初女先生の「おむすびの祈り」に、イスキアの鐘を
贈って下さったレジナ・ラウディス修道院の
院長様が、イスキアを訪ね初女さんにお会いして
言われた言葉が「あなたも苦しみましたね」だった
そうです。この文章を目にしたとき、先生の
苦しみが受けとめられたと、思いました。
私は、苦しい時には苦しいと言ってしまいますが
初女先生からは、苦しいという言葉が聞いたことが
ありません。
苦しい時、初女先生はどうしていたのかしらと
思っていたら、初女先生のこのお言葉が目に
飛び込んで来ました。
そして、私の心の鐘を鳴らしてくれました。
『苦しいときは、もっと苦しい仕事をします。
苦しみの中身は変わりませんが
苦しみの受けとめ方が変わってきます。
苦しんで苦しんでどうしようもなくなったら
あとはすべて神さまにおまかせに。
今を真実に生きていれば、必ず道は示されます
試練を乗り越えるとは
ひとつところにとどまらないことです。
佐藤 初女』