森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

猫とフランス

2014年03月30日 | 模型の話題
自宅の周辺は、通りからちょっと外れたところにあるので、猫の通り道になっているようです。たまに、玄関の前とかで見知らぬ猫が休憩してます。

先日は、子供がお腹にいるらしいお母さん猫が玄関前で寝転がっていました。近付くとすぐ逃げるでもなし、ちょっと距離を置いてこっちをじっとみています。人には慣れているようです。食パンをあげると、食べてどっかにいきました。

今日、トイレ横の手洗い場の窓をなんとなく開けると、裏の家の屋根にその猫がいました。なかなかかわいいお母さんです。この辺でお産をするつもりなのかも。食パンを投げてあげると、パクパク食べてました。頑張りやー。

さて、本題。いま発売中の月刊ホビージャパン2014年5月号に模型のお仕事が載りました。お題は、メンモデルのシャール2C超重戦車です。よろしければご覧下さい。

これは私の撮影したセルフ写真です。実車は戦闘前に爆破・遺棄されるという気の毒な経歴なので、模型の世界くらいでは活躍してもらおうと、こういう情景にしました。いや、実に素晴らしいキットでした。それにしてもこの車両がインジェクションキットになるとは思いもしませんでしたね。ほんと嬉しい限りです。

メンモデルは新作が楽しみなメーカーですね。ルノーともどもとてもいいキットでしたので、この調子でWW2以前の車両をどんどん出して欲しいものです。

記事にも書きましたが、次はルノーFTとシャール2Cのノウハウを生かして、内部完全再現の菱形戦車とかだと嬉しいんですけどねえ、、、。あと、ぜひARL44をお願いしたいところです。

ARL44は、まあマイナーな戦車です。でも、知ってる人の間では「ああ、なんかそんなのあったよねー」という感じのそこそこの位置にいる戦車です。こんなんです。これ、ほんと気絶するくらいかっこいいんですが、キットになってないんですよねえ、、、。 「ARL44」で画像検索すると、写真がたくさん出てくるので見てみてください。

戦後の戦車ですが、どー見ても戦中の、いや戦前のスタイルです。いや、戦前の設計思想でパンターやティーガーⅡのテイストを見よう見まねで盛り込んだような、いや、そうじゃなくて、いや、、、という、見れば見るほど頭がおかしくなる素晴らしい戦車です。キットが出て作るとしたら、やっぱドイツ軍仕様だろうなあ、というオチなんですけどね(笑)

まあ、この今の状況ですと多分そのうちどっかからでるでしょうね。メンモデルだとベストなんですけどねえ、、、。

それでは。


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起きろルーシー

2014年03月23日 | 雑記
「もや●もん」が先日出た13巻で終わってしまいました、、。いろいろと発展途上のネタが多かったので、まだまだ続くのかな?と思ってただけに、残念。けどスゲーいい漫画だったので、作者の石川氏には拍手を送りたいです。パチパチ(拍手)。このほか、新刊が出ると必ず買ってるのは「女●攻兵」「地獄の●リス」「●ィンランド・●ガ」「げ●し●ん」くらい。しかし、「地獄の●リス」も最終刊とのこと(さっき注文)。ううう、、。あ、そういえば「●つばと!」の新刊まだ出ませんね、、、。どうなってるんだ!!バンバン!!(机を叩く音)。あと、「●アゲルター」は続刊出るのかなあ、、。でも別の単行本が出るみたいなので、まあいいか(予約済み)。というわけで、どの漫画も掲載誌チェックしていないので、単行本を手にするまで完結したのかとか中断してるかとかわからないんですよね、、、。まあ、別にいいんすけど。いま一番お勧めなのは「女子●兵」ですね。

※●は、検索よけのためです。検索にひっかかってここに来てもらっても、役に立つ情報ゼロなので本当に申し訳ないですから、、、

シャーマンは、フィギュアを載せることにしました。ミニアートのキットを購入。左から2人目のフィギュアをちょっと改造して、寝てるようにしました。

ご存知の通り、ミニアートのフィギュアは素晴らしい出来。ヘッドの表情、服の質感、装備の再現度などなど、十分価格に見合った内容だと思います。プラがとてもやわらかいので、改造しやすいのもいいですね。

