今回は「それがどないしてんニュース」です。まあ、要するにコネタ集です。上の写真は「サラダパン」。滋賀のご当地フード(っていうのかな?)でして、こないだうちに遊びに来たS宿さんがお土産に持って来てくれました。これ、おいしいんですよ。このパンの凄いところは「サラダ」といいながら、マヨネーズであえた、たくわんが入ってるという点。
「げげっ!」という人もおられるかもですが、これが案外クセになるんですね。たくわんは細切りになっててとても食べやすく、ぽりぽりした食感はなかなかのものです。滋賀に行かれた際、目にしたらぜひお試しを。私は、こうやってお土産でもらったときしか食べれないので残念だなあ、と思ってたのですが、よく考えたら自作しようとしたらできるなあ、、。今度やってみようかしら。
●焚き火は楽しい
うちに遊びに来たのは、S宿さんとM田さん。M田さんは、前々回のエントリーで紹介した友ヶ島の要塞跡に一緒に行った人です。2人とも学生時代のサークル仲間。M田さんが、最近キャンプ用の焚き火缶を買ったそうで「一回使ってみたい」とのことで持参してきました。なので地元の川原のそばの無料キャンプ場で焚き火をしました。
最近、キャンプ場は焚き火がダメなところが多いそうですね。でも、ここは直火でも特に問題ない感じでした。「感じでした」っていうのは、管理人さんもいなくて、川原には焚き火の跡がちらほらしてたのです。まあなんであれ、焚き火スタート。
何を焼くでもなく、川原で集めた木を焼くだけ。でも火をじーっとみてるだけで楽しいです。
途中の道の駅でみかんを買って、焚き火をしながらみんなで食べました。で、皮も燃やしちゃおうか、と。でも水分があるのでとりあえず上の方に置いて、ジワジワ乾燥させつつ燃やす方向で進めます。それを見てたら、誰が言うとでもなく「火刑に処されるみかん星人」というシチュエーションに(笑)。「みかん星人、足元から焼かれてるでえ、、」
最終的に、みかん星人は灰になって星に帰りました(笑)。メンバーは全員40代。「何やってんだか」って感じですが、いつまでもこういうことで笑えてたらいいなあと。あー、楽しかった。
●「あれ?」の包み紙
ある日、たこ焼きをお土産に買ってきてもらったのですが、その包み紙を見て「あっ!」と。子供のころによく見てたものです。今でも使われてるんだなあ、とちょっと感動。嬉しくて切り抜いて保存しました。
これを見るまで完全に忘れてましたが、見た時に一瞬で思い出しました。懐かしいなあ、、。いやー、昭和っすねえ。ご存知の方も多いのでは?
●たぬきカード
これもお土産。私の地元は、たぬきの伝説が多くて、いろんなところで祀られています。そんな各地のたぬきを紹介したのがこれ。
阿波のたぬき合戦は全国的にも有名(多分)ですが、それ以外にいろいろあるんだなあと、地元ながら私も知りませんでした。
特に気に入ったのがこれ。カワイイなあ、、。
これを読むと、祀られている割にはなんか「いたずら妖怪」みたいな感じですね(笑)。でも楽しそう。
「負うてくれ」というのは「背負ってくれ」という方言です。背負ってあげたら「キャッ、キャッ」と跳ねて喜ぶって、可愛いです。そういえば、子供のころこのお寺に行ったことがあります。また行ってみようかしらん。赤でんちゅう様、おられるかな(笑)
●カードリーダーで反省
人にデジカメを借りて、データをパソコンに取り込もうとしたら全然反応しない。調べてみると、どうもSDカードの規格が変わって、カードリーダーが反応できないらしい。多分、カードリーダーを買いなおさないとダメっぽい。「こうやって、ちまちま規格を変えて金をむしり取るのがきゃつらの手口だ!許さん!」と憤ってあらためて調べてみると、SDカードの規格が変わったのは09年。カードリーダーはよく考えると15年くらい前に買ったもの。
「、、、、。今回に限っては拙者の不徳の致すところでござる、、、。面目ない」(侍な私)。
後日、カードリーダーを買って(980円)差し込んでみたらあっさり取り込めました(笑)
