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森男の活動報告綴

身辺雑記です。ご意見ご感想はmorinomorio1945(アットマーク)gmail.comまで。

第18回中四国AFVの会が、4月15日に開催されます。

2018年04月08日 | AFVの模型
毎年のことですが、来週の日曜日、4月15日、福山で第18回中四国AFVの会が開催されます。会場は福山市市民参画センターです。会場時刻などの詳細は、公式HPをご覧ください。

http://afv.run.buttobi.net/

今年も私はいろいろとお手伝いさせていただいております。
パンフのイラストはじめ、運営費のカンパのお礼グッズ(一定額のカンパをいただいた方にお渡ししているものです)のデザインなどをやってます。今日やっと、いろいろと一段落したところです。

この写真のは、私の試作品ですので、参考程度にご覧ください。カンパグッズは、例年通りのハガキと缶バッジを予定しているほかに、今年はもうひとつアイテムが加わりました。

1/16のベルグマンMP18/Ⅰのレジンパーツです。

これはパーツ・パッケージともども試作品ですが、まあほぼ大体こんな感じのものになると思います。以前のエントリーで紹介してたのはこれだったんですねー。製品は写真の通り、本体とマガジン、マガジンポーチがセットになります。パッケージ用のカラーイラストは、ハガキでして、おまけみたいなものになってます。

型取りは大変だったんですけど、なんとか50セットは準備できそうです。今日やっとメドがついて、ほっとしたところです。

いやー、50個でも複製はほんと大変ですねえ、、、。

ハガキ・バッジセットともども、会場をちょっとでも盛り上げるという目的もありますので、頒布するのはこの日・この会場のみとなります。ご了承ください。売れ残ってる「せんしゃんキット」も6個あるのですが、これも出します。とりあえず、これが無くなったら絶版にしようと思ってますので、最後のチャンスですよ!!(せんしゃんキットについてはこちらを参照ください。このときのが残ってるのです→https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/537d8885c73fa29243e63b0007d75d58

ベルグマンキットは、インストも付きます。これはモノクロです。ペン画のイラスト解説と、手持ちのモデルガンのディテール写真集となります。

これも昨日から作り出して、さっき出来ました。いやー、ギリッギリっすねえ(笑)

というわけで、私だけが頑張ってるみたいな内容になってしまいましたが(笑)、もちろん他のスタッフの方もあれこれあちこちを右往左往・七転八倒しながら頑張っております。総員で少しでもいい会に出来るよう奮闘しておりますので、少しでも興味のある方はぜひおいでください。

というわけで今日はこの辺で。いやー、昨日今日でバタバタしたのでさすがに疲れました。でも、まだ仕事が残ってるんですねえ、、。頑張ります。

それでは。


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土蔵(1/35 フルスクラッチ)の紹介と製作記です。

2018年03月25日 | AFVの模型
先日、パソコン内のフォルダを漁っていたところ、2011年ごろに製作したジオラマの製作途中の写真が出てきました。全体を紹介しようかな?と思ったのですが、かなり大変なので、今回はストラクチャーの土蔵だけに絞って、製作方を交えて紹介します。

例によって(笑)本土決戦のジオラマです。土蔵は半壊し、機関銃陣地となり兵士たちが米軍を待ち構えている、という設定。


内部の再現はジオラマの見せ場だったので、出来るだけ作りこみました。


こちらが全景。後述しますが、大半を紙粘土で作っています。なので壁の白はほぼ無塗装です。


扉や庇も紙粘土です。


瓦は紙粘土を薄く延ばしたものを、乾燥後に切り出して再現。雨どいはつり用の板鉛です。


土塀も紙粘土。お地蔵さんはエポパテです。お供え物を置いてます(笑)植え込みは、綿にドライパセリをまぶしたもの。


瓦は、どう考えても一枚一枚作るしかなく、非常にメンドクサイのです。でも、そのおかげでこういう風に崩れた感じにも出来るわけです。

壁の穴は、銃眼と観測用の小窓です。銃眼は射界を広げるために漏斗状にしてあります。

二階の窓は、鉄の格子と網を張ってます。なんかそれっぽいかな?と。日本の建物はヨーロッパの建物などと違って、私たちにとっては身近なものなので(当然ですけど。でも最近はどんどん減ってるのが残念、、)ちょっと変なだけで違和感を抱いてしまいます。でも、何が違和感の原因なのかいまいちよくわからないこともあります。

対処・解決法としてはいろんな写真集を見たり、現物をみたりして、そういう「それっぽいポイント」、、いや、、「それっポイント」(笑)を蓄積していくしかないのです。が、それは一朝一夕で獲得できるものでもなく、じっくりやるしかないわけです。


井戸のポンプは確かエポパテ製。ハンドルは洋白線だったかな?バケツはモデルビクトリアのエッチング。ひしゃくは板鉛と楊枝で作りました。紙粘土、板鉛、楊枝は、日本建築モデラーにとってかなり重要なマテリアルです(笑)

ポンプの基部が土蔵の壁と一体となってます。これは確かつげ義春氏の漫画の背景にこういうのがあって(建物は土蔵じゃなかったですけど)「ああ、いいなこれ」とありがたく頂戴しました。

ハシゴを置いて、登ろうとする兵士がいることで、1階と2階の空間的なつながりができるかな?と思ってそうしたんですけど、どんなものでしょうね。


たんすは木の薄い板でつくりました。たんすからはみ出ている着物と行李はエポパテ製。手前に置いているパイプ状のものは、九二式重機の移動時用のハンドルです。


ほんとは、もっと小物を置いてゴチャゴチャした感じにしたかったんですけど、時間的にちょっと無理でした。

土蔵の1階の床は、板張りにしてます。農家だと普通は土間なんですけど、資料では板張りだったのでそうしました。もちろん、農家でも板張りの床の土蔵はあると思います。多分。

ランプのホヤは透明ランナーを伸ばしたもの。笠は板鉛。あとは適当な金属線で。ジオラマを動かすとゆらゆらゆれるのがいいなあ、と(笑)


扉も木の薄い板で作ってます。木製のものは木で作るとリアルでいいですね。基本塗装の手間も省けますし(笑)


2階も、もうちょっとゴチャゴチャさせたかったです。あと、重機の前にカマス(藁製の袋)とかで作った土嚢を積んでもよかったかなあ、と。

あと、柱などにノコギリの刃の跡がばっちり残ってますね。このころはここまで気付かず、そのまま使ってたもので、、。今は作るときにきちんとペーパーをかけています。でも、これはこれで荒っぽくていいかな、という気もします。

九二式重機はピットロード製。このキット、メチャクチャよく出来てますね。傑作だと思います。


壺のところのクモの巣、わかりますか?これ本物なんですよ(笑) 何年か、むき出して放置してたときに張られたようです。ううむ、リアルだ、、。クモ君、グッジョブ!

壺はエポパテ、長持は確か何かのキットの弾薬箱をいじりました。錠前は確かプラ板。家紋は適当に描いたかな?九州が舞台なので、轡(くつわ)十文字(わからんマーク)にしたらよかったなあ、と後から思いました。

柱や梁は出来るだけきちんと再現しようとしました。でも、まあそれなりです。窓の上の柱2本は短く切ってしまい、継ぎ足してお茶を濁してます(笑)


ここからは製作途中の写真です。まず紙粘土を板状にしたものを箱組みします。粘土の板は最初からきっちり平面を出すわけじゃなくて、乾燥後に当て木に張った目の粗い紙ヤスリで削り出してます。メンドクサイのですが、サクサク削れるので、案外時間は掛かりません。

石の目地は鉄筆でけがいてます。これも、材料がやわらかいのでサクサクとできます。下に敷いているのが資料となった本(後述)の図面。この図面を立体にしているわけです。

柱や梁はホームセンターで売っている桧の角棒。床板も桧の細い板です。屋根の板はバルサです。厳密にいうと、柱の規格サイズとちょっと違ったり、板もかなり分厚かったりするのですが、まあ雰囲気重視で。

こういう柱や板のサイズ的なものは、厳密にしようとしたら大変な上に、現物自体多分まちまちなので、見た目の違和感がなければOKかな、と思ってます。

柱などはほんとは壁に埋まっているみたいなんですけど、そこまではとてもできないので、壁に貼り付けるだけにしてます。

柱と梁と天井の関係性を理解するのはほんと大変でしたね。もちろん今も完全に理解できてるわけじゃないんですけど。見慣れたものはわかってるつもりになってしまうのですが、いざ作ってみようとしたら「?」「?」の連続です。