脚をちょっと開けて、タミヤエポパテで表情と髪をちょこっといじって終了。ヘルメットはゴーグルを入れてなんと5パーツで構成。細かいですが、よくできてます。でもなぜかガバメントの予備弾倉ポーチが無いので、エポパテで作りました。ベルトはポーズ替えで潰れてしまったので、板鉛で再生。

で、なぜ寝ているかといいますと、「起きろルーシー」と描いている戦車の上で兵士が寝ている、というネタな訳です(笑)

どうでもいいのですが、箱絵の戦車兵の顔がみんな陰気なので笑ってしまいました。米兵なんだから、もうちょっとハツラツとしててもいいんじゃなかろうか、と思わないこともないですね。

あんまし進捗していないのですが、まあ今日はこの辺で失礼します、、。





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二つに折れ!

2014年03月16日 | 雑記
すこし温かくなってきましたね。

久しぶりに、近所の港に散歩にいきました。開けたところでビールを飲むのはほんといいですね。

ひとりで波を眺めていると、来し方行く末を考えそうになりますが、アルコールが入ってるとあまりそうならないのがいいですね。

そして、今日はひとりでもなかったです。ふと足元をみるとかえるが。かえるは海はダメだろうに、何故? うーん、彼はどこからきてどこへいくのか、、、。

今日は、カメラは忘れず持って帰りました。もう忘れないように、工夫しました。まず昔使ってたストラップに付け替えました。ニコン純正で何故かミリタリー調のいい感じのが売ってまして、愛用していたのです。以前はニコンを使っていたのですが、キヤノンのカメラに付けるのはなあ、、と思っていたのです。が、ニコンマークを隠せばよろしいわけで(まあ、隠さなくてもいいんですが、やっぱなんか恥ずかしい(笑))。

で、ドイツ軍の認識票を付けました。10年以上前、池袋の老舗のミリタリーショップで刻印してもらったものです。アメリカ軍のはどこでもやってますが、ドイツ軍のは当時ここしかやってませんでした。「ああ、あそこか」とわかるあなたは、カメラード(笑)

名前と携帯番号が刻印されています。なので、もしまた紛失しても、親切な人に拾ってもらえれば、多分、恐らく、、、電話してくれる、、、、はず。なんであれ、以前と携帯番号が変ってないので、良かったです。

アルミ製で、上半分と下半分には氏名や所属部隊など同じ情報が打刻されます。持ち主が戦死したら、上官や仲間がクニクニ曲げて下半分を折って持ち帰って戦死の証拠とします。上半分は持ち主の首に掛けられたまま残るので、埋葬されていてもその後発掘された場合、遺体が誰なのか分かるわけです(ビットマンの特定も多分そんな感じだったのでは)。なんといいますか、非情に合理的ですね。ちなみに、アメリカ軍はお金持ちなので、同じものを二枚支給します。日本軍は(以下略)

こういうのを持ってると、おまえどんだけミリタリーが好きやねんと思われそうですが、私が好きなのは、上記のような「へえーっ」というウンチクなのであって、ミリタリーだったらなんでも好きという訳ではないのですね。いや、ほんと。まあ、なんであれ、カメラがなんかちょっといい感じになりました。

模型はじわじわ進捗中。汚しのバリエーションとして、枯葉などのゴミが車体にたまっている様子を再現してみました。これは、アーマーモデリングの高石氏の連載(イージーエイトの回)を参考にさせていただきました。高石氏はメチャクチャな精度でやられておりますが、そんなのが無理な私はあくまで雰囲気重視です。ジオラマ用の草木入れの底にたまったゴミをよく揉んで細かくして、車体に振りかけて接着。それでも、まあなんか雰囲気が出たような気がします。

接着には水溶き木工ボンドにアクリルシンナーを混ぜたものを使います。これまたアーマーの吉岡氏の連載で紹介されていました(アイデア自体は川村氏のものとのこと)。水溶き木工ボンドにアクリルシンナーを混ぜると、まったくはじかず、完璧に浸透するのでどんな微小な破片でも固定することができます。試しにやってみてびっくりしました。調合が悪かったのか、はみ出した部分は乾燥後テカってしまいましたが、つばを含ませた麺棒(きちゃない!)でこするとすぐ消えます。いやー、これマジで使えます!!こういう微小な破片を固定するのはほんと難しく悩みの種だったので嬉しいです。