●台湾はいいなあ
嫁の森子(仮名)が台湾旅行に行って、お土産に買ってきてくれたのがこれ。台湾の写真家・李火増(増の字は当て字。多分違う字です)氏が、戦前戦中の台湾を撮った写真集。
1935年から45年までの括りで、当時の台湾の様子が収められています。日本みたいだけど、なんかどこか違う感じがします(当たり前ですが)。その辺がとても興味深いですね。
戦時とはいえ、なんというか、とても落ち着いてのんびりとした雰囲気がします。当時、実際そんな感じだったとは思うのですが、それと同時に、温かいまなざしを持って街を活写した李氏の才能も大きいんだろうな、と。
日本だった頃の台湾って、いまいちイメージできなかったのですが、この本を見てなんとなくその空気感が分かったような気がしました。日本と中国が、じつに落ち着いて調和してる感じがするんですね。例えば和服と中国服の女性が普通に混ざり合ってるのですが、風景的にとても自然に打ち解けているように見えます。今、東アジアは残念ながらアレコレ・ゴタゴタしていますが、こういう写真を見ると「みんなもっと仲良くできるんじゃないかなあ」と。そう思わせる力がこの写真集にあるように感じます。
で、こういう風に今の台湾で、台湾の写真家の日本時代の写真集が普通に売られてるのって、とても嬉しいですね。台湾はほんと一度行ってみたいですねえ、、。
で、奥付けを見たら、半年で5刷!1刷の発行数は分からないのですが、写真集としては凄いんじゃないかと。
でもまあ、それだけ売れるのは分かるとてもいい本でした。日本で入手できるかどうかは分からないのですが、興味のある方はぜひ探してみて下さい。
●尼崎とランボーと薬師丸ひろ子の違いについて。
夕食時、嫁の森子(仮名)と尼崎の話に。
「機関銃なん?あれ」
「いや、あれは自動小銃」
「?」
「機関銃と自動小銃は全然違うんよ」
「??」
「ランボーが使ってたのが機関銃やね」
「ああ、薬師丸ひろ子の!」
「いや、あれはサブマシンガン」
「???」
ラーメン鍋を食い終えるまでに解説するのはさすがに無理でした(笑)
マニアからすると「どれも違う」んですが、多分一般的には全部「機関銃」という認識なんだろうなあ、と。例えば、「鮭」と「鰯」と「鯛」は全然違う魚ですが、魚という括りで言えばどれも魚です。でも、違いますよね。機関銃と自動小銃とサブマシンガンもまあそんな感じです。嫁に解説するつもりで(笑)簡単に書いてみます。まず上の写真の通り、大きさが違います。大中小、ですね。
区別の基準としては「使う弾」と「使用目的」ですね。銃の弾は、大まかに3種類に分けられます。左から拳銃弾、短小弾、小銃弾です。
小銃弾というのが、いわゆるライフルの弾丸です。短小弾は突撃銃(アサルトライフル)(後述)の弾丸、拳銃弾はその名の通り、拳銃用です。
銃は、自動式と手動式があります。手動式は一発撃つごとに、手や指といった外力で次の弾丸を発射できる状態にするものです。映画で言うと、西部劇のガンマンが使ってる拳銃や、マタギとかの猟師さんが使うライフルがこれにあたります。自動式は、弾丸の火薬のエネルギーを利用して、引き金を引くだけで次の弾丸が自動的に撃てるようになる機構を備えたものです。映画やアニメで、撃つたびに銃から薬莢(金色の部分)が飛び出てるのが自動式です。英語ではオートマチックライフル/ピストルといいます。
自動式には、引き金を一度引いたら一発だけ撃てる「単射(セミオート)」と引き金を引き続けている間は弾丸が連続発射される「連射(フルオート)」があります。映画とかで「ダダダ!」とやってるのは「連射」です。
機関銃は、小銃弾を連射するための銃です。自動小銃は、単射が基本ですが連射機能も付いています(初期のものや、民間用など付いていないのも多い)。連射ができるのなら、機関銃も自動小銃も同じじゃないか、と思われそうですが違うんですね。
