~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

お帰り!

2013-01-29 22:05:41 | 日記
先日、楽しいひと時がありました。

人形作りの得意なNさんに、片手遣いの人形を教わり皆で作ったのです。

頭と衣装は、Nさんが作って来てくれ私たちは美味しいとこ取りで

人形作りを楽しみました。

みんな、自分が気に入ったお人形に毛糸の髪の毛を縫い付ける

ところから始めました。

初女先生のお人形もあり、ちょっと「初女ちゃん人形もいいなー」と

心の中で思ったりして…

でも、初女ちゃん人形は一番ふさわしい人の元に行き、

私は子どものお人形!

髪の毛の毛糸を選ぶ時、なぜかモヘアのくちゃくちゃの毛糸が

気になり、じっと見ていたら、その毛糸が私のところに

まわってきました。

長くつしたのピッピみたいな女の子がいいかなーと思っていたら

Nさんが、髪を揃えてくれるとジャキジャキ切って、男の子に

なってしまいました。

でも、可愛く出来たので大いに気に入り、初女ちゃん人形を

真ん中にして、子ども達の人形が囲み記念写真を撮って

子どもにかえってみんなで、お人形で遊んじゃいました。

家に戻って来て、その人形を息子の祭壇に飾りました。

今朝、祭壇の前に坐ると、そのお人形がまんまるな目で

じっと私を見ているのです。

暫し、人形と見つめ会ったら「あっ!」と声をあげそうに

なりました。

このお人形が、小さい頃の創(つくる)にそっくりだったんです。

くちゃくちゃのモヘアは天然パーマだった息子の髪そのもの

です。

まあるい顔も、ほっぺも、くるくるした目まで創なんです。

祭壇の横の壁には、1歳9カ月の息子の息子のパネルがあるの

ですが、来ている服の色合いまで似ているのです。

気がつかないうちに、私は創を作っていたのです。

人形を見つめながら、涙が止まらなくなりました。

お人形の頭を撫でた時、天然パーマのあの子髪に触れて

いるような気がしました。

私がどんなに泣いても、お人形はニコニコと笑っているのです。

なんで泣いてるの?って顔をして私を見ているのです。

こんなかたちで、あの子は私のところに帰ってきてくれたの

かしら…

弟の大地に「お兄ちゃんに似てるでしょ」と、お人形を見せると

「うん、そっくり!」という言葉が返ってきました。

「お帰り、つッ君!」

小さい頃のあの子の呼び名で、そっと呼んでみました。

今も、祭壇のつッ君人形は笑っています。

あの子の笑顔が、ちょっと戻ってきたみたい…







コメント (2)
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