森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

ルノーFT(ガルパン劇中車)の作例がホビージャパンに掲載されました&2017年を振り返って。

2017年12月30日 | 模型の話題
というわけで、今日で今年も終わりです。模型的に今年を振り返りたいと思います。これは四式軽戦車のジオラマです。今年はこれが自分なりに一番手応えを感じることができた作品でした。

まずはお知らせから。今発売中の「月刊ホビージャパン2月号」に、模型のお仕事が載っています。いま上映中の「ガールズ&パンツァー 最終章 第1話」に登場するルノーFT(モンモデル 1/35)の作例です。

BC自由学園のフラッグ車ですね。

記事にも書きましたけど、ルノーFTは個人的にとても好きな車両でして、決定版といえるモンモデルのキットでガルパンの劇中車を作らせてもらって、感無量でした。

誌面では約26ページも割いて、最終章に登場する車両の作例や実車解説を中心にガルパンを特集しており、かなり読み応えがあります。興味のある方はぜひご覧ください。

で、映画を先日観てきました。ええーっと、結論からいうと、、、「最高!」でした(笑)やっぱりこのアニメ、戦車、というか「AFV」の世界に(ぬるま湯とはいえ)ずっと浸ってきたオッサンにはタマランですね。作り手の人たちの「好き」な気持ちが伝わってくるから、こっちも素直に受け止められる。そういう心地よいキャッチボール感があって、それがとてもいいです。でも、そういうマニアな感覚がなくても楽しめる作品になってるというのが凄いなあと思います。ちゃんとしたエンタテイメント作品としても成立している。だからこそ、広く支持されてるんだろうなあ、と。この辺のバランス感覚はほんと絶妙だと思います。観ていてほんと楽しめてスカッとしました。映画とかアニメって、こうじゃなきゃな、と思います。

海賊好きとしては、サメさんチームの海賊な感じはほんとよかったです。個人的にはムラカミが最高でしたね。家に帰ってきてつい描いてしまいました(笑)こういうキャラ、理由はよくわからんのですけど、なんか好きなんですよね。「エイリアン2」のバスケスがちょっと入ってますよね、多分。

で、ルノーのフラッグ車はまだあまり活躍しなくて残念でした。第2話に期待!ですね。で、作例でチョンボした箇所(ハートマーク周辺のL字フックを作るのを忘れてたのです)が、一瞬ですが、かなり大きなアップのカットで出てまして、劇場で「うゎちゃー!!」となってしまったのでした(笑)。他の改造箇所は全然わかんない感じだったのに、チョンボしたとこだけアップになるのって、どういうことよ、と思ったんですけど、まあ、人生ってそういうものかもしれませんね。ほんとすいません。

というわけで、お知らせでした。以下、今年を振り返ってみます。

まず、3月に発売された「ホビージャパンnext」(ホビージャパン)のロシア特集号に、ムスタ(トランペッター 1/35)とシルカ(モンモデル 1/35)が掲載されました。

さらに、11月に発売された「英国特集」にはチーフテンMk11(タコム 1/35)が掲載されました。

このムックは、ほんと内容が濃くてお薦めですね。次は北欧特集とのことで、楽しみです。

3月発売の月刊ホビージャパン5月号には四式軽戦車ケヌ(ドラゴン 1/35)の作例が掲載されました。

本土決戦を題材にして作らせてもらいました。先にも書きましたが、この作品が今年一番手応えを感じられた作品かなあ、と。

これは自然光で撮った写真です。本土決戦のジオラマは作っているうちに、どんどんのめりこんでしまい、どんどん時間が無くなってしまうので困ってしまいます(笑)。自分の中に、何か取り付かれるような要素があるんだろうなあ、と。ほんと不思議な題材です。

でも、思ってるほどコンスタントに作れてないのが残念ですね。また作りたいなあと思ってます。

4月は、下関で中四国AFVの会が開かれました。いつもの福山と違った新鮮な感じがあって、とても楽しかったです。ちょうどいい写真がなかったので、参加賞のハガキの画像で失礼します(笑)


