森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

月刊アーマーモデリングにジオラマが載りました。

2021年07月18日 | 模型の話題
先週発売された月刊アーマーモデリング8月号に、私の作ったジオラマが掲載されてます。「1985年ごろ、もしソ連軍が日本に侵攻してきたら、、」というIF設定のものです。全力で作ったので、誌面をぜひご覧になってみて下さい。※上の写真は私が撮ったもので、誌面には載っていません。

表紙がこちら。元陸自隊員のタレント、かざりさんがビッシィ!と決めてくれてます。
周囲のモデルガンは気にしないで下さい。献本が届いてテンションが上がってつい置いてしまったのです(笑)

私のジオラマには、7ページも割いてくださっています。写真は、なんとスケールアヴィエーションの石塚編集長が撮影して下さいました。

最初、見本として写真を拝見した時あまりに凄くて絶句しました(いや、ほんと)。いつかジオラマの現物を見た人に「写真と違うじゃん!」って思われるかも、レベル。誌面をご覧になったらよくわかると思います。また、最後のページの編集部による作品評の文章もグッときました。私の気持ちをとてもよく汲んでくださってて嬉しかったです。そんなこんなでぜひ見て欲しいですね。また、製作は1年半以上かかった(もちろん、ずっとかかりきりだったわけじゃないんですけど)のですが、その間、担当として本誌アドバイザーの吉岡和哉氏がさまざまな助言や提言をして下さいました。これはほんとに貴重な経験・勉強になりました。この場を借り心よりお礼申し上げます。

さてこの号は、私のを含めた陸上自衛隊特集となってまして「RIKUJI IN ACTION!」と銘打っていろんな陸自車両のキットが紹介されてます。かなり気合の入った内容で、拙作に関係なくお勧めです。
目次を見ても、その濃さがよくお分かりになるのでは。

ジオラマでは、61式は建物に半分隠れてまして、誌面に写ってなかった車体前部はこんな感じです。まあ、要するに「いつもの」ですね(笑)
砲身のキルマークは、ご存知小林源文先生の「バトルオーバー北海道」からです。「一度やってみたかったんです」(笑)。それにしても、ファインモールドの61式は傑作ですね。

機甲科のフィギュアはこれまたファインの傑作があり、それを元につくってます。しかし、メーカー問わず昭和期の普通科の自衛隊員のフィギュアのキットはないので、ほぼ自作してます。女性隊員(ってわかるかなあ?)は紙でコロコロのレジンフィギュアをちょっと改造して使おうとしたんですが、ぐりぐりやってるうちにどんどん手が加わって、結局胴体と足の一部分以外の、ヘッドや装備などほぼスクラッチになってしまいました。

戦車長ですが、61式といえば「戦国自衛隊」。戦国自衛隊といえば千葉先生。ということでヒゲに赤いマフラー、グリースガン(マガジンはテープで2本に。コッキングハンドルをわざわざ付けてM3にしてるのが我ながらゲーコマだ、、。)で決めてみました。でも、名札の姓は「大友」にしました(笑)

この61式やフィギュアなど、製作途中写真含め、個人的に紹介してもいいとのことなので(ありがたいことです)、また機会をみてこのブログでもUPしたいです。ただ、どれもちょっと手直ししたいのでいつになるかは未定です。

誌面のタイル製作法の説明で「床部分は作りなおした」とありましたが完成形が写ってなかったです。ゲラをちゃんと見ず書いた私のポカですね。すいません。完成形はこんな感じ。こういうタイル、ほんともうなくなっちゃいましたねえ、、。
タイルの製作方は誌面に載ってます。こういうの作るのほんと楽しいですねえ、、。このほか誌面では建物などストラクチャーの製作法を紹介してくれています。

今回、個人的にヒットだったのが象の滑り台。これも作ってて楽しかったです。
うう、かわゆい、、(自分で言うな)

