~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

空からの贈り物~今を生きる

2012-08-16 23:33:55 | 日記
講演会の演題を初女先生にお願いしていた後

先生からのお返事を待っている間、自分が一番聴きたいのは

なんだろう?と思った時に浮かんできたのが「今を生きる」でした。

先生にそのことを伝えると、「只今、最高のタイミングでした。

今を生きるです。それに決めましょう」というお返事があり

初女先生と思いがぴったり重なり「今を生きる」という演題に

決まったと思ってましたが、「今を生きる」を一番必要として

いたのが、私自身であったと今日はっきり分かりました。

初女先生の本を何度も読み、講演会も数えきれないほど行き

この「今を生きる」ということが、自分では分かっていたつもり

でしたが、私が分かっていたのは言葉の表層の部分だったのです。

フランクルの「人間の原点は『人生から問われている者』で

あるところにある。人間の出来ること、しなくてはいけないことは、

人生の様々な状況に直面しながら、その都度その都度、状況から

発せられる『問い』に全力で応えていくことである。」という

言葉に出会い、私はこれが初女先生の言われている「今を生きる」

だと、初めて気がつきました。

 息子の突然の死は私に「生きるとは、1分前も1秒後もない

今、今しかないんだ」と頭ではなく私の細胞に叩き込まれた気が

していました。

だから私は、そのことが解った気になって、そのことをさらに

深めようとはしてこなかったのです。

初女先生の言葉は深く、自分自身の人生を耕していかなければ

そのことの真の意味まで至りません。

今回、演題を「今を生きる」と決めた時、そのことを一番求めて

いたのは、実は私自身だったのです。

そして講演会のお申し込みを受けていると、やっぱり「今を生きる」

を求めている方が集まって来ている様に思えます。

初女先生の言葉はどれも、先生の体験から生まれているので

そのことを本当に理解するには、体験を重ね自分の人生を

より深いものにしていかなければならないということに

気がつきました。

講演を聴き、本を読みそれで解ったつもりになっていた

自分がいました。

息子が私に遺していった最大のメッセージが、初女先生の

「今を生きる」

このことをしっかり受けとり、息子とともに「今を生きたい!」

初女先生、「今を生きる」の講演を一番聴きたいのは、私でした。

コメント
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