装備品のスコップなどの柄は、油絵の具のバーントアンバー(あ、シェンナだったかも。あやふやですいません)を塗って、半乾燥の時点でスポンジでなでると、雰囲気たっぷりの木目調になります。これも、吉岡氏が連載で紹介されていました。こういう初めて知る技法は、とにかくやってみないとわからないので、とりあえずやってみないとだめですね。「米軍戦車の装備品は、全部オリーブドラブだったのでは」というつっこみがあるかもしれませんがまあいいじゃないですか

というわけでまた。



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ご意見用メールアドレスが変りました

2014年03月09日 | 雑記
お知らせです。

ご意見ご感想の投稿用メールアドレスが変更になります。

↓こちらです。

morio1945(アットマーク)aol.jp

これまで使っていたgooメールが、明日で無料サービスを停止するためです。

ついでに、模型の話(笑)

シャーマンは、ぼつぼつできつつあります。一旦完成したものをいじるのは、気が楽になってガシガシできるのがいいですね。

お姉ちゃんの油絵の具のムラは、クリアー吹きの研ぎだしでなくなりました。
こちらが書き直す前です。ちょっと深みがでたかなあ、という感じです。

なんだかんだで結局、自分の絵になってしまっているので、次はもっとピンナップガールっぽく描いてみたいですね。

それでは。

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お届けもの

2014年03月08日 | 雑記
戦略大作戦のパンフを買いました。昭和45年初版。ボロボロです。送料込みで230円でした。

このパンフについて、心臓が止まるくらいびっくりすることがありました。

いつものように話が長くなりますが、それでもいいという方は以下をお読み下さい。

今年1月、隣県に住む大学の後輩が、用事があって来県。ついでに自宅に遊びに来ました。私の蔵書やビデオなどを興味深く見ていたのですが、その中の「戦略大作戦」のDVDに目を留め「これ観たかったんですよねー」。私は「めちゃおもろいでー。貸したげたいけど、次いつ会うかわからんから、自分でレンタルとかして観ておくれ」とせこい先輩ぶりを発揮

後輩は、その後どうやら映画を観たようでした。

2月、大学時代の仲間で牡蠣焼きツアーを組み、牡蠣を食べまくりました(2月23日のブログ参照)。参加者は10人くらいで、その後輩を含む約半数は、前日から私の家に来て半日地元を観光したのち、拙宅に宿泊。酒を飲みながら大学時代の思い出や、自分の近況などを話し、楽しいひとときを過ごしました。

翌日、その後輩から「お世話になりました」とメールが。その中で「戦略大作戦の話もしたかったですねー」とありました。まあ、他に積もる話もたくさんあったので仕方ないのですが、映画の話もしたかったのは確か。なので「また話しましょう」と書きかけて、この映画の興味深い資料があることを思い出し「いい資料があるので、よかったら見せてあげるよ」と返事しました。

その資料とは、これ。月刊コンバットマガジン 1985年1月号。当時、この雑誌にはイラストレーター・川越のりと氏(故人)の「ノスタルジックゾーン」というイラスト連載がありました。氏はミリタリー系のイラストレーターで、兵器の精密な描写力と、デフォルメの効いたユーモアのある絵柄で人気を集めていました。この連載では、懐かしのテレビや漫画、プラモのうんちくなどを、イラストで紹介するというページでした。

この号では「戦略大作戦」をがっつり紹介しています。氏がこの世界に入るきっかけとなったのがこの映画だそうです。中学生の時に初めて観て、その内容の素晴らしさにショックを受け、映画のパンフや写真、グッズを集めまくり、それが高じてイラストレーターとなったそうです。なので、この記事はほんとに力が入ってます。扉は氏がこれまでに集めたと思われるパンフや雑誌の切抜きがずらり。そしてかなりのうんちくを盛り込んだキャラクター紹介。ケリー分隊の中に、ブルースブラザーズにひどい目にあわされたカントリーバーのオーナー(ジェフ・モリス)がいたなんて知らんかったですよ。「あんたらがあんたら?」さらに、テレビ放送版(この号の発売直前くらいに放送されたようです)でカットされたシーンをイラストで全て解説するという鬼のような内容。氏の映画に向ける情熱が十分に伝わってきます。

