~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

ここにもあった「今を生きる」

2014-01-06 22:32:05 | 日記
『何の為に生れて なにをして生きるのか

 答えられないなんて そんなのは嫌だ

 今を生きることで 熱いこころ燃える

 だから君は行くんだ 微笑んで…   』

この哲学的な詩を目にした時、何人の大人が答えられるだろう

これが、アンパンマンの歌だと…

やなせさんは、早くに父親を亡くし、京大に通っていた自慢の弟を

特攻隊で亡くし、やなせさん自身も2度も戦争へ行き、戦地で

飢えに苦しみ、それがアンパンマンへと繋がったそうです。

苦しみや悲しみ絶望を知り尽くしたと言っていいような

やなせさんの人生…

でも、そのやなせさんが生きることが素晴らしいと高らかに

歌っているのです。

『そうだ!嬉しいんだ 生きるよろこび

    たとえ胸の傷が痛んでも』

やなせさんの言っている夢は、パティシエになるとか、歌手に

なるとか、そういうのではなく世界が平和になること

飢えた人がいなくなること、この世界から不幸が少しでも

なくなることだそうです。

アンパンマンの歌詞の中に「今を生きる」という言葉が

あったことに初めて気づきました。

アンパンマンの歌が問いかけている、何の為に生れて

何をして生きるのか、そのことに答えられないなんて

そんなのは嫌だとは、それでは生きている意味がないと

やなせさんは言っているのではないでしょうか

アンパンマンに、やなせさんの深い人生のメッセージが

込められていることを、改めて知りました。

アンパンマンの歌は、被災地の人々を励まし支えたそうです。

苦しみの隣にも喜びがあること

絶望の向こうに希望があることを知っていた、やなせさんが

作った歌ですから…

子ども達は、アンパンマンを歌いながら、生きることの意味を

心のどこかに植えつけているのかもしれません。

体は病気に蝕まれていても、いつも笑顔だったやなせさん

あなたは、アンパンマンそのものでした。

有り難う、やなせたかしさん。ありがとう アンパンマン!

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