で、唯一残念だったのが、せんしゃんキットの完成品の最優秀作に贈る「せんしゃんシャンソン賞」の該当作がなかったことです。1作品でもあったら、それが受賞作になったのですが、要するに1個もなかったという(笑)

というわけで、今年のトロフィーは来年以降にキャリーオーバーとなりましたので、キットをお持ちの方はそこんとこよろしくお願いします(笑)

下関大会のレポートはこちらです。よろしければご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/d30c75cbf12fbfdc29cf342a5d97a797


5月には、鹿児島まで二式大艇を見に行ってきました。いやー、感動しました。ほんと。

出不精なもので、1泊2日ながら自分の中ではかなり印象に残る旅となりました。

旅行記はこちらです。ただのオッサンのだらだらした一人旅の記録なので、あらかじめご了承下さい(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/c9d90d003ffad9ab286e4c07bdf73d95


6月発売の月刊ホビージャパン8月号には、くろがね四起(ファインモールド 1/35)の作例が載りました。

作例で同じものを2つ作るのは初めてでしたけど、新鮮で楽しかったですね。

くろがねはほんと可愛くて素敵な車だなあ、ということがよく伝わってくる、素晴らしいキットでした。そのわりにボロボロにしちゃいましたけど(笑)

で、ファインモールドさんの作例が続きまして、9月発売の月刊ホビージャパン11月号には自衛隊の60式自走無反動砲C型(1/35)が掲載されました。

「第三次大戦が起こり、ソ連が日本に攻めてきていたら」というちょっと剣呑なテーマでやりました。これも、自分なりに手応えのあるものにできたなあ、と思ってます。

これは要するに、日本本土決戦の番外編といった感じですね。舞台が現代に近い(設定は1985年ごろ)ので、より生々しい感じになっちゃいますけど、これはこれでもっと追求したいテーマだなあ、と思いました。

とまあ、振り返ってみたら作例のお仕事が案外多く、個人的な完成品は紫電改(ハセガワ 1/72)だけでした。しかも完成したのは11月で、滑り込み、というかなんというか(笑)

無改造ですが、久しぶりに1/72の飛行機を作り、楽しかったです。塗装も自分なりに頑張れて、とても気に入った作品になりました。とはいえ、作例でも個人作でも、結局は自分の作品だと思ってますので、そういう線引きはあまり意味はないのかもなあ、という気もしてます。なんであれ、拙作を見てくれた人が、もし何がしかの「思い」を抱いてくだすったとしたら、もうそれで十分なんですよね、、。そういう作品をできるだけ作っていきたいなあと思ってます。

で、まあそれはそれとして、紫電改はやっぱカッコいいなあ!と(笑)

というわけで、今年はこんな感じでした。まあ、お分かりいただけるかと思うのですが、私は基本的に考えなしにその場の思いつきでフラフラやってますので(笑)来年はどうなるのか見当もつきません。「これはきちんと作りたいな」とか「あれはちゃんと目処をつけとかないと」とかいう案件はいくつかあるのですが、それらに関しても「うーん、どーしよーかなー」という感じです(コラ)。まあ、適当にそれなりに、当たり障りなく、イイ感じでやれたらいいなあと思ってます(ほんま、適当やな、、)。それでは皆様、よいお年を!