こうやって見ると、ほぼ紙粘土ですね。制作費、かなり安いです(笑)。でも、紙粘土自体はちょっといいやつ(400円くらいの)を使ってます。100均のは、削り出したらケバがものすごくてちょっと使えません。

瓦にちょっと塗っている灰色は、溶きパテです。これで目止めをしてます。そうすると、ラッカー塗料がちゃんと乗ってくれます。溶きパテを塗らないと染み込んじゃうんですよね。

柱や梁は、エナメルの茶系色をうすめて、染み込ませるように塗っていきます。木を使うと、これだけでそれっぽくなってくれるのでいいです。



こちらがジオラマの全景です。三式砲が主役で、米軍の進撃を女学生が伝えに来た、というようなシチュエーション。


三式砲含め、全部を紹介したら大変が起きるので(笑)土蔵だけにしたわけです。また、今回久しぶりに眺めてたら、もうちょっと作り込みたい&作りなおしたいなあと思いました。

でも、それはそれで大変だなあ、、。それをする暇があったら新しく何かを作った方がいいような気もしますし、、。どーしたもんでしょうね。

こちらはおまけ。女学生はエポパテでフルスクラッチ。自転車はタミヤのをエッチングパーツ(メーカーは失念)でディテールアップ&日本風に改造。

女学生は胸がちょっと大きすぎですね(笑)自転車はブレーキのあたりとかがちょっと壊れてますね。自転車は作ってて楽しいので(多分4台くらい作ってます)また作りたいです。

資料としては、「新訂 日本建築」(学芸出版社)に土蔵の内部構造が寸法入りで詳しく解説されていて、とても参考になりました。っていうか、この本が無かったら作れなかったですね。あと、日本家屋を作るには「図解 木造建築の技術」(理工学社)「サツキとメイの家のつくりかた」(ぴあ)の2冊もとても参考になります。

「日本建築」は、ほんと凄い本でして、寺社建築から一般住宅までの構造を歴史的経緯を含めながら逐一解説しています。例えば、鳥居でもたくさんの決まりがあって、各部の寸法も決まっていることをちゃんと説明してくれてます。この本を知ってから何でも適当に作れなくなってしまいました(笑)

「木造建築の技術」は大工さんなど、プロを目指す人の教科書みたいな本です。なので、柱の継ぎ手や天井裏の構造などがとてもよくわかります。ただ、プロ用なので素人の私は、該当箇所を何度も何度も見なければ構造を理解することができなかったですね。もちろん、この辺は才能の有無もあるかと思います(笑)

このジオラマの数年後、日本家屋のジオラマ(アーマーモデリングに掲載してもらいました)を作ったのですが、それはこの本がなかったら作れませんでしたね。日本家屋は、戦前と戦後でちょっと違うのですが、大枠では同じもののようです(素人なのでめったなことは言えないんですけど、、)。その辺の違いを意識していれば、こういう現行の本も十分な資料となるわけです。

「サツキとメイの家のつくりかた」は、「となりのトトロ」に出てくる家を完全再現するというプロジェクトの経緯を追って紹介した本です。あの家は戦前の建物なので、それをゼロから完璧に再現するのはほんと大変だったと思うのですが、かなりキッチリやっていることがわかり、びっくりしました。建設途中の写真がたくさんあるので、当然内部構造についてもよくわかります。壁の構造などは、この本の写真を見て納得しました。巻末にこの家の図面が寸法入りでかなり細かく載っているのもポイント高しです。

昭和期の建物の写真集とかは、ありがたいことにあれこれ出てるんですけど、さすがに構造や作り方までは紹介されてないので(当然ですけど)、それらを参考に作ろうとしても「ここはどうなってるの?」と手が止りまくるんですよね。なので、これらの本は模型を作るという意味ではとても参考になるんじゃないかなと思います。

ただ、こういう建物を作る際、細かいところばかりに気をとられたり、間違いを恐れたりしすぎるのもどうかな?という気もします。土蔵に限らず建物って、千差万別で「絶対」というものがないように思います。施主の要望や予算、土地のサイズ、周辺の地形などであれこれ変わりますからね。実際、現実の建物でもイレギュラーな作り方をされているものによく出会います。そのまま再現したら「ここ間違ってるよ」と専門家に指摘されるような(笑)

なので、作る上ではあくまで「それっぽく」なってればいいかな?と。ただ、できる範囲、わかる範囲ででも作り込まなければとたんに「ウソっぽく」なってしまいます。ほんと、難しいですね。

資料をもう少し。「昭和の日本のすまい:西山夘三写真アーカイブズから」( 西山夘三記念すまい・まちづくり文庫)と「Design of Doujunkai」(建築資料研究社)もとてもいい本です。「昭和のー」は、戦前戦後の庶民的な住宅を多くの写真でこれでもか、というくらい詳しく紹介していてかなり役に立ちます。文化財的な建物ではなくて、集合住宅、炭鉱住宅、終戦直後のバラックやバス住宅など、渋い住宅が間取り図込みで載ってて、本土決戦モデラー(いるのか?)必携かと。「Designー」は、同潤会アパートの紹介本。外観だけじゃなくて、ドアとか手すり、ポストなどのディテール写真が多くて、これまた参考になります。同潤会アパートも、いつかジオラマに取り入れたいと思ってます。


というわけでおしまいです。メチャクチャ写真を載せてしまい、長くなってしまいました。最初は写真の数を出来るだけ少なくしようと思ったんですけど、取捨選択時に悩みすぎて頭がクラクラしてきたので「えーい!もう載せれるだけ載せてまえ!」と暴走してしまいました(笑) 最後までお付き合いしてくださった方、ほんとうにありがとうございます。

日本の建物はまだまだ作ってみたいのがあれこれありますので、これからもジオラマにしていきたいと思ってます。

アーマーモデリング掲載のジオラマは、一度試し撮りしてエントリーにしてます。誌面ともども、よかったらご覧になってみて下さい。

「Sweet Home」試し撮り https://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/b57d5f51ab6886af6463a27cfe78fff9

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九七式中戦車三式戦車砲搭載型・チハⅢ(その1)

2018年03月11日 | AFVの模型
前々回のエントリー「試製五式七糎半自走砲・ホヘ(その1)」におまけで登場した、チハに三式中戦車の砲塔を搭載した車両をちょっと進めたので紹介します。名称は「九七式中戦車(三式戦車砲搭載型)チハⅢ」にしました。

しました、といっても勝手に命名してるだけなので、気楽なものです(笑)。最初はチハⅡかな、と思ったのですが「でも新砲塔があるなあ。あれがまあⅡだろうな、じゃあⅢだ」という感じです。ほんとに気楽なものです。「チハタン」ならぬ、「チハさん」ですね(笑)

前々回のホヘのエントリーで、「一式砲や三式中戦車の砲の駐退機がむき出しなのは欠点なので、ホヘでは装甲カバーを付けました」みたいなことを書きました。でも、後日よく考えたら、各車両ともきちんとカバーがついてましたね(笑)。

まあ、実に弱そうなカバーなんですけど、カバーはカバーです。むき出しなのは九〇式野砲でした。脳内変換で勝手に「弱い→ない」ということにしてしまってました。いやー、お恥ずかしい限りです。とはいえ、一式砲の実車写真を見るととても薄いペラペラのもので、装甲板だったのか、ただの鉄板だったのかはよくわからないんですけど、、。なんであれ、かなり心もとないのは変わりませんね。

チハⅢではホヘよりは軽そうな装甲カバーを付けてみました。三式や一式砲のカバーをもうちょっと厚くして、砲身まで覆うような感じです。これでも多少は耐弾性は向上してるかな?と。一式砲とか三式のやつは、かなり薄すぎてライフル弾でもぽこぽこ穴が開きそうですからね。ついでに、増加装甲として防盾も追加してみました。


三式中戦車は、主砲防盾がドイツのⅢ号戦車の初期タイプのように内側になっています。Ⅲ号は、ここにライフル弾とか砲弾の破片などがかみこんで動かなくなることがあったらしく、後のタイプでは外側に防盾をつけるようになったと何かで読みました。確かに、そういうことはあり得そうです。

付けてみたら、三式のちょっと弱っちい感じがなくなってイイ感じ。でも、駐退器カバーともども結構な重さになるので、砲の上下ハンドルは重く鈍くなりそうです。Ⅲ号L・M型の防盾も外した写真が多いのもそれが理由なのかなあ、という気がしますがどうなんでしょうね。

