今日の朝日新聞に、「ザ・コラム 測ってみました 森羅万象みんなストレス因」という記事がありました。
新聞社内のいろいろな立場の方が、興味のある分野の話を書くコーナーです。
今回は、山中季広さん(東京・社会部長)が担当です。
ストレスは、唾液中のアミラーゼ(消化酵素)の量で測れ、ビールを飲まなくても痛風の原因になるのだそうです。
師走に選挙、断れない酒席と、山中さんはこのところヘトヘトです。
ストレスの強弱だけでも分からないかと、専門家の山口昌樹・岩手大学教授に会いにいきます。
山口さんは工学の観点からストレス測定法を研究している方です。
アミラーゼ(消化酵素)が、快・不快に応じて分泌量が変化することに着目し、装置を開発しました。
細長い紙を舌下に30秒浸し、測定器に挿入すると、値が出ます。
山中さんは、自分で10日ほどいろいろな場面で試してみました。
準備不足で冷や汗タラタラの取材 63
酔客で混み合う雨夜の終電車 106
上司とのやや骨の折れる折衝 118
(数値は唾液1リットル中のアミラーゼ活性値キロユニット)
ストレスの研究では、内科医の納(おさめ)光弘さんが、自分自身を実験台にして意外な作用を解明したのだそうです。
納さんは、痛風の専門医として長年患者を診てきました。
一方、ビールが好きで一晩に9リットル(大瓶約14本分)も飲むことさえありました。
59歳のとき、痛風の激痛に見舞われ、それまでの「大丈夫」の自信が打ち砕かれました。
いったい何が尿酸値を上げるのか。
納さんは、
一晩禁酒して翌朝採血
ビールを痛飲して採血
半月禁酒して採血
白子を存分に食べて採血
焼酎を飲んで採血
日本酒を飲んで採血
徹夜仕事の翌朝に採血
ゴルフの日も採血
左右両腕で通算201回の採血をし、尿酸の動きをつかみました。
ビールを絶っても、何かでストレスを抱えると尿酸値が跳ね上がることが分かりました。
「私も長年、患者さんに『プリン体の多いビールや白子は控えて』と一つ覚えを説いてきました。
しかし自分の尿酸値を調べて分かったのは、プリン体悪玉説が強すぎること。
実はストレスも相当な悪玉でした」
納さんは生き方を変え、仕事で無理はしない。無理に断酒もしない。毎朝、静かに絵筆を動かすようになった ということです。
----------------------------------------------------------
面白かったです。
自ら実験された値には、説得力がありますね。
ストレスが数値で分かるという話にはうきうきしました。
自分でも測ってみたいです。
装置は売っているのでしょうか?
記事には、山口教授が開発した装置は、7年間で累計1万台販売したとありました。
「ストレス アミラーゼ」で見てみました。
「唾液アミラーゼモニター(旧ココロメーター)の格安販売|株式会社佐藤商事」というサイトが2番目に出てきました。
(http://www.ureruzo.com/stress.htm参照)
「唾液アミラーゼモニター」が、標準価格25,000円を 23,680円で販売
「唾液アミラーゼモニター用 20枚入りチップ」も3,580円 とありました。
意外と手頃な値段で買えるのですね。
1万円台になったら、血圧計感覚でプレゼントにも使えそうです。
痛風が、ビールを飲まなくてもストレスで尿酸値が上がるというのは、知りませんでした。
そう言われれば、それは本当かもしれないという例をいくつか思い出します。
世の人は、ストレスと尿酸値の関係を知っているのでしょうか?