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カーチスP36A アオシマ 1/72 (その1)

2017年12月16日 | 飛行機の模型
前回のエントリーで少し書きました、製作中のアオシマのカーチスP36Aを紹介します。

アオシマの1/72の飛行機キットは私は大好きでして、出来るだけ作りたいなと思って取り組んでます。とはいえ、これまで完成したのはバッファローとアベンジャーだけなんですけど。カーチスは、とても好きな機体なので頑張りたいところです。こちらが箱絵。

どうも初版は昭和30年代らしく、かなりの年季の入ったキットです。箱絵も何種類かあるようです。子供のころ一度作ったことがあるのですが、確かこの箱絵でした。

こちらが取説。昭和、ですねえ、、。「車がぬけぬようにする」って、サムライだなあ、、。


とりあえず、ざっと組んでみます。とはいえ、組んだのは数年くらい前。この状態でずっと放置していたわけです。

組んでから、適当なグレーを吹いて、スジ彫りとか凹みとかを確認して今後の対策を練ります(というほど大げさなことじゃないんですけど)

基本的には、キットのふんわりした温かい感じ(笑)を最大限生かした作品にしたいと思ってます。なので、手を入れるのは最小限にとどめるつもりです。ディテールアップとかはやりません、、っていうか、このキットをキッチリしたスケールモデルにしようとするのはかなり大変でしょう。そういうのがやりたければ、モノグラムのキットが一番でしょうね。そういうんじゃなくて、なんといいますか「アオシマのカーチスを、アオシマのカーチスらしくキッチリ作ったらこういう風になる」というようなものにしたいんですね。分かりにくいですか(笑)

で、機首回りは凸凹がはげしいので、エポパテで出来るだけならしていきます。

結構エポパテで埋めちゃってますけど、これでも最小限にしたつもりです(笑)


整形で消えてしまったパネルラインの凸モールドとリベットは出来るだけ再現しています。凸モールドはリード線、リベットはエポパテです。

以前製作したバッファローのときは、この辺は適当に誤魔化しちゃったのがちょっと引っ掛かってたので、出来るだけ頑張ってみました。でも、リベットはまだちょっと大きいですね。とはいえまあこの辺が限界です。

キャノピーは突き出しピンの跡が、どーんと上面の真ん中に残ってます。

こういうのにひるんでいるうちはアオシマスター(造語)への道はまだまだといえるでしょう。私はもう平気です(キッパリ)。でも、メンドクサイなあ、、。

まず、220番のペーパーでざっくり削ってしまいます。思い切りが肝心です。次に400番、1000番のペーパーまで番手を上げていきます。


普通ならもっと番手を上げるのでしょうけど、私はものぐさなのでここでお終い。次に登場するのがこれ。浦和のモーターツール。かなり安い商品ですけど、かなり素晴らしい性能で愛用しています。

で、この軸には綿棒の軸がぴったりなんですね。二つに切ったやつを差し込んで、タミヤのコンパウンド(細目と仕上げ目)を付けて磨いてやると面白いようにピカピカになってくれます。

それがこんな感じ。ちょっと曇ってますけど、まあこんなもんでしょう。


キャノピーの最初の写真から、ここまでで「ミッシェル・ガン・エレファント」のアルバム「ギヤ・ブルーズ」の「ウエスト・キャバレー・ドライブ」から「ブライアン・ダウン」までくらいでした(作業開始から聴いていたのです)。

えー、ミッシェルファン以外の方に説明すると、約30分くらいです(なんやねん)。やる前のメンドクサさからくる気の重さから考えると、案外すぐできるものなんです、ということが言いたかったわけです(なんやねん)。

バッファローに続いて、今回もモーターライズにします。ア●●ンで売ってた直径6ミリのマイクロモーターを仕込みます。10個で1000円くらいです。安いなあ、、と思ったのですが、よくよく考えたらマブチの130モーターが130円だったので、まあ相場なんでしょうね(笑)

でもこの小ささで100円というのは安いですね。

カウリングのパーツに付けた状態がこれ。エポパテで固定してます。乱暴な固定方法ではありますが(笑)、案外簡単で確実です。硬化前にモーターをグネグネ動かして芯出しをしておけば、まあ大体、おおむね大丈夫です(適当だなあ、、)。

ちなみに、このキット、最初期はリモコン版もあったようです。要するに本体にモーターを仕込んで、そこからリード線が延びて、電池ボックスとスイッチが外にあるような状態だったみたいです。

