森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

F4U-1Aコルセア(アリイ 1/48)を特撮しました。

2017年10月22日 | 飛行機の模型
今回は、以前製作したアリイのコルセアを特撮したので紹介します。

自宅の隣は空き地で、以前は草ぼうぼうでした。なので、二階の窓から身を乗り出して、飛行機の模型を撮るとイイ感じの写真が撮れてました。でも、整地されてしまい、残念に思ってました(地主さんからすると関係のない、迷惑な話ですが)。しかし、その後じわじわまた雑草が生えだして、撮影の機会をうかがっていたのです。

とはいえ、一度ブログに製作過程をUP(最後にリンク張ってます)してますので、説明もへったくれもないので(笑)、アルバムのような感じで見ていただければと思います。

アオリ気味のアングルは迫力が出ていいですね。コルセアはほんとカッコいいです。

あまりにカッコいいので、日の丸の日本軍仕様にしたらもっとカッコいいのでは?と思ったのが製作動機なんですね。

コルセアはプロペラが大きいので(大きくするために逆ガルにしたとか)、正面から見ても迫力があります。


太陽光は、キャノピーがキラッとしてくれるのでいいです。


コルセアは、このアングルからの姿が好きですね。


改めて見ると、翼全部の端が丸いのに気付きました。胴体も丸いですね。他の米軍機と違う印象を持ってたのはそのせいかなあ、とか。


うーん、ほんと日の丸の似合う機体だなあ、と思うのですが、どんなもんでしょうね。気のせいでしょうかね(笑)


お姉ちゃんの絵は手描きです。過去のブログで工程を紹介してますのでよろしければご覧ください。


こちらの撃墜マークも手描き。ベテランの乗ったコルセアなら、これくらいなら墜とせるだろうなあ、と思うのがクヤシイです(笑)


特撮、といってもたいしたことはしてません。模型に棒を差して片手に持ち、窓から外に差し出して、もう片手でカメラで撮影してます。まあ、人にはとても見せられない姿ですね(笑) 棒はフォトショップで消去してます。修正前はこんな感じ。

近所に住んでる、なじみの野良猫ちゃんが下に写ってます(笑)

これが修正したもの。パッと見はわからないと思います。これで作業時間は10分もかかってません。素人で簡単にできるのが凄いですねえ。奥の草が生えてないところも、生えているようにしてみました。

映画の「ダラスの熱い日」の中で、カルカノ(イタリアのライフル)を持ったオズワルドの写真を偽造しようとするシーンがありましたが、それは超アナログな作業で(切り取った顔をノリで貼り付けたりとか)プロ中のプロにしかできないように見えました。多分、今なら誰でもそのレベルのものは簡単に作れるはずです。プロなら全く偽造とは気付かれないものが作れるでしょう。そう考えると、怖いですねえ、、。今は「証拠写真」という言葉自体が無意味になってるのかもしれません。

話がずれました。すいません。というわけでお終いです。特撮はほんと楽しいので、またやりたいと思います。空き地も、もうちょっと草がボーボーに生えてくれたらいいんですけどねえ(いや、だから迷惑な望みだって)。

それにしても、コルセアはカッコいいですねえ。また、こういう「強い米軍機を無理やり日本軍機にしちゃう」シリーズはまたやってみたいです。とりあえず、アリイのシリーズ(よくできてて、しかも安い)を攻めたいですねえ、、。

コルセアの製作記はこちらです。
(その1)http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/fe7fd1837f7283572f6e8d26a2f9923d

(その2)http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/d69a6d874d8d33ab259dbbdcd740e80f

(その3)
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/4b7169efea523dfb211b9d82aabe447d


(その4)http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/7184e653399ee3341c88651b5c93e060


あと、他の模型をこの空き地で特撮した過去のエントリーも貼っときます。よろしければどうぞ。

零戦五二型(ハセガワ 1/48)http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/32178d1dc9e7706e3d2c3929e142c033


零戦その2 http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/02b5790400ed4d7e6688c514c396626f


ブリュースターB239バッファロー(アオシマ 1/72)http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/7e485d3b124bfed34e6f74c3edadc07e


イリューシンIL28(タミヤ 1/100)http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/4b50115b6a8166f16b3c8b612b0a6101

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アメリカ陸軍ブルドーザー ミニアート 1/35  miniart 1/35 U.S.Army Tractor w/Angled Dozer Blade

2017年10月08日 | AFVの模型
今回はミニアートの米軍のブルドーザー「U.S.Army Tractor w/Angled Dozer Blade」を紹介します。月刊ホビージャパン2015年10月号に、作例として掲載されたものです。

軍用ですが、ご覧の通り民間仕様で製作しています。オリーブドラブだと、使い込んだ感じが出しにくいので、そうしてみました。重機って、やっぱり黄色が似合うなあと思います。


戦後、日本に払い下げられてスクラップヤードで使われている、という設定です。ガテンな感じのお姉ちゃんのフィギュアはスクラッチしてます。


このキット、ムチャクチャパーツ点数が多く、まあすぐには完成しません。ミニアートのお家芸といってもいい「モデラー殺し」のキットです。作ったことのある人に出会ったときの「連帯感」はちょっと半端ではないです(笑) 大変なだけあって、もの凄い再現度で、完成したときの満足感は本当にたまらないものがあります。キャタピラは可動で、カバーに隠れるサスもキッチリ再現されています。その辺を見せたかったので、現場で故障して修理中、という設定にしてみました。


