治療の鍵を握るのが、免疫力です。

花粉やハウスダスト、細菌やウイルス、有害な化学物質、高低温や湿度、乾燥などの病気を引き起こす外邪から体を防衛するバリアの役目を果たすのが、「衛気」と呼ばれる気(エネルギー)の一
種です。

元気や気力といった言葉があるように、体の中を流れている気にはさまざまな種類があり、それぞれ違う働きがあります。例えば、呼吸によって自然界から体内に取り入れた気を「清気(せいき)」と呼び、食べ物から消化吸収して取り込んだ気を「穀気(こくき)」と言います。

また「衛気」(陽)と表裏一体の関係にある「営気」(陰)は、血液中に分布しており、血液を循環させて、全身に栄養を供給する役割を担っています。

「衛気」は、皮膚や気管支、鼻などの第一次防衛ラインである体表部をくまなくめぐり、粘膜細胞を強化して防衛力を高め、バリアをはりめぐらす働きがあります。

アレルギー疾患だけでなく、風邪や慢性疲労、冷え性、肌荒れなども、第一線で体を守っている「衛気」のパワーが不足していることが原因です。

ストレスや睡眠不足、偏食など、エネルギーを消耗する生活を続けていると、防衛力が低下して病気に対する抵抗力が落ちてしまい、風邪を引きやすくなったり、疲れやすくなったりします。

病気をもたらす邪気に負けない元気な体を作るためには、「衛気」をパワーアップすることが大切です。

「衛気」をパワーアップするには、「肺」、「脾」、「腎」の3つの機能を高めることがポイントになります。ここでいう肺や脾、腎は、単に臓器そのものを指すのではなく、呼吸や消化、免疫などの機能や役割を含んでいます。

中医学では、肺は呼吸器のほかに、発汗などの体液代謝や体温調節機能を持ち、「衛気」を体表面にはりめぐらす働きがあります。

また、脾は食物から栄養を消化吸収し、エネルギーである気に変換する機能があり、「衛気」の原動力を生みだしています。腎は泌尿器系、ホルモン系、生殖器系の機能を持つほか、「腎は精を蔵す」と言われるように、気を貯蔵する働きがあります。




「衛気」を強化する補気薬「黄耆」のパワー

  黄耆                    白朮                防風  
画像の説明   画像の説明   画像の説明   
 
中医学では体の細胞を元気にする働きを「補気(ほき)」と言いますが、生命の活力源の気を生み出す生薬の中で二大補気薬と呼ばれているのが、「黄耆」と「朝鮮人参」です。

同じ補気薬でも、活用の仕方に違いがあり、「朝鮮人参」は体内から元気づけ、黄耆は体表部や粘膜を強化し、免疫力を調整する働きがあります。外的刺激に弱い肌や粘膜を健康に保ちたいときは、「黄耆」が用いられます。

つまり、「衛気」をパワーアップするには、黄耆が最も適しているというわけです。黄耆は、免疫力を高めるだけでなく、体の状態に応じて免疫の過剰反応を抑えてバランスを保つ働きも兼ね備えています。

衛気を補う「黄耆」を中心に、消化機能を高める「白朮(びゃくじゅつ)、風邪の侵入を防いで気をめぐらせる「防風(ぼうふう)」などを組み合わせた代表的な処方に「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」(衛益顆粒(えいえきかりゅう))があります。

この名前は、邪気から守る屏風の働きが宝玉のように素晴らしいという意味から名付けられたもので、中国では花粉症や風邪、インフルエンザ、喘息などの予防に用いられています。



衛気を高めるツボ

全身をめぐる気(エネルギー)や血液が通る経絡にあるツボは、血行を促進して代謝を高め、滞った気の流れをスムーズにして体調を整える効果があります。ツボを2〜3秒押えてゆっくり力を抜くのがポイントです。食後は避けて食間や食前に。

湧泉
足の指を曲げたときにできるくぼみの所。ストレスによる緊張を和らげて、全身の血行を促進する。疲労や高血圧にも効果的。

     





