~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

「書」のエネルギー

2011-11-27 21:00:52 | 日記
今日は、写真家の藤原新也さんの「書行無常展」に行ってきました。

場所は、千代田区の元中学校がアートスペースに生まれ変わった処

藤原さんが、思いのたけを筆に込めて書かれた作品が、すごい

エネルギーを放って展示されてました。

今まで筆に親しんできたというのでなく、いきなり大きな筆を持ち、

紙の前に立ち向かったという感じです。

でも、さすが写真家、書を入れた写真は何にと言えない雰囲気を醸し

だしていました。

写真と書のコラボなど、いろいろな作品があり楽しみながら観て行くと

あるコーナーから一転するのです。

被災地での書と写真…

「死ぬなら生きろ」という作品の前で、立ちつくしている

若い女性がいました。

長い間、この書と向き合っている彼女は、書と対話している

ようにも見えました。

筆のチカラ、墨のチカラ

それらをすべて受けとめる、紙のチカラ

「書」のエネルギーを感じた「書行無常展」でした。

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2 コメント

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書行無常展 (mari)
2011-11-28 10:48:35
『書行無常』展、わたしも2回観に行きました!
「死ぬな生きろ」とは、人が生を受けて存在していられる時間は限られているのだから、死んだように生きるな、というメッセージだそうです。
でもこちらは言葉の額面通りに受け取ったのですが、書を観ていたらなんだか不思議な元気が湧いてきました。
個人的なことですが、藤原新也さんは、友達も殆どいなかった10代の頃に熱狂的に好きだった作家、写真家で、観に行ったときに偶然ご本人が受付におられて、きさくにお声をかけて下さり、倒れそうなほど(笑)感激した、秋の終わりでした。
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いい日 (山 すなお)
2011-11-28 18:59:03
mariさんに教えてもらって、最終日に行ってきました。場所も中学校が、アート空間になっていて面白かったです。
書のエネルギーをビンビンに感じました。
「死ぬなら生きろ」という作品のところにあった、子供の写真の目が忘れられません。
とても素敵な秋の一日でした。mariさんが教えてくれなかったら、この作品との出会いはありませんでした。有難うございます。
また、何かあったら教えてくださいね。
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