今回はタミヤの6ポンド砲を紹介します。ご存知、タミヤMMシリーズの最初期のキットですね。
数年前、唐突に作りたくなってミニジオラマにしてみました。完全にストレート組みです。
気分はヴィレル・ボカージュ、ということで(笑)
MMシリーズの5番(1970年発売)というかなりのベテラン(ちなみに4番がアメリカ戦車兵セット、6番がキューベル)なのですが、発売時期を考えると、フィギュアともどもとてもよく出来ているキットだと思います。
なんというか、実に「対戦車砲」してます。防盾の独特な形状とあいまって、私の中ではMM初期の中では印象の強いアイテムのひとつです。まあ、MM初期のアイテム(60番くらいまで?)って、どれも個性的なんですが。
初期MMの特徴として、フィギュアやアクセサリーパーツが豊富で、キットそれだけで情景が楽しめるようになってます。こちらが全景。
いや、作ってて実に楽しかったです。子供のころに戻ったような(笑)
とはいえ、これを作るのは初めてです。小学生の頃、友達の磯田君(仮名)が作ったのを見てとても欲しくなったのを覚えてます。じゃあ買えばいいのですが、当時は友達がなにかキットを買ったら、完成品やインストや箱を見せてもらうとなんか満足してしまって、それよりはもっと欲しいキットを買ってたんですね。プラモ仲間の間でも「友達が買ったやつは買わないようにする」といった暗黙の了解のようなものもあったような、、。お小遣いも確か月1000円くらいで、プラモも月1個しか買っちゃダメ!と親にいわれてて、いろいろとカツカツでしたし(笑) 毎月、「今月は何を買おうかなあ」と真剣に悩んでましたね。
で、今ふと気が付くと「簡単に買えるじゃん!」と速攻で買って、一気につくりました。今は1000円です。当時は300円でした。ほんと、安かったんですねえ。
とまあいろいろと思い出のあるキットですが、でもまあ、今はちょっと現役は無理かなあ、という感じですね。防盾もかなりの重装甲です(笑)
とはいえ、砲身のシュッとした感じとか、捨てたもんじゃないです。5番でこのクオリティって凄いと思います。
フィギュアも、ストレートで手を加えてません。けどポーズも表情も実に渋いですね。この6ポンドの指揮官って、88の指差し指揮官と対照的な、隠れスターかも(笑)なんとなく、ボギーに似てるような、、。
この装填手も素敵ですね。ポーズもいいです。後退する砲尾をよけているんですね。こういう緊張感のあるポーズのフィギュアが、MMシリーズの魅力のひとつだったと思います。ジオラマにしなくても、机の上に並べるだけで戦場の雰囲気が伝わってきたような、、。
アクセサリーパーツもしっかりしてます。作ってみてびっくりしたんですけど、エンフィールド小銃がきちんとNo.4してます。この当時、エンフィールドの形式のわかる人がどれだけいたのかを考えると、凄いなあと思います。砲弾ケースや空薬莢などもちゃんと入っていて情景のイメージを広げてくれます。
というわけでやっぱり、タミヤの初期MMはたまらんですね。独特なオーラがあって自分にとっては特別な存在です。子供のころに接したときの記憶が強くて、なんというか公平な目で見れませんね。「タミヤの●番だからいいじゃないか!」っていうような。「神聖にして侵すべからず」というか(笑) そういう方はたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。
これはジオラマにする前に、タミヤのカタログと同じアングルで撮ってみたものです。
うーん、うっとり、、。磯田君(仮名)の家で見たときの事を思い出します。磯田君はわりとお金持ちで、ポンポンとキットを買っては作ってました。誕生日にバンダイの24のキングタイガーを買ってもらったりしてて「うう、羨ましい、、」と臍をかんでましたね。で、中を見せてもらって割と満足して家に帰ってたりして(笑) ほんと懐かしいです。
で、こちらは実物の6ポンド砲です。先日友人のO氏の息子さんがカナダに行かれて、その際に現地の博物館で撮った写真です。
恥ずかしながら、この砲の実物の写真をちゃんと見たことがなかったのですが、こうやって見るとタミヤのキットが実によく出来てるのがわかりますね。かなり特徴を捉えてます。タイヤも、キットのはなんかトレッドがしょぼくてサイズも小さいんじゃないの?って勝手に思ってたんですけど、いやいやそんなことないですね。タミヤ偉い!!