私はカーチスP36はとても好きな機体なのですが、客観的に見ると、第二次大戦初頭の戦闘機としては2軍とはいかないまでも、残念ながら1・5軍くらいの選手ですね。その上P40が有名すぎるために、さらに日陰になっちゃってかわいそうです。もちろん、それほど広く使われなかったし、大活躍もしていないので仕方ないのですが。マイナーな機体が大活躍するフィンランド空軍でもあまりパッとしなかったのも、この機体らしいなあ、という気もします。そういうのも含めていいなあ、と思ってしまう変な機体でもあります(笑)で、このキットはもちろんフィンランド空軍仕様で作るつもりです。

資料はMG誌の1985年12月号です。っていうか、これのみ、です(笑) この号は、フィンランド空軍のP36を作例と戦記でキッチリと紹介していて、今でも一級の資料だと思います。この号に限らず、同誌のフィンランド空軍シリーズのカラー塗装図はほんとに綺麗で素晴らしいですね。

というわけで、完成までどれくらいかかるかちょっと分かりませんけど、少しずつでも進めていきたいです。

うーん、こうやって立体で見るとP36はほんとカッコいいですね。アオシマの72キットについても、その魅力についてまたいろいろ書きたいと思ってます。

それでは。

※アオシマのバッファローの製作記などはこちらです。興味のある方はご覧ください。

その1
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/5974f5ce82219557116597ecfa6ba2d2

完成
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/c34172ef5886f4dcbe2d06b810ef03e0

特撮
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/7e485d3b124bfed34e6f74c3edadc07e

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チーフテンが「Hobby Japan next」に再掲載されました&その他の話題

2017年12月03日 | 模型の話題
先日発売された「Hobby Japan next(ホビージャパンネクスト) 英国特集2017」(ホビージャパンムック)に、拙作のチーフテンMk11(タコム 1/35)が再掲載されました。もともとは月刊ホビージャパン2016年3月号に掲載されたものです。両誌とも、興味のある方はぜひご覧ください。※この写真は私が撮ったものです。誌面には載っていません。

こちらが表紙。オサレです。


私のチーフテンは見開き2ページ。


で、この本はかなり凄いです。目次はこちら。ご覧の通り、212ページのどこをめくってもめくっても、とにかくイギリスの戦車や飛行機、艦船の実物と模型の情報が「これでもか!」というくらい詰まってます。

キットの作例やジオラマ、イギリスの軍事博物館のレポート、タミヤ会長のインタビューなどなど、メチャクチャな情報量に圧倒されて、頭がクラクラします(笑) 自分のが載ってるから褒めてるんじゃなくて(いやほんと)、そういうの抜きでお薦めです。

で、次の話題。ベルグマンは、ちょっとづつディテールをブラッシュアップしております。前と同じじゃん、と言われたらそれまでなんですけど(笑)、これでも作者的には前と違うのであります(多分)。

複製・量産する予定ですので、ディテールアップ、というよりはディテールダウンする方向で進めてます。例えばリアサイトは照門のVノッチを入れても私の技術では多分反映できないので最初からあきらめてます。複製の経験はあんまりないんで偉そうなことは書けないのですが、この辺の力の入れ具合はワンオフのモデリングとちょっと筋が違いますね。ムラムラするのをグッと押さえなきゃいけない、というような(笑)もうちょっと詰めたら完成しそうです。でも、これからが長いんですよねえ、、。頑張ります。



ベルグマンと平行してパッケージに使うイラストも描きはじめました。

この絵は試しに描いてみたもの。うまく描けたらそのまま使おうと思ってたのですが、急いで描いたこともあって、やっぱりだめでした。鍵十字はちょっとアレかなあ、と思って猫ちゃんマークとかにしています。ちょっと前までは、模型の箱でもなんでもバンバン鍵十字を描いてましたけど、今はネットなど世界とのつながり方が比較にならないので、気をつけてつけすぎることはないでしょうね。ルーン文字のイヤリングくらいなら大丈夫かなあ?とか勝手に判断してるんですけどね。

