森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

60式自走無反動砲の作例が掲載されました。

2017年09月25日 | 模型の話題
本日発売の月刊ホビージャパン2017年11月号に、作例が掲載されました。ファインモールド「1/35 60式自走106ミリ無反動砲C型」です。興味のある方はぜひご覧ください。

見ての通り、架空の設定のミニジオラマです。「ソ連軍が昭和60年ごろ、日本に侵攻していたら、、」というシナリオ。

ちょっと剣呑な題材ではありますが、昭和期の自衛隊の実戦ジオラマは、太平洋戦争時の日本本土決戦と並んで継続してやってみたい題材のひとつなんですよね。なんといっても、敵国のソビエトが崩壊して今は存在していない、というのが気楽でいいです(笑) 60式はその題材の主役としてぴったりでしたので、ありがたくそうさせてもらいました。この車両は、戦車とも装甲車とも違う、なんか独特な感じが新鮮です。キットはとてもいい出来でお勧めです。詳しくは記事をご覧ください。

こちらは2016年に発売された「ミリタリーミニチュア ジオラマ 陸自戦車をつくる!」(イカロス出版)に掲載されたもの。これは1950年代が舞台です。これまた興味のある方はぜひご覧ください。まあ、こんな感じで機会があれば作っていきたいなあと思ってます。

ホビージャパンの記事にもちょっと書きましたが、ソビエトが存在していたころは「東西陣営による第三次大戦」というのは結構リアリティのある話でした。私の子供時代は、ソビエトの最末期の時期にあたるのですが、それでもまだまだそういう話は「ひょっとすると」という緊張感を伴っていました。そのころの何かモヤモヤした感じ、というのが「作りたい」という動機のひとつといえばひとつです。もちろん、それだけじゃないですけどね。あとは、えーと、、、なんというか、、言葉で説明するのは難しいですね(笑)※60式の写真ともども、これらの写真は私の撮ったものです。それぞれの誌面には掲載されていません。

ホビージャパンの表紙はこちら。


誌面は見開き2ページです。ベースとか小道具の製作途中写真や解説も細かく入れてくれてるのが嬉しいです。

あと、スケールモデルのコーナー「縮尺模型特区」の扉にしてもらってます。

これまた嬉しい、、。AKMにわざわざ付け足した、誰も気付かないであろうチャージングハンドルがキッチリ写ってるのがありがたいです(そこか)。

また、スケールモデルのページとは別に、結構なページ(約30ページ)を割いて「ダンケルク」が特集されてます。公開中の映画と史実の解説、参加した兵器を作例(飛行機が9割)で実機込みで紹介されていて、かなり読み応えがあります。

嘉瀬翔氏のジオラマは、ほんと凄いです。久しぶりにびっくらこきました。「ジオラマって、こういうんじゃないとなあ、、」と唸ってしまう素晴らしい作品です。ジオラマ系AFVモデラーなら、これは必見じゃないかと。

そういえば私も以前、ダンケルクの情景を作りました(便乗)。主役はパナール装甲車。こっちはフランス映画の「ダンケルク」が元ネタです。
これもホビージャパン誌の作例(2015年11月号)です。仏版「ダンケルク」は、なんだかんだいってとても好きな映画なんですけど、手放しに人にはお勧めできない(途中で寝ちゃうか寝ちゃわないかでいうと、寝ちゃう方の映画)んだけど、けなす人がいると「いや、そんなに悪くないよ」とつい味方をしてしまう、不思議かつ味わい深い映画です。興味のある方はぜひご覧になってみてください。でも、責任はとれません(ここまで書いて、誰が観るか!)

で、ダンケルクってスターリングラードとかノルマンディに比べると、映画でもジオラマでも題材としてはかなり地味(というと語弊があるかもですが、、)なのですが、ずっとなんとなく気になってます。そういう方は多いんじゃないかなあ、と。「緒戦の連合軍の敗退の象徴」とか「包囲戦の切なさ」とかいろいろ気になる要素は思いつくのですが、それはそれとして、なんとなくですが、「ダンケルク」という語感によるところも大きいのかなあという気もします。例えばこれが「カレー」だとピンときませんものね、、。「ダンケルク」って「なんかありそうだな」と思わされちゃいます(笑)

ちょっと話がずれちゃいましたが、誌面、よろしければご覧ください。

今は、ちょこちょこですがハセガワの1/72の紫電改を作ってます。もうちょっとで完成しそうです。その時はまたお披露目させてもらいます。



紫電改は、ほんとカッコいいですねー。改造修正一切なしのどストレートでやってます。それでOK!と思わせてくれる、とてもいいキットです。

というわけでまた。

「陸自戦車をつくる!」の掲載時のお知らせはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/29255f22668492d3e433eed2bedd65b6

パナール装甲車の作品紹介はこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/74dbc5b564321587d99edb7cb1a891a4

掲載時のお知らせがこちら。映画のどこがいいのか、自分なりに頑張って解説してます。でも責任はもてません(もうええて)
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/b0c0a5abeb59896fb407a5cc61d08715

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イラスト集(その3)