こちらは砲尾周辺。
閉鎖機のあたりもよくできてることがわかります。
照準器の扇状パーツも「なんじゃこれ?」と思いましたが、こういうことだったんですね、、。
脚の根元も、実物もほんとあっさりしてますね。キットが勝手に省略してたというわけでもないみたいです。
というわけで、珍しく役に立つ資料が提供できました(笑) 写真の掲載を快諾してくださったO氏にこの場を借りしてお礼申し上げます。
というわけで初期MMは、これからもっと作っていきたいですね。「次は何を作ろうかなあ」と当時のカタログを眺めるのは、ほんと楽しいです。なんといいますか、昔のプラモは自分にとってのタイムカプセルみたいなものです。今でもこうやって当時と同じものを買うことができて、それをきっかけに子供のころをあれこれ思い出すことができるっていうのはなかなかないことです。
「いやー、プラモって本当に素晴らしいものですね!」
数年前、唐突に作りたくなってミニジオラマにしてみました。完全にストレート組みです。
気分はヴィレル・ボカージュ、ということで(笑)
MMシリーズの5番(1970年発売)というかなりのベテラン(ちなみに4番がアメリカ戦車兵セット、6番がキューベル)なのですが、発売時期を考えると、フィギュアともどもとてもよく出来ているキットだと思います。
なんというか、実に「対戦車砲」してます。防盾の独特な形状とあいまって、私の中ではMM初期の中では印象の強いアイテムのひとつです。まあ、MM初期のアイテム(60番くらいまで?)って、どれも個性的なんですが。
初期MMの特徴として、フィギュアやアクセサリーパーツが豊富で、キットそれだけで情景が楽しめるようになってます。こちらが全景。
いや、作ってて実に楽しかったです。子供のころに戻ったような(笑)
とはいえ、これを作るのは初めてです。小学生の頃、友達の磯田君(仮名)が作ったのを見てとても欲しくなったのを覚えてます。じゃあ買えばいいのですが、当時は友達がなにかキットを買ったら、完成品やインストや箱を見せてもらうとなんか満足してしまって、それよりはもっと欲しいキットを買ってたんですね。プラモ仲間の間でも「友達が買ったやつは買わないようにする」といった暗黙の了解のようなものもあったような、、。お小遣いも確か月1000円くらいで、プラモも月1個しか買っちゃダメ!と親にいわれてて、いろいろとカツカツでしたし(笑) 毎月、「今月は何を買おうかなあ」と真剣に悩んでましたね。
で、今ふと気が付くと「簡単に買えるじゃん!」と速攻で買って、一気につくりました。今は1000円です。当時は300円でした。ほんと、安かったんですねえ。
とまあいろいろと思い出のあるキットですが、でもまあ、今はちょっと現役は無理かなあ、という感じですね。防盾もかなりの重装甲です(笑)
とはいえ、砲身のシュッとした感じとか、捨てたもんじゃないです。5番でこのクオリティって凄いと思います。
フィギュアも、ストレートで手を加えてません。けどポーズも表情も実に渋いですね。この6ポンドの指揮官って、88の指差し指揮官と対照的な、隠れスターかも(笑)なんとなく、ボギーに似てるような、、。
この装填手も素敵ですね。ポーズもいいです。後退する砲尾をよけているんですね。こういう緊張感のあるポーズのフィギュアが、MMシリーズの魅力のひとつだったと思います。ジオラマにしなくても、机の上に並べるだけで戦場の雰囲気が伝わってきたような、、。
アクセサリーパーツもしっかりしてます。作ってみてびっくりしたんですけど、エンフィールド小銃がきちんとNo.4してます。この当時、エンフィールドの形式のわかる人がどれだけいたのかを考えると、凄いなあと思います。砲弾ケースや空薬莢などもちゃんと入っていて情景のイメージを広げてくれます。
というわけでやっぱり、タミヤの初期MMはたまらんですね。独特なオーラがあって自分にとっては特別な存在です。子供のころに接したときの記憶が強くて、なんというか公平な目で見れませんね。「タミヤの●番だからいいじゃないか!」っていうような。「神聖にして侵すべからず」というか(笑) そういう方はたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。
これはジオラマにする前に、タミヤのカタログと同じアングルで撮ってみたものです。
うーん、うっとり、、。磯田君(仮名)の家で見たときの事を思い出します。磯田君はわりとお金持ちで、ポンポンとキットを買っては作ってました。誕生日にバンダイの24のキングタイガーを買ってもらったりしてて「うう、羨ましい、、」と臍をかんでましたね。で、中を見せてもらって割と満足して家に帰ってたりして(笑) ほんと懐かしいです。
で、こちらは実物の6ポンド砲です。先日友人のO氏の息子さんがカナダに行かれて、その際に現地の博物館で撮った写真です。
恥ずかしながら、この砲の実物の写真をちゃんと見たことがなかったのですが、こうやって見るとタミヤのキットが実によく出来てるのがわかりますね。かなり特徴を捉えてます。タイヤも、キットのはなんかトレッドがしょぼくてサイズも小さいんじゃないの?って勝手に思ってたんですけど、いやいやそんなことないですね。タミヤ偉い!!
こちらは砲尾周辺。
閉鎖機のあたりもよくできてることがわかります。
照準器の扇状パーツも「なんじゃこれ?」と思いましたが、こういうことだったんですね、、。
脚の根元も、実物もほんとあっさりしてますね。キットが勝手に省略してたというわけでもないみたいです。
というわけで、珍しく役に立つ資料が提供できました(笑) 写真の掲載を快諾してくださったO氏にこの場を借りしてお礼申し上げます。
というわけで初期MMは、これからもっと作っていきたいですね。「次は何を作ろうかなあ」と当時のカタログを眺めるのは、ほんと楽しいです。なんといいますか、昔のプラモは自分にとってのタイムカプセルみたいなものです。今でもこうやって当時と同じものを買うことができて、それをきっかけに子供のころをあれこれ思い出すことができるっていうのはなかなかないことです。
「いやー、プラモって本当に素晴らしいものですね!」