~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女先生とお豆腐

2012-11-24 11:52:03 | 日記
今回の講演会では、おむすびだけではなくお味噌汁を

教えて頂こうと、初女先生にお願いしました。

先生からお味噌汁の具は、お豆腐とわかめでというお返事を頂き

ました。

その時、先生は「お豆腐の切り方を教えたいから」と言われました。

私は、イスキアのお味噌汁のお豆腐は大きいけれど、お豆腐の

切りかたってあるのかしら?と思っていました。

私の知っているお豆腐の切り方は、手の平にのせてトントントン

って切るやり方です。

ところが、初女先生はお豆腐をまな板の上にのせると、片手で

お豆腐を抑え、包丁を上から押して切るのでなく、静かに前後に

包丁を動かしてきるのです。

そして、切ったあとのお豆腐を水の中に放つのです。

そうすると、味噌汁が濁らず美味しいそうです。

先生のされているのを見ていると、「ふーん、そうか」という

感じだったのですが、家で実際に自分でやってみると

びっくりです!

お豆腐を切る瞬間に空気が変わり、気持ちがしゃんとするのです。

ピーンと張り詰めた朝の空気に包まれ、一心にお豆腐に

向かう自分がいました。

ただ、お豆腐を切るという動作なのに…

先生が調理はその人の生き方そのもの、食べるということは

ストレートに心に届きますというのは、このように調理したもの

なのだ、と実感しました。

三浦の講演会以来、我が家のお味噌汁が美味しくなりました。

朝、いちばんの美味しいにおいが、ちょっとしていて

嬉しいです。

初女先生のお豆腐に対する優しい扱いに、先生の生き方が

見えてきました。

「お豆腐屋さんの包丁は、家庭の包丁と違うから」と言われて

いるのを聞いて、お豆腐屋さんのように手の平にのせて

得意げに、トントンやっていた自分が恥ずかしくなりました。

最近、主人が息子に「うちのお母さんのお味噌汁は美味しいから」

と言っているのを聞いて、効果が出ているのかしらと

主婦の喜びを感じました。

主婦歴うん十年で、やっと分かったお豆腐の切り方…
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