森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

2018年を振り返って&M48架橋戦車の作例がHJ誌に掲載されました。

2018年12月30日 | 雑記
今年も明日でお終いですね。今回も例年通り、今年を振り返ってみます。これは今年作った「試製五式七糎半自走砲・ホヘ」です。でも、完成してないんですねえ、、。今年はこんなのばっかです。

それはそれとして、とりあえず最新の話題から。今発売中の月刊ホビージャパン2月号に、作例が載りました。ドラゴンの1/35 M48AVLB架橋戦車です。


模型のお仕事はかなり久しぶりですね。こちらが表紙です。


単品作品ですが、4Pも割いて下さってます。写真が大きくて嬉しいです。ってまあ、現物がでかいのでそうなったんでしょうけど(笑)

架橋戦車はカッコいいですね。戦車なんだけど武装はなくて、でも力強さでは戦車以上、という。まさに「縁の下の力持ち」という感じですね。作ってて楽しかったです。興味のある方はぜひご覧下さい。

作例は久しぶりだなあ、と思って振り返ってみると、今年の同誌3月号に四式自走砲・ホロ(ファインモールド)の作例が掲載されたっきりでした。

このキットもジオラマも作っててほんと楽しかったです。日本軍アイテムは自動的に気合が入るのでなおさらでした(笑)ジオラマはこれが最後になってしまってるので、また作りたいです。

で、このホロを作ったおかげで、チハの旧車台の可能性(というかなんというか、、)に気付き、妄想作が誕生するというおまけが付きました。
こちらは「試製五式七糎半自走砲・ホヘ」

エントリーはこちら→https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/ddc3f09796c35afeb734f77fb38a84b9

こちらが「九七式中戦車三式戦車砲搭載型・チハⅢ」

エントリーはこちら→https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/4b15169fe726f051d9c1835eecd5edb0
どっちもきちんと完成させたいんですけど、この状態のままであります。うーん、ほんと完成させたい、、、。

4月に開催された中四国AFVの会では、ベルグマンMP18/1の自作レジンキットをカンパのお礼ノベルティとして頒布しました。

小さなものですが、パッケージ込みでいろいろ盛り込むことができてよかったです。

自作キットは、ほんと大変なんですけど、ほんと楽しかったです。

同じものがたくさん出来上がって、それを並べたときの感動たるや、ちょっと他に思い当たりませんねえ。
製作記はこちら→https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/847c260f794040db63737f6b6ce35fd3
https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/6ce0e92d8029b92442fcaae22fea5f12


5月の静岡ホビーショーでは、タミヤ本社でシェパード・ペイン氏の88ミリ砲のジオラマ「A wolf in sheep's clothing」を生で見ることができて感無量でした。

これは実にたまらんかったです。
この作品がどうたまらんのかは、こちらをお読み下さい。今読み返したら、私の熱い想いを書きなぐってる、熱いというより暑苦しい(笑)エントリーとなってます。しかも、イイネが167も付いててびっくり(普通は3桁なんていかんです)→https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/a584ba015b4d0d3e51488045ab4e2b92

で、ペイン氏の作品を見て「うおー!俺もやるぞ!!」と奮起したのはいいのですが、その後自分の模型作品は全然完成してないのでした。

でも義烈空挺隊員は、ちょこちょこ進めてます。義烈空挺隊員の装備を解説した冊子を入手したのはかなりでかかったですね。こういうことがあるから模型はやめれんです。その下りのエントリーはこちら→https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/116519a425ee0a91306370be920703ef

結局弾倉嚢は8本差しにしました。他の事もやってるのでしゃーないんですけど、弾倉嚢のやり直しだけで1ヶ月くらいかかってます。うーん、困ったもんです。

三号艦戦キットもじわじわやってますが、予想通り(笑)一進一退であります。

もうちょっとで原型の目処が付くんですけどね。やっぱり詰めだすと行って戻っての繰り返しです。

というわけで模型はひとつもできなかったんですけど、十四年式拳銃を再仕上げすることができたのでよかったかなあ、と。

まあ、これも模型といえば模型なので、今年完成した模型はこれです!そういうことにしましょう!(笑)
エントリーはこちら→(その1)https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/6b6bb3d265e1c5839b4eb056505d40ad
(その2)https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/b71a566d8f5ca4a07dc5c03c1eadda44
(その3)https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/2b19042a817c19fa0af74a19588a2608