車体が旧車台なのがアンバランスな感じをかもし出してて、気に入ってます。あんまり変化が無いような日本戦車ですが、チハの車体の面構成と比べると、三式の砲塔はとても洗練されてるのがよくわかります。6-7年間で結構進化しているんですよね。ん?誰ですか「Ⅲ号とパンターの違いほどじゃないじゃーん」とかいう人は!!ボンビーな日本軍としては上出来なんですよ!!(うう、むなしい、、)


ターレットはこんな感じです。要するに旧車台だと、前面装甲板の位置が後ろなので三式のターレットの円が収まらないのです。でも、ホロのように前面装甲板がちょっと前に動くと、載るわけです。

ただ、砲塔旋回用の動力部(電動式らしいんですけどどこにあるんだろ、、)や手動用ハンドルなどが納まるかどうかはちょっと分かりません。また、エンジンは旧車台のままなので、走行性能はかなり劣悪になっただろうな、とも。出力比では約0・7倍(チハ170馬力 三式240馬力)なので、三式の砲塔を載せて走るのがやっとくらいかもしれません。その上、こんな感じであちこち増加装甲を施してたらもうダメでしょうね。

でも、やっぱり増加装甲はほしいですよね。防盾は35ミリ、砲塔と車体前面は20ミリの追加です。最低でもこれくらいはないと厳しいでしょう。砲塔の増加装甲は、ほんとなら側面全部に欲しいところですが、重すぎるのでちょっとだけにしました。悲しい、、でもこっちの方がなんかリアルっぽいので、よけい悲しいという(笑)。

車体前面は、スペースドアーマーにしてみました。Ⅲ号戦車のイメージですね。でも、日本軍がスペースドアーマーのことを知ってたかどうかはわかりません。多分やるならベタ付けだったと思うんですけど、まあ、作っているうちになんとなくⅢ号とダブってきたので(笑)そうしてみました。重量と砲弾搭載スペースの関係で車載重機を廃止して、三式砲戦車のように機関短銃用の簡易な銃口にした、という設定です。増加装甲の銃口部の左右のリベットはあるとおかしいんですけど(このリベットは蓋用のもの)、雰囲気でつい付けてしまいました(笑)

塗装前はこんなでした。こういうのって、なんか「やってるな」という感じがしていいですね(笑)リベットは板鉛をビーディングツールで打ち抜いたものです。これはあくまで簡易的にやってみた仮のもので、本番では6角ボルトにしようかな、と思ってます。


というわけでおしまいです。ホヘ同様、これで一旦保留なんですけど、これもきちんと完成させたいなあと思ってます。ホヘとチハⅢを一緒にジオラマにしても楽しいかな、とも。脇に破壊されたシャーマンを置いて、この2両から飛び降りて突撃する日本兵を配置して、背景の建物は長屋がいいかな?いやお寺とかもいいかも?コンクリの学校も捨てがたい、などなど、妄想しだすとたまらんですね(笑)

でもまあ、車両の完成ともどもいつになるかわかないので、生温かく見守ってあげて下さい(笑)。ほんと、こういう妄想モデリングはほんと楽しいです。

それでは。

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日赤従軍看護婦フィギュア 1/6 のリメイク(その1)

2018年02月24日 | AFVの模型
日赤従軍看護婦(1/6)のフィギュアをリメイクすることにしました。このフィギュアは、18年位前に買ったもので、とても気に入ってました。でも、引越し後、なんとなくテレビの上に飾っておいたまま10年くらい経ってしまい、ふと気が付くと埃だらけに、、、。

以前から「なんとかしないとなー」と思ってたんですけど、今回意を決してできるだけきちんと再生し、今度はガラスケースにきちんと入れて保存しよう、と思った次第です。でも、この埃まみれの姿もなんか威厳があってイイ感じ、、ですけど、あまりに可愛そうなのでちゃんとやることにします。

あらためて服を見たら、日焼けがもの凄く、かなりひどい状態です。染め直さないといけません。なので、襟や袖のカラーと、赤十字の腕章を取り外します。


染料はダイロンのネービーブルー。ダイロンの染料は以前何度か使ったことがあります。昔は缶入りでしたが、今は袋なんですね。


袋の裏の説明に従って、染めます。ほんとはたくさんのお湯で染めるのですが、ものが小さいので不要のラーメン鍋を使いました。

普段の模型とは勝手が違うので、見よう見まね感がハンパじゃないです(笑)

染めた後、アルミ線でハンガーを作って乾かします。

このときは染まってくれたかな?と思ったのですが、薄くなって日焼けが残り、失敗。その後、2回やり直しました。うーん、ほんと難しい、、。

それでもなんとか染まってくれたので、アイロンで折り目をきちんとつけてやります。これまた勝手が違うので大変です。

ついでに、カラーとか手袋、おパンツ(笑)も洗濯しました。で、「服を脱いだ状態の写真はないのか!見たい!見せろ!」というケシカラン不逞の輩は、日本男児の中にいるわけがない!と私は信じて疑いません!(キッパリ)

さて、このフィギュアは、ヘッドの造形がほんと素晴らしく、いかにも「昔の美しい日本女性」という感じがします。

なので、せっかくなのでリペイントしてみることにしました。

油彩でうっすらと陰影をつけるだけで、ほんとイイ感じになってくれました。

もうちょっと塗りこんでみたいんですけど、あまりコテコテにするのもアレかなあ?という気もします。難しいところですね。

こうしてみると、やっぱりモデルはあの女優さんかなあ?と。うーん、ほんと素晴らしい造形です。

話は戻りますが、再生しようと決めて、染料も買って、いつやろうかな?と思ってたある日、古書店で昔のアームズマガジン(2000年9月号)を何気なく手に取ってみたら、従軍看護婦の制服の紹介記事が。このフィギュアの発売も告知されてました。

うーん、何かの縁なんでしょうか。「ああ、これは今日からやれ、ということなんだな」とその日にスタートしたわけです。バッジなどはシールで、とっくに剥げ落ちたりしてまして、エポパテなどで作りなおそうかと思ってましたから、とてもいい資料を手に入れることができました。フィギュアはいつどこから買ったのかすら忘れてたのですが、記事によりますと、このフィギュアは「PKハウス」というメーカーさんの商品でした。とても素晴らしい出来栄えですので、完全に保存してたら今ならかなりの値段が付きそうです。私のは当然アウトです(笑)

こちらはおまけ。ケルベロスシリーズの、鷲尾翠フィギュア(1/6)です。1/6のフィギュアはこの2体だけ持ってます。これも、塗装とかリアルにしてみたいなあ、と思ってるんですけど、いまだにできてません。このフィギュアもとてもよくできてます。1/6フィギュアは装備とかをとても細かく造形できるなど、とても面白そうなんですけど、やっぱりちょっと勝手が違うし、店を広げすぎかな?という気もしますので(笑)この2体でやめとこうかな、と。でも、魅力的なアイテムが出たら多分買っちゃうんですけど(笑)

それにしても、ケルベロスの新作、そろそろ観てみたいですね。翠はじめ、紅一の分隊を中心にしたやつとか、作ってくれませんかね、、。

というわけで、今回はこの辺でお終いです。戦地に赴いた従軍看護婦さんについては、いくつか本や記事を読みましたが、戦地での任務はほんとに大変だったようです。読むも涙、語るも涙、なのでクドクドは書きません。従軍看護婦さんが主役の映画とか作ったらいいのに、と思います。また、陸海軍の兵士だけでなく、戦闘とは関係のない看護婦さんはじめ、民間人である軍属の方々も多くの犠牲を出したということは、ご存知の方も多いかと。あまり話題に出てこないことではありますが、そういう方々がおられたということを決して忘れてはいけないなあ、と思っております。

それにしても、拙ブログは(その1)ばかりでほんと申し訳ないです(笑) やりかけの放置が多いのはけしからん!と我ながら反省しております。でも、どれもいつかは必ず完成したいとほんとに思ってますので、何卒ご了承下さい。




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試製五式七糎半自走砲・ホヘ(その1)

2018年02月11日 | AFVの模型
試製五式七糎半自走砲・ホヘを作ってみました。ホヘは、九七式中戦車・チハの旧車台をベースに、1944年後半から45年前半ごろに試作されたといわれている車両です。ずっと前から作ってみたかったのですが、なかなか時間がなく、いつかきちんと作ろう、とか思ってたらいつまでもできないので(笑)、とりあえず形にしてみました。

75ミリ砲を装備した日本軍の自走砲は、フィリピンの実戦に参加した一式砲戦車が有名ですね。その後、一式を発展させた三式砲もよく知られています。一式は九〇式野砲を搭載していますが、三式とホヘは同砲を改造した三式戦車砲Ⅱ型を搭載しています。遠距離の間接(支援)射撃も考慮されていた一式と違い、ホヘは対戦車専用の自走砲として計画されました。そのため、砲がかなり低い位置にレイアウトされています。これは、当時すでに欧州でのドイツの突撃砲や駆逐戦車の情報が日本に入っており、その影響を受けて開発されたという説もあります。