当時、私は9-10歳くらいでしたが、この雑誌をよく読んでいました。まあ、ほとんど立ち読みでしたが。氏の連載も、とても好きでした。イラスト・文章ともフランクで親しみのもてる作風で、氏の人柄がにじみでているような感じでした。私は、テレビやミリタリーに詳しい先輩の話を聞くような気分で読んでいたような気がします。「コンバット」もこの連載で知りました。主要な各話(初期のモノクロ版ですよ!)を魅力的に解説しており、見たくてたまらなくなりました。中学生の頃に再放送されると、テレビに飛びついたものです。掲載号は何冊も持っていたのですが引越しの際に処分したり、売ってしまいました。でも、いくつかはまだ切抜きをとってあります。

こちらは「世界の軍用銃」(光文社文庫)という本です。世界の軍用中の歴史を、ドライゼ撃針銃から現用銃までの流れを丁寧に解説しています。これを読むだけでほぼ近代軍用銃の系譜が把握できるという素晴らしい本です。私は、ボロボロになるまで読み込みました(誰にも頼まれてないのに、、)。この中で、氏が多数の銃や関連装備のイラストを手がけています。それがまた本当にいい絵で、銃の本質を分かっていなければ、描けない絵だと思います。各種装備も雰囲気満点で、線画とスクリーントーンでこれだけの表現ができるのかと驚愕してしまいます。今だに、氏以上に雰囲気のある銃や装備を描くイラストレーターはまだいないような気がしています。

しかしその後、プツンと氏のお仕事を目にすることがなくなりました。不思議に思っていたのですが、急逝されていたことを知りました。正確な時期はわかりませんが、20年ほど前のことだと思います。同誌にも訃報が載ったはずですが、立ち読みばかりだったので見落としていたようです。とてもショックでした。

話を戻します。誌面をみるまで忘れていたのですが、次号にパート2があるとの予告が。次回は、登場した車両を徹底解説するとのこと。そういえば、プラモで劇中車を作って、紹介していたような。子供の時の立ち読みの記憶よみがえりました。

ああ、読みたいなあと思って、ネットオークションで探すと200円で出品が。もちろん落札。誌面を見てたらパンフも欲しくなってたので、ついでに検索してみると、ちょうど出品されていたのが、上記のパンフです。まあ、ボロボロでも中身が読めればそれでいいし、当時のパンフがどういう風なのか知りたかったし、なにより安いので落札しました。

というわけで、雑誌が届きました。パート2も、めちゃくちゃ気合が入っています。氏自らがタミヤM4A3をベースに、オッドボール小隊の3両を製作。「いつものように三角フォーメーションで行くぞ!!」 氏がイラストを担当する「ミリタリー入門」(これも凄い連載でした)の執筆者菊月俊行氏が製作した、T34改造のティーガーも紹介。特にオッドボール車は、左右図付きでかなり詳しく紹介されています。何度何度もビデオを一時停止したんだろうなあ、、、。見ていたら、ほんとに作りたくなってきました。オッドボールとケリーのフィギュアをスクラッチして(以下略)

そして、パンフも届きました。ボロボロですが、キャストや監督などについての知らなかった情報も得られ、いい買い物でした。で、パンフを見ていて、ふと思いました。「連載の扉(何枚か上の写真です)に写っている、氏の所有するパンフとよく似てるなあ」と。

並べて比べてみました。

これ、同じに見えませんか。

写真では分かりにくいのですが、角のしわも誌面には反映されています。特に、右上角のしわのラインが分かりやすいと思います。隅々確認しましたが、ほんと全部同じです、、、。

一番分かりやすいのが、「戦」の左の四角に掛かったセロテープです。これが届いたパンフこれが紙面の拡大こんな同じところに張られたテープがあるパンフなんてふたつもないですよね。

つまり、これは「氏の遺品」ですね、、、、。

そして、パート2の記事に氏が「出身の●県でこの映画を観た」と書かれており、出品したお店も●県でした。間違いないです、、、、。

プロのイラストレーターならかなりの蔵書があるはずで、死後ご遺族が全てを維持することは簡単なことではないでしょう。ある程度の遺品を除いて、処分されたのではないかと、、、。