で、模型はアレでしたけど、絵は一枚完成させることができました。この絵は描けてほんとによかったです。

描き始めてからどのくらい経つのか覚えてないんですけど、なんか今年の後半から「とにかく完成させなきゃアカン!」という気がしはじめて、頑張って完成させました。もちろん、趣味でやってることなので、途中で放り出しても全然いいんですけどね。でも、何かを作るときって、そういう気持ちってやっぱりとても大事なんだなあ、と再確認させてもらったような、、。

というわけでお終いです。絵でも模型でも、一年に1個、自分なりに「コレハ!」というのができたらいいなあと思ってるのですが、模型のほうは事実上なんにもできなかったのが残念です。今年はなんか中途半端な感じだったなあ、という印象です。来年の目標としては、模型に限らず、手応えのある一年にしたいなあと。とかいいながら来年の最後のエントリーもこんな感じかもしれないんですけど、まあそれはそれでいいかな?と(どないやねん)。まあ、基本的に気負わずのんびりやっていきたいと思ってます。

それでは皆様、よいお年を!





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九六式三号艦戦改造キット製作記 (その1)

2018年12月16日 | 飛行機の模型
以前製作した、1/48の九六式三号艦戦の改造用パーツ(ファインモールドの二号一型ベース)を、レジンキットにしようと思ってます。とはいえ、まずは原型の見直しからなので先は長そうです、、。

メインのパーツはこんな感じです。機首とラジエター、スピナーくらい。あと写真には入ってないのですが、キャノピー基部の機体上面パーツも準備します。
グレー色のは、以前型取りしたものの残りです。単品用なので、気泡とかは気にせずにささっと簡単に抜いて、後から個別に修正する前提だったものです。そのため、それなりの仕上がりなので、キットにするためにはもうちょっと原型を詰める必要があるんですね。

メインの機首パーツは、とりあえずパネルラインのスジ彫りからやり直そうとしました。しかし、サーフェイサーなどの塗膜が分厚くて、厚いところで0・2ミリくらいになってたので、スジ彫りをやり直そうとするとパリパリと塗膜が剥がれてどうしようもありません。なので、まずシンナーに原型を漬けて、サーフェイサーなどを溶かすところからスタートしました。
サーフェイサーが溶けて下地がでてきたら引き上げて、エポパテを盛り直してスジ彫りをやり直します。

これが大体目処が付いたところ。あんまり違いがわからないですね(笑)
これでも、かなりやり直したんですけどねえ、、。排気管の出っ張りは、どうやったら綺麗に抜けるのか考えどころですね。

スピナーは、以前製作したもので何とかなりそうです。ラジエターカバーは、原型の時点で結構歪んでたので修正しました。
というわけで、メインパーツの修正はほぼ目処が付いたのでやれやれ、といった感じです。これらを塗装して、表面を綺麗にしてから、型取り作業に入ります、、、。と言葉で書くと数十文字ですが、これまでの経験上、なんだかんだで結構かかりそうな予感がしますね(笑)。

さて、以前の三号艦戦のエントリーでちょっと書いた「日本航空機総集」(出版共同社)の各巻をちょこちょこ買い集めています。この本、ほんと凄いですね。日本で製造された、試作機を含む飛行機のほぼ全て(多分)を図面や写真を交えながら紹介しています。
80年代に改訂版がでたようで、そんなこんなで比較的安価で入手できるのもいいですね。

「三菱篇」の九六艦戦のページは、三号艦戦の3面図が掲載されています。恐らくこれが「世傑」などに掲載されている図面の大元であろうと思われます。
三号艦戦についての記述はちょっとだけです。で、その記述の直前には、二号一型の主翼にエリコンの20ミリ機銃を2丁搭載した実験機「九六式一号艦戦改(A5M1a)」があったと書かれてます。これはこれで、とても気になりますね。「やっぱメッサーみたいにガンポッド式だったのかなあ?それとも無理やり主翼に押し込んだのかなあ?いや、半埋め込み式ならなんとかなるかな?」とか、あれこれ考えてたらたまらんですね(笑)

この本のシリーズは、1950年代後半の出版です。恐らく、一次資料を基にしているので資料としての風格がハンパないですね。試作機については、ほんと知らない機体ばっかりで「えっ!こんなのあったの!」という連続です。日本機マニアなら必携の本といえるでしょう(いまさら、何を偉そうに、、、)。で、この三菱篇の巻末には、本庄季郎氏と堀越二郎氏の寄稿が並んでます。もちろん、当時両氏ともご存命だったわけで、、、。なんて凄い見開きなんだ!
「風立ちぬ」ファンとしては、たまらん光景です(笑)