資料にした本などはあれこれあるのですが、特に大事だったのがこれら。左上から「タミヤニュースVol205(1988)」「戦う自衛隊」(山下純二・立風書房)「BATTLE  OVER(バトルオーバー) 北海道」(小林源文・日本出版社)「陸自戦車をつくる!」(イカロス出版)です。
タミヤニュースは、当時61式に現役で乗っていた隊員の方が、荷物の積み方などを図入りで詳しく紹介されてて、メチャ参考になりました。「バトルオーバー」は言うまでもなく大傑作。世界観、雰囲気などずっと影響を受けてます。現在は、小林氏の個人ブランドで新装版が発売されてます。「戦う」は児童書ながら凄い内容で勉強になりました。「陸自戦車」には、元陸自1佐(機甲)の葛原和三氏が、61式の迷彩研究について多くの当時の写真入りで詳しく解説されており、実に貴重な資料となっています。その他、73式の実車写真もありかなり助かりました。

タミヤニュースは「いつかこういう61作ろう」と思って、この号だけ無くさないようずっと別にとってあったんですよ。なんちゅう気が長い話なんや、、。それにしても、この記事を書かれた隊員の方には感謝ですね。こういう情報はまあ出てこないですからねえ、、。

「陸自戦車をつくる!」には拙作も載ってます。ご覧の通り、今回同様のシチュエーションです。時代はちょっと戻って1950年代が舞台です。
イージーエイトはアスカ製です。私はこんな感じで、日本を舞台にしたIF設定のジオラマをずっと作ってます。ちょうどいいので(?)いくつか紹介してみます。以下含め、写真は全て私が撮ったものです。誌面には載ってません。

こちらは月刊ホビージャパン2017年11月号作例の、60式自走無反動砲(ファインモールド)のビネット。
お気づきでしょうけど、今回のとちょっとかぶってます。っていうかアイデアの流用が多い(笑)。まあでも、これを作って「次はああしようこうしよう」と思うようになったんですね。

さらに時代が戻って、こちらは太平洋戦争での日本本土決戦。三式中戦車長砲身型(ファインモールド)です。ホビージャパン2010年6月号作例。

これはブログで単独エントリーとして紹介してますので、よろしければご覧下さい(最後に貼ってるインデックス内にあります)。

最後です。これも日本本土決戦。月刊アーマーモデリング2015年4月号掲載。時代は違いますが、今回はこれを作るときに培ったノウハウを生かしつつ、当時できなかったことをあれコレやってみたんです。なんというか、自分の中では姉妹編みたいな感じです。
これ作る時、死ぬかと思ったんですけど(笑)、今回も死ぬかと思ったので(笑)そういう意味でもよく似ています。

以上の作品はどれも書籍に載ってますので、よかったらバックナンバーをご覧になってみて下さい。これらだけじゃなくて、他にもいくつか作ってます。単独の作品紹介としてUPしてないのも多々あって、またそのうち紹介したいです。

で、最後にひとこと。誤解されると困るのですが私は別に「日本がこうなってほしい」とか思ってこういうのを作っているわけではありません。念の為。そういう剣呑な思想とは全然違う、あれこれを自分なりに考えながら作っています。もし、そういう自分の想いが何か少しでも伝わったらいいなあ、と思いながらやってます。

でも、なんでもそうなんでしょうけど、モノを通じて、それを作った人の気持ちを受け手の人に届かせるということはメチャクチャ難しいことだと思います。そういうものがいつか作れるように頑張っていきたいなあ、と。

というわけでお終いです。ほんとにぜひ誌面をご覧になって下さい。っていうか買ってください!(ぶっちゃけたな)。そして、感想などあれば送っていただけると嬉しいです。あ、批判するときは言葉を選んで、お手柔らかにお願いします。っていうかそういうのは送らないで下さい(笑)

メアドはmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comです。ツイッター、FBも「松本森男」でやってますので、コメントしてくれるのも嬉しいです。

それでは。最後に関連リンクはっておきます。興味がありましたら覗いてみてください。

AFV作品のインデックス内に、今回の三式長砲身などの作品紹介を載せています。

「戦う自衛隊」「バトルオーバー北海道」についてはこちらで紹介してます。

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森男のエポパテ万歳!