お姉ちゃんがエビをくわえてるのは、某映画のオマージュ(というかなんというか、、)です。わかる人にはわかると思うので、、、。あのエビは意味不明なんですけど、なぜかインパクトがありましたね。

で、先日ベルグマンとイラストを持って、岡山の模型サークル「未完成チーム」さんの展示会に行きました。毎年のことですが展示会はとても見ごたえがあって、勉強になりました。また、いろんな人と会って話をするのもほんと楽しかったです。

会場である方と数年ぶりにお会いすることができました。お互い日本軍が好きということもあって、義烈空挺隊の話題になりました。アームズマガジンの昔の号(1993年4月号)に義烈の記事が載ってたと教えてもらい、後日入手しました。レプリカの紹介記事なんですけど、かなり参考になりました。


以前、義烈空挺隊の装備について書いた際、「謎」としたリュックは英軍のP37だったみたいです。書いた後にネット上でそういう情報を得てたのですが、ソースが分からず判断を保留していました。で、この記事がソースだったのかな?と。これが製作中のフィギュアのリュック。


この号の発売当時は学生で、趣味の雑誌はちょっと買えなかったのでチェックもしておらず、見落としてました(そもそも、模型は高校生の最初のころに止めちゃってて、またやろうとか思ってなかったし、、)。日本軍の装備や小火器については、軍艦や航空機ほどまとまった資料が少なく、ちょこちょこ落穂拾いのように集めるしかありません。雑誌の掲載情報って、なかなか調べることができませんから、こういう風に、ふとした話で情報が得られるというのは実にありがたいことです。改めてお礼申し上げます。

というわけで、フィギュアは最近ちょっと忙しくて製作が止っていたのですが、近いうちに再開したいと思ってます。

以前、義烈空挺隊の装備について考察した回はこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/85fe47777882ae896d2e136f18120081


で、この号ではブローバックが特集で、モデルガン各社の発火システムが解説されてて、なんかもうたまらんでした(笑)

MGC、マルシン、CMC、コクサイ、ハドソン、マルイなどの各カートリッジを現物と図解で詳しく紹介してまして、これもかなり貴重な資料です。

読んでたら、撃ちたいなあとムラムラ、、(笑)「手持ちのモデルガンではマルシンの92SBがすぐ撃てるなあ、、、キャップ火薬も1箱だけあるし、、」と思ったのですが撃った後のクリーニングがメンドクサイのでやめときます(笑) ベレッタは92Fは興味ないんですけど、92SBは好きですね。なんでかよくわかりませんけど。

引っ張り出してきて、眺めてたらつい目の細かいスポンジヤスリで磨いてしまいました。かなりピカピカになって満足。うーん、ほんときちんと仕上げたいです。



ベレッタの92シリーズは、ワルサーP38の「コピー」とはいえないまでも、かなり影響を受けてますね。P38の発展形といってもいいくらいです。で、ゴチャゴチャと機械的に機能を盛り込んでるのは、新世代のグロックとかと比べると、ほんと「前世代の、最後の拳銃らしい拳銃」ですね。そういう「デジタル化直前のアナログな感じ」がとてもいいです。なんとなくブレードランナーのブラスター的な迫力もあるような気もします。見た目以上に威力がありそうな(笑) うーん、ほんと発火させたい、、、。でもメンドクサイ、、。うう、、(勝手にせいや)。

で、岡山に行ったのは、別の目的もありました。「万歩書店」というメッチャ凄い古書店があると以前から聞いていて、一回行ってみたかったのです。いやー、参りました。入った瞬間「あ、こりゃ1時間とか2時間じゃだめだ。来るなら半日以上かけるつもりで来なきゃあかんな」と、じっくり見るのをあきらめてしまいました(笑)なんせ、店内に地図があって、本棚の間の通りに道路みたいに番号(しかも2桁)が振られてるんですよ、、。

