森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

杉浦式自動拳銃 1/1 A!CTION製モデルガン

2024年01月28日 | 銃の模型
今回は、A!CTION(ア!クション)製の杉浦式自動拳銃のモデルガンを紹介します。

先日お知らせしましたが、このモデルガンの解説漫画(A4二つ折り・3P)を私が描きまして、それが製品のおまけとして同梱されてます。で、有難いことにモデルガン本体をア!クションさんが贈呈して下さいました。「これはレポートしなければ!」というわけで今回のエントリーとなりました。

製品は無可動のいわゆる文鎮モデルですが、マガジンとマガジンキャッチはライブです。グリップは木製で、固定用ビスともども別パーツとなってます。杉浦式の刻印は深くはっきりと入れられててイイ感じです。
外観の雰囲気・再現度は当然バッチリです。実銃の各部のラインって、ほんと微妙な感じなんですよね。漫画を描くために、ずっと写真をガン見してたのでそれがよく分かります。

32ACPのダミーカート8発が付属。銃本体はABS樹脂の削り出し。古美塗装仕上げや、真鍮製の超豪華バージョン(それぞれ受注生産)もありますし、日活コルトバージョンとしても発売されてます。詳しくは公式HP↓をご覧ください。

で、杉浦式拳銃とはなにかをざっくり解説します。杉浦式は1941年ごろ、中国の北京にあった杉浦工廠(私企業で経営者は日本人)が製造した拳銃です。杉浦は経営者の苗字です。同工廠は現地の親日的な中国軍向けに小銃や拳銃を生産していたようです。杉浦式もこれらの軍隊や日本軍将校に供給されたようで、太平洋戦線で連合軍に鹵獲されたものもあるようです。ちなみに、工廠というと日本の砲兵工廠のような官営の大工場をイメージしてしまいますが、中国語では単に工場を工廠と呼ぶそうです。

1943年に経営者が変わり北支工廠(経営者は同じく日本人)となり、杉浦式と刻印されなくなりましたが製造は続けられ、杉浦式・北支型は現在数10丁(資料によれば39丁)が現存しています。確認されているシリアルのマックスは5839なので、多くとも1万丁も製造されてないでしょう。総生産数はじめ開発の経緯、設計者名などほとんどのことが不明で、はっきりとした資料もほぼありません。謎の多い拳銃なのです。

というわけで、当然ながら日本の十四年式や南部式のような知名度はなく「知ってる人は知ってる」、マイナーとされる拳銃です。とはいえ、ネットで情報量が爆発的に増えた今では、昔に比べると知名度は上がっているように感じます。

とはいえ当然ながら、杉浦式のトイガンはこれまで発売されたことがありません。ガレキでもなかったんじゃないかと思います。あの頑住吉氏ですらもリリースしませんでしたから(予定にはあったかもですが)。なのでこのモデルガンは世界初の立体化です。無可動ながら忠実に実銃を再現しているのは先に書いたとおり。それにしても、立体の杉浦式をこの手にできる日がくるとは、、、。
無責任なことは言えませんけど、まあ今後杉浦式がトイガン化されることはないでしょう。なので超貴重なモデルガンだと思います。

先に書いたように、マガジンはライブの金属製です。ダミーカートは実物の流用ではなくて、真鍮無垢削り出しのメーカー製(と思います)。袋開けろよ、かもですが勿体ないので開けません(笑)
文鎮モデルですけど、マガジンがライブというだけでも嬉しいですね。当然、マガジンキャッチもライブとなってます。

杉浦式のモデルとなったと思われる、コルトM1903(MGC製モデルガン)との比較。
確かに似てますね。ただ、世間で言われているように「まんまコピー」ではないようです。

ぱっと見は似てるんですけど、アウトラインが微妙に違います。でも全体的な印象は似てますね。どないやねん、ですが。
その辺は解説漫画でも描きました。似てるとこは似てるんですけど、似てないところは似てないですね。先にも書きましたけど私は「コピー」とは断言できないな、と思ってます。

グリップ下部のUP。マガジンキャッチにはスプリングのテンションがかかってますので、ここは可動式として楽しめます。
マガジンだけでも着脱できるのは嬉しいですね。

コルトとの比較。上がコルトで、下が杉浦式。
杉浦式のマガジンキャッチの幅が狭いことが分かります。また、マガジンボトムの受けのために、フレームが先細りに削り込まれてますね。