2021年07月04日 | 模型の話題
というわけで、復活しました。長期間お休みして申し訳ありませんでした。なんとか通常状態に復帰することができました。

今回は、エポパテの私の使い方をいくつか紹介したいと思います。使用法は模型誌などで多々紹介されてますけど、多分人それぞれがちょっとずつアレンジしてるんじゃないかな、と。私の場合はどんな感じなのかを今回少し紹介してみよう、という趣旨なわけです。

エポパテというと、キットの隙間を埋める、フィギュアや小物の造型をする、などの用途が一般的です。このほか、薄い布状のものの表現にもよく使われてますね。今回はその布表現の私のやり方を紹介してみます。

使うエポパテはタミヤの速硬化タイプ。上の写真のですね。このパテはほんと使いやすいです。硬化前の柔らかさは絶妙で、かつ硬化後の硬さもちょうどよく、削りやすいです。私はこれしか使ってないです。また、いつでもどこでも手に入る、というのも最高ですね。消耗品って、こういう点もとても大事です。いくら凄い素材でもいざという時入手難だったりすると、困りますからねえ。でも、このパテは間違いなく手に入ります。しかも安い!貧乏かつ補給をあてにしない(できない)日本軍モデラー必携であります(笑)

さてそれでは本題です。まず、練ったエポパテを筆の柄などで薄く延ばします。土台は100均の麺棒のケース。丸いので延ばす時ぐるっと回しやすいんですね。スチロールプラや金属缶だと、剥がしにくいのでポリエチレンなどの素材がよいです。
このとき、ケースにはメンソレータムをあらかじめ塗っておきます。メンタムは離型剤の役割です。塗ってないと、パテをはがすときケースに張りつきやすくなります。あ、もちろんパテを練る時もメンタムを練り込んどきます。メンタムでなくてもいいんですけど、これまた入手しやすさなどから私はずっとこれです。目安はベタベタしない程度、ですね。

柄をグルグルと回していくと、パテはどんどん薄くなります。
この写真のように、向うが透けるくらいです。透かしてみて、光の透過具合で伸ばしムラがないかどうか確認します。この写真だとまだちょっといまいちですね。こういう確認のために、透明の土台がいいわけです。

練った直後のパテはベトベトなので、少し置いて硬化し始めるのを待ちます。1時間から2時間の間くらいです。この時間は、パテの白と黄色の混合比などによって差があるようなのであくまで目安です。この辺はもう経験を重ねて「これくらいならOK」な状態を各自でつかむしかないですね。

で、「OKな感じ」になったらカッターで必要分を切り出します。
このタイミングですと、パテは完全硬化しておらずへにゃへにゃです。でも、切り出した形の状態は維持していますし、はがしても伸びたりしません。でも、時間がちょっと早いと伸びてしまったり、やぶれたりします。この辺の按配が難しいところ。

で、これを、例えば戦車の上に乗っけるわけです。

乗っけてから、ピンセットや楊枝などでグネグネまげたりして布が折れたような感じにしていきます。
先にも書きましたが、この辺の按配はもう何度も何度もやってみるしかありません。でも、何度かやってみたら大体はコツをつかめるんじゃないかと思います。実際、そんな難しいことじゃないです。

硬化時間によっては、ピンセットで端をちみきって(方言。つまみ切る、の意)ちぎれたり破れたりした表現も簡単にできます。
布表現としては、エポパテは一番効果的な手法じゃないかと思います。簡単に布っぽいものができるので、やってて楽しいです。で、練るのにメンタムを使ってるので、塗装する際は脱脂しないとアカンらしいです。

しかし、私はそのまま塗装(ラッカー)しちゃってます。でもこれまでそのせいで塗装がはがれたりして難儀した記憶はありません。しかし私は細かいことは気にしない山賊モデラーでもあるので、そのまま信用しない方がいいかもです。ちょっと剥がれやすいけど気付いていない可能性もあります(山賊なので)。この辺は、皆さんの方で各自把握してみてください。

さて、エポパテの特性の一つに「硬化前後で形状が変わらない」というものがあります。要するに、固まる前の形を維持する、ということです。

その特性を、布表現でも利用してみましょう(お、なんか教育番組みたい(笑))