漫画版の「風立ちぬ」で紹介されていた、当時の各社の試作機のこともあれこれ知ることができます。「キ5」は漫画の中でかなり可愛らしく描かれてて「いくら何でもこれは宮崎さんのディフォルメが入ってるだろう」と思ってたんですけど、「川崎篇」の図面を見たら、まんまでした(笑)。これは私が図面を参考にして描いた絵です。ほんとに、デフォルメはしてませんよ(笑)
こういう可愛らしい戦闘機が本気で作られてた時代って、なんかいいですよねえ、、、。インジェクションキットで欲しいんですけど、まあ、無理でしょうね、、。私のレジンキット事業(笑)が軌道に乗ったら、こういうのを72でキット化したいところですけど、まあ、作るのは難しいし、出来たとしても売れないでしょうねえ、、。

まあ、それはそれとして、絵としてはこんな風に、この本で紹介されてるイイ感じの機体を描いて、独立したエントリーで紹介できればなあと思ってます。

あ、話がずれてしまいました。三号艦戦のキット化の話でした。

デジタルモデリングの時代にアナログモデリング、かつ日本の試作機というマイナーアイテム、しかもベースは絶版キット、さらに個人解釈の勝手なデザイン、、、という、どう考えても発売前から売れないのは必至という困ったプロジェクトです。でもまあ、それでいいのであります。やりたいからやるのであります。3個くらい売れたらいいな、くらいのつもりでやってます(笑)。なんちゅうか、そんなこんなで日本軍らしくていいなあ、という気もしますしね(笑)

でもまあ、売れる売れないは2の次3の次、なんですよね。個人的に「できるだけキッチリしたキットにできればいいなあ」ということなんですよね。早く製品化できるよう頑張りたいです。とはいえ、なんだかんだありますので、半年から1年後くらいに発売できればいいな、という感じです。なんであれ、なにぶん素人仕事ですので、生温かく見守っていただければ幸いです。

で、製作中にどこかのメーカーがインジェクションキットで出してくれたら嬉しいなっ!とも思ってます(笑)。それが一番手っ取り早いよなあ、と(コラコラ)

それでは。

三号艦戦の製作記事はこちらです。


製作後、あれこれ考察を書き連ねたのがこちら。

というわけで、「三号艦戦サガ」(笑)はまだまだ続きます。

<2019年8月25日追記>
後日、調査の結果、以上のエントリーに書いた機首の形状については「世傑」図面が正しいらしい、という結論に達しています。お詫びの上訂正します。詳しくはこちらをご覧下さい。
<追記終わり>

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イラスト集(その4)

2018年12月02日 | イラスト集
前回はお休みしてすいませんでした。今回はイラスト集の第4回目です。このイラスト集は、私が思いつくまま徒然に描きちらした絵がそれなりにたまったら、紹介させてもらってます。まあなんちゅうか「自己満足の極み」なのですが、よろしければお付き合い下さい。

上の絵は漫画「犬狼伝説」(日本出版社など)の1コマのアレンジ模写です。鷲尾翠が不時着したルフトハンザ機から藤原を射殺する際のコマですね。このコマはなんかとても好きで、ふと、つい描いてしまったのです。

この漫画や、映画「人狼」などいわゆる「ケルベロス・サーガ」関係の作品はとても好きです。でも、このところご無沙汰なので、また映画とかになってくれませんかね。紅一の突入小隊を中心に、ドンパチ主体(笑)にして映画にしてくれたら嬉しいんですけどねえ、、。「千住事件」とかやってくれないかなあ、、。間口の狭い話題ですいません(笑)

へちま衿の女学生です。これは以前ブログでUPしたやつです。

日本の戦前の学校の制服を、写真や現存する実物を交えて系統立てて紹介した「近代日本学校制服図録」(創元社)という実に素晴らしい本が出て、それを紹介する際に勢いで描きました(笑)。戦中の女学生の制服が、戦前のセーラー服などから突如へちま衿ばっかりになる理由がこの本でわかって、目からウロコでした。理由を知りたい人はこの本を買いましょう(笑)

SFっぽいイラストが描きたくなって描きました。エンキ・ビラル風です(笑)

バンドネシネというと、やっぱりメビウスが代表的なんですけど、私はビラル派です。もちろん、メビウスも好きなんですけど、ビラルはなんかちょっと影があって、そこに魅かれてます。ビラルの撮った映画も好きですね。「バンカーパレスホテル」とか、どこかなんか変で歪で、世の中を斜め下から見ている感じがいいです(笑)。