こうやって見ると、全体的な印象はドイツのⅢ号突撃砲と似ています。キューポラの位置関係とか、前方機銃の防盾の雰囲気など「確かにそうかも」と思わされますね。機銃の防盾は、装填手用ハッチと兼用となっています。この辺はブルムベアの初期型と同じ構造です。確かに「ドイツからなんらかの情報が入り、それが設計に反映されたのでは?」という気がしますね。ホヘの特長としては、前面の装甲が多少なりとも強化されている点です。ホロの前面装甲板(25ミリ)の上に、これまたⅢ突のような増加装甲(20ミリ)が施されており、防盾も三式同様の形状なのですが、さらに装甲が強化された新規設計のものとなっています。ただ、車体下部前面の増加装甲は、私の想像で追加したものです。インパール戦で現地改造されたチハのものを参考にしています。

ホヘは、この手の旧軍車両の常で、試作の段階で終戦を迎えました。数両程度が作られたそうですが、例によってほとんど資料が残されていませんので、かなりの部分を想像で製作しています。ホロ同様、すでにある野砲をチハの旧車台に搭載し、自走砲として活用しようというコンセプトは、当時の兵器の生産状況からするとかなり有効ではなかったかと。立体にしてみると実にかっこよく、対戦車自走砲としてはかなり優秀な車両になったのではないかな、という気がします。試作で終了したのはほんと残念です。


と、いうわけで、こういう車両があったらよかったのになあ、という妄想モデリングでした(笑)いやー、ほんとすいません。あっ!石投げちゃダメですって!危ないですって!ほんとすいません!!

えーと、気をとりなおして、ここからは正直に書いていきます。上の情報は全て真っ赤なウソですので、ご了承下さい。以前から、Ⅲ突みたいな車両が日本軍にもあったらいいのになあ、と思ってやってみたかったんですね。三式砲はとてもカッコいいのですが、いかんせん車高がちょっと高いので、対戦車自走砲としてもっと洗練してみたら面白いんじゃないかなあ、と。とにかく砲の位置を下げてレイアウトしてみたかったのです。でも、ゼロから考えると多分かなりウソっぽくなるだろうなあ、というわけで着手が伸び伸びになってました。

で、先日ファインモールドのホロを作っていたら、前面装甲板周辺の処理がとてもカッコよく「あ、これを元にしたらいけるかも」と思ったわけです。砲基部もかなりあっさりしており、十五榴がこれでOKなら七十五ミリでも位置決めはどうにでもなるのでは?と。思いついたらいてもたってもおられず(笑)、4-5日で一気に作りました。

最初にできたのがこの状態。ベースはもちろんホロです。ホロの戦闘室を切った張ったして形を作りました。


側面形は、ホルを参考にしました。上面装甲板が前方に下がっていると、稜線射撃をする際前面投影面積を減らすことができます(根拠のない推定です)。ホルやヤクパンがそうなってるのは、多分そのためなんでしょう。

でも、ちょっとなんかいまいちです。戦闘室後部の形状がまとまりすぎかなあ、と。また、これだと車内が狭すぎて砲弾がほとんど載らないんじゃないか、とも。

なので、後部を作りなおしました。装填手ハッチの形状も単純になってイイ感じです。

車体に飛び散ったプラの削り粉が、突貫工事の激しさを表していますね(笑)

防盾はエポパテです。三式のキットから流用しようかと思いましたが、持ってないし、お金ももったいない(笑)ので自作することに。砲は手持ちのタミヤの一式から、マズルブレーキやキューポラはファインモールド製。要するに、日本軍同様「清貧(赤貧では断じてない!多分)モデリング」なのですね(笑)。で、基本形状はこれでいいかな?ということで、ちょこちょこ細部を詰めていきました。

キューポラは、上の写真のあとでファインのチハのものと交換しました。旧型車台を活用する、というコンセプトなので、キューポラだけ新しいのも変かな?と。ただ、外した砲塔はケヌに使えるので、キューポラだけこっち、というのも変なのですが(そもそも、キューポラを砲塔から外せるのかどうかもわからない)。でも、まあ、いいか、と(笑)。旧砲塔のハッチについてる、全周回式のペリスコープはこの場合かなり重宝するのでは、とも。Ⅲ突のキューポラみたいに回せるような設定にしても面白いかな、という気もしましたが、やりすぎなのでやめました。

逆に、キューポラの基部は、ちょっと凝った面構成にしてみました。日本軍の兵器って、ときどき「なんでこここんなに凝るの?」というところがあるので、これくらいの方がそれっぽいかなあ、と。

前方から見ると、車高が結構低くなってることが分かります。もっと低くしたかったところですが、砲の俯角を考えると、これくらいが限界のようです。


前面装甲板は、先に書いたように、25+20の計45ミリ、という設定。45ミリではちょっとキビシイので60ミリくらいにしたいところですが、あんまり強そうにしちゃうと旧軍車両っぽくならないので(泣)ぐっとこらえます(どんな我慢やねん)。これまたⅢ突みたいな感じで、ボルトを付けてみたら、薄いながらもいかつくなってイイ感じです。防盾は三式砲の強化型をイメージ。でもちょっと強化しすぎですねえ、、。駐退機カバーはプラ板です。駐退機がむき出しなのは、九〇式野砲系の砲を付けている車両全般の欠点じゃないかなあ、と。なのでカバーがあった方がいいんじゃないかと前々から思ってたので付けてみました。

でも、これだけ砲につけちゃうと、操作ハンドルがかなり重くなるでしょうね。ちょっと不安ですが、まあいいじゃないですか!

車体下部前面の増加装甲は、インパール戦で現地で付けられた増加装甲が効果的だったとの情報が内地にもたらされ反映された、という設定(設定ばっか)。こちらは、現地改造じゃなくてメーカー純正(笑)なのでそれっぽく整えてみました。

付けてみるとわかるのですが、これはかなり効果的な気がします。旧軍戦車共通の欠点である、車体下部上面の被弾(Ⅳ号戦車もそうですね)をかなり抑えられるんじゃないかと。

機銃防盾は、先に書いたとおりブルムベアを参考にしました。跳弾板があるとそれっぽいかな?と。写真ではわかりづらいのですが、九七式車載重機のストックは前方に180度回して折り畳んでます。このストックは、垂直方向でも角度を変えることができます。ほんと、ゲーコマです。

この写真からもわかるのですが、かなり荒い完成度です。まあ、モックアップみたいなものだと思っていただければ。車体とかも、パーティングラインは全く消さず、ゲート処理すらやってません(笑)。私は基本的に、形になるまでダーっと突っ走って、全容がつかめたら、また最初に戻ってアラを直していくというやり方をとってます。最初からきちんとやってたら、例えば先の戦闘室後部みたいに、後で修正したくなったときに無駄になってしまう部分が多いんですよね、、。でも、こうやって形になっちゃうと満足しちゃってそれっきり、という危険なワナもあるのですが(笑)。

で、こちらはおまけです。ホヘを作っていて「あ!」と思い付いてこれまたババっと作ってみたのがこれ。チハの旧車台に、三式中戦車の砲塔を載せた車両です。

浜名湖に四式中戦車と共に沈められたというチハは、どうも三式の砲塔を積んだものらしい、というのを何年も前に何かで読んだか誰かに聞いたかしたことがありました。今となっては何も思い出せない、根拠もあやふやな話なのですが、とても気になっていました。まあ、チハはその辺にゴロゴロしてるのでわざわざ沈めちゃう意味がないので、なんとなく信憑性のある話のようにも思えます。何より、旧車台に三式の砲塔が載っているというのは実にカッコよさそうだなあ、と。

そういうこともあって、チハの旧車台に三式の砲塔を載せてみたいなあと思ってました。でも、三式のターレットリングはどうやっても旧車台に収まらないんですよね。なのであきらめていました。一式の車台はチハよりも延長されてるので三式のような大型の砲塔を載せることができたんですね。で、ホロの前面装甲版の処理を見てたら「これなら多少は前方の面積が増えているので、載るんじゃないか?」と思ってやってみたら、なんとかギリギリ載せることができました。

ホヘとこれがあれば、なんとか本土決戦での戦車不足をかなり補えそうです。ワハハ!シャーマンが何両来ても大丈夫であります!(平和だなあ、、、)。名前は、えーと、何にしようかなっ(楽しそう)