考え方としては、何らかの型状のものになじませれば、硬化後その形状にならったものが出来るわけです。このように、型を板鉛で波状にして、硬化前のパテシートを載せると、自重ではんなりと勝手に板鉛の形状になってくれます。
馴染みが悪いところがあれば、爪楊枝などで調整します。この状態で置いといて硬化したら、はためいているような布ができるわけです。もちろん、板鉛にもメンタムを塗っておきます。

で、これを見て「いや、じゃあ板鉛でもこういう布表現できるじゃん。エポパテで作る意味ないじゃん!」というヤカラがいるかもです。「じゃんじゃんうるせぇよ、お前」ですが、その通り(笑) 板鉛は板鉛でそういう表現に向いてます。

しかし、板鉛は凄く柔らかく、ちょっと触れるだけで変形します。塗装はできますが、はがれやすいです。瞬着で接着はできますが、これまたはがれやすいです。そして、普通手に入る釣り用のものだと幅が狭くて、旗など大きい布の表現は難しいです(継ぎ足せばできるでしょうけど、メンドクサすぎる、、)。

エポパテだと、上記の板鉛の欠点がありません。もちろん強度はないので、手でパリパリと折れます。でも、板鉛ほどの弱さはないです。同条件のレジンくらいの感じですので、模型用としては問題ないです。

また、結構限界まで薄くすることもできます。この写真くらいだと、多分板鉛の厚みの半分くらいじゃないかな、と。
でも薄くしすぎて、貼り付けるときに気泡が入り込んで追い出すのに苦労しました(笑)

まあ、板鉛ももちろん使いやすい素材ですので、作るものに応じて使い分ければいいんじゃないかと思います。

硬化後、板鉛の型から外したのがこれ。外す時割れることもありますので、慎重に。型が板鉛の場合は板鉛のほうをグネグネ曲げられますので、はがすのは簡単です。
先に書いたとおり、それぞれ板鉛の形状をコピーできています。

薄さもこんな感じ。計ると、左が0.2、右が0.1ミリくらいでした。右の一番薄いところだと0.05ミリくらい。かなり薄いですね。
布の厚みは、もちろん種類によって違いますけど、厚めの帆布で実物は1ミリ程度。それが1/35になると、えーと、えーと、(電卓叩く)、0.02ミリ。0.02ミリですよ!!オカモトかよ!という。例えば旗とかを表現するには0.1ミリでも厚いくらい(現物だと3.5ミリ。これは電卓なしですぐ計算できたゾ!)なんですよね。3.5ミリだと、トラックの幌でも厚いくらいかもですよね。

とはいえ、正確な縮尺が正解かというとそうじゃなくて、私は詰まるところは「模型はそれっぽさ」だと思ってます。スクラッチあるあるですが、正確に縮尺すると、小さいものはほんとに小さくなっちゃってわけ分からんごたるになることが多いです。例えば鉛筆とか、ほんとに正確に縮小すると、鉛筆に見えなくなっちゃうんですよ。8角形の鉛筆の実物は直径7ミリですが、35だと0.2ミリですからね。正確に再現したらただの「線」です。鉛筆を表現しようとして先が尖ってたりするような造型をしたとしても、肉眼ではほぼわからない。

今は、カメラの性能がもの凄くて、かなり小さいものでも細かく撮影できるようになってます。なので、正確なスケールで作って、写真で撮って「ここまで細かく再現!」ということをアピるのを念頭に置くことも当然アリです。

しかし、模型って実は展示会などで現物を生で見てもらうことも多いし、私はどっちかというとそっちを念頭に置いて作ってます。これは個人的な考えなんですけど、やっぱ現物を観る人の目線でつくりたいなあ、と。そもそも作ってるときも自分の目で見てるわけですからね。そのつもりで作った鉛筆が、正確な縮尺だとお土産屋の鈴とかが付いてる特大鉛筆(ありましたよね(笑))だったとしても、現物のジオラマを見た人がすぐ「あ、これ鉛筆だ」と気付いてもらえるようなものにしたいなあ、と。そういう風に考えてます。

でもこれもケースバイケースで、例えば手に持つ拳銃とかはきちんとした縮尺で作ったほうがいいし、でも小型拳銃だとちょっと大きめの方がいいのかな?とか結局は作り手の好みとかさじ加減なんですよね。難しいところです。