「ストレス 尿酸値」で検索すると、
「ストレスと尿酸値 | 尿酸値が高い原因と予防改善方法」というサイトが3番目に出てきました。
(http://uricacid.igutic.com/entry/entry25.html参照)
尿酸値を改善して痛風を予防するための医学分野のサイトです。
「大食や深酒よりも、ストレスの方が尿酸値に与える影響が大きい」と説く医師もいる
この説によると、尿酸値を上げる1番の原因はストレスで、その後に「肥満」、「深酒」、「激しい運動」が続き、「プリン体の過剰摂取」は5番目
楽しいことや嬉しいことに接する際の高揚感も、尿酸値を上げてしまうという
ゴルフのコンペの前後に参加者の尿酸値を測定したところ、コンペ前日から尿酸値が上がっている人が多く居た
と書かれていました。
お医者さんの世界では、知られているのですね。
「毎朝、静かに絵筆を動かすようになった」という境地に、将来はなれればいいなと思いました。
新聞社内のいろいろな立場の方が、興味のある分野の話を書くコーナーです。
今回は、山中季広さん(東京・社会部長)が担当です。
ストレスは、唾液中のアミラーゼ(消化酵素)の量で測れ、ビールを飲まなくても痛風の原因になるのだそうです。
師走に選挙、断れない酒席と、山中さんはこのところヘトヘトです。
ストレスの強弱だけでも分からないかと、専門家の山口昌樹・岩手大学教授に会いにいきます。
山口さんは工学の観点からストレス測定法を研究している方です。
アミラーゼ(消化酵素)が、快・不快に応じて分泌量が変化することに着目し、装置を開発しました。
細長い紙を舌下に30秒浸し、測定器に挿入すると、値が出ます。
山中さんは、自分で10日ほどいろいろな場面で試してみました。
準備不足で冷や汗タラタラの取材 63
酔客で混み合う雨夜の終電車 106
上司とのやや骨の折れる折衝 118
(数値は唾液1リットル中のアミラーゼ活性値キロユニット)
ストレスの研究では、内科医の納(おさめ)光弘さんが、自分自身を実験台にして意外な作用を解明したのだそうです。
納さんは、痛風の専門医として長年患者を診てきました。
一方、ビールが好きで一晩に9リットル(大瓶約14本分)も飲むことさえありました。
59歳のとき、痛風の激痛に見舞われ、それまでの「大丈夫」の自信が打ち砕かれました。
いったい何が尿酸値を上げるのか。
納さんは、
一晩禁酒して翌朝採血
ビールを痛飲して採血
半月禁酒して採血
白子を存分に食べて採血
焼酎を飲んで採血
日本酒を飲んで採血
徹夜仕事の翌朝に採血
ゴルフの日も採血
左右両腕で通算201回の採血をし、尿酸の動きをつかみました。
ビールを絶っても、何かでストレスを抱えると尿酸値が跳ね上がることが分かりました。
「私も長年、患者さんに『プリン体の多いビールや白子は控えて』と一つ覚えを説いてきました。
しかし自分の尿酸値を調べて分かったのは、プリン体悪玉説が強すぎること。
実はストレスも相当な悪玉でした」
納さんは生き方を変え、仕事で無理はしない。無理に断酒もしない。毎朝、静かに絵筆を動かすようになった ということです。
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面白かったです。
自ら実験された値には、説得力がありますね。
ストレスが数値で分かるという話にはうきうきしました。
自分でも測ってみたいです。
装置は売っているのでしょうか?
記事には、山口教授が開発した装置は、7年間で累計1万台販売したとありました。
「ストレス アミラーゼ」で見てみました。
「唾液アミラーゼモニター(旧ココロメーター)の格安販売|株式会社佐藤商事」というサイトが2番目に出てきました。
(http://www.ureruzo.com/stress.htm参照)
「唾液アミラーゼモニター」が、標準価格25,000円を 23,680円で販売
「唾液アミラーゼモニター用 20枚入りチップ」も3,580円 とありました。
意外と手頃な値段で買えるのですね。
1万円台になったら、血圧計感覚でプレゼントにも使えそうです。
痛風が、ビールを飲まなくてもストレスで尿酸値が上がるというのは、知りませんでした。
そう言われれば、それは本当かもしれないという例をいくつか思い出します。
世の人は、ストレスと尿酸値の関係を知っているのでしょうか?
「ストレス 尿酸値」で検索すると、
「ストレスと尿酸値 | 尿酸値が高い原因と予防改善方法」というサイトが3番目に出てきました。
(http://uricacid.igutic.com/entry/entry25.html参照)
尿酸値を改善して痛風を予防するための医学分野のサイトです。
「大食や深酒よりも、ストレスの方が尿酸値に与える影響が大きい」と説く医師もいる
この説によると、尿酸値を上げる1番の原因はストレスで、その後に「肥満」、「深酒」、「激しい運動」が続き、「プリン体の過剰摂取」は5番目
楽しいことや嬉しいことに接する際の高揚感も、尿酸値を上げてしまうという
ゴルフのコンペの前後に参加者の尿酸値を測定したところ、コンペ前日から尿酸値が上がっている人が多く居た
と書かれていました。
お医者さんの世界では、知られているのですね。
「毎朝、静かに絵筆を動かすようになった」という境地に、将来はなれればいいなと思いました。