~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

絶望の果てに光がある…

2014-01-10 23:04:31 | 日記
あの世田谷事件の被害者の姉、入江さんの本を読んで、

つくづく人間って凄いな!と、思いました。

この戦争もない平和な日本で、突然家族全員が惨殺される…

8歳と6歳の幼い子ども達のいのちまでもが、ずたずたにされる…

これほどの悲惨な体験をした、入江さんが苦しみの中から

自分の生きる意味を見出し、亡くなられた4人のいのちを活かし

前を向いてしっかり歩いているのです。

私は、息子を亡くした後、悲しみ苦しみを抱えていても、

前を向いてしっかり歩いている人に会いたいと、思いました。

入江さんは、まさにそのように生きておられるのです。

人間って凄い!と思いました。

ナチスの強制収容所から生還したフランクルは、悩んで、悩んで

悩み抜くこと。苦しんで、苦しんで苦しみ抜くこと。

「人生からの問い」として与えられた困難を徹底的に

苦しみ抜いた絶望の果てにこそ、一条の希望の光が

届けられてくるという人生の真実を伝え

「あなたがどれほど人生に絶望しても、人生のほうがあなたに

絶望すことはない」と言っています。

苦しい時に、思い出すフランクルの言葉があります。

『あなたがすべてを投げ出しさえしなければ、いつの日か

人生に「イエス」ということのできる日が必ずやってくるから

たとえあなたが人生に「イエス」と言えなくても、

人生のほうからあなたに「イエス」と光を差し込んでくる日が

いつか、必ずやってくるから。』

入江さんは、人生からの「イエス」という光の中を、歩いて

おられるのですね。
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