あ、話がずれちゃった。すいません。

布の応用として、銃のスリングもエポパテで作るとイイ感じです。
先の、麺棒ケースに延ばした状態で帯状に切り取って、銃に貼り付けます。これまた、自重でダラーンとなりますのでその特性を利用してやるとイイ感じになります。金具の類は、スリングが硬化したあとで、付け足すように造型するとやりやすいです。

これまた、先の応用で硬化前に形を決めることもできます。こんな風に土嚢的なものの上に据えた状態にしたい場合、硬化前にその上に置いておくとその形状になってくれます。
布同様、これらも板鉛でも作れます。場合によっては板鉛の方がいい場合も多々ありますね。まあこれも要はケースバイケース、ですね。ちなみにスリング取り付け位置や金具の形状は、今回のためにテキトーにやってるので正確かどうかわかりません。念のため。

布の応用として、もちろん布を使った衣服の再現も可能です。これは着物です。ホビージャパンのケヌの作例の、本土決戦ジオラマの小道具として作りました。
ここまでの流れで見ると、これまでの応用であることがお分かりになるかと。

これが造型が終わった状態。薄いパテを筒状にしたもので構成してます。これを、上の位置に置いてなじませるわけです。
硬化のころあいを見ながら、折ったり畳んだり皺をつけたりしていくのですが、そのタイミングを見極めるのがなかなか難しいです。しかも造型が可能な時間が決められたタイムアタックという。私はドランクモデラーでもありますので、こういう状態のまま忘れて寝ちゃって起きたら「パテカッチカチ」ということは多々あります。困ったものです、、。

というわけで私は日本軍&山賊&ドランクモデラーなんですね。山賊になった酔っ払いの日本兵が峠で獲物を待ちながら模型を作ってるわけです。ううむ、、、。ある意味幸せそうだけど、友達はひとりもいないんだろうな、、、。

閑話休題。なんであれ、頑張ったものがそれなりにできると嬉しいものです。しかしこの着物は久しぶりに見たのですが、今見るとちっと厳しい気もします。まあなんでもそうですけど、その時で全力を尽くすということは変わりませんので、次作る時はもっといいものができればいいなあ、と。
エポパテはほんといろんなものが作れる可能性のある素材なので、もっともっと追求してみたいなあと思ってます。

これはパテの話とはずれますけど、こういう原色系の小道具はジオラマの中でとても目を引きますので、意識的に配置するというのはとても効果的だな、と思います。
見る方の視線を誘導できる(はず)ので、ジオラマ全体の構成を決める際に、ある程度小道具の配置を考慮しておいてもいいかと思います。

おっと、また話がそれました。

最後におまけ。エポパテを練る時、白と黄色の混合比が気になる人も多いんじゃないでしょうか。私もずっと気になってたので実験してみました。
上が黄2、白1、下が黄1、白2です(もちろん通常は1:1)。念の為2回作りました。

結論から言うと、白2はカチカチに固まり、黄2は柔らかい感じです。しかし、ナイフは通りますので造形物としては多分成り立つレベル。なので、完全硬化させたい人は、こころもち白多め(1:1.2くらい?)で練るといいんじゃないかと。

どちらも硬化不良という感じではありません。なので硬化不良は混合比よりも練るのが足りないというのが原因だろうと思われます。この実験後、白を多めにして「いつもより多く練ってます」を心がけてますが、硬化後の不具合は一切ありません。

この辺、あくまで私の個人的な実験ではありますが、何らかの参照になれば幸いです。

というわけでお終いです。コツについてはアレコレ書きましたが、最後に大事なコツ、というか心構えを。それは「とにかく1回やってみる」「やってみてうまくいかなかったら何でダメだったのか考える」「2回目はそれを加味しながらやってみる」「それでダメならやめてもいいけど、ほんとにやってみたいことなら途中でやめない」ということですね。なんでもそうですが「やるとやらんは大違い」ですほんと、、。なんか偉そうですいませんが、自戒を込めて(わかってるけどまあいつも忘れる。ドランクなので、、)あえて書いてみました。

で、エポパテの造型はほんと面白いし、このほかにもいろいろやってますのでまた紹介したいなと思ってます。

それでは。

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