読んでいた本に『〝生きる”ということは、
たくさんのしたことの中から、ただ一つだけ
選んで、他は全部捨てることの連続だ…』と書いて
ありました。
言われてみれば、あたり前のことですが、
しかし、ズシンと来るのも確かです。
選んだことが日々の暮らしとなり、そして
人生になって行くのですね。
そのことをよく分かっていたのが、初女さんです。
生活すべてが祈りだと言っていました。
初女さんのようには生きられなくても
今、自分はこのことを選んでいるんだと、
意識するだけで、少し変わってくるような
気がします。
初女さんは、祈りには〝静の祈り”と“動の祈”が
あると言われてました。
『静かに座って手を合わせる「祈り」は、
「静のいのり」。
行動するということは「動のいのり」。
静かに座って捧げることだけが祈りではなく、
わたしたちが生きて動いていることの
すべてが、祈りに通じているのです。
佐藤 初女』