昨日は、4月の陽気だったのに、今日はいっきょに
春が遠ざかったような寒さです。
私は童謡の『春よ来い』が、小さい頃から好きです。
北国ではないので、そんなに春を待つという
感覚は持っていないのに、この歌の持つ温かさを
どこかで感じていたのだと思います。
春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている
春よ来い 早く来い
おうちのまえの 桃の木の
つぼみもみんな ふくらんで
はよ咲きたいと 待っている
短い言葉の中に、みいちゃんへの愛情が
感じられます。
随分前に聴いたラジオの番組で、大学の先生が
どんな生きものも、子どもの時に可愛いのは
親が愛着を持つためだと言ってました。
人間の世界では、なぜこんなに虐待が後を
絶たないのでしょうか…
10歳で亡くなった、みあちゃんのことが
心から離れません。
春を待つことなく、旅立ってしまった
小さないのち
みあちゃんも、「春よ来い」のみいちゃんや
桃の木みたいに大きくなりたかったはずなのに
みあちゃんのいのちを無駄にしないために
私たちは何をしたらいいのだろう…