で、こういうマガジンキャッチは「コンチネンタルタイプ」といわれてますね。以前は「ヨーロッパタイプ」といわれてたような、、と思って調べたら「コンチネンタル」というのは「大陸風」という意味だそうです。イギリス視点の言葉なので、この場合の大陸は欧州を指すとのこと。なーんだ、という。要は「ヨーロッパの自動拳銃にありがちなマガジンキャッチ」っていうことですね。なるほど、、、。

閑話休題。銃口部です。バレルとバレルブッシング、リコイルスプリングガイドは金属製の別パーツ(分解不可)です。

この辺もコルトに似てますね。

後方から見た様子。左がコルト、右が杉浦式です。スライドとフレームの結合部断面(これ、何か呼称があるのかな、、)が違いますね。
杉浦式のここがどうなってるのか、長年疑問で不明だったのですが、こういう風になってたんですね。ずっとコルトと同じ感じだと思ってました。

杉浦式、コルトともども左側の凸はエジェクターの逃げです。コルトの右の凸はセパレーター用です。セパレーターはカートリッジの装填排莢をスムーズにするためのガイドですね。こういうのがある、ってのは知ってましたけど、それがセパレーターっていうの、恥ずかしながら知らなかったんです。詳しい人に教えてもらいました。

左側のグリップ部のUP。セフティは別パーツながら固定です。フレーム部の縦溝は、トリガーバー兼用のディスコネクターです。
コルトは、独立したディスコネクターがあるので(ガバと同じ)、ここも杉浦式と違います。

というわけでお終いです。今回あれこれいじってて改めて思いましたけど、銃って原寸の立体でないとピンと来ないことって多いですね。ほんとは実銃を触るのが一番なんでしょうけど、当然不可能です。アメリカですら幻の拳銃ですからね。そういう意味でも、今回のモデルガン化は素晴らしいことだと思います。ア!クションさんの英断に拍手を送りたいです。

最後に手持ちのトイガンと一緒に撮ってみました。

いやー、杉浦式が混ざって感無量ですねえ、、、。

で、先にコルトと杉浦式の違いをちらほら書きましたけど、解説漫画を描くためにあれこれ調べたり考えたりしてたら、いろいろ気付いたんですね。その辺のことはまた改めて書きたいと思ってます。

それでは。


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太刀洗平和記念館に行ってきました

2024年01月14日 | 廃虚・史跡・博物館などの探訪記
今年のお正月は、ちょっとだけ嫁の森子(仮名)の実家に行きました。

そのついで、というとなんですけど福岡県の「筑前町立太刀洗平和記念館」を訪れました。今回はその訪問記です。

太刀洗には大正8年から終戦まで陸軍の飛行場があり、陸軍航空隊の拠点的な土地として栄えたそうです。太平洋戦争末期には特攻隊の発進基地となり、昭和20年には空襲を受け、町も大きな被害を受けました。この施設はその歴史を伝えることで「平和の大切さを語り継ぐ」(同館)ために設立されたとのことです。

記念館の展示は当然ながら日本軍の航空史に関係する史料が中心となっています。ここには実物の零戦三二型と九七式戦闘機が展示されており、以前からよく知られていましたが、1年ほど前から震電の実物大模型が展示され、実はそれが「ゴジラ-1」に登場したプロップだったということでさらに有名になりました。ご存知の方も多いのでは。

私は、そもそも当初は嫁の森子(仮名)の実家に行くだけのつもりでした。12月31日-1月1日の1泊2日だったので観光の予定をいれてもキツキツになりますし、のんびりさせてもらおう、という感じだったんですね。

しかしその前日、ツイッター(X)の投稿でのコメントのやり取りで、ある方が「福岡の震電が、、」とコメントされました。「あれ?あの震電は福岡にあるの?」と。ニュースは知ってましたけど、流し読みだったんですね。

ささっとググると震電はこの記念館にあると。で、それはどこなのかしらん、とさらに調べると嫁の森子(仮名)の実家から電車を乗り継いで1時間半もかからずにいけるところでした。あららら、という感じ。