これは、20年以上前に描いたものです。以前のイラスト集で紹介したカラス少女の別バージョンですね。

天使とかそういうのって、いいなあとは思うんですけど、そもそもはキリスト教とかそのへんの外国のものであって、日本人としてはいまいちピンとこないですよね。表層的な部分では魅かれるのですが、根元的なところでは揺さぶられる感じはあまりしないといいますか、、。でも、神父さんや尼さんの服とか教会とか、キリスト教的なアレコレってやっぱり好きなんですけどね(どないやねん)。この絵はまた描き直してみたいなあ、と思ってるのでUPしてみました。

年末だかお盆だかの大型連休中の夜中に起きて、なんか絵が描きたいなあと思って、つらつら描いたのがこれです。カフカの「城」のイメージです。タイトルも「城」にしました。


で、ちょっと明るいなあ。もっと暗い印象にしたいなあ、とコテコテと塗り重ねたのがこれです。

しかし、女の子の顔が塗り潰れてしまったようになってしまい、ちょっと残念でした。全体的に暗い感じにしたかったんですけど、、。カフカは好きです。どの作品も1-2回しか読んでないんですけど、どれもとてもよく覚えてるという、不思議で凄い作家だと思います。シリアスな作家と思われてますけど、この人、ほんとはギャグセンスも秀逸なんですよね。「流刑地にて」とか、ダウンタウンのコントみたいです(笑)太宰治もそうですけど、凄い人って、お笑いのセンスも凄いんじゃないかなあ、と無責任に思ったりもしてます。太宰の「畜犬談」とか、ほんと読んでて思わず笑っちゃいますものね。

これは20年くらい前に「こういう漫画が描きたいなあ」と思って、カット集のようなつもりで描いたものです。

こういう世界観の漫画、描いてみたいんですけどねえ、、、。もちろんそのままになってます(笑)。宇宙一カッチョいいバンド、ミッシェル・ガン・エレファントの曲「Sweet Monaco」の詩に「テーブルの上でミルク倒してオレンジかじるあの娘がいるよ」という一節があって、それを下段のコマに描きました。

今年の中四国AFVの会で、カンパ用ノベルティーグッズとして作った、1/16ベルグマンMP18のレジンキットのパッケージイラストです。SDの制服なんですが、ナチス的なものは脱力系のものに置き換えてお茶を濁してます(笑)ナチスっぽいものって、いろいろめんどくさいことになりがちなので、これ、便利ですね(そうか?)

エビをくわえてるのは、映画「炎628」のパロディ(というかなんというか、、)です。映画の中で、SSの宣伝カーに乗ってるお姉さん(どういう所属なんでしょうね?)が車内でエビをくわえるカットがあります。このカット、意味がわかんないんですが(笑)、かなりのインパクトがあります。昔のアームズマガジンの特別行動隊の記事の扉で、モデルのお姉さんがクラッシュキャップをかぶってエビをくわえてて「あー、みんなあのカットにヤラれちゃったんだなあ」と、変に納得しました(笑)。

こちらも今年の中四国AFVの会のために描いたものです。参加者に配布するパンフレットとニュース(後日、会の様子をレポートするためのもの)の表紙です。Mkb42は突撃銃の中では一番好きなんですけど、嫌がらせみたいにディテールが多い銃で、描くのがほんと難しかったです。パースが変ですけど、見逃して下さい。何度も何度も描き直したんですけど、訳分からんくなって、あきらめてしまいました。

で、なんか、毎年ちょっとづつエッチになってる気がしないこともないですね(笑)。でも、これくらいじゃないとヒキにならないので(「ご自由にお取り下さい」という形で頒布する、ニュースとかはまず手に取ってくれないとダメですからね)、恥ずかしいなあとか思いながら、あえてエッチにしてます(いや、マジで(笑))。

図書館で美人画集を借りてきて「ほおー」とかいいながら見てたら、自分でも描きたくなってできたのがこれ。

鉛筆とシャーペンで描くのは、色を塗るのとはまた違う面白さがあって好きです。タイトルは「武蔵野エレジー」。これもミッシェルの曲名です。描いてるときに聴いてて、なんかイメージに合ったのでそうしました。切ないのに激しくて、とてもいい曲だと思います。

これが最後です。タイトルは「世界の終わり」です。

「鉛筆とシャーペンだけで、A4用紙を埋め尽くしたらどんな風に見えるのかな?」と思って描き始めてみたのですが、想像以上に大変でした(笑)なんか、メッセージ性の強い絵っぽいですけど、何を描こうとしたのかとかは、ご覧になった皆さんでご自由に判断・想像して下さい。

