~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

「ガガガガ~ン」の私

2017-04-17 17:35:31 | 日記

指談の講習会で田口ランディさんにお会いしたので

「ランディさん、人生次々来るよ~」と、弱音を

吐いたら、温泉に入っているときに「何があったの

嬉しいこと?」「そんな訳ないじゃん」

「じゃあオノマトペで言ってみて」

「え~、ランディさんは?」「私はキラキラキラ」

キラキラというランディさんの後で、ガ~ンとは

言えず、温泉に浸かりながら話す話じゃないけれど

ざっくり話して「凹んでる」と言うと

「そりゃあ、凹むわ」と…

翌朝、指談の先生と海に行って、石を積みました。

波の音を聴きながら、心の中で石に問いかけながら

積んでいくのです。

時間も忘れ無心で積んでいたら、あっという間に

1時間が経っていました。

先生に「朝ご飯を食べに行かなくちゃ」と言われ

我に返ったのです。

この感覚、以前も体験したよな~と思ったら

そうそう、書を習い始めた時に中国の古典の

「造像記」の臨書をしていて「一」が書けず

ずーっと「一」を書いていたら、ある時先生に

「山崎さん、もう他の字を書いたら」と言われ

気がついたら、一年近く「一」だけを書いて

いたのです。

石積みもずーっとやっていそうな気がしました。

石を積んでいるとき、「私、凹むけど凹まない」

って思えたのです。

ランディさんに、「凹むけど、凹まない」って

言ったら、ランディさんが大きな声で「ね!!」

「今朝、夫と直さんのこと話していたんだよ。

直さんは後ろ向きで、ガンガン前に進んで行くって」

ランディさんの言っていることが、分からなかった

けれど、何だか当たっているような気がして…

帰る時に「ランディさん、私うしろ向きで前に

進んで行くよ」と、笑顔でハイタッチをして

別れました。

電車に乗って一人になったら、ランディさんが

言っていたことが分かったのです。

私は、落ち込んで立ち上がるのを待つんじゃ

なくて、落ち込んだまま前に進んで行くって

いうことだって…

確かに、そうやって生きて来た気がします。

じっと立ち上がるのを待って、それから前に

歩き出すんじゃなくて、凹んだまま兎に角

前に進んでしまう、気が付いたら立ち上がっていた

このパターンで困難を乗り越えて来たかな~

田口ランディという作家の、人を見る目の

鋭さを感じました。

そして、うしろ向きでガンガン前進している

自分が何だか滑稽で笑えました。

人生、困難も笑い飛ばして生きられたら

最強!って思えました。

ランディさん、今の私オノマトペにすると

ガガガガ~ンです~

うしろ向きで、進んで行くよ…


 


コメント (2)
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