森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

日赤従軍看護婦フィギュア 1/6 のリメイク(その1)

2018年02月24日 | AFVの模型
日赤従軍看護婦(1/6)のフィギュアをリメイクすることにしました。このフィギュアは、18年位前に買ったもので、とても気に入ってました。でも、引越し後、なんとなくテレビの上に飾っておいたまま10年くらい経ってしまい、ふと気が付くと埃だらけに、、、。

以前から「なんとかしないとなー」と思ってたんですけど、今回意を決してできるだけきちんと再生し、今度はガラスケースにきちんと入れて保存しよう、と思った次第です。でも、この埃まみれの姿もなんか威厳があってイイ感じ、、ですけど、あまりに可愛そうなのでちゃんとやることにします。

あらためて服を見たら、日焼けがもの凄く、かなりひどい状態です。染め直さないといけません。なので、襟や袖のカラーと、赤十字の腕章を取り外します。


染料はダイロンのネービーブルー。ダイロンの染料は以前何度か使ったことがあります。昔は缶入りでしたが、今は袋なんですね。


袋の裏の説明に従って、染めます。ほんとはたくさんのお湯で染めるのですが、ものが小さいので不要のラーメン鍋を使いました。

普段の模型とは勝手が違うので、見よう見まね感がハンパじゃないです(笑)

染めた後、アルミ線でハンガーを作って乾かします。

このときは染まってくれたかな?と思ったのですが、薄くなって日焼けが残り、失敗。その後、2回やり直しました。うーん、ほんと難しい、、。

それでもなんとか染まってくれたので、アイロンで折り目をきちんとつけてやります。これまた勝手が違うので大変です。

ついでに、カラーとか手袋、おパンツ(笑)も洗濯しました。で、「服を脱いだ状態の写真はないのか!見たい!見せろ!」というケシカラン不逞の輩は、日本男児の中にいるわけがない!と私は信じて疑いません!(キッパリ)

さて、このフィギュアは、ヘッドの造形がほんと素晴らしく、いかにも「昔の美しい日本女性」という感じがします。

なので、せっかくなのでリペイントしてみることにしました。

油彩でうっすらと陰影をつけるだけで、ほんとイイ感じになってくれました。

もうちょっと塗りこんでみたいんですけど、あまりコテコテにするのもアレかなあ?という気もします。難しいところですね。

こうしてみると、やっぱりモデルはあの女優さんかなあ?と。うーん、ほんと素晴らしい造形です。

話は戻りますが、再生しようと決めて、染料も買って、いつやろうかな?と思ってたある日、古書店で昔のアームズマガジン(2000年9月号)を何気なく手に取ってみたら、従軍看護婦の制服の紹介記事が。このフィギュアの発売も告知されてました。

うーん、何かの縁なんでしょうか。「ああ、これは今日からやれ、ということなんだな」とその日にスタートしたわけです。バッジなどはシールで、とっくに剥げ落ちたりしてまして、エポパテなどで作りなおそうかと思ってましたから、とてもいい資料を手に入れることができました。フィギュアはいつどこから買ったのかすら忘れてたのですが、記事によりますと、このフィギュアは「PKハウス」というメーカーさんの商品でした。とても素晴らしい出来栄えですので、完全に保存してたら今ならかなりの値段が付きそうです。私のは当然アウトです(笑)

こちらはおまけ。ケルベロスシリーズの、鷲尾翠フィギュア(1/6)です。1/6のフィギュアはこの2体だけ持ってます。これも、塗装とかリアルにしてみたいなあ、と思ってるんですけど、いまだにできてません。このフィギュアもとてもよくできてます。1/6フィギュアは装備とかをとても細かく造形できるなど、とても面白そうなんですけど、やっぱりちょっと勝手が違うし、店を広げすぎかな?という気もしますので(笑)この2体でやめとこうかな、と。でも、魅力的なアイテムが出たら多分買っちゃうんですけど(笑)

それにしても、ケルベロスの新作、そろそろ観てみたいですね。翠はじめ、紅一の分隊を中心にしたやつとか、作ってくれませんかね、、。

というわけで、今回はこの辺でお終いです。戦地に赴いた従軍看護婦さんについては、いくつか本や記事を読みましたが、戦地での任務はほんとに大変だったようです。読むも涙、語るも涙、なのでクドクドは書きません。従軍看護婦さんが主役の映画とか作ったらいいのに、と思います。また、陸海軍の兵士だけでなく、戦闘とは関係のない看護婦さんはじめ、民間人である軍属の方々も多くの犠牲を出したということは、ご存知の方も多いかと。あまり話題に出てこないことではありますが、そういう方々がおられたということを決して忘れてはいけないなあ、と思っております。

それにしても、拙ブログは(その1)ばかりでほんと申し訳ないです(笑) やりかけの放置が多いのはけしからん!と我ながら反省しております。でも、どれもいつかは必ず完成したいとほんとに思ってますので、何卒ご了承下さい。




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試製五式七糎半自走砲・ホヘ(その1)