「まあでも、年末年始は閉館だよなあ、、」と思って公式HPを覗くとなんと1月1日から開館しているとのこと。さらに、以前から見てみたかった九七式戦闘機の展示館じゃあーりませんか(「どーせ遠いところなんだろな」とろくに調べもしてなかったのです)。「こ、これは行くしかない!!」と鼻息を荒くして予定を変更したのでした。

太刀洗町は福岡中心部から南に20キロほどいったところにあります。記念館の最寄り駅は甘木鉄道という私鉄の「太刀洗駅」です。甘木鉄道はJRや西鉄と連携してますので、どこからでも行きやすいのです。

元日の朝、義母が作ってくだすった御雑煮をおいしくいただいてからいざ出発。西鉄の最寄り駅から、甘木鉄道と繋がってる小郡駅へ。甘鉄小郡駅にやってきたのがこの車両。いやー、いいですねえ、、、。

私は鉄道マニアではないのですが、こういうの(どういうの?)は大好きなのでニコニコしてしまいます。車窓の風景も「正しい日本の田舎!」という感じで素敵でした。

これが太刀洗駅です。いやー、ほんまたまらんですねえ、、。

中央の看板にあるように、ここにキリンビールの福岡工場があります。工場内に直営レストランがあって有名なんだそうです。こちらはこちらでまた行ってみたいですね。ちなみに、太刀洗飛行場の跡地に工場が建てられたそうです。

駅舎を出るといきなりT33が出迎えてくれます。

これは駅に隣接する私設博物館(昔なつかしの家電とかを展示してるとか。元は駅の建物らしい)の展示だそうです。こちらは閉館だったので残念。とはいえ、どうも太刀洗平和記念館は元々ここにあったそうで(当初は私設でその後町営になったとのこと)、その頃から展示されていたものだそうです。記念館が新設された際、T33は移設されずそのままになっているようです。なんかややこしいですけど、まあそういうことらしいです。

こちらが太刀洗平和記念館です。駅舎から出てすぐ見えるところにあります。今写真を見てて気付いたんですけど、建物の形は飛行場の格納庫をモチーフにしたのかもしれませんね。違うかもですが。

で、館に近づいていったら、ちょっと気になることが。左隣のスーパーと思われる店です。

「アスタラビスタ、ベイベー」っすか、、。シュワちゃんっすか、、。

後日調べるとこの地域のチェーン店だそうです。嫁の森子(仮名)は知りませんでした。実家とその周辺は微妙にチェーンゾーン(造語)から外れていたようです。いやー、地元の人にとってはフツーなんでしょうけど、やっぱ「おおお」ってなりますよねえ、、。記念館の入り口に向かうつもりが、ついスーパーの方に引き寄せられてしまいました(笑)

さて気を取り直して記念館に入ります。同館では現在映画「ゴジラ-1.0」を含めた企画展をやっています。
映画の撮影風景(もちろん震電がらみ)など、なかなか見ることができない展示でとてもよかったです。3月20日までとなってます。私は勘違いしていたのですが、この企画展がその日まで、ということです。震電自体は以後ずっと展示されます。

で、映画はほんとよかったですね。ゴジラが強すぎ&怖すぎてたまらんかったですねえ、、。映画を見てて久しぶりに「ひえええ!もうやめてあげて!!」ってなりました。映画を観てドキドキするこういう感覚、忘れてましたね(笑)セットとか小道具とかもきちんとしてて見てるだけで楽しかったし、各兵器の再現度もスゲーよかったです。震電がますます好きになりました。13ミリ機銃も四式中戦車も最高でしたね。

そんなこんなでなんつーか「映画の楽しさ」を改めて感じさせてくれたような、とてもいい映画でした。お薦めです。

さて、入館すると、まずその震電がどーんと目に入ってきます。
「うおおお、、、。スゲー。でけー」って感じですね。右奥にあるのは零戦三二型。こちらは実物です。

映画用のプロップですけど、こまかいとこまでほんとよくできてます。
塗装のハゲチョロもリアルです。模型制作の参考になりますね。

機首の30ミリ機銃のあたりも素敵。映画の通り、1丁下ろされた(2丁だったかな?)状態なんですね。
パネルラインのぼかし方も、これまた模型制作の参考になりますね。これもいちいち塗装したんでしょうね。スゲーです。

