~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

人に起こることは…

2010-08-18 20:27:00 | 日記
新聞に、東京理科大のワンダーフォーゲル部の4人が増水した沢に
流され、3人が亡くなったという記事がでてました。
大学受験を終え、青春を謳歌していたその時に、こんなにも突然死が
訪れてしまうとは…
初女先生は、人に起こることは自分に起こると言われていましたが、
子供を亡くした時、なんで?どうして私にこんなことが起こるの?
こんなことが起こるはずがないのに…と何度思ったことか…
この、大学生の家族もきっと混乱と悲しみの中で、なんで?を
繰り返しているのではないだろうか…
一人助かった大学生は、相当の精神的ショックを受けていると
書いてありました。
ふと、山で遭難し仲間2人を亡くした片山右京さんを思い出しました。
あの時の片山右京さんの憔悴しきった顔は、今でもはっきり私の
脳裏に残っています。
すべての活動を停止していた右京さんが活動を再開したと、聞いた
時には、本当に嬉しくなりました。
自分一人が生き残った右京さんは、そのことの意味と向き合い、
亡くなった二人の生を死を、自分の中で生かしていこうと思われた
のではないでしょうか。
うちの息子は大学受験の真っただ中です。
付属校だから、そのまま大学に進めるのに、受験すると言ってます。
お兄ちゃんの行けなかった大学へ自分は行くという思いが
あるようで、弱い自分と向き合いながら頑張っています。
人はどこかで、亡くなった人の生を死を自分の中で生かそうとして、
いるように思えます。
生き残った大学生が、時間をかけて生かされた意味と向き合い
立ち上がり歩きだしてくれることを、祈らずにはいられませんでした。
人に起こることは、自分にも起こる。と思うと他人事というのは
一つもないような気がしてきます。
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