~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

敬老の日(写真の中の自分)

2010-09-20 19:37:05 | 日記
敬老の日の朝、テレビで86歳の写真屋さんが、毎年ボランティアで

100人の米寿を迎えたお年寄りの記念写真を撮っているというのを

放送していました。

写真館の椅子に座ったお年寄りは、「写真を撮る時は歯を見せない」

という事を、親の教えとしてに守っているのか、誰もが堅い

厳しい顔をしていました。

すると、その86歳の写真屋さんが笑顔で語りかけると、

お年寄りの顔にふっと優しい笑顔が浮かび上がって

くるのです。その瞬間を逃さずシャッターが切られるのです。

後日、出来あがった写真を取りに来たご老人が、写真を目にした途端

涙が溢れていました。

その涙と共にこぼれた言葉が「まだ、こんな自分が

いたんですね。こんなふうに笑える自分が…」と言って写真を

抱きしめていました。

帰るときには、「この笑顔で生きていきます。」と言っておられました。

88歳の人生が刻み込まれた顔から生まれた笑顔は、深い優しさを

たたえた、母の笑顔でした。

なんと素敵な記念写真でしょう。

笑顔が希望へのパスポートだと思えるような、そんなお二人の

素敵な笑顔でした。



コメント
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