というわけでお終いです。こうやって自分の妄想を形にできるっていうのはほんと模型のいいところですね。ほぼノーコスト、というのもいいです(笑)。先にも書きましたが、これは現時点ではモックアップ程度のもので、またキッチリと作りたいと思ってます。これで本土決戦ジオラマを作りたいですね。アレをこうやって、こうして、、と妄想は止りません(笑)

とはいえ、今は他にやることが多々ありますので、残念ながらこれはこれで一旦休止です。関係各位の皆様、道草をしてすいませんでした。これから頑張ります!(ホントか)

それではまた。冒頭では見てきたようなウソをついてすいませんでした。ほんとすいません。二度とやりませんので(ウソつけ!)。


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ベルグマンMP18/Ⅰ フルスクラッチ 1/16 (その1)

2017年11月17日 | AFVの模型
ベルグマンMP18/Ⅰを作ってます。もうちょっとで完成しそうです。

材料はエポパテとエバーグリーンの丸棒、プラ板少々、といった感じ。これが大体の形ができたところです。エバーグリーンの丸棒は奇跡的にスケールぴったり(2・5ミリ径 実物は39・5ミリ÷16=2・468ミリ)のを持ってまして、かなり助かりました。

こういうのを作るときは、細かいところはおいといて、ゴールまでどんどんやっちゃいます。で、また戻って細かいところを詰めていきます。一旦ゴールまで行くと、手前の「頑張らなくていいところ」が分かってくるので、結果的に効率がいいように思います。

この銃を特長付けるポイントはバレルジャケットの穴だと思います。なので出来るだけ頑張ります。最初のはちょっと適当にやっちゃって荒かったので、やり直しました。2回目は冶具を作りました。仕事中に「どうやったら綺麗に空けれるかなー」とずっと考えてまして(コラ)、冶具を使う方法を思いついたので帰宅してすぐ着手。「思い付きが上手くいくかどうか早く試したい!」と気がせいていたせいか、使うプラ丸棒の直径を間違えたままで加工し、終了後に気付くという大ボケをかましてしまいました。丸棒の直径も穴のピンバイスの径も、スケールどおりのはずなのに、印象が全然違うので「?」となったという。修行が足りんですね(笑) でも、それが練習になったので本番はすぐできました。上から最初のやつ、採用版、失敗版です。


冶具、といってもたいしたものじゃなくて、丸棒を挟めるようにMDFの板を張って、それに目盛りを切っておいて、クルクル回しながら先にニードル状のもので凹みを付けて、ピンバイスで後から穴を開ける、というもの。こういう冶具を作るのはメンドクサイのですが、結局は早道ですね。


ストックの形状や他のディテールもじわじわと詰めていきます。この銃は結構単純なアウトラインなので、特長をつかみづらくて逆に難しいです。


銃も、フィギュアと似ていてある角度ではそれっぽく見えても、違う角度からでは途端に似なくなってしまうのでなかなか難しいです。なんというか銃にも人みたいな「たたずまい」がありますので、その辺を出来るだけ再現するのが醍醐味なのかなあ、とも。


これがほぼ形が整ったかな?という頃のです。ときどき墨を入れてやると、細部の確認がしやすいです。


そしてラッカーのグレーを塗って、アラをみやすくして、これから最後の仕上げに入ります。こういう色に塗ると、だんだん模型の感じが出てきてテンションが上がってきますね(笑)

でも今回はここまで、ということで。手のひらに載せてるのは「こんなに小さいんだぞーっ!」と誇示したいわけじゃなくて(笑)、こうすると写真が撮りやすいからなのです。自在に角度や距離が変えられるのがよいですね。前半、ピンセットでつまんで撮ってたんですけど手がつりそうになって困りました(笑)

幸い(というかなんというか、、、)CAW製のモデルガンを持ってますので寸法はこれを参考にしてます。「ここは何ミリかな?」と思ったらメジャーで計って電卓をたたくと数字がでますので楽チンでした(笑)


恐らく、このモデルガンはほぼ完璧でしょうね。素晴らしい完成度です。でも空撃ちしすぎてバレルが根元からぽっきりいってしまいました(泣)早く修理したいんですけどね、、。そのうちブルーイングなどの再仕上げ込みで、綺麗にしてあげたいです。

で、MP18についてはずっと不思議に思っていることがあります。第1次大戦で使われた、ルガーのスネイルマガジンを使うタイプもMP18/Ⅰで、このボックスマガジンタイプもMP18/Ⅰなんですね。明らかに違うんだから、呼称を変えないといけない気がするんですけど、なんでなんでしょうね。変えてないということは「/」の捉え方がこっちの認識とは違うということなんでしょう。で、MP18があるのかな?というと、資料によるとプロトタイプがMP18のようです。で、MP28(タミヤの親衛隊歩兵セットに入ってるやつ)は正確にはMP28/Ⅱといいます。じゃあMP28やMP28/Ⅰがあるのか、というとないみたいです。わけわかめ、です。MP28と/Ⅰは試作と二次試作の銃ということなのかもしれません。ほんと、よくわからないことばかりです。

この模型はレジンで複製して量産する予定です。どういうことなのかはまた話がまとまり次第(その2)で書きたいと思います。まあ、バレバレといえばバレバレなんですけど(笑)一応、ということで。没ったら、これをワンオフに切り替えて、SIGM1920(ベルグマンのスイス版)にして上海海軍特別陸戦隊員を作ります(笑)

それでは。

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アメリカ陸軍ブルドーザー ミニアート 1/35  miniart 1/35 U.S.Army Tractor w/Angled Dozer Blade

2017年10月08日 | AFVの模型
今回はミニアートの米軍のブルドーザー「U.S.Army Tractor w/Angled Dozer Blade」を紹介します。月刊ホビージャパン2015年10月号に、作例として掲載されたものです。

軍用ですが、ご覧の通り民間仕様で製作しています。オリーブドラブだと、使い込んだ感じが出しにくいので、そうしてみました。重機って、やっぱり黄色が似合うなあと思います。


戦後、日本に払い下げられてスクラップヤードで使われている、という設定です。ガテンな感じのお姉ちゃんのフィギュアはスクラッチしてます。


このキット、ムチャクチャパーツ点数が多く、まあすぐには完成しません。ミニアートのお家芸といってもいい「モデラー殺し」のキットです。作ったことのある人に出会ったときの「連帯感」はちょっと半端ではないです(笑) 大変なだけあって、もの凄い再現度で、完成したときの満足感は本当にたまらないものがあります。キャタピラは可動で、カバーに隠れるサスもキッチリ再現されています。その辺を見せたかったので、現場で故障して修理中、という設定にしてみました。


全景はこんな感じ。本体の製作が大変だったので、ジオラマはコンパクトにまとめてます(笑)


エンジンも凄い再現度です。なので、塗装を出来るだけがんばりました。ラッカーの銀を下に塗ってから、ヘアスプレーを吹いて、アクリルの黄色(ちょっと橙色に近くしてます)を塗り、デザインナイフや爪楊枝で剥がしてます。いわゆるヘアスプレー法ですね。スミ入れやフィルタリングは油彩です。


ドーザープレートはこのキットの見せ場なので出来るだけウェザリングを頑張りました。ラッカーの銀色の上に、クレオスのメタルカラーのアルミを塗って、ピカピカに磨きます。その上から100均の木粉ねんどをお湯で溶いたものを塗って、泥の表現にしてます。

地面に当たるところは、120番の紙ヤスリで大きめの傷をつけてます。この辺は、割と身近に資料があるのでいいですね(笑)

昔の機械なので、ドーザープレートはワイヤーを使って上下させる方式です。ワイヤーを張るのもなかなか難しいです。私は、見えるところだけをその長さで切って、接着しています。こうすると案外簡単にできます。ワイヤーは、キットの糸を使わず、ホームセンターで買ってきたステン製のものを使ってます。ピンと張っているところと、たるんでいるところのメリハリをつけるとそれっぽくなるような、、。

「広能組」は架空の社名です。呉の造船所付近でスクラップ業を営んでいる、という設定(笑) オラオラ系の企業ですね、多分。

ドーザープレート用のウインチ周りもとても精密で、ここも見せ場の一つです。足回りの泥などは、オイルの黒い染みを入れてやるとイイ感じかな、と。バケツはモデルビクトリアのエッチングです。

ヘアスプレー法は、剥がしたところの塗膜の段差ができるのがいいですね。手書きだと、剥がれた下地が上層に来るので、やっぱり見たときの印象が違います。でも、ヘアスプレー法はやり直しがきかない一発勝負なので、一長一短がありますね。


シート周りは、出来るだけ人の存在感を出すようにしてみました。お弁当ケースと水筒、漫画雑誌、ビールの空き缶、タバコの空き箱、吸殻、ヘルメットなどを配置してます。まあ、この社はお行儀のいい社風ではなさそうです(笑)


アングルには手ぬぐいとタオルを掛けてみました。タミヤのエポパテを薄く延ばして作ってます。こういう小物は作っててほんと楽しいですね。シートの破れは、リューターでパーツをちょっと掘り下げて、エポパテで破れや詰め物を再現してます。ここは、もうちょっと頑張りたかったかな?と思ってます。


座席のアップです。ビール、タバコとも銘柄がわかりますかね?(笑) こういうのって、ぱっと見て「あの銘柄だな」とわかってもらえないと、ビールともタバコとも捉えられにくいので気を使います。吸殻は、針金を切ったもの。これも、ホームセンターで売っている、一番細い奴です。0・2ミリくらいだったかな?

