~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

今日も想う

2010-09-06 22:03:24 | 日記
昨日は息子を思い出し、大泣きしてしまいました。

また、あの子に心配を掛けたかしらと思い、今日は祭壇にある

同級生や先生が、3回忌のときに下さった野球帽を洗いました。

息子の野球帽は、あの子に持たせてあげたので、今はこれが

息子の帽子です。

乾いてきれいになった帽子をかぶったら、胸が熱くなりました。

でも、今日そんな私の気持ちが届いたのか、素敵なお手紙が2通

きました。

一通は、絵本でした。今は亡き娘さんいのちが絵本の世界で羽ばたい

ていました。いのちの繋がりを改めて感じました。

もう一通は内村鑑三の詩でした。

何か、救われた気持ちにしてくれる、二通の手紙でした。

     
      「我等は四人である」   内村 鑑三

     我等は四人であった。

     而して今尚四人である

     戸籍帳簿に一人の名は消え
    
     四角の食卓の一方は空しく

     四部合奏の一部はかけている

     賛美の調子は乱されたと雖も(いえども)

     而も(しかも)我等は今尚四人である

       我等は今尚四人である

     地の帳簿に一人の名は消えて

     天の記録に一人の名は殖えた

     三度の食事に空席はできたが

     残る三人はより親しくなった

       彼女は今我等の哀(うち)にいる

     一人は三人を縛る愛の絆となった

     然し我等は何時までも斯くあるのではない

     我等は後に又前の如くに四人に成るのである

        神のらっぱの鳴り響く時

     眠れる者が皆起き上がる時

     主が再び此の地に臨り給う時

     新しきエルサレムが天より降る時

     我等は再び四人に成るのである

                 1912年2月 娘ルツ子18歳 帰天

     


     
コメント
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