気」について【気虚】

2016-03-18 13:24:48 | Weblog



「気」について【気虚】


まずは「気」について





車はガソリンがないと走ることはできず、テレビは電気がないとつきませんね。私達はごはんを食べなければ生きていけませんが、ごはんを食べようと思えることも、パクパク食べることも、食べたものから体に必要な栄養分を取り込むことも、何もかもすべてエネルギーがなくては行えません。東洋医学ではこのエネルギーを「気」という言葉で表します。生きていることそのものが「気」があってこそ可能といえます。

気が充満している人は元気いっぱいで疲れ知らず。気が不足している人は内臓がうまく働けず、徐々に体の不調が現れます。この「気が不足」している状態を「 気虚(ききょ) 」といいます。

【気虚の症状】

疲れやすい
だるい
体力がない
動くとすぐ息切れがする
風邪を引きやすい
冷えやすい
食欲不振
胃もたれ
軟便
下痢
肌がたるむ
筋力がない など
舌の状態-全体的に淡い色で、舌の縁に歯のあとがつく

上記の項目に 2 つ以上当てはまれば「気虚体質」といえるでしょう。一般的に、あまり元気があるほうではなく、性格も控えめで、疲れたり環境の変化ですぐに体調を崩すタイプです。日本人は元々この気虚タイプが多いと言われています。それに加えて食生活の不摂生や 過労、睡眠不足やダイエットによって気はますます消耗し、元々は健康だったのに、昔ほどやる気が起こらない、だるいなど、どんどん気虚体質の方が増えているのが現状です。

気虚はただ元気がなく疲れやすいというだけではなく、免疫力が低下しやすく病気になりやすい状態であるため生活の改善や食事、漢方などを用いて気を補っていかなければいけません。



【やってはいけないこと】

  ◯ 食事制限によるダイエット
気は主に食事から作られます。良い食事が第一条件。無茶なダイエットで食事の量を減らしたり、単品ダイエットなどは栄養不足になり、気虚が進みます。そうなると代謝力は低下し、太りやすい体になっていくわけですね。悪循環から抜け出したければバランスのよい食事を摂りましょう。

  ◯ 激しい運動
激しすぎる運動は体力を消耗し、気虚が進行してしまいます。気虚タイプの方は適度な運動や、体操、ストレッチ程度の運動のほうが向いています。呼吸法を取り入れた気功や太極拳、ヨガは気を養うことができるのでお勧めです。

  ◯ 睡眠不足
気虚タイプだけに限ったことではありませんが、睡眠時間の不足や遅い就寝は気虚を悪化させます。



【気虚体質を改善する食養生】

◯体を温める性質の食べ物を摂ろう!生食は控え火を通そう。

気虚の方はほとんどが冷え性。体を温め消化機能を高める性質の食べ物をとるようにしましょう。胃腸を冷やすような冷たい飲食物や、お刺身などの生もの、生野菜は控え、えび、にら、たまねぎ、羊肉、にんにく、生姜、シナモンなど体を温める食材を摂るよう心がけましょう。

・ 穀類、根菜類、豆類、キノコ類などは気を補い免疫力を高める働きがあるので毎日の食事に取り入れて!


・ よく噛んで、腹八分目を心がけて!

早食いや食べすぎは消化がうまくいかず、胃腸機能の低下をまねき、気虚を悪化させます。「一口食べては箸を置く」癖をつけると、
無意識に噛むようになり、食べ過ぎ防止になります。



【気虚体質を改善する漢方薬】

 ◯  衛益顆粒(えいえきかりゅう)-風邪をひきやすい、疲れやすい方。免疫力を高めるためアレルギー体質にも。

 ◯  麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)-人参、五味子、麦門冬が疲労、倦怠感を素早く改善。


 ◯  健胃顆粒-胃腸が弱く下痢をしやすい、舌に白い苔がついている方。


 ◯   補中丸-胃腸が弱く、疲れやすい、特に胃下垂気味の方。