全景はこんな感じ。本体の製作が大変だったので、ジオラマはコンパクトにまとめてます(笑)


エンジンも凄い再現度です。なので、塗装を出来るだけがんばりました。ラッカーの銀を下に塗ってから、ヘアスプレーを吹いて、アクリルの黄色(ちょっと橙色に近くしてます)を塗り、デザインナイフや爪楊枝で剥がしてます。いわゆるヘアスプレー法ですね。スミ入れやフィルタリングは油彩です。


ドーザープレートはこのキットの見せ場なので出来るだけウェザリングを頑張りました。ラッカーの銀色の上に、クレオスのメタルカラーのアルミを塗って、ピカピカに磨きます。その上から100均の木粉ねんどをお湯で溶いたものを塗って、泥の表現にしてます。

地面に当たるところは、120番の紙ヤスリで大きめの傷をつけてます。この辺は、割と身近に資料があるのでいいですね(笑)

昔の機械なので、ドーザープレートはワイヤーを使って上下させる方式です。ワイヤーを張るのもなかなか難しいです。私は、見えるところだけをその長さで切って、接着しています。こうすると案外簡単にできます。ワイヤーは、キットの糸を使わず、ホームセンターで買ってきたステン製のものを使ってます。ピンと張っているところと、たるんでいるところのメリハリをつけるとそれっぽくなるような、、。

「広能組」は架空の社名です。呉の造船所付近でスクラップ業を営んでいる、という設定(笑) オラオラ系の企業ですね、多分。

ドーザープレート用のウインチ周りもとても精密で、ここも見せ場の一つです。足回りの泥などは、オイルの黒い染みを入れてやるとイイ感じかな、と。バケツはモデルビクトリアのエッチングです。

ヘアスプレー法は、剥がしたところの塗膜の段差ができるのがいいですね。手書きだと、剥がれた下地が上層に来るので、やっぱり見たときの印象が違います。でも、ヘアスプレー法はやり直しがきかない一発勝負なので、一長一短がありますね。


シート周りは、出来るだけ人の存在感を出すようにしてみました。お弁当ケースと水筒、漫画雑誌、ビールの空き缶、タバコの空き箱、吸殻、ヘルメットなどを配置してます。まあ、この社はお行儀のいい社風ではなさそうです(笑)


アングルには手ぬぐいとタオルを掛けてみました。タミヤのエポパテを薄く延ばして作ってます。こういう小物は作っててほんと楽しいですね。シートの破れは、リューターでパーツをちょっと掘り下げて、エポパテで破れや詰め物を再現してます。ここは、もうちょっと頑張りたかったかな?と思ってます。


座席のアップです。ビール、タバコとも銘柄がわかりますかね?(笑) こういうのって、ぱっと見て「あの銘柄だな」とわかってもらえないと、ビールともタバコとも捉えられにくいので気を使います。吸殻は、針金を切ったもの。これも、ホームセンターで売っている、一番細い奴です。0・2ミリくらいだったかな?

滑り止めのモールドはとても素晴らしいので、ウェザリングで際立つようにしてます。こういうモールドは身近にあるので、きちんとウェザリングすればするほどリアリティが増すんじゃないかなと思います。ビールやタバコの箱のヤレ具合も同じですよね。


漫画雑誌もエポパテ製です。硬化途中で、デザインナイフで筋を入れて本のような表現にしてます。雨に濡れてガビガビになったようなイメージ。表紙は、ネットをうろうろして見つけた「漫画ゴラク」のもの。昭和50年代のものです。松本零士氏の、ちょっとエッチなやつ。当時の漫画ゴラクの表紙は松本氏が担当しており、どれもほんと素晴らしいですね。題名は忘れましたが(本の山に埋もれてすぐ出てこない、、)、表紙が収められた本を後で買いました。


工具箱は、タミヤ製。レンチやペンチなどの工具はエポパテ製。エポパテを薄く延ばして、これまた硬化途中にレンチのモールドを付けて一気に作りました。縁日のカタヌキみたいな感じです。

地面のスクラップは、タミヤのドラム缶とか、ジャンクパーツのタイヤなどをそれっぽく敷き詰めてます。埋まったドラム缶は、1個分をあちこち斜めに切ったら何個分にもできるのでお得です(笑) こういう地面を作るのもほんと楽しいですね。今はもうこういう場所は身近では見られなくなりましたね。とても褒められた光景じゃないですけど、なんか懐かしさを感じてしまいます。

フィギュアは、以前作ったものが丁度よかったので、ちょっとポーズを変えて流用しました。エポパテでスクラッチしたものをレジンで複製して、それを再度手を入れてます。これを原型にしてまた複製しようかな?と思ってたんですけど、使ってしまったので試合終了(笑) まあでも、ポーズが気に入ってるし、汎用性もありそうなのでまた新たに作ってみようかな、と思ってます。


刺青は、ラッカーで手描き。その上から、薄く肌色を吹いてやると馴染んでイイ感じになります。男と女では彫り物の感じがどうも違うようで、これは男風の入れ方です。でも、「まあいいか、そういうのもあるかもね」で済ませました(笑) 柄は龍と般若のつもりです。レンチは、確かタミヤのM8自走榴弾砲のもの。


というわけでお終いです。戦闘車両もいいのですが、「働く車両」もほんといいですねえ、、。いくつか在庫を持ってるので、また作りたいです。


ホビージャパン掲載時のお知らせエントリーはこちら。誌面もよかったらご覧になってみてください。
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/c0c0c74060f0de068bd22bd9de1445b8

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