2018年02月11日 | AFVの模型
試製五式七糎半自走砲・ホヘを作ってみました。ホヘは、九七式中戦車・チハの旧車台をベースに、1944年後半から45年前半ごろに試作されたといわれている車両です。ずっと前から作ってみたかったのですが、なかなか時間がなく、いつかきちんと作ろう、とか思ってたらいつまでもできないので(笑)、とりあえず形にしてみました。

75ミリ砲を装備した日本軍の自走砲は、フィリピンの実戦に参加した一式砲戦車が有名ですね。その後、一式を発展させた三式砲もよく知られています。一式は九〇式野砲を搭載していますが、三式とホヘは同砲を改造した三式戦車砲Ⅱ型を搭載しています。遠距離の間接(支援)射撃も考慮されていた一式と違い、ホヘは対戦車専用の自走砲として計画されました。そのため、砲がかなり低い位置にレイアウトされています。これは、当時すでに欧州でのドイツの突撃砲や駆逐戦車の情報が日本に入っており、その影響を受けて開発されたという説もあります。


こうやって見ると、全体的な印象はドイツのⅢ号突撃砲と似ています。キューポラの位置関係とか、前方機銃の防盾の雰囲気など「確かにそうかも」と思わされますね。機銃の防盾は、装填手用ハッチと兼用となっています。この辺はブルムベアの初期型と同じ構造です。確かに「ドイツからなんらかの情報が入り、それが設計に反映されたのでは?」という気がしますね。ホヘの特長としては、前面の装甲が多少なりとも強化されている点です。ホロの前面装甲板(25ミリ)の上に、これまたⅢ突のような増加装甲(20ミリ)が施されており、防盾も三式同様の形状なのですが、さらに装甲が強化された新規設計のものとなっています。ただ、車体下部前面の増加装甲は、私の想像で追加したものです。インパール戦で現地改造されたチハのものを参考にしています。

ホヘは、この手の旧軍車両の常で、試作の段階で終戦を迎えました。数両程度が作られたそうですが、例によってほとんど資料が残されていませんので、かなりの部分を想像で製作しています。ホロ同様、すでにある野砲をチハの旧車台に搭載し、自走砲として活用しようというコンセプトは、当時の兵器の生産状況からするとかなり有効ではなかったかと。立体にしてみると実にかっこよく、対戦車自走砲としてはかなり優秀な車両になったのではないかな、という気がします。試作で終了したのはほんと残念です。


と、いうわけで、こういう車両があったらよかったのになあ、という妄想モデリングでした(笑)いやー、ほんとすいません。あっ!石投げちゃダメですって!危ないですって!ほんとすいません!!

えーと、気をとりなおして、ここからは正直に書いていきます。上の情報は全て真っ赤なウソですので、ご了承下さい。以前から、Ⅲ突みたいな車両が日本軍にもあったらいいのになあ、と思ってやってみたかったんですね。三式砲はとてもカッコいいのですが、いかんせん車高がちょっと高いので、対戦車自走砲としてもっと洗練してみたら面白いんじゃないかなあ、と。とにかく砲の位置を下げてレイアウトしてみたかったのです。でも、ゼロから考えると多分かなりウソっぽくなるだろうなあ、というわけで着手が伸び伸びになってました。

で、先日ファインモールドのホロを作っていたら、前面装甲板周辺の処理がとてもカッコよく「あ、これを元にしたらいけるかも」と思ったわけです。砲基部もかなりあっさりしており、十五榴がこれでOKなら七十五ミリでも位置決めはどうにでもなるのでは?と。思いついたらいてもたってもおられず(笑)、4-5日で一気に作りました。

最初にできたのがこの状態。ベースはもちろんホロです。ホロの戦闘室を切った張ったして形を作りました。


側面形は、ホルを参考にしました。上面装甲板が前方に下がっていると、稜線射撃をする際前面投影面積を減らすことができます(根拠のない推定です)。ホルやヤクパンがそうなってるのは、多分そのためなんでしょう。

でも、ちょっとなんかいまいちです。戦闘室後部の形状がまとまりすぎかなあ、と。また、これだと車内が狭すぎて砲弾がほとんど載らないんじゃないか、とも。

なので、後部を作りなおしました。装填手ハッチの形状も単純になってイイ感じです。

車体に飛び散ったプラの削り粉が、突貫工事の激しさを表していますね(笑)

防盾はエポパテです。三式のキットから流用しようかと思いましたが、持ってないし、お金ももったいない(笑)ので自作することに。砲は手持ちのタミヤの一式から、マズルブレーキやキューポラはファインモールド製。要するに、日本軍同様「清貧(赤貧では断じてない!多分)モデリング」なのですね(笑)。で、基本形状はこれでいいかな?ということで、ちょこちょこ細部を詰めていきました。

キューポラは、上の写真のあとでファインのチハのものと交換しました。旧型車台を活用する、というコンセプトなので、キューポラだけ新しいのも変かな?と。ただ、外した砲塔はケヌに使えるので、キューポラだけこっち、というのも変なのですが(そもそも、キューポラを砲塔から外せるのかどうかもわからない)。でも、まあ、いいか、と(笑)。旧砲塔のハッチについてる、全周回式のペリスコープはこの場合かなり重宝するのでは、とも。Ⅲ突のキューポラみたいに回せるような設定にしても面白いかな、という気もしましたが、やりすぎなのでやめました。

