「今回はそれがどないしてんニュース」です。要するにコネタ集ですね。
●アベノマスクをアレしてしまう。
我が家にもアベノマスクが届きました。結構前の話です。でも、使い捨てのは多少あるし、無理に使うのももったいないので取っておきました。先日、嫁の森子(仮名)が「マスクを藍染してみよー」と提案。嫁の森子(仮名)は日ごろ結構布マスクを使っているので、さらにひとつ欲しかったようです。
まあ、このままでとっといてもなんだし、藍染やったことないし、やってみようか、と。
というわけで、藍染体験をさせてくれる「藍の館」という施設に行きました。
行くまで知らなかったんですが、ここは昔の藍商人の居宅兼藍染工房を改装したところ。
居宅内部も展示・公開されています。
敷地も広く、実に豪華。
敷地内の建物のひとつが藍染体験場となってます。
藍染する素材は持ち込み可能で、代金は素材の重量からグラムいくらで計算するのが面白かったです。軽い素材なら大きいものでも安いし、逆にデニムのズボンとかはかなり高くなるようです。
嫁の森子(仮名)が事前に電話で「アベノマスク染めたいんですけどいくらですか」と聞いたら、くい気味で「450円です」と返ってきたとか。つまりそういう人多いみたいです(笑)っていうか、アベノマスクっていう固有名詞で通じるのかよ!という(笑)首相の名前がマスク名になっちゃうって、、、。首相、ほんといろいろ大変ですねえ、、。
これが藍の入ったタンク。これに染めるものを一定時間(マスクは1分)漬けて、空気にさらして(酸化させるため。1分)を繰り返します。このセットを何回も繰り返すと、どんどん青みが増していくそうです。
終わったら、水洗いして軽く乾燥させます。最初の建物の写真の右下隅に小さく写ってるのがそれ(笑)
その間、居宅を見物。いや実に豪華です。藍染というのは昔は一大産業で、大金持ちがたくさんいたんですね。
なんつーか、豪商の家!という感じ。
部屋がたくさんあって、迷路みたいです。階段が3つもあるのにびっくり。
ちょっとしたところにいちいち手間(お金)がかかってるのがわかって、そういうのを見るだけで鼻血ブーですね。いやほんと素晴らしいです。
敷地内の建物の一部は資料館になってました。その中に大八車が。
金具の感じとか古さから考えると、大正ー昭和期のものですね。
本土決戦のジオラマには最適なので、ここぞとばかりにディテール写真を撮る私(笑)
自転車やリヤカーもそうですけど、こういう「当時どこにでもあった」ものって、保存されにくいし、保存展示されててもどこにあるのか分からないし、なんですよね。
なので偶然とはいえこういう風に出会えるのはほんと嬉しいです。あと、この施設のように、地方の郷土館的なところは撮影OKな場合が多いのもありがたいですね。
というわけで、できました。うーん、かなり青くないですね(笑)でも、写真より実物はもう少し青いですよいやほんと。ゴムひもが白いのは、化繊が混じってるからだそうです。化繊は染められないそうです。
まあなんであれ、青くなってよかった(笑)なんでもそうですが、こうやって自分でひと手間掛けると愛着が沸くものです。
そういえば、国から手に取れる具体的な「モノ」をもらうのって初めてかも、、。そう考えるとレアといえばレアですね。国から「モノ」をもらうのって、他にどんなケースがありえるんかしらん、、と考えると、うーん、勲章とかそういうのか?(笑) 勲章は、これから何か頑張ったらもらえる可能性は、、ないな(笑)
●アマビエ様の御札
マスク、というかコロナがらみの話で、次はこれ。近所の神社に行ったら、アマビエ様の御札が張ってました。とてもよくできてて、欲しくなりました。
どうも売ってるっぽいので後日売店窓口の開いているであろう時間帯に再度訪問。神主さんがいたので、値段を聞くとなんと無料!とのこと。
聞けば、神主さんは毎朝コロナが静まるよう御祈祷されているとか。この御札にも、一枚一枚祈りを込められてるそうです。なので、実に霊験あらたかな御札なのでありました。このアマビエ様の絵も、神主さん作だとか。凄い!