それにしても、入手までの経緯を考えると、ほとんど奇跡に近い偶然の積み重ねによるもので、ただただ絶句するしかありません。もし、1月に後輩が来県してなかったら、もし、拙宅でDVDに目を留めなかったら、もし、泊まった時に映画の話をしていてお互いの気が済んでいたら、もし、雑誌をオークションで探した時にパンフが出品されていなかったら、、、。

私は基本的に運命とかそういうことはあまり信じないほうですが、でも、しかし、それにしても、、、。

で、私が持っていてもいいのかな?とまず思いました。氏の非常に思い入れのある映画のパンフですから、なおさらです。しかし、どう考えてもこれはもうどうしようもありません。ご遺族が納得された上で手放されていると思いますから(でなければ売買されてはいないでしょう)、まさかお返しするわけにもいきませんし(そもそも連絡先も分からない)、他に持つにふさわしい方がいらっしゃるかどうかも分かりません。一ファンへの形見分けとして、大切に大切に保存しておきたいと思います。

この事を、わざわざブログに書くのもどうかな?とも思いました。しかし、かって川越氏という素晴らしいイラストレーターがいて、今でも私のようなファンがいるということを記しておくのも、何か意味があるのではないかと思い、アップした次第です。

最後に、いまさらで本当に恐縮ではありますが、氏のご冥福を心よりお祈り致します。

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懐かしい罠

2014年03月02日 | 模型の話題
ニチモの「ロイヤルタイガー・ポルシェタイプ・シングル」をネットオークションで落札しました。

なぜ今時これかといいますと、実はこのキット、私が初めて作った戦車の模型なんですね。確か、幼稚園の年長組のときです。五歳です。近所のおもちゃ屋さんはプラモがなかなか充実しており、そこで買いました。

初めて作った戦車のキットについてはおぼろげに覚えていたのですが、いかんせん何十年も前のことで、特定には至っていませんでした。覚えていたのは①キングタイガーのポルシェタイプだった(丸っこい砲塔がとても印象に残っていた)②値段は1000円(たまーにもらえるお小遣いの100円をやっと集めた記憶が)③白っぽい箱だった という3点でした。

ポルシェタイプなのでタミヤではないのはわかってましたし、ニチモがポルシェタイプを出していたので多分そうかな?とは思っていました。しかし、現物を見る機会がなく、確証はありませんでした。

で、2月のアーマーモデリングにニチモのキットが紹介されており、その中にポルシェタイガーの箱の写真が掲載されていました。見たとたん「これだ」と確信しました。30年以上も前のことですが、箱絵を見て一瞬でわかりました。値段も一致します。

早速、オークションで検索してみると、いいタイミングで出品がありました。ほぼ未開封品で、わりと高額の競りになりましたが、酔った勢いでグイグイ押していって落札(もういいかげんにしろよ)。でも嬉しい。

近県だったのですぐ届きました。箱を開けると、人の家の匂いが。昭和ですなあ、、、。取説をみると、とても五歳が作れる内容ではありません。確か、転輪などの可動部はあまりにも難しすぎて、接着・固定して組み上げてしまったのを覚えています。一日で完成させましたが、多分小パーツはほとんどランナーに残っていたのではないかと。夕食時、食卓に持っていって、じーさまに自慢した記憶があります。シングルタイプですが、モーターを買って動かそうとかは全く考えなかったようです。誌面を見るまで、シングルだったことも忘れていました。

なんとか完成はしましたが「あー、戦車って難しいんだなあ」と痛感し、その後1-2年ほど戦車には手を出さないようにして、比較的形になりやすい車や飛行機で技量の向上に努めたのでした。その辺のいきさつは、キットを見ていて思い出しました。ちなみに次の戦車のリベンジキットはタミヤのM10のリモコンでした。でも、同じくモーターは買わずディスプレイにしたのでした。そのおもちゃ屋さんでは別売りモーターは、カウンターの向こうに置いてありました。購入希望者はその旨申請するという煩雑な手続きが必要で、5-6歳の子供にはとても難易度の高い交渉であり、そんな勇気はなかったのであります。塗料も同様でした。