主脚の銘板。「ここまで再現せんでも、、、」って思っちゃいますねえ。
でも、ここまでしたからこその、あの映画の完成度なんでしょうね。逆に、こういうところにも手を抜かず、ここまでやらんかったらああいう映画にはならんかったんでしょう。ほんと、映画製作って大変と思います。

零戦三二型です。こちらはこちらで本物のオーラがビシバシ出てます。

三二型の現存機は完全形としては世界で2機しかない(最近海外で1機が飛行可能に復元終了したそうです)そうです。メチャ貴重ですね。ちなみに、天井の網状のものは、実物大のB29の枠組みです。見えてるのは主翼とエンジン部。めちゃでかいです。

いやー、それにしても1ヶ月以内に2度零戦を見ることになるとは。

三二型の特徴の翼端部です。
三二型はいまいち人気がないみたいですが、ちょっと気の毒ですね。でもまあ私も二二型とか二一型、五二型が好きなので申し訳ない気もします。三二型の活躍とか、もうちょっと調べてみたいですね。

こちらは九七式戦闘機。先に書きましたけど、ずっと見たいと思ってたので感無量です。

九七戦はこの個体が世界唯一の現存機です。震電も実物大模型とはいえ世界唯一です(新たに作れますけど、ゴジラのプロップとして世界唯一は変わらないですね)。つまり、この記念館の3機はメチャクチャ貴重なのですね。スゲーですね。

UPで見られるので、おお、ここはこういう感じなのか、ってのがよく分かるのが嬉しいです。

ちなみに、館内の撮影は禁止ですが、この3機に関しては撮影OKです。ありがたいですね。その他、航空機材や衣服の展示なども見ごたえがありました。

もちろん、これらは私のようなマニアの眼福のために展示されているわけではありません。この飛行場から飛び立った特攻隊員(九七戦も、特攻用として満州から飛来し、途中で博多湾に不時着水・沈没したものです)や、爆撃で亡くなられた方々の遺影の展示を見ると、今の平和で豊かな日本はこういう方々の犠牲の上でなりたっていることを痛感しますし、それを決して忘れてはいけないのだ、と思いを新たにしました。

館内は1階がメインの展示場ですが、2階もあって、そこから各機を上から眺めることができます。これもありがたい。
九七戦のこの展示の演出はとても素晴らしいです。

震電も、上からじっくり眺めることができます。

見ればみるほど、実に斬新かつよくまとまった設計だということが素人でもわかります。

それにしても、震電なめの零戦が見られるとは、、。凄いアングルと思いませんかみなさん。

間に紫電改や疾風がはさまってはいるんですけど「これがこうなるんだなあ、、」と。「兵器の進化」を目の当たりにしたようで、いろいろと考えさせられました。もし戦後日本が軍を存続できてたら、航空機や戦車など各兵器はどう進化していたんだろう、という想像力をほんと刺激されました。

それにしても、元日から開館してくれているというのは本当に有難かったです。博物館や美術館は基本開いてないですからね(当然ですが)。でも、私のように日程的に元日しか自由時間がない帰省客もいるので、こういう配慮は実に嬉しかったです。

記念館のスタッフの方の応対もとても丁寧で「多くの方に展示を見てもらいたい」という気持ちが伝わってきました。まあ、こういうのってほんと「一事が万事」なんですよね。先に書いたとおり、私的にはとても行きやすい場所にありますので、また再訪したいと思ってます。

で、「アスタラビスタ」にも、もちろん帰りに寄りました。右がそこでお土産に買ったご当地カップ麺。メチャ有名らしいです。

嫁の森子(仮名)に「美味しいの?」と聞くと「これは美味しいとか美味しくないとか、そういうものではございません」(意訳)とのこと。なるほど、、、。ソウルフードってことですね。私にとっての「金ちゃんヌードル」みたいなもんですかね。まだ食べてないんですけど楽しみです。

左の「かいぞくかりんとう」は義母から私たちへのお土産。大分のローカルメイドのお菓子です。これがメチャ美味いんすよ。ずっと前に大分行ったときに食べてびっくりしたです。久しぶりに食べれてシアワセでした。メーカー直販でお取り寄せできるのでそうするつもりです。あまりそういうことをしない私がここまでする、ってだけでこれがどれくらい美味いかおわかりでしょう(わーんねーよ!)。