滑り止めのモールドはとても素晴らしいので、ウェザリングで際立つようにしてます。こういうモールドは身近にあるので、きちんとウェザリングすればするほどリアリティが増すんじゃないかなと思います。ビールやタバコの箱のヤレ具合も同じですよね。


漫画雑誌もエポパテ製です。硬化途中で、デザインナイフで筋を入れて本のような表現にしてます。雨に濡れてガビガビになったようなイメージ。表紙は、ネットをうろうろして見つけた「漫画ゴラク」のもの。昭和50年代のものです。松本零士氏の、ちょっとエッチなやつ。当時の漫画ゴラクの表紙は松本氏が担当しており、どれもほんと素晴らしいですね。題名は忘れましたが(本の山に埋もれてすぐ出てこない、、)、表紙が収められた本を後で買いました。


工具箱は、タミヤ製。レンチやペンチなどの工具はエポパテ製。エポパテを薄く延ばして、これまた硬化途中にレンチのモールドを付けて一気に作りました。縁日のカタヌキみたいな感じです。

地面のスクラップは、タミヤのドラム缶とか、ジャンクパーツのタイヤなどをそれっぽく敷き詰めてます。埋まったドラム缶は、1個分をあちこち斜めに切ったら何個分にもできるのでお得です(笑) こういう地面を作るのもほんと楽しいですね。今はもうこういう場所は身近では見られなくなりましたね。とても褒められた光景じゃないですけど、なんか懐かしさを感じてしまいます。

フィギュアは、以前作ったものが丁度よかったので、ちょっとポーズを変えて流用しました。エポパテでスクラッチしたものをレジンで複製して、それを再度手を入れてます。これを原型にしてまた複製しようかな?と思ってたんですけど、使ってしまったので試合終了(笑) まあでも、ポーズが気に入ってるし、汎用性もありそうなのでまた新たに作ってみようかな、と思ってます。


刺青は、ラッカーで手描き。その上から、薄く肌色を吹いてやると馴染んでイイ感じになります。男と女では彫り物の感じがどうも違うようで、これは男風の入れ方です。でも、「まあいいか、そういうのもあるかもね」で済ませました(笑) 柄は龍と般若のつもりです。レンチは、確かタミヤのM8自走榴弾砲のもの。


というわけでお終いです。戦闘車両もいいのですが、「働く車両」もほんといいですねえ、、。いくつか在庫を持ってるので、また作りたいです。


ホビージャパン掲載時のお知らせエントリーはこちら。誌面もよかったらご覧になってみてください。
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/c0c0c74060f0de068bd22bd9de1445b8

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1/35の銃はこんな感じで塗っています。

2017年07月30日 | AFVの模型
今回は、私が1/35の銃をどういう風に塗っているのかを紹介したいと思います。誰かに質問されたとかそういうわけでもなく、勝手に思いついただけです(笑) まあ、参考程度に見ていただけば幸いです。例として、タミヤのフランス歩兵セットのMle1924/29を塗ってみました。

使う塗料はこんな感じ。ガンメタルは、クレオスのシルバーとフラットブラックを混ぜたもの。こうすると、本当に伸びと発色がよくてお勧めです。クレオスのガンメタルは筆だとまあ綺麗には塗れません。もしよければこれを試してみてください。木部の下地はサンディブラウン。明るい目の色なら、例えばダークイエローとかでもOKです。ウェザリングは油彩です。マツダのクイックの「バーントアンバー」と「アイボリーブラック」の2色。マツダのクイックシリーズは、乾燥が速いので愛用してます。薄めると、ほんとすぐ乾きます。あとは鉛筆。これは最後に金属部のテカリの表現に使います。

ガンメタルの瓶は、もう10年くらい追い足し追い足ししながら使ってるので、老舗のウナギ屋のタレの壺みたいになってます(笑)

まずは基本塗装です。境界線は、後で油彩でごまかせるので、割とテキトーに塗ってます。

ガンメタルは銀の配合を変えて、本体とマガジン、銃身などの色調に変化をつけるとそれっぽくなります。本物はここまで色調が違ったりはしてないことも多いのですが、こういう小さいパーツにおいては、できるだけメリハリを付けた方がいいように思います。「リアル」と「リアルっぽさ」の違いといいますか、、。

次に油彩でスミ入れをします。これも、場所によってブラックを多くするなど変化をつけるといいです。希釈にはタミヤのエナメルシンナーを使ってます。ほんとはペトロールがいいんでしょうけど、エナメルシンナーでも全然問題ないです。

綿棒で拭き取るときに、あまり多くを拭き取らず、意図的に拭き残してやるといい感じです。「拭き残しも塗装のうち」と考えるといいように思います。

木部塗装は、バーントアンバーを面相筆でやや厚めに塗り、筆の跡で木目を表現します。

絵の具をさっさっと木目方向に軽くなでてやるだけで木目っぽくなります。気に入らなかったら何度でもやり直しができるのがいいですね。逆にいうといつまでも永遠にできてしまうので、あきらめが肝心です(笑)木目はやや厚塗りになってしまうので乾燥まで1-2日かかります。手で触るとパーになってしまうので、以後の工程では気をつける必要がありますが、そのときはまたやり直せばいいので気楽なものです。やり直しのきく人生ってスバラシイ(笑)

最後に、鉛筆で機関部などをこするようにしてテカリを出します。エッジなどを意識的にこすってやるとイイ感じです。

鉛筆は、戦車などのエッジにアクセントをつけてやるのにも便利です。これまた気に入らなかったら、水をつけた綿棒でこすってやると何度でもやり直しができます。やり直しのきく(略)

というわけで完成です。ほんと簡単すぎて申し訳ないくらいです。ここまでで20分くらいでできます。でも、掛かった時間に比べると、とても効果的な塗装ができてるんじゃないかなあと思ってます。


ここ最近のデジタル化などで、メーカーの技術が凄く向上しているので、銃のパーツはよくできているものが多く、特に手を入れなくても塗るだけで十分な仕上がりになるのがいいですね。こちらのドラゴンの「中国義勇兵セット」のZB26は20年くらい前のキットなので、そのつもりで見るとエッジがだれているなど不満点がないこともないです。

でも、全体のフォルムはとてもいいです。写真だとかなりアップになってしまうので気が付いてしまうだけのことで、そもそもが小さいものなので現物を見れば全然大丈夫なレベルです。

こちらは左から64式小銃(ファインモールド)、AKM(ドラゴン)、Stg44(タミヤ)です。64式は以前紹介しましたね。最新技術で作られていることもあって、感涙必至の(大げさ)最高の出来栄えです。AKMは「AKセット」のもので、ZBと同じ頃の製品の感じのような印象です。なのでちょっとモールドがダレ気味です。でも、このセットはほんとマニアック(ブルバップの86式まで入ってる!)で楽しいです。Stgは「小火器セット」のもの。もう大ベテランですが、今でも普通に使えるのが凄いですね。このセットのKar98KやMP40なども、いかにも実銃っぽい雰囲気がとてもよく再現されててびっくりします。このキットはほんと傑作ですね。

よく見ると、埃とかチョロ毛(勝手に命名。これ、なんて言うんですかね)がたくさん付いてますね。すいません。AKMのストックは合板製なので、その辺をできるだけ表現しようとしてみたつもり。でもまあ、自己満足の領域ですね(笑)

これは九七式車載重機(ファインモールド)とZB26をならべたところ。九七式は、ファインが新しく作ったものです。銃身が露出した九七式はタミヤのチハや一式砲のキットに入っている往年のもの以来なので、とてもうれしいですね。もちろん、素晴らしい出来栄えです。