逆に、キューポラの基部は、ちょっと凝った面構成にしてみました。日本軍の兵器って、ときどき「なんでこここんなに凝るの?」というところがあるので、これくらいの方がそれっぽいかなあ、と。

前方から見ると、車高が結構低くなってることが分かります。もっと低くしたかったところですが、砲の俯角を考えると、これくらいが限界のようです。


前面装甲板は、先に書いたように、25+20の計45ミリ、という設定。45ミリではちょっとキビシイので60ミリくらいにしたいところですが、あんまり強そうにしちゃうと旧軍車両っぽくならないので(泣)ぐっとこらえます(どんな我慢やねん)。これまたⅢ突みたいな感じで、ボルトを付けてみたら、薄いながらもいかつくなってイイ感じです。防盾は三式砲の強化型をイメージ。でもちょっと強化しすぎですねえ、、。駐退機カバーはプラ板です。駐退機がむき出しなのは、九〇式野砲系の砲を付けている車両全般の欠点じゃないかなあ、と。なのでカバーがあった方がいいんじゃないかと前々から思ってたので付けてみました。

でも、これだけ砲につけちゃうと、操作ハンドルがかなり重くなるでしょうね。ちょっと不安ですが、まあいいじゃないですか!

車体下部前面の増加装甲は、インパール戦で現地で付けられた増加装甲が効果的だったとの情報が内地にもたらされ反映された、という設定(設定ばっか)。こちらは、現地改造じゃなくてメーカー純正(笑)なのでそれっぽく整えてみました。

付けてみるとわかるのですが、これはかなり効果的な気がします。旧軍戦車共通の欠点である、車体下部上面の被弾(Ⅳ号戦車もそうですね)をかなり抑えられるんじゃないかと。

機銃防盾は、先に書いたとおりブルムベアを参考にしました。跳弾板があるとそれっぽいかな?と。写真ではわかりづらいのですが、九七式車載重機のストックは前方に180度回して折り畳んでます。このストックは、垂直方向でも角度を変えることができます。ほんと、ゲーコマです。

この写真からもわかるのですが、かなり荒い完成度です。まあ、モックアップみたいなものだと思っていただければ。車体とかも、パーティングラインは全く消さず、ゲート処理すらやってません(笑)。私は基本的に、形になるまでダーっと突っ走って、全容がつかめたら、また最初に戻ってアラを直していくというやり方をとってます。最初からきちんとやってたら、例えば先の戦闘室後部みたいに、後で修正したくなったときに無駄になってしまう部分が多いんですよね、、。でも、こうやって形になっちゃうと満足しちゃってそれっきり、という危険なワナもあるのですが(笑)。

で、こちらはおまけです。ホヘを作っていて「あ!」と思い付いてこれまたババっと作ってみたのがこれ。チハの旧車台に、三式中戦車の砲塔を載せた車両です。

浜名湖に四式中戦車と共に沈められたというチハは、どうも三式の砲塔を積んだものらしい、というのを何年も前に何かで読んだか誰かに聞いたかしたことがありました。今となっては何も思い出せない、根拠もあやふやな話なのですが、とても気になっていました。まあ、チハはその辺にゴロゴロしてるのでわざわざ沈めちゃう意味がないので、なんとなく信憑性のある話のようにも思えます。何より、旧車台に三式の砲塔が載っているというのは実にカッコよさそうだなあ、と。

そういうこともあって、チハの旧車台に三式の砲塔を載せてみたいなあと思ってました。でも、三式のターレットリングはどうやっても旧車台に収まらないんですよね。なのであきらめていました。一式の車台はチハよりも延長されてるので三式のような大型の砲塔を載せることができたんですね。で、ホロの前面装甲版の処理を見てたら「これなら多少は前方の面積が増えているので、載るんじゃないか?」と思ってやってみたら、なんとかギリギリ載せることができました。

ホヘとこれがあれば、なんとか本土決戦での戦車不足をかなり補えそうです。ワハハ!シャーマンが何両来ても大丈夫であります!(平和だなあ、、、)。名前は、えーと、何にしようかなっ(楽しそう)

というわけでお終いです。こうやって自分の妄想を形にできるっていうのはほんと模型のいいところですね。ほぼノーコスト、というのもいいです(笑)。先にも書きましたが、これは現時点ではモックアップ程度のもので、またキッチリと作りたいと思ってます。これで本土決戦ジオラマを作りたいですね。アレをこうやって、こうして、、と妄想は止りません(笑)

とはいえ、今は他にやることが多々ありますので、残念ながらこれはこれで一旦休止です。関係各位の皆様、道草をしてすいませんでした。これから頑張ります!(ホントか)

それではまた。冒頭では見てきたようなウソをついてすいませんでした。ほんとすいません。二度とやりませんので(ウソつけ!)。


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