で、M10はこちらの技量が上がっていたこともあり、すぐできました。以後、戦車もどんどんつくるようになったのでした。今から考えるとリモコンのM10って、超レアだなあ、、。タイムマシンで当時に戻って、僕から取り上げてきたいくらいです。

と、ここまで読み返してみたのですが、ほんとにどうでもいい話題ですね。



続けます。

キットは、まあ昔の製品なのでディテールはそれなりです。しかし、アウトラインとかはよさそうです。なので、そこそこのディテールアップをして仕上げてみようと思います。キャタピラはタミヤの別売りの連結式(安い)にしたいんですが、せっかくなので動かしてもみたいし、、。どうしたもんでしょうね。

まあ、いずれにせよ、今じゃなくてもっと年取ってから作ろうと思います。人生最後の戦車キットにしてもいいかもしれませんね(笑)

子供の時に作ったプラモを何十年も後に手に入れて、当時を思い出したり懐かしがったりするのって、ほんとおっさん臭いですね。まあ、でも名実ともにおっさんだからいいのか、、、。でも、プラモってこんな感じでいろんな楽しみ方があるのでいいですね。

それにしても、ネットオークションのおかげで、こういう風に昔の商品が簡単に手に入るようになりました。ほんとありがたいですね。昔買った製品だけでなく、当時高額で手がでなかったり市場から消えていて買えなかったものも、割と手に入ります。

これはエルエスのモーゼルミリタリーのプラモデルガン。私が物心付いた頃には、すでに市場から消えつつありました。このシリーズは店頭で見た記憶はほとんどないです。夢に出るくらい欲しかったプラモでしたが、ネットオークションのおかげで10年ほど前に手に入れることができました。南部十四年式もなんとかゲットしてます。10年くらい前はこのシリーズはわりと出品されていましたが、今はもうほとんど出てこないようです。多分、押入れへの再配置が完了したんでしょう。

開封済みなので、価値はほとんどないと思います。そのうち作るつもりですが、いつになることやら、、、。それにしても、とてもよくできていてびっくりします。フォルムも完璧、刻印もしっかり。平面出しをすれば、かなりリアルになりそうです(いや、別にしなくてもいいよ)。長銃身タイプにはほとんどない、フロントサイトが段付きなのはチョンボですね(小型のボロモーゼルと認識が混ざったんでしょうか)。どこかで再販したら売れそうな気もしますが、金属部品の再生産が大変そうで、割りにあわないかもしれませんね、、。なんせ装填用クリップまでついてますからねえ、、、。

で、次。これは、、、。

海洋堂の最初期のガレージキット「皇女クシャナ」であります。箱がいいでしょう。ナウシカシリーズなど、全部共通だったんですね。いかにも黎明期って感じです。1985年ごろの製品だったと思います。モデグラなどの広告でしか見たことがなかったんですが、欲しかったキットです。この辺のシリーズはネットオークションでなんと今でも時々やりとりされています(今、クロトワとロンバッハがでてるなあ、、、)

さすが海洋堂というべきか、とてもよくできています。ヘッドもアニメ用と漫画用の大きさの違う2種が入っているという親切ぶり。黒い色が角に付いてるのは、昔これで複製の練習をしたときに、離形剤として塗った塗料が残っているからです。

取説は、モノクロコピー一枚だけ。いやー、いいですねえ!

作ろうとしたのですが、途中で止まってしまいました。久しぶりに箱を開けてチェックしてみました。よろいを着てるのに、体のラインがくっきり出すぎですね。いや、全然いいんすけど。で、よろいのウロコ一枚一枚をきちんと整形しようとした形跡が。そりゃ、止めるよな。

とてもよくできているキットなので、このままきちんと仕上げて、ヒストリカルフィギュアみたいに油絵の具できっちり塗ってやれば、かなり見栄えのするものになりそうです。しかし、フィギュアを自作するまで落ちぶれてしまった今となっては、

もういっそのこと「俺クシャナ殿下」をゼロから全力で作ったほうが潔いのではないか

とふと思いました。

というわけで、懐かしいアイテムは冬の布団の中のように居心地がいいなあと思う反面、どこにもたどりつけない罠でもあるかもなあと、しみじみした今週でした。

それでは。

















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