森男の活動報告綴

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Ⅳ号戦車の作例が月刊ホビージャパンに載りました&いうほど作ってないドイツ戦車キットの話

2023年01月29日 | 模型の話題
先日発売の月刊ホビージャパン2023年3月号に、模型のお仕事が載りました。今回のお題はミニアートの「1/35 Ⅳ号戦車H型 ニーベルンゲン工場製中期型」です。

こちらが表紙。
カラー3Pで紹介してもらってます。

誌面の範囲内で、キットの特長や製作のポイントなどを解説してます。

興味のある方はぜひご覧下さい。

記事にも書いたのですが、Ⅳ号戦車はほんと人気のある車両なので模型誌や展示会、ネット上などあちこちで完成品を目にします。今回はそういう中でいかに目立つか・印象に残るような作品を目指してみました。

というと何か偉そうですけど、要はダメージ表現とキャタピラの増加装甲をやってみた、ということですね。

なんか盛りすぎかもですが、実際ほんとこんなのあるんですよね。戦車乗りは大変だ、、。資料写真をあれこれ見ながら、カッチョいいⅣ号戦車を目指してみました。


とはいえ「こんなのよく見るよね」って言われたらミもフタもないのですが(笑)まあでも自分なりに頑張ってみた、ということで。
やっぱ、Ⅳ号はこれくらいちょっとヤレてるのが好みです。必死な感じがするのがええんかな、、。

で、これまた記事(最後のコメント)に書いたんですけど、ドイツ軍の戦車の作例をするのは初めてなんですね。ホビージャパンさんではAFV班のライターとしてもう10数年やらせてもらってるんですけど、AFVモデルの中核ともいえるドイツ戦車をやったことなかったという、、。

じゃあお前は一体何を作ってきたのか?というと、よくよく振り返ると戦車の作例は日本軍のと現用の数種(米英)軍くらいですね。あとは自走砲(これもドイツのはナシ)とか装甲車、ソフトスキンとか大砲とか、戦車じゃないAFVアイテムが大多数です。ドイツ軍のアイテムもいくつかやりましたけど、ケッテンクラートとかでした。うーん、そうだったよなあ、、。振り返るまで考えたこともなかった(笑)

あ、でもそういえばフランスのシャール2C(モンモデル)の脇役でドイツ戦車作りましたね。シャールのやられ役なんですが。ドラゴンのⅠ号戦車A型です。
うーん、懐かしい、、。2014年5月号掲載です。もう10年近く前になるんですねえ。
ドラゴンのⅠ号はパーツ割が細かくて、こういうクラッシュモデルには最適でした。
しかし改めて見ると、非常に気の毒な使い方をしてしまいました。しかし仕方がない(笑)とてもいいキットだったので、いつかまたきちんと作ってあげたいですね。小さいのですぐできるし。

作るとしたら、国民党軍のがいいなあ、、。

これはドイツ戦車ではありますが脇役のやられ役の上に私が勝手に追加したので作例としてはノーカンですね(どーでもいいか、、)。というわけでなんであれ、今回はドイツ軍戦車の作例ということで嬉しかったです。やっぱドイツ戦車はカッコイイですからねえ。

とはいえ、個人的にも私はそんなにいうほどドイツ戦車は作ってないのでした。他に何か完成品あったかなあ、と考えるとⅣ号はこれだけ。

以前にも何かの時に紹介したと思いますが、女性兵士のみの戦車部隊があったらなあ、というウソ設定です。

試作されたF1型の増加装甲型をベースに長砲身化したもの。もちろんこれもウソ。
フィギュアは全部スクラッチです。キャラもあれこれ考えて作りました。これは楽しかった。
もう10年以上前(2012年)の作です。さすがに今の目で見るとあれこれ「ちょっとコレハ、、」というところもあるのですが、まあそれは仕方がないじゃないですか。それはそれとして頑張った作品なのでまたいつかちゃんと紹介したいですね。製作途中写真もどこかにあったはずなので。

後はこのⅢ号M型(グンゼハイテックN型改造)くらいかな?これは過去にブログで紹介しましたね。

さっきブログ見返したら、これまた10年も前の作品でした。もうそんなになるんですねえ、、。それにしても、ある意味進歩が全くないのがよく分かりますね(笑)でもまあこういうのが好きだから仕方がない(笑)

というわけで、ドイツ戦車の完成品はこんだけです。作りたいのはあれこれあるんですけどねえ、、。

まあなんであれ、久しぶりにドイツ戦車を作れて嬉し楽しかったです。
ほんとホビージャパン、ご覧になってくださいね。

それでは。

Ⅲ号戦車の紹介はこちらです。よろしければどうぞ。↓
シャール2Cはこちら(全2回)↓

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森男のイイ感じの建物探訪(その1)

2023年01月15日 | 街の建物探訪
今回は、これまで私が撮影したイイ感じの建物をいくつか紹介します。イイ感じ、というのは当然ながら私の主観であります。

対象は建物に限らず、橋など建築物やそれに付随するもの全般を含みます。去年の画像フォルダのお蔵出しの回で書きましたが、ほんとたくさん撮ってるので、少しでも紹介していきたいな、と。

ただ、以下見ていただければ分かりますが、建築物に興味のない人は当然ながら、建物が好きだとしても少しでも好みが違う人からすると「なんじゃこれ?どこがイイ感じやねん」ってなるかもしれません。でもまあ、当ブログをこうやって読んでくださってる方は多分分かっていただけ、、る、、と、思い、、ま、す(歯切れ悪いな)。というわけでスタート!あと、場所とかは書いたり書かなかったりしてます。よく覚えてないのもあるもんで。