2017年09月08日 | イラスト集
今回はイラスト集です。3回目になります。イラスト集では、私があれこれ描き散らした絵を、たまーにまとめて紹介してます。このイラストは、懐かし系の写真集を見てて、とてもいい写真があったのでそれをモチーフに描いたものです。タイトルは「終点が最寄り駅」。ぱっと思いついて付けただけで、特に深い意味はありません(笑) こういう昭和な風景って、ほんといいなあと思いながら描いてます。

日本軍の試製自動小銃甲号のイラスト。以前このブログのエントリー用に描いたイラストを元に、描きなおしたものです。

この銃、ほんと好きですね。銃を発砲したときは、夜間以外はこんな風に銃口から炎は出ないんですけど、まあそれはそれとして、絵としてはどういう風に描くとリアルっぽくなるかなあ、とかいろいろ考えながら描くのが楽しいです。薬莢の飛び出す感じとかもそうですね。漫画など、描き手の方の表現方法はほんといろいろあって、ほんと勉強になります。

たまたま買った週刊プレイボーイのグラビアで、イイ感じのお姉ちゃんが載ってたので、それを元に書きました。

雑誌とかで見かけた「ん?」と思った写真を元に、鉛筆だけでグワッと描くのは楽しいです。古新聞を見て引っ掛かった、なんでもない写真を見て描いたりもします。

漫画の「風の谷のナウシカ」(徳間書店)3巻P133のコマの模写です。模写、というかアレンジ模写ですね。このコマはほんと最高です!!っていうか、3巻の攻城砲破壊の戦闘の下りは、戦争漫画として最高傑作ですね。


で、それを着色してみたもの。

どんだけ好きやねん、という(笑)


オスカルです。宝塚の「ベルサイユのばら」をDVDで観て、大コーフンしてしまい、その勢いで描いたもの。モチーフはDVDのパッケージ。いや、ほんと素晴らしい舞台でした。




十四年式拳銃。ほんとなら、「ごっつええ感じの銃選手権」行きなんですけど、ちょっとメジャーすぎるのでここで紹介します。で、これ、資料を見ずに記憶だけで描きました。なんとなく描いてるうちに「え?資料なしで描けるかも」と思って、最後まで描いてみました。後で答えあわせをしてみたら、まあ大体合ってました。恐ろしい、、。でも間違いはいくつもあるので、ヒマな人は探してみてください(笑)

十四年式は、私の祖父が軍隊で使ってました。子供のころ、祖父の軍隊時代の話を聞くのが好きで、よくせがんで聞かせてもらってまして、そこにこの拳銃の話も出てきました。なので、とても思い入れのある拳銃です。祖父の従軍時期から察するに、恐らく後期型の省力化直前のタイプじゃないかなーと思って、それを描きました。これはペン(丸ペン)で描いてます。最近は、鉛筆に水彩ばっかりで、ペンではほとんど描いてないですね。ペンで描くのはとても楽しく、面白いので、もっと描きたいです。



これもペンで描いたライカⅢc。銃もそうですが、こういう小さな機械は描いてて楽しいです。




私は映画「仁義なき戦い」シリーズが大好きなのです。昨年暮れに「この世界の片隅で」を観て感激し、「あ、これも呉だ」と思い、つい描いちゃったイラスト(笑)

「仁義」は呉の焼け跡から始まります。「この世界の」の焼け跡と全く同じ場所なんですよね。実写とアニメなので、一見全然違うように感じられますが、同じ場所なんですよね。そう考えると不思議な気もします。でも、この2本の映画の底流にあるものは全く同じです(多分)。だから、どちらも観ていてグッと引き込まれるんじゃないかなあ、と、、。



これも「この世界の片隅で」を観て描いたイラスト。すずさんです。

家の屋根を突き抜けて燃え出した焼夷弾を見るすずさんの表情は、本当に凄かったですね。これはその印象を自分なりに描いてみたもの。「この世界」についてはいろいろ自分なりに考えたこともあるので、上のイラストと合わせてブログで書こうと思ってたのですが、未だ果たせていないので、とりあえずイラストだけ先に挙げときます。



最後です。イラスト集(その2)で紹介した絵の続き、というか別バージョンです。これは今年の終戦記念日に描きました。前にも書きましたけど、こういう感じの絵をきちんと描きたいなあと思って、イメージを固めるために描いてみました。仮のタイトルですが「ふたり」にしようかなあと考えてます。

でも、どういう風に「きちんと」するのがいいのかなあ、と。自分でもよくわかってません。まあ、わかるまでまた描いたり、ほって置いたりしとこうかな?と(笑)

というわけで、なんか本当に「描き散らした感のある」イラスト集でした。このまとまりのなさはちょっと我ながらどうかな?という気もしますが、何卒ご了承ください。

でも、絵を描くのって、ほんと楽しくて素晴らしいことだと思います。これからも描き続けていきたいですね。

それでは。

過去のイラスト集はこちらです。よろしければご覧ください。

その1
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/9df9d45cdade670be4ca8ee80238067a

その2
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/5d9782c0a72fe5558ede685bb73941a4

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