~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

心って…

2014-01-27 22:41:10 | 日記
初女先生が、御ミサで「奉仕のない人生は意味がない。

奉仕には犠牲が伴う。犠牲の伴わない奉仕は真の奉仕ではない」と

いう説教を聴いて「特別な能力も、経済力も持たない、ほんの小さな

存在である私に、これ以上何ができるでしょう」と考えて歩いていた

時に、ハッとひらめいたそうです。

それは「心」

心は水が湧きでるよう無尽蔵に絶えることがない。

心を与えることは私にもできると思った時に、喜びに満たされ

初女先生の新しい人生が始まったそうです。

私は。この「心」がよく分かっていませんでした。

でも昨日、ハッと気が付いたのです。

「心」とは「愛」ではないかって…

私は、哲学を学んだこともなく、自分の感性を頼りに

ひも解いているので、正しいかどうかは分かりませんが…

生命体である私達は、持って生れたものとして「自己愛」が

あるのではないでしょうか

食することも、生命を保つ為の自己愛と言えなくはないかも

しれません。

イスキアに来た拒食症の人が、「美味しい!」と、言って

パクパク食べられるようになった時、生きることを否定していた

自分の中の自己愛が、目覚てくるのかもしれません。

生きるとは、この「愛」を成熟させていくことなのかも

しれません。

そして、亡くなって行く人は、愛の種を蒔いていって

くれるのかも…

先生の息子さんの芳信さんの愛・創の愛・ハナちゃんの愛

エリちゃんの愛・ジュン君・ケン君の愛・ミキオ君の愛…

先に逝った人達が遺していった「愛」の種が沢山の「愛」を

生んでいます。

「心」っていうと、何だかつかみどころがなく

よく分からなかったけれど、「愛」って思うと初女先生の

お言葉がより深く響いてきます。

  『わたしには、こころがある。

   こころなら、くめどもくめども尽きることがありません。

   こころを差し上げることなら、

   わたしにもできます。

               佐藤 初女  』





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2 コメント

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Unknown (umi)
2014-01-29 14:58:52
いつも直さんの文章を拝読させていただいております。
心を与える
言葉は簡単なのに、行うのは難いですね。

先日、
主人の友人の息子さんの一周忌がありました。
13歳でした。
弟さんが小学4年生で、私の息子と同じ年です。

亡くなった知らせを聞きいたとき、、あまりにも突然で、
主人も私もただただ悲しみに暮れるばかりでした。
ご家族の心はいかばかりと・・・その悲しみに沿うことしかできませんでした。

そんな時に直さんのブログに出会い、
初女先生のことを知りました。

この悲しみに答えなどないとは知りつつ、
何かこの死の意味を見つけたいと、
勝手に願っていたのかもしれません。

新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」
を読んだり、
谷川俊太郎さんの
「かないくん」という絵本を今日読み

知りえる知識でその真の意味を
知りたいと、身勝手な、と思われるかもしれませんが、
そう言う思いもあり、
直さんの言葉を見つめさせて頂いております。
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支えられて (山 すなお)
2014-01-29 19:25:26
コメント有り難うございます。

長男の創(つくる)が13歳で亡くなった時、次男は小3でした。
貴方の文章を読みながら、自分のことを重ねていました。
私も悲しくて苦しくて…あのときの感情は今でも言葉にできませんが、でも、悲しみの裏側で、私はこんなに色々な人に支えられて生きているんだ!と実感したのも確かです。
一人ではない!そのことがぎりぎりのところで私の精神を支えてくれたのです。

貴方の気持ちは、きっと届いていると思います。

思いは届くと私は信じています。

それは天国にもです!
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