ある40代女性の生活

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ペンギンの卵の目玉焼き: フォークランド諸島 大きさは3倍、黄身はチーズのコク 白身はメレンゲ向き

2012年12月29日 23時21分24秒 | 新聞
今日の朝日新聞に、「世界を見る 特派員メモ2012 上 @フォークランド諸島 ペンギンの卵と捕鯨」という記事がありました。

毎年年末に特集される「特派員メモ」の各国版です。

上下2回に分けられ、今回は8地点の特派員からの報告です。

記者の方は、フォークランドの民宿の朝食に目玉焼きが出たそうです。

その目玉焼きが、通常の3倍くらいあり、黄身がオレンジ色、白身は火が通っているのに半透明です。

宿のおばさんに聞くと、ペンギンの卵という答え。

白身はクセも臭みもなく、黄身はコクがあってチーズを混ぜたような味だったそうです。

「一番おいしいジェンツーペンギンだからよ」
コウテイペンギンの卵は大味と、おばさんは説明します。

ペンギンの繁殖期の春にだけ食べられる。
見つけた人が、知り合いに配ったりするだけで、店にはほとんど出回らない。

どうしてペンギンの卵を食べるのか聞くと
「そこにいるから」
「島の文化だから」 という答えだったということです。
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考えてしまいました。

最初は、大きな目玉焼き、どんなものか実物を見てみたいと思いました。

どうしてペンギンの卵を食べるのかと聞かれ、「そこにいるから」というのも、住民の感覚で考えれば自然なのでしょう。

一方で、ジェンツーペンギンの卵は食べていいものなのだろうかとも考えます。


「ペンギン 卵 目玉焼き」で見てみました。

「ペンギンの卵を食べる « フォークランドの風 海外取材コーディネーター」というサイトが最初に出てきました。
(http://www.falkland-penguin.com/2010/10/28/1027/参照)

斎藤 美香子さんという海外取材コーディネーターの方のブログです。

フォークランドでは、島の女性たちが船員(クジラ漁、アザラシ漁)に、大量の卵を食用として売っていた
ペンギンの卵は、アザラシ油に漬けておけば、半年以上は楽に長期保存出来る便利な食材だった

現在でも、鑑札を持っている人は卵を採っていいことになっている

食用にされたのは、主にイワトビペンギンとジェンツーペンギンの卵

イワトビペンギンは、危惧種のため1999年に卵採集が全面禁止された

ジェンツーペンギンの卵の白身はかなり固めなので、ケーキなどに使うメレンゲに適している

と書かれていました。


ジェンツーペンギンの卵については、鑑札を持っている人は採っていいし、
食べることを禁止する決まりもなさそうです。

半年以上日持ちする卵があったら、(特に冷蔵庫がない時代)船員たちは買うでしょう。

自然保護という考えは最近のもので、昔の人はその時代の感覚で行動していたのだと感じました。


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