無料ということもあって、自分の家の分だけじゃなくて親兄弟の分もいただきました。結構な枚数で「図々しいなあ、俺」と思いつつちゃっかりいただいたんですが「どうぞどうぞ」と快く譲ってくれました。
近所の神社の神主さんが毎朝コロナの沈静化を祈ってくれてて、こういう風にお札を無料で配ってくれるのって、なんかほんとに嬉しいなあ、と。他の町の、無数の神社の神主さんも、御札はともかく、うちの町の神主さんみたいに毎朝祈ってくれてるのかもしれない。そういう風に考えてたら「日本は大丈夫!」となんとなく思ったのでした。
●野生の王国
夜、模型を作ってたら嫁の森子(仮名)が「変なムシが電燈におりまする!!」と報告。「どれどれ」と見に行くとカミキリムシでした。
カミキリムシ、めっちゃ久しぶりに見ました。この白い模様ですぐわかりました。ささっと捕まえて、丁重に外に出てもらいました。カミキリムシはカッチョいいですね。
私は虫捕りは全然やらなかった(どっちかというと虫は怖くて嫌でした。今はそうでもない)ですが、友達の中村(実名)はメッチャ好きで、カミキリムシはじめ、セミからカブトムシからなにから捕まえるのを横から「へー」という感じで見てました。カンペンには、比較的小さいカミキリムシとかゾウムシを入れて飼って子分(笑)にしてたなあ、、。懐かしいなあ、、。
●野生の王国2
昼、模型を作ってると嫁の森子(仮名)がバタバタとやってきて「部屋の窓を開けたら網戸に蜂の巣ガー!!外に蜂がブンブン!」と報告。「うろたえるな!」とレプカになったつもりで現場に向かいました。
外に出て部屋の窓を見ると、確かに蜂の巣が。しかも、網戸の上下に2つも!その部屋は、使ってなくて物置みたいになってて、窓を開け閉めしないので蜂が巣を作ったようです。
網戸が落ちたので、いきった蜂がブンブン飛んでます。
「これが蜂の巣を突ついたような状態の蜂の巣か、、、」
とかアホを言っている場合ではない。速攻で落として処分しようと思いましたが、どう落としたものかとじーっと見てたら「あの巣の中に蜂の赤ちゃんがたくさんいるんだよなあ、、。巣の本体も作るの大変だったろうなあ、、」とあれこれ考えてしまって、なんか気の毒になってきました。
なので結局そのままにすることに。隣は割と広い空き地だし、誰かに迷惑がかかることもないでしょう。こっちがちょっかい出さなかったら大丈夫だし。でも、この窓は当分〆切ですね(笑)
いやー、それにしても我が家はほんと野生の王国だなあ、、、。
●野生の王国3
前回のニュースで、野菜の苗とかを植えたと書きました。あれこれ実を付けたりするのもあれば、枯れちゃったのもあります。枝豆は、実は少し付けたのですが「もう少し大きくならないと食べれそうにないなあ」くらいで枯れてしまいました。
後日、嫁の森子(仮名)がプランター周りを掃除をしたとき、落ち葉とかと一緒にこの枯れた枝豆も鉢から抜いて、捨てるためにタタキにひとまとめにしてました。枝豆のカラカラになって割れたさやから丸い茶色い実が覗いています。「あー、可哀想なことしたなあ」と、、。
で、その実を見てふと「この実を埋めたら芽を出すかな?」と思い、さやから実を全部出して、残った鉢に全部植えてみました。
すると、翌日くらいに芽を出しました!スゲー!
この写真は2日後くらいのもの。以後毎日どんどん大きくなってます。ちゃんと実を付けるとこまで成長するのかな?今回は出来るだけ育ててみたいところです。
こちらはレモングラスの鉢。なんかふと見たら、キノコだらけ(笑)スゲー!
でもキノコが生えてるのはこの鉢だけです。このキノコがなんというキノコなのかもよく分からないです。たまたま菌が飛んできたのか?土の中にいたのか?よくわからん、、。で、キノコが生えるのは、植物にとっていいことなのか悪いことなのかどっちでもいいのかよく分からないので、これまたそのままに。
生命って不思議ですねえ、、。
●猫の王国
うちにはときどき猫が来る、と前書きました。こねこちゃんも来ます。これはミケちゃん。
アンニュイな感じがステキ。
こっちはクロちゃん。毛並みが綺麗です。
2匹とも、母親ともどもいつもうちの近くにいたんですが、ある日を境にぱったり来なくなりました。可愛かったのに残念。
野良猫って不思議なもので、一時は毎日のように見るんですが、ある日全く来なくなります。事故にでもあったのかな?と心配なところですが、実はテリトリーを微妙にずらしているだけのようです。親子猫は、特に親が神経質になるようで、一定の場所にずっといるのを本能的に避けるようですね。
別の猫(大人)の例ですが、これまたある日全く来なくなって、散歩してたら後日出合ったことがあります。その場所は自宅から1キロ近く離れてました。猫からすると結構な距離と思います。ちょっとびっくり。で、そういう意外な場所で出会うと、向こうもなんか照れくさいようです。私が「お、久しぶり!元気にしよんかいな?」と声を掛けると「お、おう、、」といったキョドったリアクション。それはそれで面白いです(笑)
いやほんと、猫ってよく分からないですね。もう40年は付き合ってますが今も分からないです。でもそういうところが猫のよさなんだろうなあ、と思います。
●思い出した話
先日、以前何かで読んだ話をふと思い出しました。