というわけでお終いです。いやー、それにしても急にあちこち行くようになったような感じで、我ながら不思議です。今回は帰省ついででしたが、やっぱ知らない土地に行くのは楽しいです。今年は積極的に出かけたいなあと思ってます。

それでは。








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年賀状漫画「猫くんと○○くん」

2024年01月12日 | イラスト集
今回は、年賀状に描いている漫画を紹介します。「猫くんと○○くん」というタイトルで、毎年の干支の動物が猫くんとからむ、という他愛のない4コマ漫画です。年賀状を送った人にしか見てもらえないのはなんか寂しいので(笑)UPします。

これが1回目。2016年。申年です。
2017年。酉年。


2018年。戌年。
この回で、この漫画は「干支に入れなかった猫くんが、干支の動物に嫉妬している」というのがテーマ(笑)だと気付きました。猫くん、基本的にちょっといやらしいですね。なんとなく、私に似てるなあと思わなくもないです(笑)

2019年は、いろいろあって寒中見舞いとなりました。なので、イラストでお茶を濁しました。



猪と猫くんをからめるのは難しいなあ、と思ってたのでちょうどよかったといえばよかったです(笑)

2020年。子年。


ちょっとバイオレンスが過ぎたかもですね(笑)あと、どーでもいいのですがタイトルが「猫くん」と「ネコくん」ところころ変わってますね。テキトーすぎる、、。

2021年。 丑年。
「干支地動説アイデンティティ」を崩壊させられる猫くんの巻(笑)。

動物って、大きくなればなるほど賢そうになっていくように思うんですが、どんなもんなんでしょうね。牛ものんびり草を食むばっかで何も考えてないようにみえますけど、日ごろ案外深い考察洞察をしてるんじゃないかなあ、という気もしないこともないです。クジラも凄い哲学的なことを考えながら大洋を行ったり来たりしてるのかも、、とか。彼らの思考を覗き見たいところですが、難しいでしょうねえ、、。

2022年 寅年 
新作の掲載、2年サボってました。すいません。寅年なので、猫くんも張り切るかもなあ、というとこから出たネタ。でも基本猫と虎はやっぱ関係ないっすよねえ(笑)

2023年 卯年
ウサギは「純朴」とか「可愛い」というイメージのキャラが多い気がしたので、逆にイヤな奴にしたらどうかしら、と思ってつくったような。そういえばピーターラビット、私好きなんですけど、あれ、実際読んでみると案外キツかったりブラックな話が多いですね。登場したキャラがあっさり食べられちゃったりする(笑) 絵も素敵だし、そんなこんなでおもしろいですよ。

作者のポターさんのことはよく知らないんですけど、作品を見る限り、結構複雑でメンドクサイおばさんだったんじゃないかなあ、という気がしないこともないです。まあ、だったらどーした、なんですけど。

さて、自分で言うのもなんですが、年賀状を送った先方の皆様からは意外と好評のようです。「こういう漫画、分かってもらえるかなあ」と思いつつ送っている叔父さん叔母さん(70代)から「毎年楽しみにしてる」と言われたり、嫁の森子(仮名)の会ったことのない友人が年賀状に「漫画面白いです」とコメントされたり。なので、毎年頑張って(これでも)描いています。とはいえ、毎年描くのが遅いので、年賀状を頂いた方に返信しているのみ、というのが実情です。

4コマ漫画はほんと難しいですね。でも描いてて楽しいです。「起承転結」ってこういうことなんだ、というのがよく分かります。「4コマは漫画の基本」ということも。とはいえ、私は趣味で年賀状漫画とせんしゃん(中四国AFVの会のマスコット)漫画を年に3本くらい描いてるだけなので気楽なものです。プロの方は、毎週10本とか20本(ボツ込みで)をガンガン描いてるわけで、凄いなあと思います。

以前の年賀状はこちらで紹介してるのでよろしければどうぞ。さっき再読したら、上記の4コマも2本UPしてました。すっかり忘れてましたが、まあいいじゃないですか(笑)






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