森男の活動報告綴

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渡船に乗ってきました

2024年07月12日 | 廃虚・史跡・博物館などの探訪記
県内にある渡船に乗ってきました。

渡船というのは、要は橋の代わりの船ですね。島や半島部など、迂回すると遠距離になってしまう2地点を船で結ぶというアレです。

私の住む県には幾つかの航路がありまして、その一つに先日乗ってきたというわけです。

前から乗ってみたいなあと思ってたんですけど、なかなか機会がなかったのです。ちょっと前に嫁の森子(仮名)がそこを利用することがあり「よかったよー」とのことでした。で、それはそれで終わった話だったのですが、渡った先にあるお寺のアジサイが綺麗で結構有名だそうで、先日それが最盛期で咲き誇っているとのこと。それを知った嫁の森子(仮名が)また行ってみたいと言ってきたのでした。じゃあ行ってみるかい、となったわけです。

今回の渡船は専用の乗り場があります。自宅から1時間弱くらい。渡船に乗るために車で出かける、というのはなんか変な気がしますがまあいいでしょう。

乗り場につくと、船がありました(当然だ)。いや、いいですねえ、、。
こじんまりとしてて素敵です。

書いてある通り、定員30人。結構乗れるなあと思いましたが、それくらいは普通なのか比較の対象がないのでよくわかんないですね(どーでもいい)。なんであれイイ感じです。
後ろに見える対岸に渡してくれるわけです。

出航までちょっと時間があったので誰もいません。
なのでディテール写真を撮ってしまうのでした(笑)
これは船首とスベリをつなぐランプ。なんのこっちゃですがこれまたイイ。

こちらは乗り場の待合所。奥の建物は乗組員さんの控え室のようです。

ちなみに今回のお客は私たちだけでした。

時間になると、乗組員さんがやってきてさっきのランプまで船を回します。
手続きも特に何も不要で、黙って乗るだけでOKです。

というわけで出航。いやー、いいですねえ、、、。
曇天だったのがちと残念ですが、雨が降らなかっただけいいでしょう。

短い航路ですがちょっとした旅気分。いいですねえ、、(こればっか)。

男の子は乗組員さんの息子さん(多分)。楽しそうでした。休みの日はいつも乗ってるのかな?

航路はほんとすぐで、5分くらい。あっという間に対岸に着きます。
接岸寸前のこういうの、なんかムズムズってしませんか?(しない)

私たちを下ろしたら、船はすぐ帰って行きます。
で、次の時間になったらまた来てくれるわけです。時間帯によって便数が変わるようです。今回は30分後です。それを逃すと次は2時間後くらいになります。

こちらは対岸の待合所。
中をのぞくと不要物置き場みたいになってて今は利用者がほとんどいないような感じです。でも隣はどうも商店跡っぽい民家があったりして、往時にはそれなりににぎやかだったんじゃないかなーと。

さて、時間があまりないので急ぎ足でお寺を目指します。
お寺の名前からして海の近く、という感じですね。とても落ち着いた雰囲気のお寺でした。

お寺の中はこんな感じ。あら素敵。
アジサイって普段は「ふーん」って感じで見てますけど、こうやってたくさんあると綺麗だなあって思いました。

当然全く詳しくないんですけど、いろんな種類があるんですねー。
この種は初めてみました。アジサイじゃないみたい。綺麗ですね。

というわけで、駆け足の見学でしたがまあ満足。時間が迫ってるので急いで戻ります。
目で見えるところなので、やってくるのがすぐわかります。遠景で見てもいいですねえ。

無事に入港。
接岸部が斜めになってるのは、自転車の乗り降りのためですね。通学通勤する人はまあ普通自転車でしょうからね。平日は結構利用者がいるんでしょう。車がないと通学できない高校生とかからすると便利ですよね。

というわけでさらば対岸。
離れていく集落を見てたら、なんか故郷を訪れてまた都会に戻るときのような、寂しい感傷的な気分に。「お前、30分しかおらへんかったやんけ!」なんですけど(笑)人の気持ちって面白いですね。

というわけで無事帰ってきました。
いやー、楽しかった。

楽しかった、とはいえ当然この航路は私みたいなんのレジャーのためにあるわけではありません。地元の皆さんの大切な交通インフラです。そしてこれを維持する自治体ならびに関係各位の方々がおられるということも理解しておかんとあかんですね。で、こういう渡船今では全国的に珍しいものになってるようです。私は子供の頃から存在は知っていたので、普通にあるもんだ、と思ってたんですけどね。

まあ、昔は全国どこでも橋が架かってなかったり車が少なかったりで需要はたくさんあったんでしょうけど、今ではなかなか存続は厳しいでしょう。ググッてみたら、これらの航路もそういう話がでたりでなかったりのようです。1度だけ利用した部外者の私が何かをどうこう言えることではないんですけど、個人的には需要がある限り続いて欲しいですね。

さて、それはそれ、ということでとても楽しかったのは事実。また今度別の航路にも乗ってみたいなと思ってます。

というわけでまた。






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