~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

星野 道夫に会いたくて

2010-09-14 23:55:28 | 日記
星野道夫さんに無性に会いたくなり、星野さんの本を読み返して

います。今日も一冊買いました。

毎朝、新聞をひろげ未来の明るさを感じるような記事はないかと

探すのですが、殆んど見当たりません。

夜のニュースでは、女子高生が学校のトイレで自殺したと言って

いました。

若い女の子がなぜ…

悲しい事件が余りにも多過ぎる…

そんな時、星野道夫さんに会いたくなるのです。

星野道夫さんの眼差しに近づきたいと思うのです。

星野さんの熊の時間を使って、私はほんの少し星野さんに近づくのです。

星野さんは、都会の雑踏の中にいる時も、アラスカの熊を思い描き

熊も自分も同じ時間を生きていることを、感じていたようです。

この、熊の時間を私も感じてみようと思いました。

お茶碗を洗っている時、せかせかと道を歩いている時、

子どもと言い争った後、ふと星野さんの写真にある熊を思い浮かべる

のです。すると、心が柔らかくなる気がします。

いまあるこの時間を、熊もまた生きていると思うだけで、違ってくるの

です。

   「かけがいのない者の死は、 多くの場合

      残された者にあるパワーを与えてゆく」


   「さまざまな人間の物語があるからこそ、

     美しいアラスカの自然は、より深い輝きに満ちてくる。

    人はいつも、それぞれの光を探し求める。

        長い旅の途中なのだ。」

    「人間の生き甲斐とは一体何なのだろう。

     たった一度のかけがえのない一生に、

     私たちが選ぶそれぞれの生き甲斐とは、

     何と他愛のないものなのだろう。

     そして、何と多様性にみちたものなのか。」


     「あらゆる生命が、 ゆっくりと

        生まれ変わりながら

      終わりのない旅をしている。」

                      星野 道夫 
コメント (4)
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