突き出しピンの跡を埋め忘れてますが、まあいいじゃないですか(笑)

で、実はこれらの銃を塗った意図は他にあったのです。それは「AK47はStg44のコピーではない」とか、「九六式軽機はZB26のコピーといわれているがそれは大嘘である」とか、「でも九七式はZBのコピーだ」とか、ついでに「Mle1924/29とZBは無関係である」とかいろいろ書きたくてこれらの銃を塗ってみたのです。
でも、このところいろいろ忙しくて力尽きてしまったので、この辺の話題はまた後日おいおいそのうち気が向いたらそれなりにふわっといい感じに書いてみたいと思ったり思ってなかったり(ほんと、日本語って凄い、、)。

でもまあ、なんであれ、銃のパーツをそれっぽく塗るのはほんと楽しいですよ。今回のエントリーがなんらかの参考になってもらえれば本当に嬉しいです。

それでは。


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「The Quiet Nomonhan」 1/35

2017年05月21日 | AFVの模型
今回は自作のジオラマ「The Quiet Nomonhan」を紹介します。タイトル通りノモンハン事件を題材にしたもので、2015年に製作しました。この写真は、近年ノモンハン周辺の現地調査をされた、歴史研究家の岡崎久弥氏の作品です。ノモンハン事件の戦闘の最後の山場となったバルシャガル高地の写真と、拙作を合成して作ってくださいました。詳細は最後に書きますね。

ノモンハン事件は、戦争や兵器に興味を持ち出した小学生低学年の頃から、なんとなくずっと気になっていました。理由はよく覚えてないのですが、最初は「ノモンハン」という語感に惹かれたような気もします(笑) ときどき本を読んだり、NHKで特集があったりしたら観てたりするうちに、なんとなくですけど「これは日本にとって大きな意味をもつ戦闘だったんだなあ」という印象が強くなりました。

それで、ジオラマも前々から作りたかったのですがなかなか着手できず、やっと作品にすることができました。目標としては、日本軍兵士の苦闘する姿を自分なりに模型で表現できないか、というもの。技術的なテーマとしては、フィギュアを主役にしてみることでした。基本的に、ジオラマではフィギュアは車両の脇役になりがちで、製作順も時間の少ない後にまわってしまうため、いつも気になってました。今回はフィギュアを出来るだけ作りこんで主役に据え、かつ草原の単調なベースでどれだけ間を持たせることが出来るのか、という「お題」を自分に課してみた訳です。

兵士の表情やポーズ、装備の作り込みなどは、いつもよりも1-2段階精度を上げてみよう、と思いながら取り組みました。が、まああくまで努力目標なので、その辺は割り引いてご覧いただければと思います(笑)

兵士たちが運んでいるのは、九七式自動砲(ファインモールド製)です。口径20ミリの対戦車砲です。どうも、一般的に対戦車銃として捉えられているようですが、名称どおりこれは「砲」です。「日本の歩兵火器」(大日本絵画)によりますと、指揮官や砲手、弾薬手など1個分隊8名の兵士がこの1門の運用に携わっていて、例えばソ連の対戦車銃のように数名で扱うような「銃」ではないということがわかります。砲は、本体だけで約59キロもあるので、移動には最低でも2名が必要です。3名でもかなり重かったと思います。持って走るとなると、本当に大変だったかと。フィギュアはそんな雰囲気をできるだけ出そうと思いながら取り組みました

フィギュアは、タミヤやファインモールド、ピットロードの日本兵のパーツを寄せ集めて製作。エポパテで昭5式軍衣に改造し、正面の兵士が腰に付けた携帯袋(砲身用のスパナや油差しなどが入ってます)など、装備の一部も自作しています。

当然ながら、兵士は基本的にみんな同じ格好をしています。しかし、模型的には単調になってしまいますので、できる限り変化を付けてみるよう心がけました。前左の兵士は、頭を負傷したという設定で、鉄帽を被らずに戦闘帽に帽たれを付け、十四年式拳銃を装備、前右の兵士は鉄帽に丸腰、後右の兵士は鉄帽に網を被せ、三八式騎兵銃(ファインモールドの歩兵銃を改造)を背負い、後左の下士官は鉄帽に布のカバーを着け、モーゼルC96を装備しています。モーゼルは、日本軍は中国軍の鹵獲品ばかりを装備しているというようなイメージがありますが、実際はきちんと輸入して、準制式として支給していました。拳銃嚢も、十四年式のものに似た日本軍特有のものがあります。


前上の兵士と後上の下士官は、弾倉嚢を持っています。下士官の軍刀も、できるだけディテールを付けてます。小型の図嚢は自作しました。色鉛筆を差して、アクセントにしたつもりです(上の写真でチラッとわかります)。左腕を負傷して、包帯を巻いているようにしてます。


上後の兵士は、移動時用のベルトを首に掛けています。こうやって見ると、赤い階級章は結構目立つのがわかりますね。襟の兵科色は赤(歩兵)です。最初、砲兵と思ってたので緑色にしてたのですが、完成後、現物を見て下さったF社のS社長に「自動砲分隊は歩兵科だよ」と教えてもらい後で塗り直しました。ジオラマを抱えて襟を塗り直すのは、かなり大変でしたね(笑)。自動砲分隊は機関銃中隊所属だったそうです。


地面の草は、近所で採取した雑草を着色したもの。青々した感じにしたいときは、クレオスのルマングリーンがぴったりですね。花は、スポンジをピンセットでちみ切って、黄色で塗ってます。どーでもいいのですが、「ちみ切る」って、関西や四国の方言なんですね(笑) つまみ切る、という意味です。手前のナガン小銃はミニアート製。ミニアートの小火器は、どれもとてもよく出来てますね。

草原の様子は、村上春樹氏の旅行記集「辺境・近境」(新潮社・ハードカバー版)の表紙写真がイメージソースとなってます。村上氏がノモンハンを訪れた際、現地に残されたBT7に登っている写真で、地面は青々として黄色い花が咲いています。この写真を見るまで、ノモンハンは枯れた草しかない荒れ果てた砂漠みたいなところ、というイメージがなんとなくあったのですが、黄色い花が咲いているのをみて「あっ」と思いました。氏のノモンハン訪問記は、ノモンハン事件を考える上でほんと示唆に富んだ内容だと思います。「ねじまき鳥クロニクル」の間宮中尉のノモンハンでの体験も、実に印象深いですね。また、訪問記でも引用されている「静かなノモンハン」(伊藤桂一著・講談社文芸文庫)は、このジオラマの直接的なイメージの元になってます。これは、ほんと素晴らしい本ですね。興味のある方は是非お読みになってみてください。お気づきかと思いますが、ジオラマのタイトルにちゃっかり借用させてもらいました。

BT7はタミヤのをほぼストレートで製作してます。実によく出来たキットですね。BTの装甲は最厚部で20ミリです。自動砲の九七式曳光徹甲弾は700メートルで20ミリを貫通できますので、BTはぽこぽこやられたんじゃないかと思います。貫通孔はどういう風になるのかいまいちよくわからなかったので、雰囲気優先でやってます。

砲塔のマークも、ノモンハンの写真で確認したわけじゃなく、これまた雰囲気優先です。キャタピラは、キットのものをそのまま使ってます。外れた状態にするには、1コマのパーツが足りないのでカスタマーサービスでランナーを取り寄せました。

戦闘は夏季の水のない時期だったので、泥汚れはやってません。パステルでの埃汚れだけにしてます。ただ、朝露などの水分で、埃が角にたまってこびりついているような感じにはしました。塗装も、ハゲチョロなどのウェザリングは抑え気味にしてます。


「日本の歩兵火器」では、分隊長は軍刀を帯びておらず兵士と同じような装備ですが、前述の通り変化を付けるために、普通の下士官らしい装備にしています。また、分隊長は任務上、弾倉嚢を持つことは無かったと思います。しかし、設定として「分隊長が弾倉嚢を持たなければならないくらいに、損害が出ている分隊」ということを表現したかったので、そうしました。各兵士は負傷していたり軍衣袴が破れたりしているのも、戦闘の激しさを表したかったからです。


こういうジオラマを作っていたら、途中でいろいろと考えてしまいます。兵士たちは重たい武器を持って、勝利を目指して前へ前へと走っていくのですが、同時に「死ぬかもしれない場所に向かって走っている」訳です。走る、という行為は目標あってのものですが、「死」に向かって走っていく、というのは凄まじいことだと思います。なかなかできることではありません。