鉢巻の日の丸の赤は、私の血液です。仕上げが近づいているときに指の傷が開いて、絵に付いてしまい「ちぇっ!」と思った直後に「これだ!」とひらめいて、筆で血をすくって日の丸に塗りました。何が「これだ!」なのかはよくわかんないんですけど(笑)。でも、そんなに深い意味はなくて、思いついたからやっちゃっただけです。ひかれる方もおられると思いますが、何卒ご了承下さい。現代美術の世界では、血液とか自分の一部を使う(ここで書くのもはばかれる「一部」を使う人もいます、、、、)ことは珍しいことではないようなので、まあ、そういう感じで受け止めてもらえればと。でも、そのせいでモノクロ作品になるはずが、カラー作品になってしまったという罠(笑)それにしても、いい赤が出ました。私の血はなんだかんだで決して綺麗じゃないはずなんですけど(笑)

絵のイメージは、4-5年前、立体でこういう女学生のフィギュアを作ってたときにできました。そのころレッチリの「SHALLOW BE THY GAME」という曲にはまって、何度も何度も聴いてたら、こういうイメージがぼんやり浮かんできたんですね。そのときは詩の意味もわからず聴いてたのですが、後で訳詩を見たら、なんとなくイメージとシンクロしてて「なるほどなあ、、」と。タイトルはミッシェルの曲から。仕上がって、絵を見ながらぼんやりタイトルを考えてるときにこの曲になって「ああ、これだなあ、、」と。そんなのばっかですが(笑)

でも「世界の終わり」っていいフレーズですよね。ミッシェルの曲も詩も、ほんと最高です。そういえば、村上春樹氏の小説「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」も傑作ですね。でも、今人気のバンド(っていうのかな?「ユニット」とかなのかな?)は名前だけで曲とかは全然知らないので、絵とは金輪際無関係です(ファンの人、なんかすいません)。

「世界が終わる」っていうのはどういうことなのか、よくよく考えるとほんと難しいですね。「世界」とは?「終わり」とは? ということを考え出すと、訳がわからなくなります。世界が破滅しなくても、自分が死んでしまったら「世界」は「終わった」といえます。関係なくなっちゃうわけですから。でも、自分以外の人にとっては終わってないんですよね。日常は続きます。でも、自分主体で考えると、他人にとっても「終わった」ことになっちゃうんじゃないか? 逆に自分以外の誰かが死んだら、その人にとっての「世界」が「終わる」。その人の「世界」に含まれている自分も「終わる」ってことになるわけで、、。そう考えると、これまで世界は何度も何度も、すでに「終わってる」わけで、、(「北の国から」かよ!(笑))。で、人だけじゃなくて犬や猫、虫とかも含めちゃうと、無限に「終わってる」んですよね。だから「世界の終わり」が来たときに、怯えたり恐れたり悲しんだりする必要はあまりないのかもなあ、、。だって、もうとっくに「終わってる」んだから、、、とかとか。何書いてるのかわけわからんですね。すいません(笑)

というわけで、世界は終わってませんが、このエントリーはこれでお終いです(笑)

で、プロでもなんでもないのに、こういう風に自分の絵についてあれこれ語るってのは、なんというかちょっと痛いですね(笑)。でも、まあ誰に迷惑を掛けるわけでなし、誰も読まないならそれでよし(笑)という感じでやってますので、ご了承下さい。

また、自分の絵はやっぱり稚拙だなあと自覚はしてます。自己流なのでデッサンや色使いも無茶苦茶だと思います。でも、描いたものは人に見てもらってナンボだと思ってますので、こうやって紹介させてもらってる次第です。デッサンなど含め、今後も精進していきたいです。

あ、あともうひとつだけ(しつこいなあ)。このエントリーを書く数日前、たまたま手にした古新聞を見たら竹宮惠子さんの記事がありました。中学生に漫画を教える授業の記事で、竹宮さんは中学生たちに「絵を描くと、自分の感覚を開放でき、自由になれる(だから絵を描こう)」と語ってました。ああ、なるほど!と目からウロコでした。だから、私は絵を描くのが好きなんだなあ!と。絵だけじゃないですね。もの作りって、そういうことなのかもしれません。だから、いくらキツイときでも疲れてるときでも、絵や模型を作ろうという気になるんだろうなあ、と。ちなみに、竹宮さんは私と同郷です(エヘン)。

あー、長々とほんとすいません。今度こそ、ほんとに終わりです。でも、世界はまだまだ終わりませんよ!(笑)









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