~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

個性

2010-02-11 20:53:22 | 日記
Tさんの高二の息子さんが、無遅刻無欠席を目指している
と聞いて、「すごいなー。うちの子と大違い」と言うと
「次男は遅刻と欠席ばかりだったのよ。同じ親が育てての違うから、
それは個性なのよ」とさらりと言うのです。
私は、さすが男三人育てている親は違うなと思いました。
昔、母原病という本が評判になり、私も読みましたが何もかも原因は
母親にあるようで、自信をなくした記憶があります。
今、うちの子はさかんに「俺はお母さんのカスの遺伝子ばかり
もらっている。」というのです。
その度に私は、村上教授の受け売りの「人の遺伝子と猿の遺伝子は
ほとんど変わらない。眠っている遺伝子のほうが多いのだから、
誰でも花開く可能性はあるのよ」と言うのですが、知識のバックボーン
が有るわけでないので、息子に突っ込まれるとすぐ詰まってしまいます。
 先日、発達障害の講座を受けてきました。
昔は自閉症は、親の育て方のせいと言われていた時がありました。
学習障害の子供を持つ親が、子どもにその診断がでると、ほっとした
顔をされる方がいるといいます。
周りから、親の育て方が悪いと言われてきたその重荷が、やっと
降ろせることで、現実は変わらなくても気持ちが楽になるのでしょう。
Tさんではないけれど、障害をもっているそのことも個性だと
皆が見てくれたら、どんなにいいでしょう。
心のバリアフリーが生まれてくるかもしれません。
 カスの遺伝子を貰ったという息子よ
 それも又君自身なのだ。君の個性と言う部分なのだ。
 カスの遺伝子など、どこにもないのだ
 眠っている遺伝子があるということは、誰でも花開く
 可能性があるということ!
 カスの遺伝子と嘆くより、眠っている遺伝子を目覚めさせよ!
コメント
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