小銃弾というのは、とても威力があります。弾の種類にもよりますが、当たる当たらないは別にして2キロ先でも殺傷能力があります。それだけ、火薬の量が多いんですね。そのため、連射をし続けると銃身や機関部の加熱が凄いわけです。もちろん、反動も大きいです。
機関銃は、連射するために加熱や反動の対策をとらないといけないので、結果的に大きく重くならざるを得ないわけです。使用法も、ランボーのように手に持ってバリバリ撃つようなものではなく(状況によってはそうすることもある)、基本的には3脚や2脚を使って地面などに置いて撃つものです。射手と弾薬手の最低2人以上で運用します。もちろん、軍用として生産される「兵器」なので、民間用はあり得ません。自動小銃は民間用(狩猟などに使う)もありますので、機関銃と自動小銃は、この点でもはっきりとした「一線」が引かれています。
自動小銃は、1人で携帯して使用する銃です。機関銃のように連射を前提にしておらず、単射を基本に、状況に応じてときどき連射をするような使い方をします。先に書いたように、機関銃のように連射をし続ける前提で作られていませんので構造的に全然違います。逆に、そのため一人で持てるくらいの大きさ・重さに収められるわけです。
自動小銃は、1人で携帯して使用する銃です。機関銃のように連射を前提にしておらず、単射を基本に、状況に応じてときどき連射をするような使い方をします。先に書いたように、機関銃のように連射をし続ける前提で作られていませんので構造的に全然違います。逆に、そのため一人で持てるくらいの大きさ・重さに収められるわけです。
自動小銃はライフル弾を単射・連射できるものですが、民間用は連射機能を除いています(当然ですが。でも、連射できる軍用銃を所持できる国(例・アメリカ。でも州によって法律が違う)もあります)。突撃銃(アサルトライフル)というのは、短小弾という、小銃弾を切り詰めたものを使用する自動小銃です。小銃弾は前述の通り、威力も反動も大きいので、それをマイルドにしたのが短小弾です。尼崎で使われたもの(画像が不鮮明なのですが、多分M16系のXM177とかその辺)や、有名なカラシニコフ(AK)も突撃銃です。なんであれ、自動小銃はあくまで1人が携帯して使う銃です。
自動小銃と突撃銃は、銃種として別物と捉えることもできるのですが、その辺は曖昧な感じです。ここはガンマニア向けの話になりますが、例えばNATO弾はライフル弾なのか、短小弾なのかと考えるとよくわからなくなります。NATO弾がライフル弾なら、G3やFAL、64式などは自動小銃で、AKやM16は突撃銃ということになります。しかし、用途的に考えるとG3などは突撃銃です。この辺はもうわけわかめ、ですね。個人的には、突撃銃は自動小銃の一形態じゃないかと捉えています。
サブマシンガンは、拳銃弾を連射するために開発された銃種です。映画で、シカゴのギャングとか薬師丸ひろ子さんが「ダダダー」っと撃ってるのがそれですね。拳銃弾は、ライフル弾や短小弾に比べると威力がかなり低いです。なので、連射にも耐えられるわけです。そして、そもそも拳銃は相手が目の前にいるくらいの至近距離で撃つことを前提にしているので、威力が低いのは当然です。しかし、連射できるようにすることで50-100メートルくらいの距離なら、自動小銃と同じくらいの効力を発揮します。とはいえ、それ以上の距離になると、自動小銃にはとても対抗できなくなってしまいます。それくらい、拳銃弾とライフル弾って威力が違うんですね。
というわけで、長くなりましたが「機関銃と自動小銃とサブマシンガンの違い」がわかっていただけたでしょうか。よけいややこしくなったかな(笑)。で、この解説はかなりはしょってるので、詳しい方からすると噴飯ものかもですが、ざっくりしたところではまあ大体こんなものじゃないかと思います。
いやー、今回はマニアックな話が無い「それがどないしてんニュース」になるのかな?と思いましたが、土壇場で尼崎の件でいつもみたいになってしまいました(笑)
というわけでまた。サラダパン、また食べたいです。