この家は門構えといい木の建具といいなかなかのものです。しかし何年も前に潰されてしまいました。

二階正面の窓ガラス、1段目のは表面が波打ってて、電柱の写り方が2段目と違うのが分かるでしょうか。この波々は戦前戦中期までの板ガラスの特長なんですね。他のきちんとした板ガラスは戦後交換したのでしょう。

波打ってるのは技術的な理由だそうです。古い建物やガラスを使う家具の見極めポイントのひとつ。もちろん戦後すぐに技術が一斉に革新されたとは思えないのであくまで目安、なんですけど。なのでこの家も戦前戦中期のものかどうかは分かりません。門を見ると戦後かなあ、という気もしますが家自体がなくなった今、もう意味のない疑問になってしまいました、、、。

文化住宅。いいですねえ、、。これも潰されて今はないです。
こういう住宅、あちこちにたくさんありましたけど、これまた気が付くとじわじわと確実になくなりつつありますね。要は今の住人(まあ高齢の方)がいなくなったら、次住む人がいないってことですね、、。

燐県の港近くにあった小屋。私牡蠣焼きが好きなんですけど、どのお店も大体は港の近くなので(当然ながら)、ちょっとウロウロするとこういうイイ感じの小屋とか建物がたくさんあってほっこりします。
掘っ立て小屋、と思いきやよく見ると板をきちんとうってますね。こういうのがあるから油断できない(何が?)

イイ感じの建物というと、トタンははずせないアイテム。


錆び方がすばらちい、、。手前左のとって付けたような補修箇所もいい、、。

こちらも素敵なトタンぶり。雨がどういう風に流れるのかがよく分かるのが素敵。


庇の下側は全く錆びてないのがわかりやすいですね。雨の流れが可視化されている、といいますか。

ビルの谷間の住宅。
恐らく、手前の駐車場に隣接した建物があって、そのために換気扇用のダクトを屋根まで伸ばしてたんでしょう。奥のビルなど含め、周囲がどんどん変わって、この家だけ取り残されちゃったという。

で、謎なのが1階のドア。
どうも下半分を埋めちゃったようなんですけど、なんで上を残したのか、、。それとも最初から上半分の窓ドア(造語)だったのか、、。全然理由がわからないし、知らない方がいいような気もするし(笑)

これも、隣がなくなっちゃった系ですね。先に隣があって、後でこっちを立てるときにアレコレ足したり引いたりして階段をでっちあげたような、、。
それにしてもこの屋上楽しそうですね。日光浴しながら読書とかしてみたい。こういうとこ憧れます。

こういう路地も好きです。
私は、都会とかビルの多い街を歩いてたらつい横を見て路地とか隙間を見てしまうのでした。そういう人案外多いんじゃないかと(そんなことはない)

これも隙間といえば隙間ですが、手前のビルが壊されたから見える隙間なのでちと違うか(何が?)。
でもイイ感じですねえ、、。ブレードランナー、って感じ(ちょっと違うか)。

小物も好きです。これはタイルの流し(っていちいち説明せんでもわかるか、、)。

元々は台所用の一軍だったのに、ステンの流しが颯爽と登場。二軍落ちして外用になったんだろうなあ、という哀愁漂う感じがイイですねえ、、。

こっちのは、元から外用のやつですね。
手前のコンクリのフタといい、こういうのどこにでもありましたけどこれまたふと気付くとあんまり見なくなってしまいましたね。ちなみに、この流しは、岡山の日本陸軍の施設だった建物(将校集会所)にあったもの。戦前のものとは思えないんで後付けでしょうね。

橋もいいですねえ、、。これは実に立派。
岐阜県の古川市の橋です。もう15年くらい前に撮ったもの。これはもちろん今もあるはず。古川市は高山市の隣で、落ち着いた感じのとてもイイ街でした。

これは私の隣市にある橋と、船着場。いいですねえ。
でもよく見ると欄干部分が塗り込められてしまってます。安全上ないし強度上の処置なのでしょうか。ちと残念。

それでも往時を偲ぶことができます。素敵です。こういう凝ったものはもう作れませんね多分。作れるんでしょうけど、コスト的にも強度的にも認められないんだろうなあ、、。
なので今残ってるものを大事にして欲しいですね。とはいえ家でもなんでも、すぐ壊されちゃいますからねえ、、。

船着場も素敵。こういう水辺の造作ってうっとりしますね(そうか?)
ジオラマでもこういうの作ってみたいです。これまでも、機会があれば水辺を再現してるんですが、やっぱなんかテンションが上がるんですね。

これは燐県の。さっきの牡蠣焼き屋さんの近く。これも渋くていいです。
昔は、こういう小さい橋でもひとつひとつ丁寧に作ってたという気がします。地元の示威的効果(おらが村の橋はすげーんだぞ、みたいな)を狙ってた、というのもあるのでしょうか。今と昔で橋の存在意義・価値が違うといいましょうか。

で、この橋は海に近くて、反対側を見るとこういう感じ。
やあ、イイ感じです。この辺(香川県東かがわ市)の海沿いの風景はほんと綺麗です。そして古い建物もたくさん残ってるのでまた撮影がてら訪問したいですね。

というわけでお終いです。

テーマがあるようなないような手当たり次第な感じの紹介になってしまいました。でもまあ、こんなもんでしょう(?)

先にも書きましたけど、こういうのってほんとどんどんどんどんなくなっていってます。感覚として10年ほど前に比べるとかなり加速しているような気がしてます。

最初に書いたようにまだまだ写真はありますので、またそのうち「その2」をやりたいと思いますが、時間を作って今のうちに「新作」も撮れるものは撮っておきたいな、とも考えてます。まあ、撮ってどうする、なんですけどね(笑)

それでは。

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