太平洋戦争中の日本の話です。ある日ある駅から、陸軍の部隊が出征するということをある女学生が知りました。その部隊には彼女の親類も知り合いもいなかったのですが「少しでも見送りが多い方が兵隊さんの励みになるだろう」ということで、友達を何人か誘っていくことにしました。
駅のホームは別れを告げる兵士と見送る人たちでごった返していました。「私たちが来ることもなかったなー」と女学生が思ってると、一人の兵士が声を掛けてきました。兵士は真剣な表情で「ホームのあそこにいる女性に手紙を渡して欲しい」と。ホームは人でいっぱいで、女学生はそのときその女性の見分けが付かなかったのですが、兵士は女性の容姿や髪形、着物の柄などもきちんと告げるので「まあ見つかるかな?」と引き受けます。
女学生は連れてきた友人に声を掛け、ホーム内のその女性を探すのですが、兵士の言うような女性は見つからない。兵士の真剣な感じからすると、まあ間違いなく恋人ないしは片想いの人で、これはもう絶対に渡さないといけない手紙であることは容易に推察できます。でも、そういう女性は見つからない。そうこうするうちに、部隊の乗った汽車は発車してしまいました。
女学生たちは慌てます。でも、見つからない。列車が出てしまうとホームの人はどんどんと帰途につき、少なくなっていきます。彼女たちは途方にくれました。相談の末こうなる上は、失礼を承知で手紙の封を開けて、宛先人を確認し、その人に何が何でも渡さねば!という結論に。
女学生たちは封を開け、意を決して手紙を読みます。その内容は、、。それはメッチャラブラブでしかもちょっとエロかった。彼女たちは「キャー!」となってしまいました。「任務の重大さ」よりも「そっち」に気が取られてしまうほどでした。
しかし手紙には、幸いにも差出人と受取人の名前はきちんと書かれていました。彼女たちは安堵します。
ところが、差出人名は「阿井植男(あいうえお)」、受取人名は「柿クケ子(かきくけこ)」だった、という、、。
いやー、ほんっっとにいい話だと思います。とても悲しく、とても温かい話です。その兵士の気持ちを考えると、泣けてきますよね、、、。
で、このイタズラは個人でやったのか、班内でやったのか、そもそもそういうイタズラが出征兵士の間で流行ってたのか、とかいろいろ考えると興味深いんですけどね、、。まあなんであれ、「阿井植男」さんは、戦後、生還して「柿クケ子」さんに出会えてたらいいなあ、とほんと切に思います。
そして「阿井植男」さんがある日、奥さんをみてふとあの手紙のことを思い出して「ああ、こいつが俺の『柿クケ子』さんだったんだなあ」と苦笑いして、「どうしたの?」「いや、なんでもないよ」みたいな会話をしてくれてたらなあ、とも、、、。
でもこの話、どこで読んだのか覚えてないんですよね、、。しかし確かにそういう話は読んだんです。うろ覚えの上に、結構脚色はしてるんですが。でもほんといい話です。出典にお気づきの方がおられたらご一報下されば幸いです。
●発見してしまう
最後にプラモの話題。1/35戦車の可動式履帯の組み立ては、私はとても苦手です。ピンに付ける接着剤の量が難しく、だいたい付けすぎちゃうんですね。そうすると可動部にまで染みこんで、履帯がクキクキになってしまいます。バイクのチェーンでいうところの「キンク」みたいな状態です。そうなっちゃうと履帯が自然に垂れ下がった状態にするのはほんと難しくて、「キー!」となります。そういう方、多いんじゃないでしょうか。
で、ある日、接着に木工用ボンド(速乾タイプ)を使うことをふと思いつき、やってみました。結論から言うとメッチャイイ感じです。ピンには写真くらいのボンドを付けて、本体に差し込みます。はみ出してもノープロブレム。
木工用ボンドは、スチロール樹脂(要はプラ素材)も接着することができます。しかし、完全には接着されません。でも、意図的にはがそうとしなければ固定された状態を保ってくれます。
そのボンドと素材の関係性が履帯にピッタリなようです。ピン部はキチンと固定され、接合部に染み込んだ分は動かすとはがれます。要するに、固定したいところは固定され、剥がしたいところが剥がれるわけです。これはいい!
でもこれはあくまで仮固定で、本体に巻いてから浸透式接着剤で固定しないといけません。でも、作業的にはかなり楽で、履帯が自然にたるんだ状態にもしやすそうです。
これは誰でも思いつくでしょうから、すでに先に誰かがやってるだろうと思います。でも、こういうのって自分で発見したというのがイイわけで。「よくやった俺!」と悦にいってます(笑)
というわけで今回はお終いです。いつものように取り留めのない話題ばかりでした。まあでも、世の中そんなもんです!まあそんなんでいいじゃないですか!(適当すぎ)
あと、コロナはまだまだ全然予断を許さない感じですね。なんつーか、それぞれがそれぞれの守備範囲でできることをできるだけやっていくしかないんでしょうね。もちろん、勇み足で余計なことをしないというのも大事でしょう。難しいところですが、この夏は踏ん張りどころのような気がしますね。皆さん、できるだけ頑張りましょう(としか言えない、、)。
ほんと、なんつーか、大事なのは「知恵と勇気!」なんですよ、多分。恐らく、きっと。
それでは。