でも頑張ってうろうろして、予算内で買えそうな本を買いました。海野十三の「浮かぶ飛行島」の初版復刻版(昭和14年のを45年に復刻)と、「天空の城ラピュタ ガイドブック」(徳間書店)。

私的にはグッとこらえた上でのまあまあな戦果です。ガイドブックは、映画公開時書店で立ち読みして大塚康夫氏による「宮崎駿という人物はこうだ!」という漫画(傑作です。当時のMG誌の編集後記に吉祥寺怪人氏がこの件のことを書いてます。漫画に出てくる編集者が市村氏だとか)が凄く面白かったという記憶があって、ずっと欲しかったのです。

で、買ってみたら大半はアニメージュ掲載の対談の再録でした。でも、大半が「出発点」などに収録されていないもので、これはもう大枚はたいて買ってよかったとしか言いようがないですね(1000円だったけど)。対談の相手もスゲーです。カットイラストはふくやまけいこさん。豪華すぎ。

巻頭のあさりよしとお氏の漫画も素晴らしいです。で、あさり氏がこのとき23歳だったということにびっくり(当たり前なんすけどね(笑)。こんな私も当時は小学生でした)。

「浮かぶ飛行島」は装丁とイラストがほんと素晴らしくて、たまらんです。

戦前の本は装丁が凝ってて「きちんといつまでも手元に置いておきたい。ブッ●フになんか売っちゃダメだ!」(笑)と思わせるような、いかにも「本!」といった感じがしますね。こちらも読むのが楽しみです。来年以降は、きちんと時間をとって、3万円くらい握りしめてこの店を襲撃してみたいと思います。いやー、実によかった、、。古本屋はほんといいですねえ、、。

で、最後の話題。先日完成した紫電改に続き、また72の飛行機キットを作りたいなあ、と思って、製作途中で止っていたアオシマのカーチスP36を再開することにしました。先日からちょっとづつ進めています。

キットをできるだけ尊重したいと思ってはいるのですが、機首回りは段差が多くて、残念ながらパテだらけ(笑)

パテで消えてしまう、キットの凸モールドやリベットをどれだけそれっぽく再生できるかがこのミッションのキモかなあ、と。

P36はほんとカッコいいですね。なんだかんだで日陰の機体(あのフィンランド空軍内ですらも日陰なので、なにをか言わんや、、)で可哀相ですね。だけど、私は陰ながら応援しています。P36、ガンバ!

アオシマのカーチスは、久しぶりに箱を開けたらなぜかプロペラがバラバラに切り離されていて(何をしようとしたんだ、過去の自分?)、仕方なく再生しようとしたら一枚がどっかにいってしまい、モチベーションがダダ下がり。他のキットから似たようなのをチョッパってこようかな?と思ったんですけど、それをやってしまうと負の連鎖(笑)が永久に続いてしまうので、ここでグッとこらえなければ、とプラ板で作り直しました。もー! 


ピッチの向きが分からなくなったので、モノグラムのキットを引っ張り出してみたのですが、改めて見てもほんとよくできててビックリ。

モノグラムはモノグラムでまたキッチリ作りたいですね。時期的にはアオシマが先のようですが(多分)、フォルムはとてもよく似ていて、アオシマ、頑張ったんだなあ、と。確かこれ、昭和30年代のキットなんですよね。

で、プロペラをチョッパってくるかどうか悩んだときに思い浮かんだのが「駅の自転車置き場に置いておいた自分の自転車のサドルがなくなってる件」(笑) 日本中の自転車のサドルが一個だけ足りないのかも、と思って一人で笑ってたことを思い出しました。「プロジェクトA」のあのシーンもよかったなあ、、。

というわけで、いろいろ話題を盛りすぎて、よくわからなくなってきました(笑) まあ、今はこういう感じでやってます、ということで、、、。「ホビージャパンネクスト」、ほんとお薦めですよー。



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