~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

「18歳のアトム」黒田征太郎

2019-08-22 22:37:01 | 日記

今日、「18歳のアトム」という本を注文しました。

私は、アトムで育った世代です。

アトムを見て、21世紀とは素晴らしい時代だろうと

夢に描いていました。

でも、21世紀になっても人間は戦争をしています。

地球環境は悪化し、この暑さは瀕死の地球の

発熱のようです。

アトムは、原子力(後に核融合)をエネルギーと

して、人間を守るために戦ってきました。

でも、原子力は取り返しのつかない事故を

起こしてしまいました。

手塚治虫さんが描いた9歳のアトム

その9年後の18歳のアトムを、イラストレターの

黒田征太郎さんが「18歳のアトム」として

絵本にしたのです。

黒田さんは「アトムというのは手塚治虫さんの

読者に対しての謎かけだったんだと思いますね。

あらゆる力を持って縦横無尽に飛び回れるアトムが

どうなっていくか。失礼を承知の上で、僕なりの

アトムの行く末を描いた」と…

アトムは争いを繰り返す人間たちを守ることが

むなしくなり死人のように横たわり

意識が遠のいていく…

そのアトムが小さな草花に、生きる尊さを

気づかされ、ロボットだったアトムが突然人間に

なり、自分も無数の命の一つだと気づく!

そういうストーリーだそうです。

黒田さんは「どうすんの!せっかく生まれて

きたんじゃない。たった一回だよ。

生きているということが素直に喜べて、

生きているということを真剣に考えることが

出来たら、殺すことはないですよね。

もうちょっと、やっぱり、考えないと

さみしいですよね。」と、語ってました。

私たちは、せっかく生まれてきた

たった一回の人生であり、掛け替えのない

“いのち”だっていうこと…

自分の”いのち”を粗末にしないことは

他人の"いのち”を粗末にしないことに繋がる。

18歳のアトムは、人間になって今まで持っていた

すべての力を失う…

9歳のアトムで育った私は、18才のアトムに

出会い、何を感じるだろうか…



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