また、ノモンハンのようなだだっ広い土地では、他の誰にも見られないまま戦死するということも多々あったかと思います。もちろん、即死ばかりではないでしょう。見渡す限り誰もいない場所で負傷し、もの凄い痛みの中で自分の死を確信し、しかも自分がここで死ぬということを誰も知らない、というのはどんな気持ちなのか。絶望というか、寂しさというか、その気持ちは計り知れないものがあります。それを想像するだけでも戦慄してしまいます、、、。それは満州軍やソビエト・モンゴル軍の兵士たちにとっても同じことですね。戦争のことをあれこれ考えてると、戦慄することばかりです。例えば戦車に乗ってて、いきなり20ミリ徹甲弾が飛び込んで来るというのはどういうことなのか、想像すればするほど戦慄するしかないですね、、。

というようなことを、製作中にいろいろと考えてしまいました。それだけでも、製作した意味があったのかなあ、という気がしてます。製作期間ははっきり覚えていないのですが、数ヶ月はかかったと思います。その間、ノモンハンの戦闘について考えていたわけで、このジオラマを作らなければそういう機会は自分にはなかっただろうな、と思います。

で、最初の写真の話題に戻ります。1昨年、この作品を岡山の未完成チームさんの展示会に持って行きました。その年のメインテーマは「ファインモールド」で、同社の鈴木社長がゲストとして来場されました(先のイニシャルはなんだったんだ、、)。鈴木社長は、そのちょっと前にノモンハンの現地調査団に参加されてました。たまたま、調査団長の岡崎久弥氏が岡山在住だったので、岡崎氏も会場に来られました。

ありがたいことに、岡崎氏は拙作の写真を沢山撮ってくださいました。後日、ノモンハンの調査で撮影したバルシャガル高地の写真と合成して、私にプレゼントしてくださった、という次第です。

これも、岡崎氏の作品です。いやー、これもとてもいい雰囲気です。


それにしても、現地を背景にした自作の写真、というのは実に貴重です。作品にハクが付く、といいますか(笑)いただいたときは本当に嬉しかったですね。燃えるBTも実にいいです。


岡崎氏の調査の様子は、2015年にABC放送の「テレメンタリー」でテレビ放映されました。最近、BS朝日でロングバージョンが放送され、私も拝見しました。「ソ連が1945年の満州侵攻のために、開戦の数年前から満蒙の国境地帯に大基地を建設していたのではないか」という岡崎氏の仮説を、氏自らが現地調査で実証していく、という番組でした。非常に見ごたえのある、興味深い内容でした。再放送や録画データをお持ちのお知り合いがおられるなど、もし機会がありましたら、是非ご覧になってみてください。岡崎氏には、この場を借りてお礼申し上げるとともに、今後のご活躍を祈念いたします。

というわけでノモンハン事件については、これからも取り組んでいきたいテーマですね。「静かなノモンハン」に出てくる速射砲隊の隊長の話がとても印象に残ってるので、それで何か出来ないかなあと思ってます。あと、不時着したパイロットを助ける九七式戦闘機(なんかそういうエピソードがあったと、おぼろげながら覚えてます)のジオラマもやりたいですね。まあ、なかなか着手できないのですが、「やるやる詐欺」にならないよう、頑張りたいと思います(笑)

あと、九七式自動砲は単体で完成したときにブログで書いてます。よろしければご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/morio1945/e/4c97ff8579de3a0c4402758b9fc0c051

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イギリス6ポンド砲 タミヤ 1/35 (6-pound anti-tank gun Tamiya 1/35)

2017年02月26日 | AFVの模型
今回はタミヤの6ポンド砲を紹介します。ご存知、タミヤMMシリーズの最初期のキットですね。
数年前、唐突に作りたくなってミニジオラマにしてみました。完全にストレート組みです。

気分はヴィレル・ボカージュ、ということで(笑)

MMシリーズの5番(1970年発売)というかなりのベテラン(ちなみに4番がアメリカ戦車兵セット、6番がキューベル)なのですが、発売時期を考えると、フィギュアともどもとてもよく出来ているキットだと思います。


なんというか、実に「対戦車砲」してます。防盾の独特な形状とあいまって、私の中ではMM初期の中では印象の強いアイテムのひとつです。まあ、MM初期のアイテム(60番くらいまで?)って、どれも個性的なんですが。


初期MMの特徴として、フィギュアやアクセサリーパーツが豊富で、キットそれだけで情景が楽しめるようになってます。こちらが全景。

いや、作ってて実に楽しかったです。子供のころに戻ったような(笑)

とはいえ、これを作るのは初めてです。小学生の頃、友達の磯田君(仮名)が作ったのを見てとても欲しくなったのを覚えてます。じゃあ買えばいいのですが、当時は友達がなにかキットを買ったら、完成品やインストや箱を見せてもらうとなんか満足してしまって、それよりはもっと欲しいキットを買ってたんですね。プラモ仲間の間でも「友達が買ったやつは買わないようにする」といった暗黙の了解のようなものもあったような、、。お小遣いも確か月1000円くらいで、プラモも月1個しか買っちゃダメ!と親にいわれてて、いろいろとカツカツでしたし(笑) 毎月、「今月は何を買おうかなあ」と真剣に悩んでましたね。

で、今ふと気が付くと「簡単に買えるじゃん!」と速攻で買って、一気につくりました。今は1000円です。当時は300円でした。ほんと、安かったんですねえ。

とまあいろいろと思い出のあるキットですが、でもまあ、今はちょっと現役は無理かなあ、という感じですね。防盾もかなりの重装甲です(笑)


とはいえ、砲身のシュッとした感じとか、捨てたもんじゃないです。5番でこのクオリティって凄いと思います。


フィギュアも、ストレートで手を加えてません。けどポーズも表情も実に渋いですね。この6ポンドの指揮官って、88の指差し指揮官と対照的な、隠れスターかも(笑)なんとなく、ボギーに似てるような、、。


この装填手も素敵ですね。ポーズもいいです。後退する砲尾をよけているんですね。こういう緊張感のあるポーズのフィギュアが、MMシリーズの魅力のひとつだったと思います。ジオラマにしなくても、机の上に並べるだけで戦場の雰囲気が伝わってきたような、、。


アクセサリーパーツもしっかりしてます。作ってみてびっくりしたんですけど、エンフィールド小銃がきちんとNo.4してます。この当時、エンフィールドの形式のわかる人がどれだけいたのかを考えると、凄いなあと思います。砲弾ケースや空薬莢などもちゃんと入っていて情景のイメージを広げてくれます。


というわけでやっぱり、タミヤの初期MMはたまらんですね。独特なオーラがあって自分にとっては特別な存在です。子供のころに接したときの記憶が強くて、なんというか公平な目で見れませんね。「タミヤの●番だからいいじゃないか!」っていうような。「神聖にして侵すべからず」というか(笑) そういう方はたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。

これはジオラマにする前に、タミヤのカタログと同じアングルで撮ってみたものです。

うーん、うっとり、、。磯田君(仮名)の家で見たときの事を思い出します。磯田君はわりとお金持ちで、ポンポンとキットを買っては作ってました。誕生日にバンダイの24のキングタイガーを買ってもらったりしてて「うう、羨ましい、、」と臍をかんでましたね。で、中を見せてもらって割と満足して家に帰ってたりして(笑) ほんと懐かしいです。

で、こちらは実物の6ポンド砲です。先日友人のO氏の息子さんがカナダに行かれて、その際に現地の博物館で撮った写真です。

恥ずかしながら、この砲の実物の写真をちゃんと見たことがなかったのですが、こうやって見るとタミヤのキットが実によく出来てるのがわかりますね。かなり特徴を捉えてます。タイヤも、キットのはなんかトレッドがしょぼくてサイズも小さいんじゃないの?って勝手に思ってたんですけど、いやいやそんなことないですね。タミヤ偉い!!

こちらは砲尾周辺。

閉鎖機のあたりもよくできてることがわかります。

照準器の扇状パーツも「なんじゃこれ?」と思いましたが、こういうことだったんですね、、。


脚の根元も、実物もほんとあっさりしてますね。キットが勝手に省略してたというわけでもないみたいです。

というわけで、珍しく役に立つ資料が提供できました(笑) 写真の掲載を快諾してくださったO氏にこの場を借りしてお礼申し上げます。


というわけで初期MMは、これからもっと作っていきたいですね。「次は何を作ろうかなあ」と当時のカタログを眺めるのは、ほんと楽しいです。なんといいますか、昔のプラモは自分にとってのタイムカプセルみたいなものです。今でもこうやって当時と同じものを買うことができて、それをきっかけに子供のころをあれこれ思い出すことができるっていうのはなかなかないことです。

「いやー、プラモって本当に素晴らしいものですね!」

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